こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
少し前までの日本メーカーのドラレコでは、無駄を切り捨てた実用性の高さからコムテック製品が一番でしたが、最近ではケンウッド・ユピテルも実用性に振った特性のドラレコの開発にシフトして来た事で、どこも似たような特性の製品になりつつあります。
今回発表されている「ZDR017」は、コムテックの2カメラドライブレコーダーとしてはエントリークラスに当たる「ZDR016」の後継機であり、「ZDR035」の同世代の下位モデルの位置付けです。
デザインを見る限り、「ZDR016」よりも筐体が異なるようですが、この記事では「ZDR017」の特徴について解説します。
「ZDR017」のスペック
「ZDR017」のスペックはこちらの表の通りです。
ZDR017 |
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22.06発売 |
フロント:1920×1080/27.5fps リア:1920×1080/227.5fps |
レンズ視野角 フロント:水平117° リア:水平117° |
LED信号対応 |
microSD付属32GB/最大128GB |
GPS内蔵 |
フォーマット不要 |
駐車監視モード |
衝撃クイック録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス |
自動起動 |
専用ケーブル HDROP-014 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
本体のデザインは、先代の「ZDR016」よりも小型化され2カメラドライブレコーダーとしてはかなりコンパクトになっています。(ユピテルと同サイズ?)
カメラスペックは「ZDR016」とほとんど同じ、前後フルハイビジョンで水平録画視野角が水平117°、フレームレートは29.1fpsから27.5fpsに変更となっています。
機能面では使用可能なmicroSDカードの最大容量が32GBから128GBへと、最近のコムテック製品に合わせる形で変更されています。
安全運転支援機能について
「ZDR017」にはこちらの5つの安全運転支援機能が搭載されています。
・先行車発進お知らせ~先行車の発進を検出しお知らせします。
最近までのコムテックの2カメラドラレコには、先行車接近お知らせではなく、後続車接近お知らせが採用されていたのですが、「ZDR017」ではなぜこの構成になっているのかは不明です。
駐車監視について
最近のコムテックの駐車監視モードは、ほとんどのモデルでほぼ共通した仕様となります。
※クイック衝撃録画あり、なしの差はあるが、「ZDR017」の場合には「ZDR025/ZDR035」と同様にありです。
駐車監視は専用ケーブル「HDROP-14」を使用し、①常時録画+衝撃検知、②クイック衝撃録画、③タイムラプスの3つの録画方式の選択式となります。
・衝撃クイック録画(衝撃後に1~2秒でドラレコ起動)
駐車監視の出入りに関してはエンジンに連動しますが、手動でこちらのような操作も可能です。
・ワンタイム駐車監視モード:駐車監視設定がオフでも「かんたんスイッチ」を長押しする事で一時的に駐車監視をオンにする
駐車監視中に衝撃を検知した場合、エンジンオンで駐車監視を終了して常時録画に入る際に「衝撃録画あり」の警告音と画面表示が出ます。(ボタン操作で確認しないと常時録画にはならない)
なお、降車・乗車時のドアの開閉を検知しないように、1分/3分/5分のキャンセルタイマーの設定が可能です。
駐車監視に関わる設定についてはこちらの通りとなっており、全てドラレコ筐体の設定画面から変更が可能です。
・録画方式は衝撃クイック録画/常時+衝撃録画/タイムラプス録画
まとめ
以上、「ZDR017」の概要について解説しました。
最近はスタンダードクラスのドラレコとして、ケンウッドの「DRV-MR570」がかなりの高画質となっていますし、上位機種の「ZDR035」との価格差の問題もあるので、「ZDR017」がいかに高画質であっても、あまりおすすめする機会はなさそうです。
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