ソーラー駆動で配線不要の置くだけドラレコの情勢について解説

※2022年1月2日更新:最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

ソーラーチャージャーを使用して面倒な配線なしで使えるドラレコはありませんか?というご質問を定期的に頂くのですが、残念ながらそのような製品はありません。

確かに自分でドラレコの取り付けが出来ない方にとっては、そのような配線不要で置くだけで使えるドラレコは取り付け工賃掛かりませんし、非常に魅力的に感じられるかも知れません。

しかしながら、現状ではそのような製品の開発の気配は感じられず、近い将来に販売される事はないでしょう。

ソーラー駆動は結構ハードルが高い

ドライブレコーダーの消費電力は1カメラの製品であっても2W程度になりますが、ソーラーパネルで夏の晴れた日に安定して2Wの電力を供給するには、概ね10Wクラスのパネルが必要です。

この10Wクラスのソーラーパネルのサイズがどれくらいかと言いますと…

・22cm×35cm

と意外と大きなものになります。

まず、このソーラーパネルの面積当たりの発電能力の問題でソーラーパネル付きのドラレコは全く現実的ではない事が分かります。

ドラレコ用なら蓄電池が必要です

ソーラーパネルは日照の状況次第で逐次発電能力が上下します。

従って常に安定した電力を供給する為にはリチウム蓄電池が必要になるのですが、ドラレコなどのように温度が上がり易い環境で運用するリチウム電池の制御には相当に高い技術が要求され、過去にドラレコに内蔵されたリチウム電池からの発火によりリコールになった製品もあります。(ユピテル)

最近のドラレコ業界では脱リチウムのコンデンサーに電力を蓄えるキャパシタモデルが主流となっており、日本の大手メーカーではパイオニアやケンウッドの一部の製品を除いて全てキャパシタモデルとなっています。

※パイオニアも最近リチウム電池が燃えたとの事で製品回収を行っています。

■ 「VREC-DS500DC」をご愛用のお客様へお詫びと製品回収のお願い

このように安全性の面からキャパシタ化が進んでいる業界の現状を考えると、今後蓄電池を必要とするソーラーパネルを使用したドラレコが開発される可能性はほとんどないと言えるでしょう。

まとめ

以上、ソーラー駆動で配線不要の置くだけドラレコが出てこないであろう理由について解説しました。

このような事情がありますので、素直に普通のドラレコを買いましょう。

工賃を節約するならDIYで取り付けするのもアリだと思います。

取り付け方法は以下記事にて解説していますので興味のある方は是非チャレンジしてみて下さい。

【保存版】自分で前後2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法について解説
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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

コメント

  1. ビッシュ より:

    いつもこちらのサイトではお世話になってます、と言うかこちらのサイトのドラレコのモバイルバッテリー運用による駐車監視を拝見して現在は自分なりドラレコ&モバイルバッテリー&ソーラーパネル運用してます。そして久々に記事を拝見したら同じような事されいるので驚くと共にちょっと嬉しかったのでコメントさせて頂きました。

    現状「Papago30Gドラレコ」と「Jackery Titan S 20100mAhパススルーモバイルバッテリー」と更に「RAVPower 24W ソーラーチャージャー」 で自作リレー2個途中に入れて、走行中はドラレコには車載12VカーバッテリーACC電源から給電、停車時キーOFF後は3芯ケーブルで常時電源からタイマー1時間、タイマー終了後は自作リレーでモバイルバッテリーからの給電に切り替わる。

    モバイルバッテリーへの充電にもUSB三叉ケーブル+自作リレーで走行中はACCからUSB3.0A給電、さらにエンジンオフでソーラーパネルからモバイルバッテリーに0.7A程度?充電される様にしてます。

    ソーラーパネルにはダイオードが内蔵されていないタイプなので、USB三叉ケーブルからの逆流による加熱等心配して当初はダイオード内蔵のUSB三叉ケーブル等を繋いでみたりしたのですが、やはりダイオードによる電流の損失はかなり多く今は自作リレーを使って走行中はモバイルバッテリーには車からの充電のみ、停車時はソーラーパネルからのみ充電されるようにして運用してます。

    1日にどれくらいの時間車に乗るかでモバイルバッテリーへの充電大きく変わりますが駐車監視、動体検知設定で3日くらいは運用出来てる気がしますが、私としては1週間くらいは車に乗らない時もあるので今の環境ではやはり限界を感じ、専用の12Vサブバッテリーを搭載するか検討している所です。

    • ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      ビッシュ様、情報ご提供ありがとうございます。

      ソーラーパネルでの運用は、逆流や自然放電の問題などでなかなか難しいですね。

      再現性を高める為に出来るだけリレーを使用しない方法で、5~7日間程度の給電を目指していたのですが、やはり簡単な接続方法でこれを実現するにはダイオード内蔵のソーラーパネルと更に大容量のモバイルバッテリーが必要な気がしています。

      良い物が見つかったらお教え頂けると幸いです。

  2. ビッシュ より:

    参考にはならないかも知れませんが現状

    [ソーラーパネルUSB出力]
      ↓            
    [リレー]→[モバイルバッテリー]→[リレー]→[ドラレコ]
    ↑                 ↑
    [車ACCヒューズ・シガーUSB出力]  ↑
                      ↑
                      ↑
             [車常時電源ヒューズ・シガーUSB出力]

    となってます。

    モバイルバッテリーについてはOmiさんも重視しているパススルー充電,過充電、過熱、短絡保護回路が積まれているのが必須と思われ、テキサスインスツルメンツの回路辺りを積んでるものがいいみたいです。http://obakasanyo.net/off-grid-usb-iot/

    ソーラーパネルは5Vタイプで当然発電力ワットの高いものがいいのですが、モバイルバッテリーと同じで高ワットを謳っておきながら意外の性能の低いものもあるようです。あと私はセダンタイプの車なのでリアウィンドウのヘッドレストの後ろスペースに収まるサイズのものにしました。

    こちらのサイトを参考に http://tamezatu.com/review-ravpower-rp-pc005/ RAVPower24Wタイプを購入しましたが、モバイバッテリーと車載バッテリーからの電源をUSB三叉ケーブル(Y字ケーブル)で繋いでいるので電流の逆流が気になりソーラーパネル自体にダイオード等の保護回路的なものが内蔵されているのかテスターでテストしたところ、RAVPowerには無く、既に持っていたANKERのソーラーパネルにはダイオードが内蔵されているのを確認出来ました。(多分)

    そこで電流の逆流防止を出来るUSBの三叉ケーブ(Y字ケーブル)もダイオード入りを探したのですがエレコム社の物くらいしか無く http://audio.midokoro.com/cate-tablet/dvd/cable.html 結局ダイオードのお陰でソーラーパネルから→モバイバッテリー、車載バッテリーから→モバイルバッテリーの電流が0.5A以下に落ちてしまい効率が悪くなってしまいました。

    悩んだ挙句USBの三叉Y字ケーブルを分解。ダイオードを取り除きこちらの方のサイトを参考に http://minkara.carview.co.jp/userid/2104296/car/1605150/2799757/4/note.aspx#title 5Vリレーを噛ませてモバイルバッテリーにはソーラーパネルからか車載バッテリーからかのどちらか一方しか電流が流れない仕様にしました。

    モバイルバッテリーへの過電流については前途の様によほど安物でなければ保護回路は入っている様ですが、Omiさんのサイトを拝見してLiPo Guard リポバッテリー セーフティーバッグに入れてグローブボックスに入れて運用しています。

    それでもモバイルバッテリーから→ソーラーパネルへの逆流に一抹の不安があるのですがソーラーパネル自体には電力を消費する機能が無いので1A~5A程度の電流が流れる事は無いらしいと何処かで読んだのでそのままです。

    つらつらと私の環境を書いたのですが当然駐車監視時間1時間~3日程度であればいいのですが、1週間となると更なる大容量モバイルバッテリーか、やはり12Vサブバッテリー・ソーラーパネル・充電コントローラー・アイソレーターとどんどん深みに嵌りそうで今はこの辺で躊躇していいるとこです。(笑) 参考 http://www.shachu-haku.com/subbatterytoha.html

    • ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      ビッシュ様

      ありがとうございます。

      かな~り時間が掛かりそうな気がしてますが、じっくり攻めようと思います(笑)

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