ユピテル・コムテックのレーダー探知機の誤報の傾向と対策のまとめ

※2020年1月2日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

かつて「誤報が多いレーダー探知機と言えばコムテック」と言うのは業界では有名な話でしたが、2017年以降はユピテルも誤報が増えてコムテックと誤報王の座を巡って争っています。(笑)

なぜこんな事になってしまったのか?

レーダー探知機の誤報が増えている原因

もともとレーダー探知機の誤報は、スピード違反の取締に使われてる周波数と同じ電波を使っている自動ドアなどの設備を誤認識して警報してしまう事が原因でした…2016年モデルまでは。

2017年モデルからはセルスター以外の2社で誤報が極端に増えているのですが、主な原因は2017年からユピテル・コムテックの製品が新型のセンシス製の小型オービス「SSS」と「MSSS」が発する24.1GHzの周波数帯の電波を新たに探知出来るようになった点にあります。

この24.1GHzと言う周波数は、マツダ車の後方検知システムなどにも使われているばかりか、市街地のそこら中に設置されているアイツも使っています。

コカ・コーラの人感センサー自販機による誤報

最近の自販機は環境への配慮から人感センサーで電力を制御するタイプが普及しているようですが、コカ・コーラーアプリ対応の自販機はは全て人感センサーを搭載しているようです。

これらは24GHz帯の電波を飛ばして動体検知を行っているようですが、レーダー探知機が探知するKバンド24.1GHzと非常に近い周波数のようですので、レーダー探知機が取り締まりのレーダー波と誤認しやすくなっています。

因みにこの自販機のセンサーモジュールの種類は不明ですが、自販機に使われるドップラーセンサーは24GHz帯が一般的で、富士通では以下のようなセンサーコンポーネントを生産しています。

注3)デフォルトでは24.11GHz、24.15GHz、24.19GHzの3チャンネル対応となっております。
お客様のご要望に合わせて最大11チャンネルまでのカスタマイズ対応が可能です。

24.10GHzにもカスタマイズ出来そうですが、Kバンドの取締りレーダー波と周波数が丸被りする可能性もありそうです。

こちらはレーダー探知機が自販機の動体検知用の電波を取締レーダー波と後にして警報している様子です。

レーダー探知機 VS 自販機ドップラー人感センサー2019年

だからKバンドで取り締まるセンシスの移動式MSSSは脅威!

Kバンドの取締りに使われる24.1Ghz帯はコカ・コーラの動体検知自販機や、マツダ車の後方検知に使われているものと同じらしく、現状の技術ではこれらの電波を切り分けて警報するのが困難らしく、感度の調整で対処するしかありません。

なお、ユピテル・コムテックの最新のレーダー探知機ではレーダー警報の発報強度をカスタマイズ可能ではありますが、ほとんど誤報のないXバンド警報も一括して調整されてしまうのが難点ですし、強度を落とすと本物の取締りの際に警報が出るのが遅くなると言う問題点もあります。

※コムテックの製品は感度を落とすと本物のオービスでは警報しません。

「ZERO 909LS」 レーダー式小型オービス受信テスト Kバンド センシス「SSS」その1夜間実施編

しかも最悪な事にこれからMSSSが増えるらしい

最新の今井亮一氏の情報では、官僚の天下り先の確保の絡み(推察だが)で価格が高いにも関わらず日本の東京航空計器製のレーザー式取締機の導入が進んでいたが、最近はコストが効果に見合わないと言う評価を受けているようで、価格安いKバンドレーダー波を使うセンシス製を導入する都道府県警が増えているそうです。

同記事内の天下りに関するソース

2013年当時は、通学路等の安全を旗印に高性能の新型オービス(特に可搬式)を導入し、新制度すなわち速度違反金と民間委託へ進むつもりだった。可搬式はかなりの台数が必要となる。大きな商売になる。当然、高報酬の天下りポストが生まれる。良い悪いはともかく、日本の根幹は官僚、官僚の根幹は天下りといわれる。

なのにセンシスは天下りをどうしても受け入れなかったようだ。この点について、のちにセンシスは『ラジオライフ』(三才ブックス)からの質問に対しこう答えている。「本国には非常に厳しい企業倫理がありその企業倫理を日本でも守らなければいけません。弊社は製品の性能、サポート、信頼を勝ち取って戦うしかありません」。

また、同記事内では朝日新聞の以下記事を紹介しており、元記事には800万円と言う価格からセンシス製のKバンドレーダー取締り機と予測されるものが、北海道・埼玉・千葉・岐阜・三重・大阪・兵庫・福岡・佐賀など18都道府県警に計33台を追加される、と記載されています。

 可搬式オービスが初めて配備されたのは15年度で、埼玉、岐阜の両県警に計2台だった。その後、16年度計6台(5県警)、17年度計17台(13都県警)、18年度計39台(26都道県警)、19年度計60台(38都道府県警)と増えてきた。今年度は未配備の山形、茨城、新潟、鳥取、山口、徳島、高知、鹿児島、沖縄の9県警に計10台を置く。すでに配備実績がある北海道や埼玉、千葉、岐阜、三重、大阪、兵庫、福岡、佐賀など18都道府県警にも計33台を追加する。費用は1台800万円ほどだ。

現状のレーダー探知機側のKバンドの警報精度を考えるとセンシス製の取締機が増えるのは困りますね。

※セルスターの製品はKバンドの探知自体に対応していません。(電波を検知しない状態でも、GPSデータに紐付けて「レーダーを探知しました」と疑似探知警報を出す)

レーダー探知機ごとの誤報の頻度の傾向

各社の誤報の傾向についての直近のテストは2020年秋に行いました。

レーダー探知機3機種 都内誤報テスト コムテック「ZERO 909LS」「ZERO808LV」ユピテル「LS700」2020年10月版
【2020年夏版】「ZERO 909LS」「LS700」「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」の都内での誤報テスト結果
...

誤報の頻度は探知距離とは反比例に近いと言う結果で、根本的な改善はなされていないようです。

※セルスターレーダー探知機はセンシス製の小型オービスのレーダー波が発する電波を受信する事が出来ませんので、最近のテストからは外しています。

小型オービスのレーダー波は受信せず セルスター2020年最上位レーダー探知機「AR 7」の挙動チェック

誤報をカットするレーダー探知機の設定

なお、各社ともに誤報をカットする設定がありますが、3社で大体似たような項目となっており、一部にメーカー固有の誤報カット機能なども存在しています。

3社共通の誤報カットの設定

一つ目は時速30km未満ではレーダー波探知の警報を全てカットする設定です。

ユピテルではこれを「ACC/SE」、コムテックは「LSC」、セルスターは「L.S.C.」ですが、セルスターの場合にはカットする速度を時速30・40・50・60Kmから選択できます。

【ユピテル ACC/SE】

【コムテック LSC】

【セルスター L.S.C.】

二つ目はレーダー探知機の受信感度を3~4段階の中から選択する設定項目です。

ユピテル・セルスターは3段階、コムテックは2段階となっています。

①ユピテル:シティ・エクストラ・スーパーエクストラ

②コムテック:LO・HI・S-HI・HYP

③セルスター:スーパー・ウルトラ・エクストラ

 

なお、コムテックの場合にはこの4段階に加えて、更にXバンド/Kバンドを個別に2段階で感度調整が可能です。

また、ユピテル・コムテックにはこの二つの設定を速度に応じて自動で変更するシステムがあり、速度が上がれば上がるほどレーダー探知の感度を上げるような設定も可能になっています。(おそらくセルスターはオートモードがこれに該当)

【ユピテル ACC/ASS】

【コムテック ASC】

【セルスター 感度オート】

ただし、私はレーダー探知機の素の精度や力を知りたいのでこれらの機能は全てオフにして使用しています。

実際にレーダー波によるネズミ捕りに遭遇しても、低速走行の為に警報が鳴らないと損した気分になりませんか?

警報が鳴らないと、捕まらないにしてもそこで取締りが行われていた事に気が付かない可能性もありますので、よく通る道路であれば頻繁に取締りを行うポイントを知っていた方がうっかりスピード違反も防止できる確率が高まるとも考えています。

このような理由から、レーダー波の感度の設定は常に最高設定にしています。

誤報のキャンセルポイントの登録

3社ともに警報をキャンセルするエリアを手動で登録する事が可能です。

それ以外にもユピテルは別の日に同じ位置で警報が鳴ると、その場所は自動でキャンセルポイントとして登録される機能があります。

【ユピテル Iキャンセル機能】

最新のコムテックのモデルでは誤報検知機能が削除されており、警報中に手動でキャンセル操作を行う仕様となっています。(自分しか乗らない車だと運転中の操作は危険ですね)

セルスターにはこのようなキャンセルポイントの抽出機能は表向きはありません。(内部的にはあるかも)

コムテックの誤警報キャンセルエリア

コムテックのレーダー探知機には、購入時点から「誤警報キャンセルエリア」なるものが登録されており、このエリアでは自動的に警報がキャンセルされる仕様となっています。

ごく稀にこの機能が発動するのを目撃する事があるのですが、発動率が低すぎでイマイチ有効性が感じられません。

因みにWiFi対応モデルでは、個々の車両に搭載されたレーダー探知機が受信した取締り情報をコムテックのサーバーに送り、誤報か否かの判断をした後に、他のユーザーに情報を拡散しているそうです。(ホントかよ?)

そもそも、正確な誤報の切り分けが可能なら、レーダー探知機が探知した全ての誤報をキャンセルポイントとして配信出来るんじゃないのかな?と思うのですが、なんでやらないのかな?これが出来ればコムテックを全面的に支持するんですけど…。

※切り分けは全く正確ではなく、自販機ポイントの共有警報が多いです。

誤報の原因と対策のまとめ

レーダー探知機の誤報の原因は、大きく分けると以下の3つになるかと思います。

①自動ドア・自販機などの固定物から発せられる電波の影響

②走行中の車から飛ばされる運転補助機能の電波の影響

③自分の車に搭載されている他のガジェットが発する毒電波

①と②についてはレーダー側の感度を調整するしか対策は出来ませんが、③については場合によっては有効な対策が可能です。

因みに毒電波を発するガジェット類としては中華ドラレコなどが考えられますが、セルスターの2016年までのレーダー探知機も毒電波を発しているようで、コムテックのレーダー探知機全般とユピテルの2017年以降のモデルの誤報を誘発するケースがある事を確認しました。

また、コムテックのモデルについても、同じコムテックの他の型番と同時に駆動させると誤報が出易くなる現象も確認出来ていますし、レーダー探知機全般がかなり電磁波に弱いと言えますね。

他のガジェットの影響で誤報が出ているかどうかは、誤報が出た場所でレーダー探知機以外のガジェット類の電源をオフする事で確認出来ます。

毒電波の出元が確認出来たら、フェライトコアで対策を行うか、出元とレーダー探知機との間にアルミホイルやアルミ板などを設置する事で誤報が軽減される事があります。

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策
...

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ レーダー探知機のメニュー入口

コメント

  1. コムテック初購入 より:

    こんにちわ。初めてコムテック購入しましたが、誤警報が多いです。
    バグなのか、何も無いところでレーダー受信し
    その後は、レベル4レベル3で受信したままになります。
    再起動でも同じく受信したままの時があります。自宅駐車場では鳴らないのに鳴り続けるそれが嫌ですね。

  2. ひらやん より:

    こんにちは^^
    704Vの記事の件ではありがとうございました

    やはり、セルスター自体から何かしらのノイズが発生して
    それをコムテックが拾うってパターンですね

    セルスターは強烈なノイズを出してるのに自分は知らんぷり・・・・
    かなり感度を絞ってる気がするのですが・・・
    近くでよくステルス取締りやってますがセルスターはユピやコムが反応する場所に
    近づいても無反応って場合が基本ですしいわゆる誤警報もセルスターはほとんど
    通常警報でなくステルス警報ばっかのような印象を受けるのですがね・・・
    また、セルスターのアシュラリンク警報を発した場合や天気情報画面に切り替わると
    かなりの確率で誤報してました(この場合はユピテルも・・・)
    そんなことないですか?

    今は、フェライトコア施工も多少は関係あるとは思いますが
    一番大きな要因は電源配線だと思います

    私の場合は、3機種ともシガー配線なのですがその場所を2又等を使用して
    それぞれ離したりしたら今は本当に誤警報はほぼ無くなりました
    (あれだけ誤報の嵐だったんですが・・・)

    最後に取締件数の違いはやはり踏切ポイントのカウントを変更しただけの話みたいですね
    903VSと併用して使用しましたが取締りポイントの違いは全く感じられなく
    お互い同じ場所を登録・警報するようなので・・・
    703Vから機種変更しましたがなんかだまされた感じです・・・^_^;

    以上、失礼しました

    • 管理人Omi より:

      ひらやん様

      厳密には分からないのですがセルスターのレーダー探知器が何かの動作、(こちらで見る限りはNシステムや事故ポイントなど様々で特定出来ません)で誤報がなっているようです。
      検証は難しですね~、感覚や印象もありますし(笑)」

      併設する場合には電源も本体位置も出来るだけ離してノイズ対策をするのが今のところ考え得る最良の策でしょうね。

      因みにコムテックの共有ポイントの更新は体感出来ましたか?私の場合は過去に共有ポイントに設定されていた場所が削除されていました(多分)
      この共有ポイントの精度で信頼性が大きく変わりそうですが、これもユーザーからは検証できないんですよね…残念ながら

      • ひらやん より:

        こんにちは

        間違ってたらすいません
        取締共有システムは確かレーダー波を受信したらサーバーへ自動で登録されると思うのですがリアルタイムに警報するために何時間後には削除されるというイメージなんですが違いましたかな?

        一旦サーバーに自動登録されてもその後同じ場所でレーダー波を受信し情報更新しない限り削除される…鮮度重視みたいな

        あくまで今やってるかもよ!ってのを知らせるのが取締共有システムだと思いますが違ったかな?

        ぶっちゃけ取締共有システムに活用出きるのはレーダー波受信する取締りなんでレーダー探知機積んでるなら当然普通受信すると思うのであまり意味ないような…ステルス取締りには有効かもですね

        以上、失礼しましま(^_^)

        • 管理人Omi より:

          ひらやん様
          確かにアップされている動画では2014年モデルのZERO94VSと同じ仕様でリアルタイムになっているようですね。
          最近自宅の近くで共有ポイントがあるのに気が付いて見に行ったのですが、ここはやらんでしょ?という場所でした(笑)

          仰る通り、他車が探知した地点なら自分の端末も警報を出すでしょうから、有効なのはステルスだけになるかも知れませんね。

  3. とおりん より:

    はじめまして。
    コムテック ZERO 100lを使用していますが、
    高速でマツダ車の後ろにつくとBSMの影響で警報が鳴りっぱなしになります。
    VWやAudiの後ろでもよくあります。
    Kバンド 24.1Gへの反応のようです。
    Webで調べても同様症状の記事が少しはありますが
    もっとたくさん騒がれててもおかしくないレベルです。感度の個体差なのか??
    サービスセンターに問い合わせると、どうしようもないとのこと。
    新製品の105lではKバンドのON/OFF可能とあったので
    センターに確認したところ、レーダー完全OFFのモードで可能とのこと。
    それでは使えないとおもいました。
    管理人様 なにかよいアドバイスはありませんでしょうか?

    • 管理人Omi より:

      とおりん様
      コムテックのレーダー探知機は全般的に誤報に対しての対策が不充分で、逆に感度の高さを売りにしているところもありますね。
      残念ですが、これはレーダー探知機のプログラム上の問題なので、誤報を無くす方法は思いつきません。

  4. カネダ より:

    レーダー探知機の誤報が増えすぎるのであればセンシス製Kバンドへの対応は完全に諦めてセルスター製品にするという選択肢も出てきますね。

    管理人様は性能比較を重要視されているため誤報カット機能をオフにしているとのことですが、実際に取り付けた時にバンバン誤報が鳴るようだとある程度の誤報カット機能を使わざるを得ないと思います。
    その設定で万が一期待していたほどの検知が出来ないと思うとなかなか購入に踏み切れないですね。

    もし宜しければ、おススメ機種における誤報カットのおススメ設定なを教えていただきたいです。

    • 管理人Omi より:

      カネダ様
      >センシス製Kバンドへの対応は完全に諦めてセルスター製品にするという選択肢も出てきますね。
      TV局みたいに大きなスポンサーがつけば、誤報の頻度と人間の反応の相関関係を統計データから分析できそうですよね。
      こういったデータが無い限りは個々のユーザーの好みとしか言いようが無いんですよね(笑)

      機能面からのおすすめ機種はLS700ですが、この機種の場合には誤報と警報距離のバランスを考えればL2以上を警報(100~120m手前での警報になることが多い)、多少誤報が多くても長距離から警報(最大で200m超)させたいなら感度最高のスーパーエクストラです。

      MSSSは50m手前付近では測定が終わっている可能性が高いので、100~120m手前の警報で間に合うかどうか?それなら余裕をもって200m手前から警報させるのか?
      誤報に対する感じ方は人それぞれなので、どちらを選ぶかは好みですね…。最近の私は感度最高のスーパーエクストラで使ってますので、この設定でうるさいなら誤報カット機能で少しずつカットしていく方法をおすすめします。

      ユピテルの調整はアナログ的?に段階的に感度が変わる気がしますが、コムテックは感度を落とすといきなり無反応になったりしますね。やはりこういった部分でもユピテルの方が洗練されていると思います。

  5. 水野 より:

    昨夏、セルスターのW86LAからユピテルのZ200Lに変更しました。
    いつも通る場所にコカ・コーラの自販機があるのですが、自動キャンセル機能があるはずなのにそこだけは反応するんですよね(他はちゃんとキャンセルしてくれるのですけど)。
    何か自販機自体に違いがあるのでしょうか。
    また、ドライブ中の1本道で前にマツダのCX-3が走っていて、これも反応しまくりでした。
    逃げようにも脇道は無し、車間を開けようにも自車の後ろもかなりの台数で閉口しました。
     ※前のCX-3がやっといなくなったと「ホッ」としたのもつかの間、また別のCX-3が…(笑)

    • 管理人Omi より:

      水野様
      ユピテルの自動キャンセルは2度通過しただけ…と言う条件以外に、本物の取り締まりをキャンセルしない為の何かの要素が存在するのかも知れませんね(電波の強度など)
      マツダ車の後方ミリ波は探知機殺しですよね(笑)

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