ドラレコのヒューズの役割と回路保護機能について

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

先日、MAXWINの3芯電源ケーブルを使用するとある製品で、アクセサリー信号を取る赤いケーブルにヒューズ管が付いていなかったのでメーカーに確認したところ、その線は信号を取るだけの線なのでヒューズは必要ない、と言う回答を貰った事に対しての意見を求められました。

結論としては、メーカーが不要であると判断してるものに関しては、その運用方法が保証・補償の対象になるべきものである為、「不要」と判断しても差し支えないと思います。

あとはそのメーカーをどこまで信頼するのか?と言ったところに関わってきます。

従ってメーカーが不要と回答したものに対して、私が「必要」との見解を示す事はほとんどないと考えていますが、この記事ではその根拠ともなり得る、ドラレコにヒューズを付ける(付いている)目的について解説します。

ドラレコのヒューズの役割は主に2つ

ドライブレコーダーにヒューズを取り付ける(付いている)目的は、主にこちらの2つです。

・想定外の過電流が流れる事による、ドラレコの故障の防止
・配線や基盤がショートした際の車両回路の保護

ドライブレコーダーの直結ケーブルには、過電流による故障の防止の為にドラレコの駆動に必要な電流量に合わせて+αの容量のヒューズ管が使用されている事がスタンダードです。

何らかの要因により、ドラレコ側に想定外の過電流が流れる前に、このヒューズを切ってドラレコを保護するのが目的です。

また、このヒューズにはドラレコだけでなく、車両側の回路を保護する目的もあります。

回路に過電流が流れるのはショート原因

回路に想定外の過電流が流れるパターンとして最も多いのが、配線のショートです。

例えばこのようにケーブルの被膜が破れて、+と-の銅線が接触している状態で電圧を掛けたり、

またはドラレコの端子内部の基盤上で、通電してはならない部分が通電していたりと、ケーブル側、基盤側のいずれでもショートは発生し得るものです。

※基盤側のショートは稀ですが。

車両の回路は、通常はヒューズボックスで保護されるが

通常、直結ケーブルを使ってヒューズからドライブレコーダーの電源を取る場合、このようなヒューズ管が入った取り出しケーブルや

またはヒューズ管のないダブルスロットのケーブルを使う事もあります。

これらのいずれも、正しい向きで取り付けた場合には、車両の元回路に流れていた電流とドラレコ用に分岐させた電流は、別のヒューズを通る事になります。

ヒューズボックスから分岐させた電流は、このケーブルについているヒューズ管を通ってドライブレコーダーに流れて行きますので、仮にドラレコ側のケーブルにヒューズ管が付いていなかったとしても、ドラレコと回路の保護の観点からは問題はないと考えられます。

ただし、購入したケーブルにヒューズ管や分岐用のヒューズがついておらず、かつドラレコ側のケーブルにもヒューズ管がない場合には、念のためヒューズ管を入れるようにしましょう。

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