こんにちは!ライターsugiです。
今回は「車のACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)機能の比較」を紹介したいと思います!
昔のクルーズ・コントロールはクラウンや欧州車など、高級車に多く搭載される機能でしたが、最近では普通車や軽自動車にも搭載される身近な機能となっています。
今回はそんな、アダプティブクルーズ・コントロールの機能を比較しながら詳しく紹介していきます。
まずはおさらい!「クルーズ・コントロール(CC)」とは?
知っている方も知らない方もまずはおさらいです。
「クルーズ・コントロール(CC)」について簡単に紹介します。
クルーズ・コントロールは、車の走行速度を一定に保つことが目的で搭載された機能です。
アクセルを踏まなくても同じ速度で走ってくれるので、長距離ドライブが相当楽になります。
クルーズ・コントロールの設定は、ステアリング(ハンドル)の周辺にあるボタンやスイッチで調整します。
車種によって違いますが、5〜10km毎に速度を変更することができ、最高速度は120km前後まで設定できるのが一般的です。
クルーズ・コントロールを解除するには、スイッチをオフにするか、ブレーキ/アクセルを踏めば自動で解除される仕組みになっています。
トヨタやレクサスといった国産高級車をはじめ、ドイツのBMWやメルセデス・ベンツなどにも幅広く搭載されています。
「アダプティブクルーズ・コントロール(ACC)」は「クルーズ・コントロール(CC)」の進化版!
「アダプティブクルーズ・コントロール(ACC)」は、上記で紹介した「クルーズ・コントロール」の進化版になります。
速度を維持して走るまではクルーズ・コントロールと同じですが、違うのはここから。
クルーズ・コントロールは、前に車があろうが無かろうが、設定した速度のまま突っ走ります。
先が崖や急カーブであっても、クルーズ・コントロールをオンにしたままだと車は止まりません。
一方、アダプティブクルーズ・コントロールでは、センサーで前方を走る車や障害物を認識して、自動でブレーキをかけ車間距離を調整します。
これが、クルーズコントロールとアダプティブクルーズ・コントロールの大きな違いです。
高速道路や渋滞でノロノロ運転の時にブレーキ操作が減る・クルーズコントロールよりも安全性が高いのがポイントです。
日本の主要自動車メーカーのACC機能の違い
ところで、日本の自動車メーカーによってACC機能や名称が若干異なります。
それぞれ特徴と違いをまとめてみました。
トヨタのACC機能「レーダークルーズコントロール」
トヨタのACC機能は「レーダークルーズコントロール」という名称のものがあります。
基本的な機能は、前の車を自動追尾するものになります。
名前のとおり、レーダーを使い前を走る車との距離を計測し車間距離を保ちます。
設定速度は、50〜100km/hで設定できます。
前に車がいなければ、設定した速度で巡航します↓
前の車が遅いと自動で減速します↓
そのほか、前を走る車がいなくなると設定速度まで加速し、逆に停車したら自動で停止します。
プリウス、クラウン、アルファード、ヴェルファイアをはじめトヨタを代表する車種に対応しています。
日産のACC機能「インテリジェントクルーズコントロール」
日産のACC機能は「インテリジェントクルーズコントロール」という名称のものがあります。
機能は他社と同じで、車速約30〜100km/hを上限に速度を設定できます。
違うポイントは、前の車が停車した時に自動で追尾を開始しないことです。
再びボタンを押すか、アクセルペダルを踏む必要があります。
対応車種は、エクストレイル、セレナ、ノート、エルグランドなどが挙げられます。
ホンダのACC機能「ホンダセンシング」
ホンダのACC機能は「ホンダセンシング」という名称のものがあります。
基本的な機能は、トヨタと同じです。
対応車種は、レジェンド、アコードなどのセダン系、オデッセイ、フリード、フィット、シビックなどに対応しています。
ホンダの公式HPの説明がアニメーションでわかりやすかったので、イマイチACCについて分からない方は下記をチェックしてみてください。
スバルのACC機能「全車速追従機能付クルーズコントロール」
スバルのACC機能は「全車速追従機能付クルーズコントロール」という名称のものがあります。
スバルには「アイサイト」とよばれる運転サポート機能があるのですが、このパッケージ内にACC機能が含まれています。
設定はステアリングからワンタッチでできます↓
レヴォーグ、レガシー、フォレスター、インプレッサ、WRXなどの主要車種に搭載されています。
マツダのACC機能「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」
マツダのACC機能は「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」という名称のものがあります。
こちらもトヨタ同様、レーダーを使って前を走る車との距離を計測し、車間距離を調整しています。
さらに、マツダの場合は近距離を高精度で検知できる赤外線レーダーが付いているので、+αの安心があります。
アクセラ、アテンザ、CX-5、CX-3などに搭載されています。
ACC機能は便利だけど運転は自己責任!
ここまで、ACC機能について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
日産や欧州の高級外車は、ACCのさらに上である「自動運転」の実現にも力を入れていますが、いずれにしても言えることは、あくまで運転をサポートするための機能だということです。
便利な機能に間違いありませんが、まだまだ過信出来ないのも正直なところで、カーブや高速道路のインターチェンジ、急すぎる割り込み、飛び出しなど、道路状況によって動作が完璧でない場合もありますし、各メーカーHPにも記載があります。
運転は自己責任になりますので、機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)について紹介してみました。
基本的な機能は同じですが、各メーカーによって、持ち味やクセが異なります。
気になっている車種があって、ACCが搭載されているようであれば、ぜひ一度試乗してみてはいかがでしょうか。
今後のACC・自動運転の実現が楽しみですね!
では
(ライター sugi)
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