ケータハム・セブン、スーパーセブンなどのオープンカーにおすすめのCarPlay・Android Auto対応&2カメラドラレコのスマートディスプレイ

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こんにちは! 2022年式ケータハム・セブン160乗りのRRfrichesです。

ご存じの方も多いと思いますが、ケータハム・セブンというクルマは1957年にイギリスのロータス・カーズが設計・企画したスポーツカーを原点として、過去60年以上に渡って機能・性能ともに進化してきましたが、ライトウエイトスポーツという基本コンセプトは頑なに変わることなく現代まで継承されている、いわゆる一般的な4輪オープンカーとは少々趣が異なる希少な変態自動車です(笑)。

よってその出自から、そもそも屋根やドアというものは存在せず(※オプションとして簡易的に取り付けるものはあります)、コクピットから空を見上げると、そこはロールバーと青空だけという、まさにセキュリティや走行安全性をスポイルして、走りを楽しむというタイプのクルマです。

現代は高性能なカーナビ、スマートフォン、ドライブレコーダーといった大変便利なガジェットが巷に氾濫していますので、今回そのような先進ガジェットの代表格であるAIO 5-Liteを、大変アナログチックなオープンカー、ケータハム・セブン160に搭載して、「オープンカーでもバッチリ使えるバイク用スマートモニター」のレポートをお送りします。

「AIO-5 Lite」を選んだキッカケ

・一般的なオープンカーは、可動式の屋根を自動または手動で開閉することが可能です
・一般的なオープンカーは、施錠が可能なドアが標準搭載されています (車内が適度に密閉されます)
・一般的なオープンカーは、車内が強固な防水・防滴の仕様にはなっていません

ここ数年で急激に流行し始めた車載用スマートモニターは、このような一般的なオープンカーにも簡易に搭載することが可能で、使用上も何ら不便がありませんが、ケータハム・セブン160のような、一般的でないオープンカーで使用するには、次の懸念が発生します。

・急な気候の変化に短時間で対応することが困難なので、雨天走行を考慮した高い防水性能が必要
・車両の特性上(車重が軽く振動が激しい)、モニターは耐震性が高くコンパクトサイズのものが良い
・盗難のリスクを考慮して、モニターは簡単に取り外すことができないものが良い
・トラブルリスクを考慮してドライブレコーダーが欲しいが、セパレートして取り付けるスペースないので、スマートモニターとドラレコが一体化されたものが良い
・ドラレコのカメラにリバースモードが有り、バックモニターとして使えるものが良い
導かれた答え : バイク用の最新スマートモニター、AIO 5-Liteを取り付けよう・・・・

 

取り付け方法

ディスプレイの取り付け

標準セットに付属のステー類は基本的にバイクへの取り付けのみを想定しているので、クルマにつけるためには少々の工夫(追加のステーなど)が必要です。

まず初めにクルマ側の固定位置を「左ハンドル車用ステアリングシャフトパイプ」としました。

ケータハム・セブンはそもそもキットカー(部品がバラバラに納品されたものを自分で組み立てるタイプの自動車)なので、メーカーは世界中に出荷することを前提に、ダッシュボードの構造として共通化を図り、右ハンドル、左ハンドル用のステアリングシャフト取り付けパイプが存在します。

今回取り付け車両はイギリス本国同様の右ハンドル仕様車なので、助手席側に予備として存在する「左ハンドル車用ステアリングシャフトパイプ」を利用して、スマートモニター本体を取り付けることにしました。

はじめに予備ステアリングシャフトパイプに汎用品を加工した自作クランプを組み付けて、更にバイク用汎用ステーを取り付け、角度などが程よい位置となるように、AIO 5-Lite同梱の取り付けステーを用いて固定しました。

AIO 5-Liteの固定ネジ部分には耐衝撃としてブッシングゴムが挟み込んであり、取付ボルトも特殊なタイプを使っているため、固定部分のプラスチック破損や簡単にドライバーを使って取り外されるような盗難のリスクが大変低いです。

電源は、バッテリー直結のプラス・マイナス2本とアクセサリ電源用の合計3本となります。

待機中の消費電流値は大変低いのですが、長期間乗車しないケースを考慮して、直結ケーブルについてはバッテリカットオフスイッチの2次側に取り付けました。

アクセサリ電源はACCのシガーソケットから分岐接続としました。

フロントカメラ・リアカメラの取り付け

標準装備のフロントカメラはバイク用であるためか、信号ケーブルが比較的短い仕様となっていました。

リアカメラについては、全長で3m余の長さでした。

フロントカメラはモニター本体からダッシュボートの裏側を周り、配線は極力目立たないように工夫をして、フロントガラスのすぐ裏に当たる場所へ設置。両面テープで固定しました。

本来フロントガラスのセンター位置に付けたかったのですが、狭小なスペースに対して防水仕様のカメラが、わりと大きいサイズだったのと、信号ケーブルの長さが少し足りませんでした。

リアカメラはフロントと同様のモニター本体からの配線をフロアカーペットの下に通して、助手席座面シートの下を通過させ、トランク内を通過(これには隔壁部分に貫通孔を設けました)させ、ハイマウントストップランプの配線と抱き合わせて、車両リアパネルの中心位置に取り付けることが出来ました。

全長3,100mmのケータハム・セブン160は、ハーレーなどの大型バイクと同じようなサイズ感なので、取り付けと配線は思いの外簡単でした。

またAIO 5-Lite付属のフロント・リアカメラは、ともに1ケーブルで画像配信と給電の機能を有していますので、個別に電源配線を行う必要がないことも、非常に取り回ししやすい商品だと思います。

その他の付属品の取り付け

GPSレシーバー

AIO 5-Lite付属のGPSレシーバーはコンパクトサイズで目立たないので、ダッシュボードのメーターパネル並びに、自然な感じが出るよう、両面テープで貼り付け固定しました。

配線も目立たず、良い感じになりました。

タイヤ空気圧センサー

AIO 5-liteはそもそもバイク用の製品なので、オプションのセンサーは当たり前の2個だけでした。

トライクや4輪車で使えるように、MAX4個セットがあれば最高! とも思いました(笑)。

ところでセブンシリーズに乗られている方のなかには、良くこういった空気圧をモニターするガジェットを使われているのをお見かけします。

車両重量が軽いためか、バイクと同じようなニーズが有るのではないかと思います。

今回は、運転席から正面を見て右側の前後ホイールにセンサーを取り付けました(※普段ひとり乗りがほとんどなので、運転席に近いタイヤのほうが空気圧の変化が激しいのではないか?と勝手に解釈しました)。

各種機能面の所感

Android Auto

スマホはAndroid 14のものを使いましたが、初回の接続からAndroid Autoが使用開始となるまでの時間が少々長いです。

毎回パターンが異なりますが、ときには3分以上待機となる場合があります。

AIO 5-Liteの電源オンでモニターが立ち上がると、ブルートゥース接続待機中の画面にはドラレコカメラモニター画面が表示されて、スマホとの接続が完了するまで、その状態が続きます。

なので、ドラレコのデフォルト表示設定をリアカメラにして、エンジンを掛けたばかりであれば、駐車場からの退出時に、自動的に画面がバックモニター表示として活用できるため、むしろ接続待機時間がある程度有ったほうが利便性も良いかもしれません。

この画面が表示されるまで少々お時間がかかります。

ドライブレコーダー機能について

外付けのSDメモリカードを追加することで、録画先がSD側に自動的に切り替わるため、wifiとスマホアプリを使ったダウンロードよりも簡単に、画像や動画の持ち運びができます。

なお後述しますがSDメモリカードの選定には少々注意が必要です

空気圧モニター

2輪のみですが、リアルタイムな空気圧とタイヤ温度を表示します。

また空気圧の上がり過ぎや下がり過ぎのアラート設定もあるため、実際の運転中は、精神的に大変安心感があるものだなと思いました。

前述の通り、単体機能のガジェットを使っている人が多いわけにも頷きです。

4輪オプション(仕様外ですが)が有ったら。バイク利用者のみでなく、堅牢かつコンパクトなスマートモニターとして、AIO 5-Liteは小型オープンカー乗りの購入者が増えるのではないかと思いました。

走行時はプロメーター画面の左下に前後のタイヤ空気圧が縦に表示されます。

気になった点など

BSD(ブラインドスポットモニター)

Laboon!!でのレポート通り、結論として今のところはあまり役に立たないです。

そもそも誤作動が多いのと、設定を有効にしておくと警告が出るたびにCAUTIONと書かれた赤いバーが画面の隅に一定時間表示されるのですが、他のリンクポタンの上に表示されてしまうので、結果として操用性に悪影響が出るため使い勝手が悪いと判断し、設定を使用オフとしました。

今後のファームウェアバージョンアップで画面表示や性能が良くなるようでしたら使用を再開してみたいと思います。

増設メモリーについて

製品に同梱されたクイックスタートガイドには、SDカードの注意事項として「転送速度がU3規格のSDカードを使用してください。

U3以下のSDカードには録画が異常する恐れがあります(SDカードは別途購入が必要です)」と記載されています。

この記述はたいへん見逃しやすく(私だけ?)、また日本語としての文脈が不明瞭であり、読んではみたもののあまり深く考えずに、U1規格の64GBメモリカードを差して運用したのですが(転送速度が10表示であったため似たようなものだろうと勝手に解釈)、確認済の一例ですが以下の多数の不具合が発生しました。

・wifi-APを利用したOTAによるファームウェアアップデート実施の際に、アクセスポイントに接続するための正しいパスワードを入力しているにも関わらずwifi-APがアクティブにならない。
・スマホとのブルートゥース接続が唐突に切断され、以後はファームウェアの再更新を行うまで再接続ができなくなる。(※ファームウェアの更新はSDカードを使いました)
・ブルートゥースが切断され、Android Autoが使用不可であるにも関わらず、googleマップ等の画面が表示されたままとなる。
・ドラレコ画面モニターのフロントカメラ、リアカメラの切り替えができなくなる。
・プロメーター表示とドラレコ表示が一画面で重複表示となり電源リセットするまで元に戻らなくなる。
・設定メニューの「機器の初期化」が使用不能となる。(初期化中の画面表示のまま長時間保留となり、機器のリセットをしても以前の設定のままとなってします)

などなど。

これは正しく動作させるためのSDカードのサンプルです(笑)

「AIO-5 Lite」の総評

「4.気になった点など→2.増設メモリーについて」の項目で記述した様々な問題点の原因がSDカードにあると判明するまで、実は相当の時間がかかりました。

一見してSDカードと関係がないと思える多くの不具合が、規格の合うSDカードに入れ替えた途端にすべて再現しなくなりました。

よって、マニュアルの日本語表記とサポートに関しては今後も不安があるなと思いましたが、そういうことに気を付ければ、耐環境・耐衝撃性を備えオールインワンでコンパクトなボディ、といった点を他の製品と比較しても、AIO 5-Liteはケータハム・セブン160のような、一般的でないオープンカーで快適に使用することのできる、大変高性能な機能一体型スマートモニター製品であり、他に類を見ない優秀なプロダクツであると思います。

類似品と比較しても、執筆時点においては大変高いアドバンテージを有する商品であると思いますので、ご興味をお持ちの方には、ご購入をおすすめします。(※特にセブンシリーズオーナーのみなさま笑)。

お読みいただきましてありがとうございました。
by RRfriches

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