※2017年8月30日 ケンウッド「CA-DR150」マイナーチェンジにつき記述を見直しました。

駐車監視用の常時電源ケーブルには、それぞれメーカーが「おそらくユーザーはこういう使い方をするだろう」との予測のもとに各社の方向性が表れています。

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それはある人にとっては便利な機能ではあるものの、別の人にとっては全く必要がないものである場合もあります。

ドライブレコーダーを選ぶ際に、駐車監視用の常時電源ケーブルの仕様が決め手の一つになる事は間違いないと思いますが、ユーザー側から見ると「あのドライブレコーダーをこういう風に使いたい!」などの願望もあると思います。

メーカーさんにとっては、自社製品の販売促進の為に開発した商品を他社のドライブレコーダーの使用の為に使われたくはないと考え方もあるかも知れませんが、インターネットやスマホの普及によって情報の拡散速度が速まり、私が今ここで取り上げなくてもいずれそのような情報は広まると思います。

また、それによって情報の鮮度の低下も加速していますが、それは情報だけでなく商品についても言える事だと思いますので、鉄は熱いうちに打たせて頂きます。(意味不明?)

なお、ここで紹介する製品はメーカー指定のドライブレコーダー以外はサポートの対象外となりますので、ご使用の際は何が起きても自己責任でお願いします。

なお、車のバッテリーを使用せずにモバイルバッテリーを使用して駐車監視を行う方法もあります。

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■ モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー

常時電源ケーブルの種類と仕組み

冒頭で「常時電源ケーブルの仕様はメーカーの方向性そのもの」とお話した通り、各社の常時電源ケーブルの仕様は様々で実際に使用してみないとどういったものなのかが分かりにくいと思います。

ここでは各社の常時電源ケーブルがどのような仕様であるのか、その違いなどを説明します。

2芯タイプの常時電源ケーブル

このタイプはプラスとマイナスの2芯の構造で、ルームランプなどの常に電流が流れている回路から電源を取り、もう一つのケーブルは車の車体(ボルトなど)に接続します。(マイナスアースする)

パパゴの「A-JP-RVC-1」がそれに当たりますが、12Vを5Vに変圧しつつ、一定の電圧以下になると電流を遮断する機能がありますので、バッテリー上がりの対策は施されています。

また、出力側が「miniUSB」端子となっていますので、原則としては5V1Aで動作するドライブレコーダーには使用可能なはずです。

 

価格が安いのがメリットで難しい設定も不要な反面、電圧やタイマーの設定が出来ません。

【PAPAGO】【国内正規販売品】A-JP-RVC-1

対応モデルは、ほぼパパゴの全機種となっています。

3芯タイプの常時電源ケーブル

3芯タイプの常時電源ケーブルは(ACC)エンジンオンで通電する回路と、常に通電しているルームランプなどの常時電源の回路の2つから電源をとり、もう一つのケーブルは車の車体(ボルトなど)に接続します。

ケーブルの色は通常は、赤(ACC)・黄色(常時)・黒(マイナスアース)となっています。

ここまでは各社ともにほぼ共通事項と言って良いでしょう。

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異なる点はドライブレコーダーに赤(ACC)から給電されているのか、黄色(常時)から給電されているのかの情報を送っているかどうかと言う点です。

この情報を受け取れるドライブレコーダーは、黄色のみの給電になった時には自動で「駐車監視モード」に切り替わります。

つまり、エンジンオフで「駐車監視モード」に切り替わるという事です。(これは完全にメーカーごとの専用品ですので、他社のドライブレコーダー機能しません)

 

一方で同じ3芯ケーブルでも、3芯から得た給電情報はケーブル自身のタイマー管理や電圧管理の開始のフラグにしか使用せず、ドライブレコーダー側には情報を送信しないものもあります。

情報を送っているもの

ドライブレコーダー側に給電情報を送っているものはアサヒリサーチ、コムテック、セルスター、THINKWAREなどが該当します。

従ってこれらのメーカーのケーブルは他社モデルへの流用は出来ませんし、その逆に他社のケーブルを使用すると「駐車監視モード」には切り替え不能になります。

情報を送っていないもの

ドライブレコーダー側に情報を送っていないケーブルは、出力側のコネクタの形状さえ合えば他社のドライブレコーダーにも流用出来る事がほとんどです。

ケンウッドの「CA-DR150」、INBYTEの「Finesafer S」、ユピテルの「OP-VMU01」などがこれに当たります。

また、汎用品でもエーモンからこのような3芯のケーブル+ソケットが発売されています。(これは使ったことないですが)

エーモン 電源ソケット タイマー機能付

この4つの常時電源ケーブルの仕様は以下の通りです。

 KENWOOD「CA-DR150」

ケンウッドの「CA-DR150」は、2016年3月に発売された同社のドライブレコーダー「DRV-610」に合わせて発売されたケンウッド専用常時電源ケーブルです。

ケンウッド(KENWOOD) ドライブレコーダー 電源ケーブルCA-DR150
ケンウッド(KENWOOD) ドライブレコーダー 電源ケーブルCA-DR150

出力側の電圧は2Aとなっており、miniUSBタイプの電源コネクタです。

メーカーのサポート範囲は同社のドライブレコーダー「DRV-610」「DRV-320/325」「KNA-DR350」「KNA-DR300」の5機種となっていますが、他社のドライブレコーダーでも電源コネクタの形状が「miniUSB」であれば、試した製品では全て問題なく起動出来ています。

起動を確認したのは、パイオニア「ND-DVD10」、HP「f530g/520g」、パパゴ「GoSafe S30PRO」、TA-CREATIVE「TA-008C」、オウルテック「OWL-DR01」です。

電源コネクタの形状がminiUSBタイプのものであれば、基本的には駆動が可能かと思います。

電源コネクタの形状はこちらで確認出来ます。

■ モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー

「CA-DR150」の特徴は以下の3つのポイントです。(2017年のマイナーチェンジ後に以下のように変更になっています。以前はタイマー48時間まで、カットオフ電圧は11.8~13.0Vでした)

  • タイマー設定が可能(6・12・24間)
  • 電源を落とす電圧の指定が可能(12.0V・12.2V・12.4V・12.6V)
  • キボシ端子が付いているので取付が簡単
  • 本体に電源オン・オフのスイッチがない
  • 本体が大振りで状況によっては邪魔かも知れない

※「CA-DR150」の取扱説明書

 

取付方法は電工ペンチでの作業が不要なだけで、次に紹介するINBYTE「FineSafer S」と同様です。

次に紹介するINBYTE「FineSafer S」は電源がシガーソケットタイプなので、「CA-DR150」よりも汎用性が高いと言えます。

INBYTE「FineSafer S」

この製品、実は汎用品の常時電源ケーブルではなく、INBYTEのドライブレコーダーの専用ケーブルなのですが、電源の供給部分がシガーソケットになっているので、ちゃっかり他のドライブレコーダーにも使用出来てしまいます。(6~7機種試したところ、どれも問題なく動作しています)

INBYTE自体、このサイトでも紹介していますが、しっかりしたドライブレコーダーメーカーですので、この「常時電源コード FineSafer S 」も安定性は高そうです。

常時電源コード FineSafer S
常時電源コード FineSafer S

試してみたのはケンウッド「DRV-320」「DRV-610」「KNA-DR350」、パイオニア「ND-DVR10」、HP「f530g」「f520g」、パパゴ「GoSafe S30PRO」「GoSafe 130」「GoSafe 388mini」「GoSafe 130」「GoSafe 268」「GoSafe 372」「GoSafe 520」、ASUS「RECO Classic」、DENSAN「DDR101-NV」、オウルテック「OWL-DR01」、「OWL-DR02」、「OWL-DR04」の18機種です。

出力側の電圧は「CA-DR150」と同様に最大2Aですが、カーメイトの4連ソケットを連結してドライブレコーダーを4台起動しても、今のところ問題は出ていません。

カーメイト CZ223 ダイレクト4連首振りソケット
カーメイト CZ223 ダイレクト4連首振りソケット

「FineSafer S」の特徴は、安定性が高いばかりでなく、その付加機能の豊富さにあります。

  • タイマー設定が可能(6・12・24時間・無制限)
  • 電源を落とす電圧の指定が可能(11.6V・11.8V・12.0V・12.2V)
  • ボタン一つで駐車中の給電のオンオフが可能
  • 現状のバッテリー電圧の確認が可能
  • シガーソケットタイプなので汎用性が高い
  • 本体が小振りで邪魔にならない

※「FINE Safer S」取扱説明書

「FineSafer S」の取り付けと使い方に関しては以下の記事を参照して下さい。

■ 「FineSafer S」の取り付けと使い方

ユピテル「OP-VMU01」

つい最近試してみたホットなケーブルがユピテルの「OP-VMU01」です。

ユピテル ドライブレコーダー用 駐車監視・電圧監視機能付電源直結ユニット OP-VMU01

最大電流は1.0Aなのか2.0Aなのか説明書に記載がないので分かりません。(後日複数のドライブレコーダーを起動させてみます)

「OP-VMU01」をなぜ試してみる気になったのかという理由は次の二つです。

①タイマー設定が短い時間帯で刻んでありケンウッドの物よりも普段使いに便利そうと感じた

②汎用性が高そうだと感じた

因みに「OP-VMU01」の対応ドライブレコーダーはユピテルの特定の製品だけです。

ただし、シガーソケットタイプのケーブルを使用する事で他社のモデルでも起動させる事が可能でした。

「OP-VMU01」の特徴は以下の通りです。

  • 短い時間帯のタイマー設定が可能(30分・1時間・2時間・3時間・4時間・6時間・12時間)
  • 電源を落とす電圧の指定が可能(11.6V・11.8V・12.0V・12.2V)
  • スイッチ一つで駐車中の給電のオフが可能
  • シガーソケットタイプを接続するので汎用性が高い
  • 本体が小振りで邪魔にならない

※「OP-VMU01」取り扱い説明書

12時間を超える動作は不可能ですので長時間の駐車監視には向いていませんが、自宅の駐車場では駐車監視をしない人にとってはこのように短時間の刻みがある方が便利であるように思います。

通常は自宅に戻る度にドライブレコーダーの電源をオフにしなければなりませんが(大体長押しが多い)、「OP-VMU01」の場合はスイッチを下に下げるだけで電源がオフになります。

「終了時の操作が他に比べて楽である」というのと、面倒くさい場合には普段使いの1~2時間にタイマー設定をしておいて自宅で電源を落とさない、もしくは電源を切り忘れてしまってもバッテリーの消費が抑えられるというメリットがあります。

「OP-VMU01」の取り付け運用方法や、起動を確認したドライブレコーダーについては以下の記事を参照して下さい。

■ ユピテル駐車監視ユニット「OP-VMU01」の使い方

エーモン タイマー機能付き電源ソケット

こちらはオートバックスに行った時に見掛けて気になっていたのですが、30分・60分のタイマーが設定できる電圧管理機能が付帯したシガーソケットです。

停止電圧が書いていないのでどれくらいの電圧で停止するのかは不明ですが、スイッチで電源のオフも可能になっています。

取り付け場所が悩ましい部分もあるかも知れませんが、タイマーの設定時間も短い時間帯で刻まれていますし、なかなか面白いアイテムだと思います。

エーモン 電源ソケット タイマー機能付

おすすめの常時電源ケーブルはどれ?

使用条件が様々なので一概には難しいですが、24時間以上の駐車監視が必要なら「FineSafer S」、自宅での駐車監視が必要ないのであれば「OP-VMU01」、とりあえず今は駐車監視してないけど、外出先で1時間くらいの固定でやってみようかな?と考えている人にはエーモンのソケットがおすすめですね。

タイマーなんか要らない!って人にはパパゴの「A-JP-RVC-1」でも良いかも知れませんが、これは他社のモデルで実験していていないので、知りたい方がいればコメント欄にでも書き込んでください。

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(編集長 Omi)

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