実機レビュー Garmin「47Z」の評価 最大4カメラ クラウド遠隔監視対応のネットワークドラレコ

※2021年12月4日更新:実機レビューを追記しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

Garminのドライブレコーダーは、2019年に発売されている最大4カメラまでのネットワークが構築できる「46Z」を過去にレビューしていますが、どうやらその後継機に当たるクラウド対応モデル「47Z」が8月20日発売されるようです。

「46Z」はコンパクトなネットワークドラレコ、という少し変わった位置付けの製品でしたが、画質や機能面はしっかり煮詰まっている印象でしたので3カメラ以上の多カメラモデルとしておすすめしてきましたが、「47Z」は画質面でもさらに改善されているようですので「46Z」の正当進化モデルと言えそうです。

「47Z」のスペックと特徴

「47Z」のスペックはこちらの表の通りです。

47Z
21.08発売
フロント:1920×1080/29fps/HDR
リア:1920×1080/29fp/HDR
LED信号対応
レンズ視野角
フロント:対角140°
リア:対角??°
microSD付属16GB×2
microSD最大128GB×2
※海外は512GBまでサポート
GPS内蔵
駐車監視モード
衝撃検知/自動起動
専用ケーブルOP
・コンスタントパワーケーブル
・パーキングモードケーブル
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

■「47Z」取扱説明書

「47Z」の主な特徴はこちらになります。(黄色の付箋が「47Z」以降の機能)

・Bluetoothによる4カメラまでのネットワーク構築
・Bluetooth接続からのスマホとの自動WiFi接続
・カメラ間の有線接続はせず、電源ケーブルのみを接続する事でネットワーク構築可能
・WiFiアクセスポイントに接続してのクラウド対応
・クラウドサーバーへの動画アップロードと遠隔再生
・遠隔ライブビューの視聴
・駐車監視用OBDケーブルに対応
・HDR対応で画質が改善

WiFiアクセスポイントに接続する事でクラウド対応

「46Z」時代からこの系統の製品はBluetooth通信による4カメラまでのネットワークを構築し、ライブビューや録画映像の再生の時だけ自動でWiFi通信に切り替えるという仕組みでした。

「47Z」ではこれに加えて、WiFiアクセスポイントに接続する事でGarminのクラウドサーバーを使う事が出来るようになり、クラウドサーバー上に以下の動画を保存する事が可能です。

・手動イベント動画
・衝撃イベント動画
・駐車監視動画

※無料クラウドプランでは動画保存期間は24時間

また、WiFiアクセスポイントに接続した状態では、離れた場所からインターネット経由で保存動画にアクセス出来るほか、ライブビュー映像も遠隔視聴が可能となっています。

BlackVueのクラウド対応モデルと同じ様な機能ですが、「47Z」ではライブビュー映像の視聴中は録画が解除されますので、遠隔駐車監視モデルとしては疑問符が付く部分もあります。

どちらかというとかつてのユピテルのクラウド対応モデルのように、ドライブ動画を第三者と共有するような使い方を提案したいのかも知れませんが、Garminのドラレコの日本での立ち位置を考えると駐車監視の特性を強化した方が良い様に思います。

駐車監視用OBDケーブルに対応

「46Z」では3芯の駐車監視用のケーブルが指定されていましたが、「47Z」については合わせてOBDケーブルにも対応しており、こちらは2つのUSBポートを搭載している事から2カメラまでの駐車監視に対応しています。

 

駐車監視の録画方式は衝撃検知となっていますが、設定次第では衝撃15秒前から録画データを保存する設定にも出来るようですが、おそらくこの方式を選択すると常時録画の70~80%程度の電力を消費するものと予測されます。

HDR対応で画質が改善

画質の面については最終的に他社品と比較しなければ分かりませんが、プロモーション動画を見るとなかなか良さそうです。

暗視は得意ではないような?

セット内容とデザイン

「47Z」のセット内容については以下の通りとなります。

・フロントカメラ筐体
・リアカメラ
・フロントmicroUSB電源ケーブル(4m)
・リアmicroUSB電源ケーブル(8m)
・16GBのmicroSD×2
・2ポートシガーチャージャー
・予備のマグネット付きマウント
・取扱説明書

フロント筐体

フロント筐体は先代の「46Z」と同様にアクションカメラ系のデザインで、2.0型の液晶を搭載したコンパクトタイプです。

筐体右側面には4つの操作ボタン

左側面にはmicroUSB電源ポート

下側にはmicroSDカードスロットが配置されています。

リアカメラ

フロント筐体も相当なコンパクトサイズですが、リアカメラについては業界でも珍しい超コンパクトサイズとなっています。

背面にはイベント録画ボタン

右側面にはmicroUSB電源ポート

左側面にmicroSDカードスロットと、録音のON/OFFボタンが装備されています。

電源ケーブル

電源ケーブルはフロント用、リア用が別々に存在し、フロントとリアを物理的に接続するケーブルはありません。

ケーブルの長さはそれぞれフロント用が8m、リア用が4mとなっています。

いずれもmicroUSB形状で、付属の2ポートシガーチャージャーと組み合わせて使用します。

マグネット式マウント

フロントカメラのマウントは両面テープとマグネットの二重構造になっており、両面テープでフロントガラスに貼り付けた後は、マグネット部分を分離させる事で簡単にガラスから外す事が出来ます。

インターフェイスについて

電源ONから録画開始までの起動時間は8秒程度と2カメラドライブレコーダーとしては標準的です。

インターフェイスについては若干翻訳が分かりにくいものもありますが、メニューツリーが一本化されており、ディスプレイ横にボタンの役割が見やすくプリントされていますので操作性は良好です。

また、本機にはいくつか音声による操作コマンドが存在し、音声でのイベント録画などが可能となっています。

・「OK Garmin」~コマンドリストの表示とコマンド待機
・「ビデオを保存」~録画中のファイルをロック
・「静止画を撮る」~静止画を保存します。
・「録音する」~音声録音をON
・「録音しない」~音声録音をOFF
・「トラベラプスを開始」~トラベラプスを開始する
・「トラベラプスを停止」~トラベラプスを停止する

WiFiアプリの使い方

「47Z」のネットワークの仕組みを簡単に説明すると、Bluetoothでスマホがそれぞれのカメラと1対4までの通信を行いながらネットワークを構築し、データ量の大きいライブビューや動画の再生を行う段階で、ほとんど自動的にそれぞれのカメラと1対1のWiFi接続が確立されます。

手順は説明書に詳しく書かれてますが、ざっくりと流れだけ説明すると…

①こちらからアプリをダウンロード~Garmin Drive App

②フロントカメラ・リアカメラと順番にBluetoothペアリング(途中でアカウント作成を要求される)

③ドラレコ設定の変更などはBluetoothネットワークで可能です。

④ライブビューや動画の再生を選択すると確認メッセージが表示され、接続をタップするとWiFiが繋がる(パスワード不要)

⑤WiFiは1対1の接続になります。

なお、このアプリは最大で4台までのカメラを追加出来ますので、「47Z」+「mini2」×2の4カメラ構成も可能です。

※「46Z」に比べると周囲の環境の問題なのか、スマホ側の問題なのか、アプリの問題なのか、ドラレコ側の問題なのかは分かりませんが、頻繁に接続が切れたり、Bluetoothが繋がりにくかったりしますので、この部分は改善の必要性を感じました。

クラウド機能の使い方

クラウド機能は「47Z」から追加されたものですが、この機能は「Vault」と呼ばれています。

この機能を使用する為には、まず初めに設定からドライブレコーダーとモバイルルーターなどのWiFiアクセスポイントを接続する必要があります。

設定から自動送信をONにしておくと、イベント録画が自動でクラウドサーバーにアップロードされるようになります。

※無料クラウドプランでは動画保存期間は24時間、それ以上は有料プランになります。

また、WiFiアクセスポイントに接続している間、かつBluetoothで接続されていない状態では、常時録画モード、駐車監視モードのいずれのモードでも、スマホアプリからの遠隔ライブビュー視聴が可能です。

※駐車監視モードのライブビューは、音声は送信されず。

なお、駐車監視モードに入っている場合には、衝撃検知を行うとスマホアプリにこのような告知が入ります。

「47Z」のクラウド機能で出来る事をまとめるとこちらの通り。

・クラウド上へのイベント録画ファイルのアップロードと再生
・遠隔ライブビューの視聴
・駐車監視モード中の衝撃イベント告知

逆にBlackVueなどの先行するクラウド対応ドラレコで実装されていて、「47Z」にはない機能はこちらの通りです。

・GPSによるリアルタイムの位置表示
・音声の双方向の通信
・SIMカードを使用したモバイル通信

車上荒らしや車両盗難などの被害に遭った際には、GPSによるトラッキングはあった方が良いようにも思いますが、そう言う輩はまず初めにドラレコを停止させますので、あまり意味はないかも知れません。

※リモート機能についても頻繁に接続が切れたり、接続出来ない事がありました。

動画ファイルの再生方法について

動画の再生については次の2つの方法をテストしました。

・スマホアプリでの再生
・PC汎用ビュワーでの再生

※PCの専用ビュワーはありません。

スマホアプリでの動画再生について

スマホアプリでの動画再生については、ストリーミング再生と、アルバムにダウンロードしてから再生する方法があります。

アプリから「ビデオと写真」をタップすると、録画ファイルにアクセスする事が出来るようになります。

サムネイル右上のビデオカメラのアイコンの数が、そのサムネイルにリンクしているカメラの数になります。

複数カメラで撮影した動画をタップするとストリーミング再生が開始され、上のカメラ名をタップする事で再生するカメラを切り替える事が出来ます。

 

複数カメラの同時再生は出来ないものの、バックグラウンドで同期させながらカメラを切り替えると同じ時間帯の別のカメラ映像が表示される仕様かと思います。

ただし、通信面での不具合なのか、テスト中には同期が上手く行かない事が多い状況でした。

動画をスマホにダウンロートする場合には、2台のカメラ分までを1つの動画に結合させる事が出来ますが、こちらも同期が狂った状態で動画が生成されています。

また、動画をダウンロードする際には思いの外時間が掛ります。

1分程度の動画のダウンロードにはおよそ4分程度の時間が掛かりました。

その為、このアプリでは動画の一部分を切り取ってスマホに保存する仕様となっており、動画の下にあるバーで必要な部分をトリミングしてダウンロードします。

PC汎用ビュワーでの再生について

PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。

車内への取り付けについて

今回はアクアに「Z47」の取り付けを行いました。

サイズ的には余裕でミラー裏に隠せますしWiFi対応ですので、なるべく車両のセンター付近のミラー裏への設置がおすすめです。(今回は他のカメラが付いていたのでミラーから出しています)

フロント・リアカメラともに電源ケーブルのみの接続となり、リアカメラのケーブルは8mありますのでミニバンなどでも長さは充分足りると思います。

ドライブレコーダーとしての画質について

ドライブレコーダーとしての画質については、コムテックの「ZDR035」と比較を行いました。

比較ポイントはこちらの通りです。

・録画視野角
・逆光補正能力(白飛び・黒つぶれ)
・ナンバー認識精度
・夜間の明るさ

※「46Z」でのテスト結果を踏まえて、リアカメラは露出を最高に設定しています。

録画視野角について

フロントカメラの録画視野角は、一般的なドライブレコーダーよりも広めの水平121°程度でした。

リアカメラも同様に水平121°程度です。

逆光補正能力について

先代の「46Z」はWDRモデルの中では最も逆光補正能力が高い製品でしたが、「47Z」はHDR対応となった事で「ZDR035」に近い逆光補正能力となりました。

【フロント】

【リア】

ナンバー読み取り精度について

このクラスの製品のナンバー読み取り精度については、録画視野角に大きく左右されますが、前後とも標準+αの視野角で、ナンバー認識精度はフルハイビジョンの標準クラスという結果でした。

【フロント】

【リア】

夜間のヘッドライトが反射したナンバー認識精度も、強いHDR補正の効果で非常に高めとなっています。

【フロント】

【リア】

夜間の明るさについて

夜間の明るさについては、市街地ではフロント・リアともに「ZDR035」以上でした。

【フロント】

【リア】

街灯が少ない場所でのヘッドライトのみでの走行時には、フロントは「ZDR035」と同等の明るさとなっていますが…

【フロント】

リアに関しては一定以下の明るさになるとやや暗めとなります。

【リア】

暗視能力についてはフロントは「ZDR035」以上、リアはほとんどありませんでした。

【フロント】

【リア】

ドライブレコーダーとしての画質は、先代の「46Z」から大幅に改善され、2カメラフルハイビジョンモデルとしては最高評価の万能型となっています。

点数視野角ナンバー昼ナンバー夜逆光明るさ暗視
X4S29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DC2000R29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
S1 Pro
28.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR80126.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Element 2 26.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-4K25.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR57025.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR05525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR04525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
47Z24.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-92WQH24.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR03523.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-300R22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02522.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 IR Duo22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-91FH21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Duo21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-400di21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR963GW21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
PDR800FR21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Plus Duo20.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW8120.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR850020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
P420.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW80d19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR77019.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DH300D19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW9500dp19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRY-TW9100d19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ700DLC18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02618.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DR750X Plus18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ800DC18.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Pro Duo18.0点★★★★★★★★★★★★★★
DR750S-2CH18.0点★★★★★★★★★★★★★★★
S117.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR48017.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
46Z17.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
GoSafe S70GS117.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR76016.0点★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR87015.5点★★★★★★★★★★★★★
ZDR-01515.5点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74515.0点★★★★★★★★★★★★
YA-67014.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74013.5点★★★★★★★★★
CSD-790FHG11.5点★★★★★★★★
=2pt、=1pt、☆=0.5pt

リアカメラを室内向きに設置

「47Z」のリアカメラはmini2という型番で追加カメラ用に販売されていますが、今回は3つ目以降のカメラを追加する前提の方向けに、リアカメラをフロントガラスに室内向きに取り付けた状態での見え方をチェックしてみました。

マウントの可動範囲の関係で直接フロントガラスに車内向けに設置する事は出来ませんが、社外品のステーなどを使用する事で調整は可能です。

露出は最高に設定していますので、昼間はやや白飛びが出易いですが、夜間の明るさを優先する場合にはこの設定がベターだと思います。

昼間も夜も充分実用的な見え方でした。

リアカメラをクォーターガラスに設置

次にリアカメラをクォーターガラスに外向きに取り付けました。

こちらもフィルム対策の為に露出は最高の設定です。

フロントカメラ、リアカメラとも録画視野角が水平120°オーバーとまずまず広めですので、斜め前方と横方向の視界はバッチリです。

夜間の街灯が少ない場所でもそこそこ明るく映っています。

安全運転支援機能とオービス警報

「47Z」にはフロントカメラに次の3つの安全運転支援機能とオービス警報が搭載されています。

・前方衝突警告~時速48km以上で作動(感度2段階/OFF)
・車線逸脱警告~時速65km以上で作動(ON/OFFのみ)
・発進確認警告(ON/OFFのみ)
・オービス警報(小型オービス非対応)

今回はこちらの機能はテストしていません。おそらく「46Z」と同様かと思います。

西日本エリアでのLED信号の見え方について

本機のフレームレートは29fpsですが、LED信号の見え方は東日本では高速点滅、西日本では未テストですが、以下のコムテックの29.1fps機と近いサイクルでの点滅になる筈です。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ
...

駐車監視について

駐車監視の仕様については、別途こちらの記事で解説しています。

GARMIN「47Z」「mini2」の駐車監視の使い方とおすすめ設定について解説
...

microSDでの録画時間について

「47Z」の前後カメラ、miniの録画データサイズは、それぞれ1台で1分当たり140MB程度となっています。(1時間当たり8.4GB)

microSDカードは1カメラごとに128GBまでのサイズのものが使用可能ですが、以下の256GB以上のmicroSDカードでは1時間の録画と再生に異常は見られませんでした。(それ以上の長時間デバッグは作業負担が大きいので未実施)

地デジへのノイズの影響について

「47Z」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。

ラジオへのノイズの影響も確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事がありますので結果は参考程度に捉えて下さい。

ドライブレコーダーのノイズ対策と、ノイズが少ないであろうドライブレコーダー
...

GARMIN「47Z」の総評

GARMIN「47Z」の項目別の評価をまとめるとこちらの通りになります。

点数視野角ナンバー昼ナンバー夜逆光明るさ暗視
X4S29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DC2000R29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
S1 Pro
28.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR80126.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Element 2 26.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-4K25.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR57025.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR05525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR04525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
47Z24.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-92WQH24.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR03523.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-300R22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02522.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 IR Duo22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-91FH21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Duo21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-400di21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR963GW21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
PDR800FR21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Plus Duo20.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW8120.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR850020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
P420.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW80d19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR77019.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DH300D19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW9500dp19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRY-TW9100d19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ700DLC18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02618.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DR750X Plus18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ800DC18.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Pro Duo18.0点★★★★★★★★★★★★★★
DR750S-2CH18.0点★★★★★★★★★★★★★★★
S117.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR48017.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
46Z17.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
GoSafe S70GS117.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR76016.0点★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR87015.5点★★★★★★★★★★★★★
ZDR-01515.5点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74515.0点★★★★★★★★★★★★
YA-67014.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74013.5点★★★★★★★★★
CSD-790FHG11.5点★★★★★★★★
=2pt、=1pt、☆=0.5pt

画質面では前後フルハイビジョンモデルとしては、事前の予測を上回る最高評価の万能型となっています。

ただし、WiFiアプリの安定性に欠けるという問題点もありますので、今後のファームアップデートによる改善に期待したいところです。

なお、本機はスマホアプリでの操作が前提となっていますので、操作系は思いっきり人を選びます。

また、駐車監視についても衝撃検知のみでの録画となっていますので、駐車監視監視特化モデルとも言えません。

このような事情から万人向けとは言えませんが、WiFi対応モデルを検討されている場合には第一候補として考えても良いくらいの高画質モデルと言えるでしょう。

【2024年版】前後が撮影できるおすすめ2カメラドライブレコーダー
...

コメント

  1. hideki より:

    動画てますが凄く良いレビューなのにバックミュージックの音量が大きすぎてせっかくのナレーションが聞き取りにくいです。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      hideki様
      ご感想ありがとうございます。
      次回からもう少し音量下げますね。

  2. より:

    お世話になっております。
    リア側で電源確保ができればフロントまで配線しなくても稼働でき、前後で連動もできる点が魅力で
    47Zを候補に入れていましたが、フロントカメラがリチウムイオンを搭載していて満充電で30分エンジンオフ後も稼働するそうなのですが、リチウムイオンを使用した製品はのきなみ製造停止・回収されておりますが
    こちらの商品もリチウムイオンを使われている点においては危険な商品となってしまうのでしょうか?

    宜しくお願い致します

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      鈴様
      リチウムイオン電池と言うのは、ドラレコとして使用するには電池のグレードや充電制御の技術要求が高い為に、過去に何度か膨張や破裂、火災などの事故も発生しています。
      高品質な電池と高い充電制御の技術を持っていればこのような事は起きません。
      過去に事故を起こしているメーカーの製品はこのような基準を満たさず、またこの技術要求を満たすコストよりもキャパシタ化の方が低いコストで生産が出来ると言う判断でキャパシタ化しているのでしょう。
      GARMINが使用している電池のグレードや充電制御の技術について私が知る術はないので、判断出来ませんね。
      私自身が使用する事に関しては気にしてないです。ドラレコの電池の膨張、破裂はそこまで確率が高いものでもありませんので。

      • より:

        ご返事ありがとうございます。

        リチウムイオン電池を使うことが駄目ということではないのですね、
        今年出た最新の製品ですし、機能はとても魅力的なのでこちらの商品を使用してみようと思います。
        ありがとうございました。

  3. おかも より:

    いつも色々な情報ありがとうございます。非常に参考になります。
    今初めてのドラレコを検討しています。画質がいいということでVANTRUE・N4が候補でしたが、どうしても存在感(特に設置高さ的に)が気になり、そもそも可能性の低い有事の際の記録という設置目的に立ち返り、なるべくコンパクトで画質的にも問題のなさそうなものがいいと思うようになりました。
    そこでガーミンの47Zに心が引かれているのですが、
    ■記事で紹介いただいているMAXWINのシガーソケット電源ケーブル(CAB-DVR06)は違うメーカーの接続になりますが、駐車監視するしないに関わらず機能的に問題なく使用できるという認識で問題ないでしょうか?
    (駐車監視しない場合は、常時電源を接続せず、アクセサりーとアースだけを接続しての利用もできるという認識で問題ないですか?)
    ■駐車監視はバッテリーに負荷がかかるので現時点では積極的に利用することはないと考えていますが、IZONEが入手出来たら検討したいので、その際のことも考えてCAB-DVR06を利用し接続しておこうかなと思っています。ガーミンのケーブルではIZONEへの接続は問題ありとのことですが、このCAB-DVR06を利用すれば接続できるという認識で間違いないでしょうか?

    素人の質問で恐縮ですが、ご教示頂けると有難いです。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      おかも様
      そう言えば専用記事を書いていたのですが、公開するのを忘れてました。
      https://car-accessory-news.com/47z-parking/

      もちろんCAB-DVR06も使えますよ。ただ、このケーブルのACC線はタイマーとカットオフ制御開始のトリガーとして使う物なので、常時電源を繋がないのはNGかもしれません。
      タイマー設定を10秒にすれば駐車監視されません。
      https://amzn.to/30DVnoD

      外部バッテリーを使用する場合にはCAB-DVR06と外部バッテリーの間にiZONEの入れれば使用可能です。

  4. おかも より:

    Omi様
    あけましておめでとうございます。
    いつも早々のご教授ありがとうございます。
    もうすぐ新車に乗り換え予定です。
    初めてドラレコを付けようと思っていますが、ガーミンの47ZとVANTRUEN4で迷っています。
    なるべく取付位置が低くならないようにめい一杯上に付けたいのですが、上記2種なら設置した際の下端の高さにどの程度の違いが出るでしょうか?
    お分かりになるようでしたらご教授頂けるとありがたいです。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      おかも様
      N4は両面テープマウントで筐体下までの総長10cm、47Zは7cmです。

  5. おかも より:

    Omi様
    ご教授ありがとうございます。
    少し差があるのですね。
    いつも助かります。ありがとうございます。

  6. ひろ より:

    Omi様 いつも貴重な情報ありがとうございます。当方左ハンドル車に乗っています。右折時危険な思いをすることもあります。「47Z」はカメラを増設できるということですが、増設カメラをフロントガラス右上に設置して、親機のモニターには常時でも良いので映し出すことは可能でしょうか?イメージとしてはセルスターのレーダー探知機にサイドカメラの画像を写す感じです。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      ひろ様
      「47Z」は親機・子機の区別なく、スマホと1対4のBluetooth、1対1のWiFi接続になりますので、カメラ間での映像の出入力は出来ないですね。

  7. おかも より:

    Omi様
    いつもお世話になります。
    度々すみません。
    実映像を提供して頂いている車のリアにはガラスフィルムを貼られていますでしょうか?
    貼られているのであればどの程度の濃さ(可視光線透過率)のフィルムでしょうか?
    リアに関してはカメラの露出を最高にしているということですが、どの程度の濃さまで支障のない程度に映るのか気になっています。
    分かるようでしたらご教授頂けるとありがたいです。

  8. おかも より:

    Omi様

    早々のご教授ありがとうございます。
    いつも大変参考になります。
    VANTRUEのN4とガーミン47Zをテストされて、どちらがリアの濃さに対応できそうかという違いは感じられましたでしょうか?もちろん感覚論で。
    なるべくスッキリと設置したい反面、47Zは通信が頻繁に途切れるとのことなので、非常に迷っています。
    Omiさん的にどちらがお勧めでしょうか?
    お時間のある時で結構ですので、可能であれば理由含め教えて頂けないでしょうか?
    もちろん最終的には自己責任で選択します。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      おかも様
      リアの明るさなら専用ビュワーでの再生込みでN4ですね。
      通常はN4はリアカメラの明るさは+1までにしないと白飛びが出易くなりますが、濃い目のスモークの場合には+6までの調整幅があります。

  9. おかも より:

    ありがとうございます。
    心がN4に傾きました(笑)

  10. しんあうと より:

    いつも興味深い、客観的な記事を楽しみしており、もはや読む事が日課と化しています。

    さて、現在車入れ替えにあたりドラレコを検討しています。煽り運転は気にならないのですが、駐車場に停めていた際に側方から当て逃げされたことがあるので、その対策を兼ねての設置です(この時は前方だけの1カメラ体制であり、相手の車の1/4だけが映っていたので相手車輌を探すのに難渋しました)。こちらのDASH mini2を後方ガラス室内側から車内側にカメラを向けて設置する事は可能でしょうか?これが出来れば、ユピテルさんがコロンブスの卵的に教えてくれたような後部座席側からの撮影でドアパンチ対策といったことが可能になるのではと思った次第です。ご教示いただければ幸いです。どうぞ宜しくお願いします。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      しんあうと様
      可能ですがいくつか問題があります。
      ①mini2はマウントの形状により、そのままではリアガラスに内向きには付きません。
      社外品のステーなどで調整して下さい。
      https://amzn.to/33ScrbD
      https://amzn.to/3rvJyKJ

      ②録画視野角は水平121°程度ですので、取付位置ごとの撮影範囲に問題がないかご確認下さい。
      ③本機の駐車監視モードは衝撃検知ですので、ドアパンチの小さい衝撃は検知しない事も考えられます。(ここが一番の問題です)
      駐車監視モードに入れず、常時録画を継続する方法なら映ります。

  11. しんあうと より:

    Omi様

    早々にご返信頂き、誠にありがとうございます!まさかこんなにご親切にお答え頂けるとは思ってもいませんでした。
    さらにステーまでご紹介頂き、進むべき道が見えたような気がします!

    HNからなんとなくどの六連星の車もわかるかも知れませんが、月末に納車予定なので、まずはこちらで試してみようと思います。この度は本当にありがとうございます。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      しんあうと様
      何かありましたらご相談ください。

      • しんあうと より:

        ご無沙汰しております。
        ご教示頂いた通りに社外品ステーを買いmini2を後部設置で車内側に向け、元々はどこぞの業者さんに取付をお願いするつもりが、このサイトを何度も見るうちにこれはDIYだ!と20年ぶりくらいに車の電装品を取り付けてみました。
        配線が電源としてのUSBケーブルのみのためか、割と簡単に取り付ける事が出来ました。問題はOBD2端子を既にレーダーで使っていた事。謎のOBD2分岐ケーブルなる物を使い、今のところ普通に動いています。あとは動体検知さえ有れば・・・。
        ご心配頂いた視野角も特に問題無く、後から前に向けるというコロンブスの卵的な発想の良さを実感しています。Omi様がVANTRUE N4でまさかのフロントカメラ後付けという荒技を披露されているのを先程の記事で拝見し、さすが!と思って見ておりました。
        これからも記事を楽しみにしております。この度は大変お世話になりました!

        • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

          しんあうと様
          ガーミンはグローバルメーカーですし、日本で自社のドラレコに何が期待されているか、イマイチ把握していないような気がしますね。
          システムからするとN4よりもリアガラス内向きの取り付けに向いた機種だと思います。

  12. vox より:

    Omi様

    お久しぶりです。voxです。

    46Zから47Zへの買い替えを検討していたのですが、
    Omi様の記事、拝見しますと
    47Zには「動体検知」がないのですね!!

    46Zですと
    「衝撃のみ」「動体のみ」「両方」
    が選択できるものですから。

    買い換えるかどうか迷います…。

  13. MAKIMAKI より:

    こんばんは。

    そろそろ47Zを購入しようかと仕様を調べているのですが、専用ビューワーで動画を見た際にGPSデータを基にした地図表示はされるのでしょうか? どこを走っている時の映像かを見たいもので。

    よろしくお願い致します。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 より:

      MAKIMAKI様
      47Zは確かライブビュー、再生動画のいずれにも地図は表示されなかったと記憶しています。
      あれば掲載している筈だと思いますが、現物は手元にありませんので、正確に知りたい場合にはメーカーに直接お問い合わせ下さい。

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