こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
70maiの「A810」は、動体検知にて4K+フルハイビジョンの録画が可能な、駐車監視向けの機種ですので、今後は駐車監視についてのご質問が増えてこようかと思います。
そこでこの記事では「A810」で駐車監視をされる方向けに、「A810」の駐車監視の仕組みと使い方について解説します。
「A810」の駐車監視モードの仕組み
一般的なドライブレコーダーの駐車監視モードは、エンジンのON/OFFを電流の流れによって検知して、駐車監視モードへの出入りを行いますが、「A810」についても専用の3芯ケーブルを使用する事で、同様の動作を行います。
「A810」の駐車監視モードの録画方式は、エンジンのON/OFFに連動する自動切り替えの次の2つのモードの組み合わせとなります。
こちらの環境では、何故か動体検知は全く機能しませんでした。
従って駐車監視を行う際には、原則としてタイムラプス+衝撃検知での運用をおすすめします。
「A810」の駐車監視行う為に必要な手順
「A810」で外部バッテリーを使わずに駐車監視を行う場合には、こちらのOPの赤・黄・黒の駐車監視用3芯ケーブルが必要です。
このケーブルの
に接続する事で、エンジンOFFに連動して選択したモードに切り替わります。
タイムラプス+衝撃検知モードによる駐車監視の運用手順
タイムラプスモードによる駐車監視を行う場合には、駐車監視の設定から「タイムラプス」と「衝撃検知」をオンにします。
このモードでは1秒1コマのタイムラプス録画を常時行いながら、衝撃を検知するとその直後から一定時間15fpsの録画モードに切り替わります。
タイムラプスモードの録画データのサイズは、以下の通りとなります。
駐車監視をせず、ドラレコを強制シャットダウンさせる場合の操作
駐車監視の設定をONにしてある場合には、外出先などでエンジンをOFFにすると自動で駐車監視モードに入りますので便利ですが、自宅駐車場で駐車監視をしない場合にはエンジンをOFFにする前後に電源ボタンを長押しする事で、駐車監視をキャンセルしてドラレコをシャットダウンする事が出来ます。
※3芯ケーブルを使用している場合、駐車監視モードの設定をOFFにしておけば、エンジンのOFFに合わせて電源が落ちますが、これは電源ボタンの長押し以上に面倒です。
このボタンを押し忘れると自宅駐車場でも延々と駐車監視を行い、無駄にバッテリーを傷める事になります。
その都度電源ボタンでの操作が面倒だ、という方には、こちらの「iZONE」との併用がおすすめです。
「iZONE」に自宅などの駐車監視が必要ない場所を登録しておくと、「A810」の駐車監視の設定がONであっても、その場所ではエンジンをOFFにすると自動的に電源が落ちるようになります。
駐車監視の消費電力
「A810」のタイムラプスモードでの消費電力の計測結果はこちらの通りでした。
外部電源を使用した駐車監視
上述の消費電力から、ドラレコ専用の急速充電バッテリー「iCELL」ではこちらのような駆動時間の予測となります。(タイムラプスモードの5.5Wでシミュレーション)
型番 | B6A | B12A |
---|---|---|
容量 | 76Wh | 153Wh |
駆動時間 | 12時間 | 24時間 |
満充電 | 50分 | 100分 |
iCELLと「A810」との取り付け方法はこちらの3芯ケーブルパターンが該当します。
※70maiのOP3芯ケーブルは、一般的な配線の配色とは異なり、以下の色となっています。
iZONEとの接続方法
「iZONE」との接続の際には以下のようにOPの駐車監視用3芯ケーブルを使用します。
※70maiのOPの駐車監視用3芯ケーブルは、一般的な配線の配色とは異なり、以下の色となっています。
「iCELL」、「iZONE」との組合せ
「iCELL」、「iZONE」との組み合わせの場合には、OPの駐車監視用3芯ケーブルを使用し、この図のように接続します。
※70maiのOPの駐車監視用3芯ケーブルは、一般的な配線の配色とは異なり、以下の色となっています。
まとめ
以上、「A810」の駐車監視モードの使い方、取り付け・設定方法について解説しました。
「A810」のレビュー本編についてはこちらの記事をご参照下さい。
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