スポーツ走行未経験の中高年のオッサンは、どこまでドライビングスキルを向上させる事が出来るのか?

※2024年1月9日更新:サーキットデビュー、エビス西コースを走りました。

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

最近、サーキット走行の前準備としてモビリティリゾートもてぎが主催する「山野哲也ハンドリングクラブ」に何度か参加しているのですが、自信のドライビングスキルの向上、情報の共有を目的として、50歳オーバーのスポーツ走行未経験の中高年のオッサンが、どこまでドライビングスキルを向上させる事が出来るのか?というテーマを踏まえつつ、気が付いたポイントなどを書き留めておきます。

目的はドライビングを安全に楽しむ事

そもそも、このようなスクールに参加しようと思ったきっかけは、周囲にサーキット走行を楽しむ友人が増えて来たので一緒に走りたい、まはた公道での事故回避スキルを向上させたい、と考えるようになった事です。

一言で表現すると「楽しく安全に車の運転を楽しみたい」と言うだけの事なのですが、遅いペースで走るよりも、車の限界性能を引き出しながら速く走れた方が楽しい、と私は感じますので

・サーキットのタイムを縮める事を念頭に置き
・クラッシュしない(こっちのが重要だ!)

走り方を修得する為に「山野哲也ハンドリングクラブ」に参加しています。

「山野哲也ハンドリングクラブ」に2回参加して感じた事

1度目の参加時には雨量が多く路面コンディションが悪かった為に、コースラインもよく分からない中で、ひたすら「ヒャッハー!」して、ただただ楽しいだけで終わってしまった感があります。

進入時のブレーキングとステアリングをきり始めるタイミングが合わずに、アンダー出まくりでしたが、電子制御を切らない限りはそうそうスピンはしないと言う事が分かりました。

2度目の参加時には快晴でラインもよく見える状態でした。

因みに私は公道でもサーキットでも電子制御は切らない方向で考えていたのですが、山野さんに電子制御は切った方が断然速く走れるので切ってみて下さいとのアドバイスと頂いたので、横滑り防止のトラクションコントロールのASCのみをOFFにしてみました。

結果は以下の動画の通りです。

前回のウェット環境ではASCを切らなくてもそこそこドリフトしていましたが、ドライではその前に制御でスロットルを調整されるシチュエーションが多く、立ち上がりに思うように加速出来ないシーンが多かったのですが、ASCをオフにしたところ若干車の制御が難しくはなるものの、立ち上がりの加速で電子制御ありよりも2~3秒速くなったと言う結果です。(公道では切れませんが)

電子制御を切った方が速く楽しく走れる事が分かりましたので、サーキットでも電子制御なしでも走ってみよう思います。

山野さんの走り方・座学を踏まえて、自分の走り方を振り返る

山野哲也ハンドリングクラブ」には、山野さんに自分の車を運転してもらう「同乗」の体験がありますが、山野さんの走り方は自分の走り方と比べるとブレーキングの開始ポイントが遅く、奥までブレーキを残すと言う印象でした。

それに伴ってトップスピードが高くなり、コーナー前半でオーバーステアの挙動を作りながら速い速度でクリッピングポイントを通過し、立ち上がりも速いと言った感じです。

この辺りにどのような理論があるのかは、以下動画が分かり易いかと思います。

なお、自分が走っている比較用の動画を編集していて気が付いたのですが、人間の感覚は意外と正確で何度か同じコースを走っていると毎回同じライン・速度で同じコーナーを通過しています。

山野さんの運転とは、進入速度、進入時の車両の向きが明らかに違っていました。

従って「感覚的にマズい?」と感じる速度で、ブレーキを残しながら若干オーバーステア気味にコーナーに進入し、クリッピングポイントを超えたら車両の挙動が乱れない範囲で全開加速をする、と言う走り方を身に付けるのが、次回の課題であると判断しています。

3回目の「山野哲也ハンドリングクラブ」に参加

前回の反省を活かして、今回はコーナーへの進入速度を上げつつ、ガッツリ踏んだブレーキを残しながらのコーナーへの進入を心掛けました。

山野さんの運転とはまだ2秒程度の差がありますが、今回の課題は50%程度クリア出来ましたので、前回から1.5秒ほどのタイムの短縮が見られました。

まだブレーキの踏力が足りず、アンダーステアでコーナーに進入しているケースが多い為、駆動力を伝えられないままコーナーを曲がり、立ち上がりの加速も遅れていますので、次回以降はこの部分を課題に走ろうと考えています。

サーキットデビュー、エビスサーキット西コース

3回目のハンドリングクラブ参加後に、サーキット熟練者の知人にショップ主催の貸し切り走行会にお誘い頂いたので参加して来ました。

天候は生憎の雨で路面コンディションはよろしくありませんでしたが、以下のような手順で知人にレクチャーを受けながら、楽しく走る事が出来ました。

・熟練者にエボを運転してもらい、私は助手席
・私の運転を助手席で見て貰い、アドバイスを受ける
・熟練者による先導走行

4回目の「山野哲也ハンドリングクラブ」に参加

今回はコーナーでアンダーステアを出さずに、立ち上がりでしっかりトラクションを掛ける事を意識して走りました。

前回から1秒ほどタイムが詰まりましたが、後はS字の抜け方で1秒詰められれば、山野さんと同じペースになりそうです。

まとめ

ここまでのスポーツ走行で気が付いた点をまとめておきます。

・自己流ではなかなか上手くならないので、プロや熟練者のアドバイスを貰うのが上達への近道だが、難しいようなら動画などで比較と分析を行っても良い
・コーナリングスピードを稼ぐよりも、コーナー前でしっかり減速し、立ち上がりのトラクションを最大限に掛けられる状況を作り出した方が速く走れる(特にエボはそれが顕著)

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