ライズの前後2カメラドライブレコーダー取り付け方法を解説

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

今回はLaBoon!!の読者さんの寄稿による、ジムニー(3BA-JB64W)への2カメラドライブレコーダー取り付け手順についてご紹介します。

取り付け機種はMAXWIN「MDR-A001B」です。

—以下本文—

写真を取り忘れていたことがありましたが、なるべく難しくないパターンでライズに2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法について解説します。

写真の撮り忘れも結構ありますので、写真がないところは想像力を働かせて下さい。(笑)

フロント筐体の設置

「MDR-A001B」は純正ミラーとの交換式のスマートミラー型ですが、ライズの場合にはミラーマウント形状が特殊である為、別途OPのアタッチメント「MR-KIT14」が必要です。

純正ミラーを外す

ミラーの付け根のカバーを外します。

下に引けば外れますが、車体後方側は引っ掛かる構造になっているため、力を入れ過ぎない方が良いです(取り外すのに必要最小限の力で引っ張る感覚です)。

後席シートベルト警報の配線が繋がっているので、カプラを抜くと、カバーが完全に取り外せます。

ミラーはトルクスネジT30が3箇所で固定されていますので

これを取り外し、車体からミラーを取り外します。

取り外したミラーから、ミラーと土台を固定している大きな+ねじを取り外します。

アタッチメント「MR-KIT14」からアーム部分を取り外し、MDR-A001Bに取り付けます。

アタッチメントを取り付けたMDR-A001Bを純正ミラー土台に取り付けます。

純正ミラーと純正ミラー土台を固定している、大きな+ねじは使用できません。

取り付けステー MR-KIT14 に付属のねじを使用し、純正ミラー土台に取り付けます。(写真はMR-KIT14付属のねじで純正土台に取り付けてあるため、変更は不要です。)

MDR-A001Bを車体に取り付けます。

電源をヒューズから取る

次に電源を取る手順について解説します。

電源ケーブルのギボシ加工

通常はヒューズボックスからドラレコ用の電源を取ります。

MDR-A001Bの電源線はミニ平型のヒューズですが、ライズは低背ヒューズのため、加工が必要です。

電源線先端のミニヒューズ部分を切断し、ギボシのオスを取り付けます。

ヒューズボックスからの電源取り出し

ライズのヒューズボックスは助手席グローブボックス裏にあるため、グローブボックスを取り外します。

取り外し方は車両説明書に分かりやすく説明されているため、そちらをご参照ください。

(左側のダンパーをつまんで外す。グローブボックス左側を右側に押し、左側の引っ掛かりを外す。グローブボックス右側を左側に押し、右側の引っ掛かりを外す。グローブボックスを車両から取り外す。)

 

次に検電テスターを使って常時電源、アクセサリー電源の通電状況をチェックします。

今回は常時電源とACC電源の2箇所のヒューズからエーモンのミニ平型ヒューズ電源取り出しを使って取り出しました。

・ACC:アクセサリーソケット(シガーソケット)15A
・常時:ブレーキランプ10A

電気はヒューズの左側から右側(助手席側から運転席側)に流れていますので、ミニ平型ヒューズ電源取り出しの配線が左側(助手席側)になるように取り付けます。

MDR-A001Bの電源線をヒューズボックスから取り出した電源線と接続します。

アースはヒューズボックス向かって左側の純正アースポイントに接続しました。

テスト起動とカメラの位置決め

電源とカメラケーブルを本体に接続してエンジンを掛けると、接続に誤りがない限りは前後カメラの映像が筐体に映し出される筈です。

ここで起動しないなどの不具合が出る場合には、ギボシ部分の接触不良などを疑いましょう。

正常に起動した場合には、フロントカメラとリアカメラの位置合わせを行います。

フロントカメラの位置合わせ

本来は助手席側のルームミラーに隠れる場所に取り付けたいのですが、他のドライブレコーダーを取り付けているため、運転席側に取り付けました。

リアカメラカメラの位置合わせ

リアカメラは、リアガラスにフィルムが施工されているため、リアガラスではなくハッチに取り付けました。

リアカメラケーブルの車体側への引き込み

次にリアカメラケーブルの引き込み手順について解説します。

リアカメラケーブルの車体側への引き込み

ハッチ側のカメラ取り付け部分は、サービスホールとなっており、内張が取り外せます。

ここにリアカメラケーブルを引き込みます。

リアカメラケーブルは、この蛇腹をルーフとハッチにつながっているゴムの蛇腹を通します。

まず蛇腹のゴムをルーフ側、ハッチ側から取り外した後、ハッチ側がカプラでつながっているので外します。

エーモンの配線通しを使って、ルーフ側からハッチ側にリアカメラケーブルを通します。

リアカメラケーブルのコネクタが大きいので、通しやすくするため、潤滑剤を使用します。

シリコンスプレーなどを使用するのが一般的ですが、「パーツクリーナー」を使うと通線後のベタツキがないので、パーツクリーナーを蛇腹内に吹き付けて引っ張りました。

念のため樹脂にやさしいと書いてあるものを使用しました。

通したカメラケーブルを、ハッチ側の樹脂の隙間を通します。(上の写真に映っている既設のドラレコ配線の位置に通します。通しにくいようでしたら、ハッチ側の樹脂を2つに分解すると通しやすくなります。(爪1箇所で嵌め合わせてあるだけですので、簡単に分解できます。)

通ったケーブルを引っ張り、カメラ取り付け部のサービスホールから、引き出しました。

バック信号線

私の車はパノラミックビュー装備のため、MDR-A001Bのリアカメラ機能は使いませんので、バック信号は取り出しませんでした。

リアカメラケーブルの引き回し

ライズはカーテンエアバッグが付いているため、リアカメラケーブルは定番のルーフ裏ではなく、サイドシルを通しました。

Cピラー、後席サイドシル、全席サイドシル、Aピラーを経由し、電源ケーブルに接続します。

リアハッチのスカッフプレートを外します。

上にまっすぐ引っ張れば外れます。

リアハッチと左後席のウェザーストリップを、Cピラーの内張と重なった部分を外します。

ウェザーストリップを外した後にCピラーの内張を引っ張って外し、リアカメラケーブルを通します。

Cピラーの内張は、横にまっすぐに引っ張れば外れます。

スカッフプレートを取り外し、サイドシルにリアカメラケーブルを通します。

スカッフプレートは、上にまっすぐ引っ張れば外れます。

その後Aピラーを外しリアカメラケーブル、電源ケーブルを通し、電源ケーブルに接続します。

Aピラーは引っ張れば外れますが、上側1箇所に爪があり、引っ掛かって完全には取れません。爪を90度回すと外すことができます。

MDR-A001B本体とケーブルの接続

MDR-A001B本体から出ているケーブルに電源ケーブル、フロントカメラを接続します。

接続したら配線をライニングの裏に隠しますが、コネクタが大きめため、サンバイザーを外してライニングの隙間が大きくなるようにしました。

電源を入れて動作を確認したら、取り外した内装を元に戻して、作業完了です。

まとめ

以上、ライズのドラレコ取付け手順について解説しました。

ライズにドラレコを取り付けようと考えている方は是非チャレンジしてみて下さい。

※今回は初めての前後ドラレコの取り付けだったので3~4時間掛かりましたが、手慣れた方は2~3時間で終わると思います。

ただし、慣れない方は6時間程度は見た方が良いかも知れません。

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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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