ソーラータイプのドライブレコーダーの可能性

※2019年3月4日更新~「DVR-SL1」について追記しました。

過去に市販のソーラーチャージャーとモバイルバッテリーを組み合わせてドライブレコーダーの永続的な長時間の駐車監視が出来ないものかと考え、色々と思案してきましたが、時間を掛けてテストした挙句に思うような結果が得られずに頓挫していたと言う経験があります。

私がソーラータイプにこだわった理由は次の2点でした。

①電源ケーブルの配線が不要で取り付けが楽チンになる

②外部電源や車のバッテリーを使用せずとも駐車監視が可能になる

 

ドライブレコーダーの取付工賃は数千円から場合によっては1万円を超えるケースもあろうかと思いますが、ソーラータイプであればドラレコ単体のコストだけで済んでしまいますし、ユーザーにとっては大きなメリットが期待できるでしょう。

残念ながら現在のドライブレコーダーは電力的にソーラーでの駆動が可能なものはありませんが、あと数年で「ソーラータイプのドライブレコーダーも夢ではない?」と感じさせるようなガジェットを見つけました。

個人的にはかなりの可能性を感じるモデルなので、この機会にご紹介しておきます。

ドライブレコーダーではなくソーラー防犯IPカメラ「DVR-SL1」

「DVR-SL1」はHanwha Q CELLS Japan(ハンファ)から販売されている、ソーラータイプのIPカメラです。

ハンファは韓国の財閥系の大企業で、韓国の国策も絡んで現在では傘下にサムスン総合化学、サムスントタル、サムスンタレス、サムスンテックウィンなど収めています。(韓国では国策で各事業を一部の大企業に集約する傾向がある)

ハンファの現在の事業内容は①ケミカル、②ソーラー、③セキュリティが大きな柱となっており、今回のソーラータイプのIPカメラである「DVR-SL1」は、このうち②ソーラー、③セキュリティの2つの事業のシナジー効果で生まれ出た製品のように見受けられます。

「DVR-SL1」のスペック

「DVR-SL1」のスペックは以下の表の通りです。

DVR-SL1 第2世代
Hanwha WiFi/Wi-Fi 防犯カメラ 監視カメラ ワイヤレス 屋外 防水 第2世代 正規日本版 ソーラー充電 太陽光だけで動作 防塵 赤外線 iPhone/Android スマホ対応人感センサー 無線 LAN接続 墨色 ブラック DVR-SL1B-V2. Hanwha WiFi/Wi-Fi 防犯カメラ 監視カメラ ワイヤレス 屋外 防水 第2世代 正規日本版 ソーラー充電 太陽光だけで動作 防塵 赤外線 iPhone/Android スマホ対応人感センサー 無線 LAN接続 墨色 ブラック DVR-SL1B-V2.
19.03発売
1280×720
フレームレート不明
レンズ視野角 対角90°
32GB内蔵メモリ
熱検知録画
内蔵バッテリー
6800mAh

基本動作は熱検知録画となり、待機時間については5日間のうち8時間の日照で永続動作とあります。

残念ながら常時録画状態にはなりませんし、あまりにも検知頻度が高い場所ではそれほどバッテリーは持たない可能性があります。

従って現時点ではドラレコとしては全く役に立ちそうにありませんね…残念ながら。

まずは駐車監視だけソーラーバッテリーで賄えないかと言う話

「DVR-SL1」はソーラー充電以外にもUSB電源からの充電も可能となっています。

現時点ではドライブレコーダーとしての運用は現実的ではありませんが、走行中の動画はドライブレコーダーで行い、駐車監視のみを「DVR-SL1」のソーラー電源で行う事は可能かも知れませんね。

赤外LEDも搭載していますので夜間の暗視能力もそこそこ高そうです。

問題は夏場の熱耐性ですね。もともと車内での使用を前提としていない為、炎天下での駐車監視時の動作の安定性は未知数です。

まぁ、屋外使用を前提としたIPカメラなのでそれなりの環境適応能力はあると思いますが…。

※商品仕様を確認したら、ガラス越しの検知は不可との事ですし、あくまで人感センサーっぽいので自宅駐車場での防犯目的にしか使えなそうです。

「DVR-SL1」のまとめ

今回は「DVR-SL1」のソーラーバッテリーでの駆動能力に注目してみましたが、現時点ではソーラーバッテリーだけではまだまだ走行中の録画は不可能です。

発電能力よりも消費電力の方を大幅に下げなければ常時録画は不可能かと思いますが、いずれは常時録画が可能なソーラータイプのカメラも登場するかも知れませんね。

一方で純粋な防犯カメラとしての「DVR-SL1」の能力を考えると、電源なしで永続的な待機が可能であるならば、これはこれで魅力的な製品であると思います。

ドラレコとしてどうのと言うよりも、家の防犯カメラとして試してみたいと感じています。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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コメント

  1. ビッシュ より:

    いつもこちらのサイトではお世話になってます、と言うかこちらのサイトのドラレコのモバイルバッテリー運用による駐車監視を拝見して現在は自分なりドラレコ&モバイルバッテリー&ソーラーパネル運用してます。そして久々に記事を拝見したら同じような事されいるので驚くと共にちょっと嬉しかったのでコメントさせて頂きました。

    現状「Papago30Gドラレコ」と「Jackery Titan S 20100mAhパススルーモバイルバッテリー」と更に「RAVPower 24W ソーラーチャージャー」 で自作リレー2個途中に入れて、走行中はドラレコには車載12VカーバッテリーACC電源から給電、停車時キーOFF後は3芯ケーブルで常時電源からタイマー1時間、タイマー終了後は自作リレーでモバイルバッテリーからの給電に切り替わる。

    モバイルバッテリーへの充電にもUSB三叉ケーブル+自作リレーで走行中はACCからUSB3.0A給電、さらにエンジンオフでソーラーパネルからモバイルバッテリーに0.7A程度?充電される様にしてます。

    ソーラーパネルにはダイオードが内蔵されていないタイプなので、USB三叉ケーブルからの逆流による加熱等心配して当初はダイオード内蔵のUSB三叉ケーブル等を繋いでみたりしたのですが、やはりダイオードによる電流の損失はかなり多く今は自作リレーを使って走行中はモバイルバッテリーには車からの充電のみ、停車時はソーラーパネルからのみ充電されるようにして運用してます。

    1日にどれくらいの時間車に乗るかでモバイルバッテリーへの充電大きく変わりますが駐車監視、動体検知設定で3日くらいは運用出来てる気がしますが、私としては1週間くらいは車に乗らない時もあるので今の環境ではやはり限界を感じ、専用の12Vサブバッテリーを搭載するか検討している所です。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      ビッシュ様、情報ご提供ありがとうございます。

      ソーラーパネルでの運用は、逆流や自然放電の問題などでなかなか難しいですね。

      再現性を高める為に出来るだけリレーを使用しない方法で、5~7日間程度の給電を目指していたのですが、やはり簡単な接続方法でこれを実現するにはダイオード内蔵のソーラーパネルと更に大容量のモバイルバッテリーが必要な気がしています。

      良い物が見つかったらお教え頂けると幸いです。

  2. ビッシュ より:

    参考にはならないかも知れませんが現状

    [ソーラーパネルUSB出力]
      ↓            
    [リレー]→[モバイルバッテリー]→[リレー]→[ドラレコ]
    ↑                 ↑
    [車ACCヒューズ・シガーUSB出力]  ↑
                      ↑
                      ↑
             [車常時電源ヒューズ・シガーUSB出力]

    となってます。

    モバイルバッテリーについてはOmiさんも重視しているパススルー充電,過充電、過熱、短絡保護回路が積まれているのが必須と思われ、テキサスインスツルメンツの回路辺りを積んでるものがいいみたいです。http://obakasanyo.net/off-grid-usb-iot/

    ソーラーパネルは5Vタイプで当然発電力ワットの高いものがいいのですが、モバイルバッテリーと同じで高ワットを謳っておきながら意外の性能の低いものもあるようです。あと私はセダンタイプの車なのでリアウィンドウのヘッドレストの後ろスペースに収まるサイズのものにしました。

    こちらのサイトを参考に http://tamezatu.com/review-ravpower-rp-pc005/ RAVPower24Wタイプを購入しましたが、モバイバッテリーと車載バッテリーからの電源をUSB三叉ケーブル(Y字ケーブル)で繋いでいるので電流の逆流が気になりソーラーパネル自体にダイオード等の保護回路的なものが内蔵されているのかテスターでテストしたところ、RAVPowerには無く、既に持っていたANKERのソーラーパネルにはダイオードが内蔵されているのを確認出来ました。(多分)

    そこで電流の逆流防止を出来るUSBの三叉ケーブ(Y字ケーブル)もダイオード入りを探したのですがエレコム社の物くらいしか無く http://audio.midokoro.com/cate-tablet/dvd/cable.html 結局ダイオードのお陰でソーラーパネルから→モバイバッテリー、車載バッテリーから→モバイルバッテリーの電流が0.5A以下に落ちてしまい効率が悪くなってしまいました。

    悩んだ挙句USBの三叉Y字ケーブルを分解。ダイオードを取り除きこちらの方のサイトを参考に http://minkara.carview.co.jp/userid/2104296/car/1605150/2799757/4/note.aspx#title 5Vリレーを噛ませてモバイルバッテリーにはソーラーパネルからか車載バッテリーからかのどちらか一方しか電流が流れない仕様にしました。

    モバイルバッテリーへの過電流については前途の様によほど安物でなければ保護回路は入っている様ですが、Omiさんのサイトを拝見してLiPo Guard リポバッテリー セーフティーバッグに入れてグローブボックスに入れて運用しています。

    それでもモバイルバッテリーから→ソーラーパネルへの逆流に一抹の不安があるのですがソーラーパネル自体には電力を消費する機能が無いので1A~5A程度の電流が流れる事は無いらしいと何処かで読んだのでそのままです。

    つらつらと私の環境を書いたのですが当然駐車監視時間1時間~3日程度であればいいのですが、1週間となると更なる大容量モバイルバッテリーか、やはり12Vサブバッテリー・ソーラーパネル・充電コントローラー・アイソレーターとどんどん深みに嵌りそうで今はこの辺で躊躇していいるとこです。(笑) 参考 http://www.shachu-haku.com/subbatterytoha.html

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      ビッシュ様

      ありがとうございます。

      かな~り時間が掛かりそうな気がしてますが、じっくり攻めようと思います(笑)

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