※2020年8月15日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

かつて「誤報が多いレーダー探知機と言えばコムテック」と言うのは業界では有名な話でしたが、2017年以降はユピテルも誤報が増えてコムテックと誤報王の座を巡って争っています。(笑)

なぜこんな事になってしまったのか?

レーダー探知機の誤報が増えている原因

もともとレーダー探知機の誤報は、スピード違反の取締に使われてる周波数と同じ電波を使っている自動ドアなどの設備を誤認識して警報してしまう事が原因でした…2016年モデルまでは。

2017年モデルからはセルスター以外の2社で誤報が極端に増えているのですが、主な原因は2017年からユピテル・コムテックの製品が新型のセンシス製の小型オービス「SSS」と「MSSS」が発する24.1GHzの周波数帯の電波を新たに探知出来るようになった点にあります。

この24.1GHzと言う周波数は、マツダ車の後方検知システムなどにも使われているばかりか、市街地のそこら中に設置されているアイツも使っています。

コカ・コーラの人感センサー自販機による誤報

最近の自販機は環境への配慮から人感センサーで電力を制御するタイプが普及しているようですが、コカ・コーラーアプリ対応の自販機はは全て人感センサーを搭載しているようです。

これらは24GHz帯の電波を飛ばして動体検知を行っているようですが、レーダー探知機が探知するKバンド24.1GHzと非常に近い周波数のようですので、レーダー探知機が取り締まりのレーダー波と誤認しやすくなっています。

因みにこの自販機のセンサーモジュールの種類は不明ですが、自販機に使われるドップラーセンサーは24GHz帯が一般的で、富士通では以下のようなセンサーコンポーネントを生産しています。

注3)デフォルトでは24.11GHz、24.15GHz、24.19GHzの3チャンネル対応となっております。
お客様のご要望に合わせて最大11チャンネルまでのカスタマイズ対応が可能です。

24.10GHzにもカスタマイズ出来そうですが、Kバンドの取締りレーダー波と周波数が丸被りする可能性もありそうです。

こちらはレーダー探知機が自販機の動体検知用の電波を取締レーダー波と後にして警報している様子です。

 

レーダー探知機ごとの誤報の頻度の傾向

各社の誤報の傾向についての直近のテストは2020年夏に行いました。

【2020年夏版】「LS700」「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」の都内での誤報テスト結果

ユピテル・コムテックとも誤報が非常に多いと言う結果に終わっています。

※セルスターレーダー探知機はセンシス製の小型オービスのレーダー波が発する電波を受信する事が出来ませんので、最近のテストからは外しています。

誤報をカットするレーダー探知機の設定

なお、各社ともに誤報をカットする設定がありますが、3社で大体似たような項目となっており、一部にメーカー固有の誤報カット機能なども存在しています。

3社共通の誤報カットの設定

一つ目は時速30km未満ではレーダー波探知の警報を全てカットする設定です。

ユピテルではこれを「ACC/SE」、コムテックは「LSC」、セルスターは「L.S.C.」ですが、セルスターの場合にはカットする速度を時速30・40・50・60Kmから選択できます。

【ユピテル ACC/SE】

【コムテック LSC】

【セルスター L.S.C.】

二つ目はレーダー探知機の受信感度を3~4段階の中から選択する設定項目です。

ユピテル・セルスターは3段階、コムテックは2段階となっています。

①ユピテル:シティ・エクストラ・スーパーエクストラ

②コムテック:LO・HI・S-HI・HYP

③セルスター:スーパー・ウルトラ・エクストラ

 

なお、コムテックの場合にはこの4段階に加えて、更にXバンド/Kバンドを個別に2段階で感度調整が可能です。

また、ユピテル・コムテックにはこの二つの設定を速度に応じて自動で変更するシステムがあり、速度が上がれば上がるほどレーダー探知の感度を上げるような設定も可能になっています。(おそらくセルスターはオートモードがこれに該当)

【ユピテル ACC/ASS】

【コムテック ASC】

【セルスター 感度オート】

ただし、私はレーダー探知機の素の精度や力を知りたいのでこれらの機能は全てオフにして使用しています。

実際にレーダー波によるネズミ捕りに遭遇しても、低速走行の為に警報が鳴らないと損した気分になりませんか?

警報が鳴らないと、捕まらないにしてもそこで取締りが行われていた事に気が付かない可能性もありますので、よく通る道路であれば頻繁に取締りを行うポイントを知っていた方がうっかりスピード違反も防止できる確率が高まるとも考えています。

このような理由から、レーダー波の感度の設定は常に最高設定にしています。

誤報のキャンセルポイントの登録

3社ともに警報をキャンセルするエリアを手動で登録する事が可能です。

それ以外にもユピテルは別の日に同じ位置で警報が鳴ると、その場所は自動でキャンセルポイントとして登録される機能があります。

【ユピテル Iキャンセル機能】

最新のコムテックのモデルでは誤報検知機能が削除されており、警報中に手動でキャンセル操作を行う仕様となっています。(自分しか乗らない車だと運転中の操作は危険ですね)

セルスターにはこのようなキャンセルポイントの抽出機能は表向きはありません。(内部的にはあるかも)

コムテックの誤警報キャンセルエリア

コムテックのレーダー探知機には、購入時点から「誤警報キャンセルエリア」なるものが登録されており、このエリアでは自動的に警報がキャンセルされる仕様となっています。

ごく稀にこの機能が発動するのを目撃する事があるのですが、発動率が低すぎでイマイチ有効性が感じられません。

因みにWiFi対応モデルでは、個々の車両に搭載されたレーダー探知機が受信した取締り情報をコムテックのサーバーに送り、誤報か否かの判断をした後に、他のユーザーに情報を拡散しているそうです。(ホントかよ?)

そもそも、正確な誤報の切り分けが可能なら、レーダー探知機が探知した全ての誤報をキャンセルポイントとして配信出来るんじゃないのかな?と思うのですが、なんでやらないのかな?これが出来ればコムテックを全面的に支持するんですけど…。

誤報の原因と対策のまとめ

レーダー探知機の誤報の原因は、大きく分けると以下の3つになるかと思います。

①自動ドア・自販機などの固定物から発せられる電波の影響

②走行中の車から飛ばされる運転補助機能の電波の影響

③自分の車に搭載されている他のガジェットが発する毒電波

①と②についてはレーダー側の感度を調整するしか対策は出来ませんが、③については場合によっては有効な対策が可能です。

因みに毒電波を発するガジェット類としては中華ドラレコなどが考えられますが、セルスターの2016年までのレーダー探知機も毒電波を発しているようで、コムテックのレーダー探知機全般とユピテルの2017年以降のモデルの誤報を誘発するケースがある事を確認しました。

また、コムテックのモデルについても、同じコムテックの他の型番と同時に駆動させると誤報が出易くなる現象も確認出来ていますし、レーダー探知機全般がかなり電磁波に弱いと言えますね。

他のガジェットの影響で誤報が出ているかどうかは、誤報が出た場所でレーダー探知機以外のガジェット類の電源をオフする事で確認出来ます。

毒電波の出元が確認出来たら、フェライトコアで対策を行うか、出元とレーダー探知機との間にアルミホイルやアルミ板などを設置する事で誤報が軽減される事があります。

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ レーダー探知機のメニュー入口

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