※2023年7月20日更新:Bluetoothトランスミッターでの応用方法と不具合について追記しました。
こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
最近はCarPlay、Android Autoに対応したインダッシュやフローティングタイプのディスプレイオーディオだけでなく、ポータブルタイプ、バイク用の製品も目立つようになって来ました。
私個人的には、車をドラレコ撮影に使う機会が多く、ダッシュボード上のガジェット類がフロントガラスに反射して映り込むのを避ける為に、原則としてはポータブルタイプの製品は使いません。
ただ、最近はCarPlayに慣れてしまって、全ての車でCarPlayを使いたい気持ちはあるものの、Google Mapを使いたいだけならスマホ単体でも充分ですし、わざわざ最新の地図が入ったETC2.0連動のインダッシュナビから換装するのもどうかな?と言う思いもあります。
そこで見つけたのが、このようにそれほど高さがなく、そこそこディスプレイサイズが大きいポータブルタイプの製品です。
これならば、どうにかドラレコへのダッシュボードの映り込みを避けつつ、CarPlayを使えるのではないかと考え、ポチってみました。
BOOMBOOSTの「B5303」の特徴
このポータブルオーディオは、一般的なこのカテゴリーの製品と同様にワイヤレスでのCarPlay・Android Autoに対応している他、以下のような機能をサポートしています。
・ミラーリンク:スマホのミラーリング(Andoroidはディスプレイでの操作も可)
給電に関してはシガーケーブル入力となっていますので、取付は簡単ですが配線処理が悩ましいところです。
マウントの角度調整範囲がどの程度であるか不明ですが、エボの角度がついたナビパネルに貼り付けるのにちょうど良いデザインだと考えました。
デザインとセット内容
本製品のセット内容はこちらの通りです。
・ステー2種
・シガー電源ケーブル
・AUXケーブル
・バックカメラINケーブル
9.3型ディスプレイ筐体
操作系は原則としてタッチパネルですので、ディスプレイ筐体には画面のON/OFFボタンがあるのみです。
サイドにはバックカメラ端子、AUX端子、USB端子、microSDカードスロット、電源端子が装備されています。
取り付けについて
今回はエボ10のナビパネルに貼り付け、事前のイメージ通り良い感じです。
電源ケーブルは埋め込みが面倒なので、今のところ処理しておらずグローブボックスに入れました。
基本操作と設定
説明書が英語でボリュームも少ないので、操作方法はいじって覚える系です。
エンジンを掛けて電源を入れると、初期段階ではこのようなFMトランスミッター出力先の周波数が表示されますので、任意の周波数を選んでおきます。
画面を左にフリップして、電話リンカをタップすると、スマホの接続方法が表示されます。
これは初期設定のままで問題ありません。
次にBluetoothでCarPlayと表示されているガジェットとペアリングします。
コードは「0000」です。
ペアリングが完了した状態で、電話リンカをタップするとCarPlayが起動します。(USBケーブルを使用すれば有線接続も可能です)
CarPlayからオーディオのOS画面に戻る時には「車」のアイコンをタップします。
音声の出力について
音声の出力は、以下の3つの方法が選択可能です。
筐体スピーカーから音声を出力する場合には、画面を左にフリックしてメニューを出してセットアップをタップ。
初期設定では筐体出力がオンでしたが、オフにするとトランスミッター・AUX出力に切り替わります。
トランスミッター出力
トランスミッター出力は配線が不要なので楽ですが、若干ノイズが乗ります。(無音の状態でナビの音量を上げると良く分かる)
音楽を流している状態ではそれほど気にはなりませんが、環境によってはノイズが大きく出るかも知れません。
また、本製品には一つ一般的なCarPlay対応のオーディオと異なる部分があります。
それは、Google Mapの音声だけの音量が調整出来ない点です。
一般的なCarPlay対応のオーディオでは、Google Map側の設定、またはGoogle Mapの音声案内中に音量ボタンを操作する事で、Google Mapだけの音量を調整する事が出来ます。
本機には物理ボタンがないので、音量はOSメニューに戻して画面の上から下にサブメニューを引き出してから調整します。
CarPlayの仕様上では、この方法にてGoogle Mapだけの音量を調整する事が出来る筈なのですが、残念ながら本機ではCarPlay全体の音量も上がってしまいます。(アマゾンで販売者に確認したところ、これは仕様との事)
ただし、私の感覚ではGoogle Mapの音声は適切な音量に設定されており、大きな問題とは感じませんでした。
スマホのミラーリング
本製品では、有線接続時のみスマホのミラーリング出力が可能です。(リンゴって…素晴らしい翻訳です)
ただし、YouTubeは再生できず・・・
Abema TVもカクツキが酷く見れたものではありませんでした。
ミラーリング機能は使い道ないですね。
Bluetoothトランスミッターの追加
FMトランスミッターのノイズが気になりましたので、以下のようなエンジンOFFで自動起動するUSB給電のAUX to Bluetoothのトランスミッターを追加しました。
このトランスミッターはSBCコーデックしにか対応していませんが、起動時間が速いので利便性は高いと感じました。
BOOMBOOST「B5303」の総評
本製品はGoogle Map単体での音量調整は出来ず、トランスミッター出力には若干ノイズが乗る事がありますが、実用面では大きな問題は感じませんでした。
ノイズが気になる場合には面倒ですがAUX接続にすべきかと思います。
この価格でちゃんと使えますのでコスパは高いですね。
以下、現時点でのエボのダッシュボード周りのガジェット構成
ディスプレイ多すぎでしょ!って話しなんですけど、車とガジェットが趣味だとこうなっちゃいますね…車はオモチャだ!
既知の不具合
この製品を数日使用してみて発生した不具合がありますのでシェアしておきます。
その不具合とは、このように画面が点滅するものです。
発生した状況は、外気温37℃程度の夏場の高温下でエアコンをつけずに窓を全開にして走行中です。
エアコンの吹き出し口でワイヤレス充電していたiPhoneは、高温で動作を停止していました。
電源を入れ直しても症状は改善されませんでしたが、エアコンで車内を冷やしてから電源を入れ直すと正常動作に戻りましたので、高温が原因と考えられます。
以降、気温が20℃台前半の状況下で画面が真っ暗になり、全ての操作を受け付けない状況に陥ったケースも確認されています。(電源の入れ直しで復旧)
品質面ではやはり中華クオリティど真ん中と言った感じですね。
コメント
記事の続きがメチャ気になります。
実機レビュー、待ってます!
タハラ様
取り敢えず設置まで終わりました。
少し操作が分かりにくいところもありますが、普通に使えそうです。
私も取り締まりポイントが表示されるYahooナビをスマホを使ってみていますすが、長距離だと充電しながら使うことになり30分くらいで異常加熱で使えなくなっていたのでAndroid Auto対応ガジェットは気になっていました。
使い勝手が良いなら購入してみたいですね。
※個人的にはダッシュカム、11.26インチのようなリアモニター兼Android Auto対応ガジェットが気になってます。
現在、レーダー・ミラータイプのドラレコ・TPMといろいろ付いているのでこれ以上増やしたくないという思いから
リアモニター兼Android AutoガジェットがMAXWINなどから出ると嬉しいですね。
スギさん様
※個人的にはダッシュカム、11.26インチのようなリアモニター兼Android Auto対応ガジェットが気になってます。
この手は中華で結構ありますね。
https://car-accessory-news.com/android-monitor-mirror/
ミラー貼り付けの簡易版ならたくさんあります。
https://s.click.aliexpress.com/e/_DF1uuEV
記事を読んでとても気になりました。
次回の記事を楽しみにしています。
取り付けスタンドが平面にしか取り付けらないように見えますが、多少湾曲した所にも設置できそうでしょうか?
たなか様
多少の湾曲なら付くと思います。
CarPlayディスプレイ 4台ぐらい持ってますが、一長一短でこれがいいって商品がありません。全部中国製です。価格も安かったので、安かろう悪かろうですね。残念。(^^;
品質は使ってみないと分からないので難しいですね
本体横のUSB端子を使ってスマホとの接続は出来ないのでしょうか?
普通にできました。