※2019年8月29日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

「コムテックのレーダー探知機は誤報が多い!」これは同社のレーダー探知機、他社のレーダー探知機の両方を使用した事がある方なら誰しもが感じた事がある事かも知れません。

私もかつてはコムテックのレーダー探知器は「誤報」の多さには辟易していました。

そして警報の精度はやっぱりユピテルが一番!と感じていた訳なのですが、2019年の最新モデルではそんなコムテックとユピテルの誤報の関係性に大きな変化がありました。

2019年最上位モデルではコムテックの誤報が大幅に減少し、ユピテルの方が大幅に増えた為、誤報王の汚名はユピテルに着せられる事になりました。

ユピテルの誤報の多さは、コムテックの2倍以上となっています。

レーザーが探知出来るレーダー探知機の性能比較テスト

そもそもレーダー探知機の誤報って何?

レーダー探知機の誤報については、業界的にきちんと基準があり正確にはメーカーごとの見解と言ったところだと思います。

ユピテル・コムテックではこれを「誤警報」と呼んでいますが、世間一般的には「誤報」と呼んで差し支えないでしょう。

この動作を「レーダー探知の感度が高い故の動作であり、誤報でない」とする向きもあるようですが、言葉の使い方としてはメーカーの取り扱い説明書や、レーダー探知機のメニューに「誤警報」と書かれていますので、ここでは「誤報」=「取締りのレーダー波以外の電波、レーザー光線に対しての警報」と定義します。

ただし、この「誤報」はレーダー探知機の誤動作でも、故障でもありません…と言うのが正しい表現かと思います。

要は感度が高過ぎるがゆえに、取締りのレーダー波以外の電波に対してガンガン警報を鳴らしてしまうのが、誤報の原因であると一般的には考えられています。

誤報をカットするレーダー探知機の設定

なお、各社ともに誤報をカットする設定がありますが、3社で大体似たような項目となっており、一部にメーカー固有の誤報カット機能なども存在しています。

3社共通の誤報カットの設定

一つ目は時速30km未満ではレーダー波探知の警報を全てカットする設定です。

ユピテルではこれを「ACC/SE」、コムテックは「LSC」、セルスターは「L.S.C.」ですが、セルスターの場合にはカットする速度を時速30・40・50・60Kmから選択できます。

【ユピテル ACC/SE】

【コムテック LSC】

【セルスター L.S.C.】

二つ目はレーダー探知機の受信感度を3~4段階の中から選択する設定項目です。

ユピテル・セルスターは3段階、コムテックは2段階となっています。

①ユピテル:シティ・エクストラ・スーパーエクストラ

②コムテック:LO・HI・S-HI・HYP

③セルスター:スーパー・ウルトラ・エクストラ

 

なお、コムテックの場合にはこの4段階に加えて、更にXバンド/Kバンドを個別に2段階で感度調整が可能です。

また、ユピテル・コムテックにはこの二つの設定を速度に応じて自動で変更するシステムがあり、速度が上がれば上がるほどレーダー探知の感度を上げるような設定も可能になっています。(おそらくセルスターはオートモードがこれに該当)

【ユピテル ACC/ASS】

【コムテック ASC】

【セルスター 感度オート】

ただし、私はレーダー探知機の素の精度や力を知りたいのでこれらの機能は全てオフにして使用しています。

実際にレーダー波によるネズミ捕りに遭遇しても、低速走行の為に警報が鳴らないと損した気分になりませんか?

警報が鳴らないと、捕まらないにしてもそこで取締りが行われていた事に気が付かない可能性もありますので、よく通る道路であれば頻繁に取締りを行うポイントを知っていた方がうっかりスピード違反も防止できる確率が高まるとも考えています。

このような理由から、レーダー波の感度の設定は常に最高設定にしています。

誤報のキャンセルポイントの登録

3社ともに警報をキャンセルするエリアを手動で登録する事が可能です。

それ以外にもユピテルは別の日に同じ位置で警報が鳴ると、その場所は自動でキャンセルポイントとして登録される機能があります。

【ユピテル Iキャンセル機能】

最新のコムテックのモデルでは誤報検知機能が削除されており、警報中に手動でキャンセル操作を行う仕様となっています。(自分しか乗らない車だと運転中の操作は危険ですね)

セルスターにはこのようなキャンセルポイントの抽出機能は表向きはありません。(内部的にはあるかも)

コムテックの誤警報キャンセルエリア

コムテックのレーダー探知機には、購入時点から「誤警報キャンセルエリア」なるものが登録されており、このエリアでは自動的に警報がキャンセルされる仕様となっています。

ごく稀にこの機能が発動するのを目撃する事があるのですが、発動率が低すぎでイマイチ有効性が感じられません。

因みにWiFi対応モデルでは、個々の車両に搭載されたレーダー探知機が受信した取締り情報をコムテックのサーバーに送り、誤報か否かの判断をした後に、他のユーザーに情報を拡散しているそうです。(ホントかよ?)

そもそも、正確な誤報の切り分けが可能なら、レーダー探知機が探知した全ての誤報をキャンセルポイントとして配信出来るんじゃないのかな?と思うのですが、なんでやらないのかな?これが出来ればコムテックを全面的に支持するんですけど…。

誤報の原因と対策について

レーダー探知機の誤報の原因は、大きく分けると以下の3つになるかと思います。

①自動ドアなどの固定物から発せられる電磁波の影響

②走行中の車から飛ばされるセーフティ機能の電波の影響

③自分の車に搭載されている他のガジェットが発する毒電波

①と②についてはレーダー側の感度を調整するしか対策は出来ませんが、③については場合によっては有効な対策が可能です。

因みに毒電波を発するガジェット類としては、中華ドラレコなどが考えられますが、セルスターの2016年までのレーダー探知機も毒電波を発しているようで、コムテックのレーダー探知機全般とユピテルの2017年以降のモデルの誤報を誘発するケースがある事を確認しました。

なので最近はセルスターのレーダー探知機は同時テストには使用してません。(小型オービスのレーダー波にもレーザーにも対応してないですし、機能・性能重視では蚊帳の外です)

また、コムテックのモデルについても、同じコムテックの他の型番と同時に駆動させると誤報が出易くなる現象も確認出来ていますし、レーダー探知機全般がかなり電磁波に弱いと言えますね。

他のガジェットの影響で誤報が出ているかどうかは、誤報が出た場所でレーダー探知機以外のガジェット類の電源をオフする事で確認出来ます。

毒電波の出元が確認出来たら、フェライトコアで対策を行うか、出元とレーダー探知機との間にアルミホイルやアルミ板などを設置する事で誤報が軽減される事があります。

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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