※2020年3月25日更新~実機レビューを追記しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
ユピテルの2カメラドライブレコーダーのハイエンドモデルと言えば、2018年にWiFi対応の液晶なしモデル「SN-TW80d」「DRY-TW9100d」の2モデルが発売されていますが、液晶アリの2カメラタイプはスペック的にこれらの下位という位置付けで夜間特化型の「STARVIS」対応モデルが存在していませんでした。
今回発表されている「SN-TW9500d」(一般向け)、「SN-TW9500dP」(WEB専売)はカメラ性能的には最新最上位モデルに当たり、新型STARVISセンサーを搭載しつつ、前後ともに超広角の録画視野角を誇る状況証拠の認識に特化した構成となっているようです。
「SN-TW9500dP」のスペック
「SN-TW9500dP」のスペックは以下の表の通りです。
SN-TW9500dP |
---|
19.12発売 |
フロント:1920×1080/28fps/HDR リア:1920×1080/28fps |
録画視野角 フロント:水平136° リア:水平122° |
LED信号対応 |
microSD付属16GB/最大32GB |
リアカメラケーブル9m |
GPS内蔵 |
駐車監視モード |
常時録画+衝撃検知/自動起動 タイムラプス+衝撃検知/手動起動 |
専用ケーブル OP-VMU01 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
録画視野角はドライブレコーダーとしては最大のフロント水平136°、リア水平122°の計258°となっており、過去最大の「SN-TW80d」の254°(127°+127°)を僅かに上回ります。
「SN-TW80d」よりもフロントカメラの視野角を重視したタイプですので、右左折時の左右の状況認識能力に特化させたコンセプトとなっているようです。
ピクセルサイズが大きいイメージセンサー
録画視野角以外にも「SN-TW9500dP」の最大のセールポイントとして謳われているのが「ピクセルサイズが大きい」という点です。
ピクセルサイズは光を取り込む受光面積の目安となる1ピクセルの1辺の長さですが、一般的にイメージセンサー全体のサイズが大きく、ピクセルサイズも大きいものが明るく高画質になり易いようです。
因みに「SN-TW9500dP」のイメージセンサーのピクセルサイズは2.9µm(マイクロメートル~1/1000mm)と書かれています。
ユピテルはイメージセンサーの型番を公開しないので、どのセンサーを使っているか分かりませんが、2.9µmのSTARVISセンサーで200万画素であれば
辺りが考えられますが、「IMX290/291」は初期のユピテルのSTARVISモデル「SN-SV70c」や「SN-TW80d」に使われているものと推察され、廉価STARVISの「IMX307」は「SN-SV40c」などの廉価モデルに使われてそうです。
この4つの中で最も受光能力に優れた最新最上位のセンサーは「IMX327」ですので、おそらく「SN-TW9500dP」に搭載されているのは「IMX327」である可能性があります。

「IMX327」は200万画素のSTARVISセンサーとしては最も暗視を得意とする特性を持っています。(SNR1s value=最低照度)
いずれにしても「ピクセルサイズは2.9µm」はこれまでに開発されているフルハイビジョンSTARVISのスタンダードと言えますので、殊更ピクセルサイズ2.9µmを一生懸命にアピールするのには違和感を感じますね。
しかも、比較相手が市場では今のところレアな存在である500万画素STARVISの「IMX335」の2.0µmとなっており、このセンサーを搭載しているのは今ところセルスターの「CS-81WQH」、VIOFO「A119V3」程度しか見当たりません。
一体何と戦おうとしているのでしょうか?
※コムテックの「ZDR026」も公表されていないが「IMX335」の可能性アリ
因みに同じくIMX327を搭載した2カメラドラレコとしてはセルスターの「CS-91FH」が挙げられますので、戦うべきは高解像度STARVISではなく、こっちでしょう。

セット内容とデザイン
今回はWEB専売モデルの「SN-TW9500dp」を購入し、テストを行いました。
こちらの動画でも概要をレビューしています。
セット内容については以下の通りとなります。
①フロントカメラ筐体
②リアカメラ
③カメラ接続ケーブル(アナログ4極 9m)
④miniUSB直結2芯電源ケーブル
⑤16GBのmicroSD
⑥ボールジョイントマウント
⑦ドラレコステッカー
⑧WEB専売モデルの為、取扱説明書はダウンロード版
フロント筐体
フロント筐体のデザインはスタンダードな箱型タイプで、一般的な2カメラドライブレコーダーと比べるとコンパクトサイズとなっています。
ユピテルの箱型シングルモデルと比べると一回り大きいサイズです。
液晶は2.0型、正面に4つ、右側面に1つの操作ボタンが配置されています。
左側面にはminiUSB電源端子とmicroSDカードスロットが装備されています。
リアカメラ
リアカメラは他のユピテルの2カメラモデルとほとんど同じデザインのコンパクトな円筒タイプですが、接続端子は2018年モデルの「SN-TW80d」「DRY-TW9100d」がデジタルのminiUSB形状であったのに対して、本機はアナログ4極PINに変更されています。
デジタル接続は高画質ですが、ノイズ漏れの対策が難しくケーブルも極太になります。
本機ではアナログ接続とする事でやや細めのケーブルを採用しています。(WiFiモデルの兄弟機「SN-TW79d」も同様)
電源ケーブル
電源ケーブルは2芯のminiUSBタイプとなりますので、ヒューズボックスに直接接続する必要があります。
赤線をアクセサリー電源に接続し、黒線を車体アースします。

インターフェイスについて
電源ONから録画開始までの起動時間は7秒程度と2カメラドライブレコーダーとしては早めです。
メニューツリーは一本化されており、ボタンの役割が液晶に表示されていますので使い勝手は悪くありません。(ボタンも液晶も小さいので特別良くもないが)
車内への取付けについて
今回は初期型のリーフに「SN-TW9500dP 」の取り付けを行いました。
ミラー裏に簡単に隠せますが、なるべくレンズが車の真ん中近くになるように設置したいところです。
ドライブレコーダーとしての画質について
画質については次の3つの2カメラドライブレコーダーと前後の映像を比較しました。
①ユピテル「SN-TW80d」~前後フルハイビジョン、STARVIS
②ユピテル「DRY-TW9100d」~前後フルハイビジョン、リアのみSTARVIS
③VIOFO「A129 Duo」~前後フルハイビジョン、STARVIS
※「A129 Duo」のフロントカメラには、ダッシュボードの映り込み防止用のOP偏光フィルターを取り付けた状態です。
比較ポイントはこちらの通りです。
①録画視野角
②ナンバー認識精度
③逆光補正能力(白飛び・黒つぶれ)
④夜間のナンバー認識精度
⑤夜間の明るさ
⑥暗視能力
録画視野角について
フロントカメラの録画視野角は仕様表の表記と同等で、現行のドライブレコーダーとしては最も広い部類に入る水平136°程度でした。
リアカメラもかなり広めの水平122°程度です。
これら4つのモデルの前後合わせた録画視野角を広い順番に並べると次のようになります。
①ユピテル「SN-TW9500dp」~前:水平136°+後:122°=258°
②ユピテル「SN-TW80d」~前:水平127°+後:127°=254°
③ユピテル「DRY-TW9100d」~前:水平117°+後:127°=244°
④VIOFO 「A129 Duo」~前:水平107°+後:101°=208°
「SN-TW9500dp」は、現行2カメラドラレコとしては単独で「ZDR025」に次ぐ録画視野角の広さとなっています。
ナンバー読み取り精度について
「SN-TW9500dp」はフロント・リアともに録画視野角が非常に広めで、リアについてはアナログ接続です。
従ってナンバー認識精度では不利になり、フルハイビジョンモデルとしてはやや低い部類となります。
【フロント】
【リア】
逆光補正能力について
STARVIS対応のイメージセンサーは全般的に白飛びに弱いという特徴がありますが、トンネル出口での逆光補正能力については「A129 Duo」が白飛び・黒つぶれがの制御が最も良く出来ており、他は横並びと言った印象です。
※白くなり過ぎる部分、黒くなり過ぎる部分が少ないものがドラレコとしての実用性に優れる
【フロント】
【リア】
なお、「SN-TW80d」「DRY-ST9100d」の2機種はフロントカメラのイメージセンサーは異なり、リアは同等品ですがチューニングが良く似ています。
昼間は明るい場所に合わせて露出が調整される傾向が強く、日陰の部分が暗くなりがちです。
これを明暗のコントラストを調整して全体を見やすくしているのが「A129 Duo」で、「SN-TW9500dp」も全体を見やすくする調整が入っていますが、精度は「A129 Duo」には劣ると言った印象です。
【フロント】
対「SN-TW80d」「DRY-ST9100d」で考えた場合、流石に新しいだけあってチューニングは洗練されており、全体が見やすくなっています。
夜間のナンバー読み取り精度について
夜のヘッドライトが強く反射した状態のナンバープレートの読み取り精度は昼間の白飛び同様にSTARVISセンサーが苦手としている項目ですが、ここでも「A129 Duo」が最も白飛びを抑えらえており、ユピテルの3つは厳しい状況です。
【フロント】
リアカメラについても後続車のヘッドライトが点灯した状態では「A129 Duo」が最もナンバーの読み取り精度が高く、「SN-TW9500dp」は最も低くなっています。
【リア】
夜間の明るさについて
夜の明るさについてはネオンが多い市街地では、フロントは「A129 Duo」が画面のどの部分も満遍なく明るい上、偏光フィルターを装着している為に映り込みも少ない状況。
ユピテルの3モデルは画面内の光が弱い部分が暗くなる傾向が強く、そのうち「SN-TW9500dp」は全体の明るさが一ランク落ちる印象です。
リアに関しても傾向は同じで「A129 Duo」は全体が見やすく、ユピテルの3モデルは明暗の差が強く出る為、光が弱い部分は暗く映っています。
「SN-TW9500dp」の夜間のチューニングは、あまり良いとは言えない結果です。
街灯が少ない場所でのヘッドライトのみでの走行時にはヘッドライトの照射範囲はどれも充分な明るさで見え方に差は見られません。
リアについては「A129 Duo」がダントツに明るく、ユピテルの3モデルは暗め、そのうち「SN-TW9500dp」の明るさはSTARVISとしては最低クラスと言った結果です。
暗視能力についてはフロントは「SN-TW9500dp」が最も高く、僅差で「A129 Duo」、次いで「SN-TW80d」となっていますが…
「SN-TW9500dp」はリアがSTARVIS機らしくない明るさなのが痛いところです。
イメージセンサーは前後とも最新の「IMX327」ではなく、廉価の「IMX307」のような気がします…予測ですけど。
「SN-TW9500dp」の全体としての画質の評価は、昼間は明暗のチューニングが改善されており、同社の2018年モデルよりも全体が見やすくなっていますが、夜間は実用域で暗くなるシチュエーションが増えています。
もともと夜間特化一辺倒だったものを「昼間も見やすくした代わりに夜間の撮影能力を落とした」という特性になっていますので、必ずしも2018年モデルより高画質とも言えません。
ただし、超広角のバランス型ドラレコという見方も出来ますので、何も前提条件を頂かない状態なら2018年モデルではなく「SN-TW9500dp」をお勧めします。
西日本LED信号の見え方について
「SN-TW9500dp」のフレームレートは前後とも28fpsとなっていますので、日本全国でLED信号が高速点滅して映るでしょう。

駐車監視について
駐車監視については専用のタイマーユニット「OP-VMU01」と合わせて運用する事で、手動切り替えの1fpsタイムラプスモードを使用可能です。
タイムラプスモードを起動させる為にはエンジンOFFの前後にボタンを長押しし、タイムラプスモードを終了する場合にも同様にボタンの長押しが必要です。
なお、自宅で駐車監視をしない場合にはスイッチやボタン操作で電源をオフにするなどの操作が必要ですが、こちらのLaBoon!!企画の製品と合わせて使用する事で、ドラレコの操作は行わず、駐車監視が必要ない自宅駐車場などでは電源を自動でOFFにする事が可能になります。

外部電源を使用した駐車監視について
ドラレコ専用の外部バッテリーiCELLを使用した駐車監視の駆動予想時間はこちらの通りです。
iCELL | B6A | B12A | B40A |
---|---|---|---|
容量 | 76Wh | 153Wh | 422Wh |
駆動時間 | 18.5時間 | 37時間 | 92時間 |
満充電 | 50分 | 100分 | 150分 |
動画ファイルの再生方法について
動画の再生については以下の3つの方法をテストしました。
①ドラレコ本体での再生
②PC専用ビュワーでの再生
③PC汎用ビュワーでの再生
ドラレコ液晶での再生について
ドラレコ本体での動画の再生は、液晶サイズが2.0型で小さめではあるものの、箱型のスタンダードな形状の為、それほど見にくいという事はなく、ドラレコとしては標準的な見易さです。(液晶も暗くはない)
PC専用ビュワーでの再生について
PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード可能です。
機能的には以下のようにスタンダードなものとなっています。
①前後同期再生~〇
②映像の拡大縮小~×
③地図への走行軌跡の表示~〇
④速度の表示~〇
⑤方位計の表示~×
⑥Gセンサーグラフの表示~〇
⑦再生速度調整(コマ送りのみ)~〇
⑧明るさの調整~×
※実際の再生の様子は動画で解説しています。
PC汎用ビュワーでの再生について
PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。
microSDでの録画時間について
「SN-TW9500dp」の使用可能なmicroSDカードの最大容量は32GBとなっていますが、128~256GBのカードをいくつか試してみた結果は全て正常に認識されず、使用不可でした。
32GBのmicroSDでの録画時間は前後フルハイビジョン/28fps画質だと140分と短めですので、長時間の録画データの保存には不向きです。
1fpsのタイムラプスモードでは、前後フルハイビジョンで65時間分の録画データの保存が可能です・
地デジへのノイズの影響について
「SN-TW9500dp」の単体使用では、初期型リーフ+純正ナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。
ラジオへのノイズの影響も確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事がありますので結果は参考程度に捉えて下さい。

「SN-TW9500dp」の総評
「SN-TW9500dp」の各比較項目をまとめるとこちらの通りとなります。
点数 | 視野角 | ナンバー昼 | ナンバー夜 | 逆光 | 明るさ | 暗視 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
X4S | 29.5点 | ★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
DC2000R | 29.5点 | ★★★★★ | ★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
S1 Pro | 28.0点 | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
HDR801 | 26.0点 | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
Element 2 | 26.0点 | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
Y-4K | 25.5点 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆ | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★☆ |
DRV-MR570 | 25.5点 | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
ZDR055 | 25.0点 | ★★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
ZDR045 | 25.0点 | ★★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
47Z | 24.5点 | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★ |
CS-92WQH | 24.0点 | ★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
ZDR035 | 23.5点 | ★★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★ | ★★★★☆ |
Y-300R | 22.0点 | ★★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★☆ | ★★★★ |
ZDR025 | 22.0点 | ★★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆ | ★★★ |
A129 IR Duo | 22.0点 | ★★★ | ★★★☆ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
CS-91FH | 21.5点 | ★★★☆ | ★★☆ | ★★ | ★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
A129 Duo | 21.5点 | ★☆ | ★★★☆ | ★★★ | ★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
Y-400di | 21.0点 | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
HDR963GW | 21.0点 | ★★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★☆ |
PDR800FR | 21.0点 | ★☆ | ★★★☆ | ★★★ | ★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
A129 Plus Duo | 20.5点 | ★★★☆ | ★★★★ | ★★☆ | ★★☆ | ★★★★ | ★★★★ |
SN-TW81 | 20.0点 | ★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★☆ | ★★★☆ | ★★★★★ |
DRV-MR8500 | 20.0点 | ★★★ | ★★★☆ | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
P4 | 20.0点 | ★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆ | ★★ | ★★ | ★★★ |
SN-TW80d | 19.5点 | ★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★☆ |
DRV-MR770 | 19.0点 | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | |
VREC-DH300D | 19.0点 | ★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
SN-TW9500dp | 19.0点 | ★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★☆ | ★★★☆ | ★★★★ |
DRY-TW9100d | 19.0点 | ★★★★☆ | ★★☆ | ★★☆ | ★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
VREC-DZ700DLC | 18.5点 | ★★★★ | ★★ | ★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
ZDR026 | 18.5点 | ★★★ | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★★ | ★★☆ | ★☆ |
DR750X Plus | 18.5点 | ★★★☆ | ★★★ | ★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆ | ★☆ |
VREC-DZ800DC | 18.0点 | ★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
A129 Pro Duo | 18.0点 | ★☆ | ★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★★ | ★★☆ |
DR750S-2CH | 18.0点 | ★★★☆ | ★★☆ | ★ | ★★☆ | ★★★★ | ★★★★☆ |
S1 | 17.5点 | ★★★☆ | ★★★ | ★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ |
DRV-MR480 | 17.5点 | ★★★★☆ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★ |
46Z | 17.0点 | ★★★ | ★★☆ | ★★★ | ★★☆ | ★★★ | ★★★ |
GoSafe S70GS1 | 17.0点 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★☆ | ★★☆ |
DRV-MR760 | 16.0点 | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★☆ | ★☆ |
DRV-MR870 | 15.5点 | ★★☆ | ★ | ★★ | ★★★★★ | ★★☆ | ★★☆ |
ZDR-015 | 15.5点 | ★★★☆ | ★☆ | ★★★★ | ★★★☆ | ★★ | ★ |
DRV-MR745 | 15.0点 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★☆ | ★☆ |
YA-670 | 14.0点 | ★☆ | ★★☆ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
DRV-MR740 | 13.5点 | ★ | ★★★☆ | ★★★ | ★★★ | ★☆ | ★☆ |
CSD-790FHG | 11.5点 | ★★☆ | ★ | ★ | ★★☆ | ★★☆ | ★★ |
★=2pt、★=1pt、☆=0.5pt |
①録画視野角:2カメラモデルとしては最大の水平136°+122°~★★★★★
②昼間のナンバー認識精度:フロント・リアともにフルハイビジョンとしては低い~★☆
③逆光補正:逆光補正能力はドラレコ全体としては標準的~★★☆
④夜間のナンバー認識精度:ヘッドライトの反射には弱い~★★
⑤夜間の明るさ:一般的なドラレコと比べると明るいが、STARVISモデルの中では暗め~★★★☆
⑥暗視能力:フロントカメラの暗視能力は非常に高いが、リアには暗視能力は期待できない~★★★★
全体としては視野角が2カメラドラレコとしては単独No.1の広さですので、昼間の状況認識能力は最高クラス、夜間もそこそこの明るさなので総合評価は非常に高い18.5ポイントとなりました。
ただし、同社の同程度の視野角である「SN-TW80d」と比べると夜間の撮影能力では劣りますので、ネオンが多い市街地での走行が多いなら「SN-TW9500dp」、夜間に暗い田舎道を走る機会が多いなら「SN-TW80d」「DRY-TW9100d」、良くわからない場合にはバランス型の「SN-TW9500dp」を選んだ方が無難です。
より夜間撮影重視、リアガラスが濃いスモークなら「A129 Duo」をおすすめします。
【「A129 Duo」の透過率5% ダークスモークガラスでの実験結果】
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
最近ドライブレコーダーに関心があって拝見させて頂いていますが、評価という点では歯切れが悪いです。正直買いなのかそうではないかという視点が欠けており、それではただの商品カタログレベルかと思われますが、どのようにお考えでしょうか?あなたの専門家としてのメーカーに忖度しないご意見を参考にしたいです。宜しくお願いします。
ちあきのすけ様
この製品についてですか?
実際に使用していない製品については所感のみで評価はしていません。(評価記事はタイトルが「実機レビューと評価」になっています)
この手のSTARVIS機は白飛びと夜間のナンバー認識が評価の肝ですので、実機テストをしない限りは評価しない方針です。
因みに実機テストを行って評価する際にも、無条件ではなく○○な方におすすめ、と言った条件付きでおすすめしています。
何故ならば、数年前とは異なり、ドラレコの機能・性能が多様化している為、車を選ぶ際と同じように、①おすすめ、②おすすめないではなく、どう言った目的・用途でおすすめなのか、おすすめではないのか、と言った視点で評価しなければミスリードに繋がる可能性があると考えているからです。
早速のお返事ありがとうございます。このサイトの主旨を私自身が取り違えている部分がありました。ご指摘ありがとうございます。新製品情報と実機レビューの構成だったのですね。購入の検討材料にするにはレビューを待つという形になりますね。かしこまりました。
ちあきのすけ様
現状、外部依頼のサンプル提供品のレビューでスケジュールが埋まってしまう傾向にあり、購入サンプル品は手が付いていないものがいくつか保管してある状況です。
春ごろに手が空けば…と考えていますので気長にお待ち下さい!
こんにちは!結局このSN-TW9500dPを先週購入しました。ユピテルダイレクト直販で父の日キャンペーンやってたのでポイントも併用してお得に購入しました。結局2万弱でした。さて質問ですがこのドラレコは段差などを越えた時のショックでイベント記録がかなりの確率で記録されてしまいメモリカードの容量を逼迫しています。今は32Gを使っていますが、この機種はユーザーレビューによると64Gまで動作するみたいなので、いずれは買い足そうと思っています。
Gセンサーの設定で、タテの数値を3.8まで増やしてもたまにイベント記録になります。。
設定は4までですが、縦方向の設定を4のMAXにしても大丈夫ですかね??
横方向と前後方向の設定はどれくらいが、おすすめですか?
車種はFIT GE6です。
それと駐車監視の件ですが、タイムプラスしか使えないのですか?
モバイルバッテリー運用テストで最初USBケーブルを3mを使ったんですが再起動を繰り返して使えませんでしたが、1.5mのUSBに変更したら無事に作動しました。
やはりUSBケーブルが長くなると駄目なんですね。。
駐車監視モードではなく、駐車中に普通に作動さてた場合、衝撃を感知したらGセンサー記録されますよね?
タイムプラスは使い物になりますか?駐車監視モードはこの機種は基本的にタイムプラスだけですか?
長くなりましたが、以上宜しくお願い致します!
吉岡様
Gセンサー感度は走りながら調整する感じで良いと思います。
上下に関してはあまり過剰に反応する場合にはMAX設定で良いかと。
駐車監視はタイムラプス、または常時録画をそのまま継続させるかのどちらかになりますね。
ユピテルのドラレコは電圧の変動に弱いので社外のケーブルを使用すると再起動を繰り返すことがあります。
純正のシガープラグ内の降圧調整機能を使った方が動作は安定しますので、どうしてもモバイルバッテリーで動かすならこのようなケーブルを挟んだ方が良いと思います。
https://amzn.to/2V0PRqf
>駐車監視モードではなく、駐車中に普通に作動さてた場合、衝撃を感知したらGセンサー記録されますよね?
衝撃の大きさによります。他社のようのドアの開閉程度では反応しないので、このあたりがユピテルのドラレコの最大の問題点ですね。
タイムラプスでもぶつかる瞬間の動画は残せるので役には立つと思います。
こんばんは。
早速の早いお返事ありがとうございました!!
またわからない事があれば質問させて頂きます。
吉岡様
また何かございましたらご質問下さい。