※2018年3月7日更新~2018年モデルが発表された為、記述を見直しました

2018年モデルのケンウッド彩速ナビは、昨年末に先行してアッパーミドルグレードの700/800系が発売されていましたが、2月~3月にかけて残りのエントリー・スタンダード・ハイエンドクラスのモデルが発表されています。

ケンウッド彩速ナビの特徴

ケンウッドの彩速ナビは、その名の通り最速です…と言うのが最大の特徴かと思いますが、ここ2~3年の市場の流れと彩速ナビの進化を見ていると、その特徴がより際立った…と言うより他の特徴が薄まった感があります。(笑)

3年位前までは唯一のハイレゾ音源対応のメーカーでしたが、このところは他社もハイレゾモデルを出していますし、話題性という部分を考えると今一つ特徴がなくなって来たかな?という印象が最近は強くなってきました。

ただし、目立たない部分では年次の更新でかなり手が入っており、インターフェイスの使い易さや下位モデルへの惜しみない機能のフィードバックなど、全体的な評価は悪くはありません。(個人的には)

小粒だがピリリと辛いセールスポイントをいくつも備えているのが、2018年のケンウッドの彩速ナビかな~と感じています。(派手さはないですし、面白味もありませんが)

2018年時点での彩速ナビの特徴を挙げると以下の通りになります。

  • 地図の更新費用が安い
  • 彩速の名の通り、処理が速い
  • インターフェイスがかなり研究されており、見易く使い易い
  • 上位モデルから下位モデルへの機能の落とし込みが早い
  • 上位モデルではスマートループにも対応
  • 音楽再生機能には他社よりもこだわっている
  • 連動するドライブレコーダーが高解像度

地図の更新費用が安い

他のメーカーに比べて優れているのは、なんと言っても国内最大手のナビゲーションサイト「MapFan」と提携しており、地図データの更新が全てのモデルで年会費3,600円の「KENWOOD MapFan Club」に入会する事で年に2回まで無料で出来る点です。

他のメーカーは低価格モデルの地図データの更新を完全に切り捨てているか、もしくは1万円台後半から販売という形をとっていますので、この差はカーナビを選ぶ上では非常に重要なポイントになります。

また、2016年以降に発売されたモデルに関してはグレードに関わらず1年の無料更新期間が付属するのもなかなか太っ腹だと思います。

彩速の名の通り、処理が速い

最近はスマホやタブレットの性能も上がり、普段からサクサクヌルヌルの操作感に慣れている人にとっては従来のカーナビの重たい動きはストレスがたまります。

各社のカーナビの中で、最もスマホに近い操作感でストレスなく地図をサクサク動かせるのはケンウッドの彩速ナビだと思います。

他社のモデルは描画やスクロールがやや引っ掛かりますが、彩速ナビは地図の操作だけでなく、ルート探索やその他の処理で全くストレスなく動かす事が可能です。(ピンチ系の操作は700/800/900系のみ)

 

インターフェイスがかなり研究されており、見易く使い易い

カーナビのインターフェイスは慣れの問題もありますので一概に比較は出来ませんが、もともと完成度が高かったケンウッドのカーナビは、この2~3年でコツコツ細かい部分の見直しを行っています。

特に右左折する交差点手前の案内は、以前からこだわりがありましたが、年次でさらなる使い易さを求めて改善を繰り返しています。(派手さはないですが)

上位モデルから下位モデルへの機能の落とし込みが早い

彩速ナビの最大の魅力の一つが、下位モデルの機能面での充実です。

他社の場合、グレードを分ける為に無理矢理下位モデルの機能を絞り込んでいる感がありますが、ケンウッドの場合には過去の上位モデルの機能を下位モデルに落とし込むサイクルが早く、地図更新についても上位と下位で大きな差別化はしていません。

※一方で、アッパーミドル以上のグレードの魅力がイマイチな気がします。(特に最近は)

上位モデルではパイオニアのスマートループ渋滞情報にも対応

パイオニアの「スマートループ渋滞情報」は、VICSなどの渋滞情報やユーザーの走行データによる情報を組み合わせて、より正確な渋滞情報をユーザーにフィードバックするシステムです。

パイオニア以外の他社のカーナビは都内のみ対応の「VICS WIDE」が使用可能ですので、都内では渋滞回避能力にそれほど差は出ないのかも知れませんが、東京以外の都心部に近いところでは「スマートループ渋滞情報」が力を発揮してくれるかと思います。(MDV-Z、MDV-Mの型番が対象)

 

ケンウッドのカーナビで「スマートループ渋滞情報を利用する方法は2つあります。

ひとつ目は、スマホを利用してBluetoothで「KENWOOD Drive Info.」と連携させることで「スマートループ渋滞情報」を使用する方法です。(対応機種

この方法だと、スマホのアプリ内課金という形になります。

これはある意味ケンウッドのカーナビの弱点でもあるのですが、「スマートループ渋滞情報」はパイオニアの運営するシステムである為、ケンウッドユーザーは現状は基本有料サービスとなっている点です。

ただし、スマホのデザリングを使用出来る環境であれば、次のふたつ目の方法でも「スマートループ渋滞情報」を利用する事が出来ます。

それは「KENWOOD MapFan Club」のサイトから「MapFanプレミアム」の会員登録を行い、デザリング機能が使ええる機種、「MDV-Z904」「MDV-Z904W」(USBデザリング)で直接サーバーと通信を行う方法です。

この方法なら、年間に税別3,600円で地図更新と「スマートループ渋滞情報」の利用が出来るようになります。

地図データの更新と合わせて考えれば、毎年2回の地図更新で精度の高い渋滞情報を活用出来るなら、かなりお得だと思います。

音楽再生機能には他社よりもこだわっている

彩速ナビは数年前から業界で唯一のハイレゾ音源の再生機能をセールスポイントにしてきましたが、その後の他社がハイレゾ再生に対応する流れの中で、配信音源で最高音質となる「DSD」形式のファイルにも対応しています。(最上位モデルのみ)

 

また、Bluetoothのコーデックに関しても従来のSBCの3倍の転送レートである「LDAC」方式にも対応するようになりました。(700/800/900系)

連動するドライブレコーダーが高解像度

彩速ナビ2018年モデルでは、エントリー・スタンダードの400/500系でフロントのみ、700/800/900系では前後2台の「2304×1296」の解像度のドライブレコーダーとの連動が可能となっています。

 

ただし、ドラレコ連動機能に関しては最近はイクリプスもバックカメラの映像を生かした2台録画対応のモデルを発売して来ていますので、以前と比べるとドラレコ連動面での優位性はなくなりつつあります。

オマケのキャッシュバックキャンペーン

2018年2月1日~4月30日までの期間で、700/800/900系の彩速ナビと、ドラレコやETC2.0車載機などのセット購入を行ったユーザーには、最大2万円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施しています。

■ 彩速ナビキャッシュバックキャンペーン

2018年モデルの各グレードの特徴

ケンウッドの彩速ナビは2018年2~3月にエントリー・スタンダード・ハイエンド、2017年10月にアッパーミドルクラスの年次更新が行われています。

エントリークラス

2018年モデルのエントリークラスは180mm・200mmのサイズの違いはありますが、スペック的には1系統のみとなっています。

彩速ナビ2018年モデル
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方
発売日18.03
メーカーサイトMDV-L405

MDV-L405W


参考価格18.03.2453,295円52,337円
最新価格Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
知らない人は要チェック!!Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
液晶7.0型
寸法2DIN(180mm)200mm
渋滞回避VICS WIDE
ETC2.0対応車載機
地デジワンセグ
CD録音
DVD/SD/USB
HDMI-
Bluetooth-
NaviCon
SMART USEN
ドラレコ連携ドラレコ
バックカメラ対応バックカメラ
フロントカメラCMOS-320
ステアリングリモコンKNA-300EX
オービスデータオービスデータ
地図更新1年無料
3,600円/年/5年まで
説明書リンク取付・取扱説明書
車種別適合表車種別適合表
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

このクラスの特徴はカーナビとしての最低限の機能と拡張性を装備している点ですが、以前と比べて「最低限」のハードルが上がって来ていますので、カーナビ本来のルート案内という部分に関してはハイエンドモデルと大きな差は無くなりました。

「ETC2.0」車載機への対応、地図更新が1年無料、最新のカーナビ連動ドライブレコーダーへの対応、フロントカメラへの対応、CD録音も可能であるなど、他社の同グレードと比べると機能面が充実しています。

また、デザイン面ではワイドモデルにタブレットのような丸みのあるデザインが採用されています。(この点は全グレード共通)

design01

ケンウッドのカーナビは「彩速」というブランド名の通り、見易く操作が軽いのが特徴で、あまり面白味はないのですが最もストレスが溜まらないカーナビだと感じます。

このグレードはBluetooth非対応でフルセグ地デジも視聴出来ませんが、実用面では必要充分ですし、下位モデルにも関わらず、地図更新が1年無料である点、5年間は年間3,600円で地図更新が出来る点が魅力です。

また、2018年モデルからはこのグレードも含めて全モデルで音楽配信アプリ「SMART USEN」のインターフェイスが追加されています。

Bluetoothには対応していませんが、ハンズフリー通話については以下のようなガジェットで補完可能です。

■ Bluetoothイヤホン付のハンズフリー通話可能な充電器

価格面ではまだ発売されて間もない為、高めに推移していますが4月中頃になれば落ち着くと思いますので、5万円台前半になったら購入するのが良いでしょう。

なお、2017年モデルの「MDV-405/405W」についても、機能面では大きな差はないので、1万円以上の差があるなら2017年モデルの方を選んだ方が良いかと思います。

■ 「MDV-405/405W」の最新価格

スタンダードクラス~フルセグ地デジ・Bluetooth対応モデル

このグレードも同様にスペック的には1系統のみとなります。

彩速ナビ2018年モデル
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方
発売日18.03
メーカーサイトMDV-L505
MDV-L505W
参考価格18.03.2467,417円67,417円
最新価格Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
知らない人は要チェック!!Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
液晶7.0型
寸法2DIN(180mm)200mm
渋滞回避VICS WIDE
ETC2.0対応車載機
地デジフルセグ
CD録音
DVD/SD/USB
HDMI-
Bluetooth
NaviCon
SMART USEN
ドラレコ連携ドラレコ
バックカメラ対応バックカメラ
フロントカメラCMOS-320
オービスデータオービスデータ
ステアリングリモコンKNA-300EX
地図更新1年無料
3,600円/年/5年まで
説明書リンク取付・取扱説明書
車種別適合表車種別適合表
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

2017年の年次更新から、過去には上のグレードからしか対応していなかったBluetoothに対応するようになっています。(ハンズフリー用のマイクも付属)

また、MP3やCDなどの圧縮音源を補完する「K2テクノロジー」、音声検索に必要な「VOIPUT」についてもこのグレードからの対応となります。

音声検索やハンズフリー通話をしたい、フルセグ地デジを視聴したいと言う方にはこのグレードがおすすめです。

ただし、ハンズフリー通話に関してはカーナビから切り離して考えても良いかも知れません。

※連動ドライブレコーダーはフロントのみが対応です。

アッパーミドルクラス~ハイレゾ対応モデル

2017年末に先行して発表された「MDV-M705」「MDV-M705W」「MDV-M805L」は過去のグレードの統廃合で新たに生まれたグレードです。(過去の700系のダウングレード版)

彩速ナビ2017~2018年モデル
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方
発売日17.10
メーカーサイトMDV-M705
MDV-M705W
MDV-M805L
参考価格 18.03.2467,941円70,000円92,000円
最新価格Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
知らない人は要チェック!!Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
液晶7.0型8.0型
寸法2DIN(180mm)200mmラージサイズ
フリーワード検索
渋滞回避VICS WIDE
スマートループ渋滞情報は、有料アプリで使用可能
ETC2.0対応車載機
地デジフルセグ
ハイレゾ音源
CD録音
DVD/SD/USB
HDMI-
Bluetooth
NaviCon
SMART USEN
連携ドラレコ連携ドラレコ
バックカメラ対応バックカメラ
フロントカメラCMOS-320
ステアリングリモコンKNA-300EX
オービスデータオービスデータ
地図更新1年無料
3,600円/年/5年まで
説明書リンク取付・取扱説明書
車種別適合表車種別適合表
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

このグレードからフロントとリアに同社の専用ドライブレコーダー「DRV-N530」「DRV-R530」を取り付ける事が可能となっています。

また、ハイレゾ音源の再生(WAV・FLAC)及び、Bluetoothの高音質コーデック「LDAC」に対応しているのもこのグレードからになります。

音響の面では過去の最上位モデルZ700系以上ですが、デザリングによる無料のスマートループの使用が出来ませんので、アプリで課金が必要になります。

昨年の段階では価格がかなり高めでしたが、最近ではダウングレード前のZ系よりも1~2ランク下の価格に落ち着いていますのでコスパは上がってきました。

 

ハイエンドクラス~「Apple CarPlay」「Android Auto™」対応モデル

このグレードは2017年以降に新しく追加された最上位グレードで「Apple CarPlay」「Android Auto™」に対応している点が最大の特徴かと思います。

彩速ナビ2018年モデル
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方
発売日18.02
メーカーサイトMDV-Z905

MDV-Z905W
参考価格17.03.2497,236円103,439円
最新価格Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
知らない人は要チェック!!Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
液晶7.0型
寸法2DIN(180mm)200mm
フリーワード検索
渋滞回避VICS WIDE
スマートループ渋滞情報は、年額3,600円の「KENWOOD MapFan Club」に入会し、USBデザリングで使用可能
ETC2.0対応車載機
フルセグ地デジ
ハイレゾ音源
CD録音
DVD/SD/USB
HDMI
Bluetooth
USBデザリング
NaviCon
SMART USEN
連携ドラレコ連携ドラレコ
バックカメラ対応バックカメラ
フロントカメラCMOS-320
オービスデータオービスデータ
地図更新1年無料
3,600円/年/5年まで
説明書リンク取付・取扱説明書
車種別適合表車種別適合表
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

「Apple CarPlay」「Android Auto™」ともに、同じような機能になりますが、カーナビに「iPhone」「Android端末」を接続し、カーナビ画面でスマホをコントロール、専用の対応アプリを使用する事が可能です。

海外では地図アプリを使用する目的がメインとして、純正のカーナビに組み込まれたりしていますが、日本の場合は特殊な道路事情の為、アップルの純正マップやGoogle Mapのカーナビ機能では不便を感じる事が多く、カーナビではないオーディオユニットに「Apple CarPlay」「Android Auto™」を搭載したモデルはあまり売れていないようです。

スマホの全てのアプリが使用できるならもう少し違う結果にもなると思うのですが…。

音響面に関してはこのグレードのみ「DSD」ファイルのハイレゾ再生に対応しており、外部アンプやサブウーファーなどに対する拡張性も充実しています。

ケンウッド彩速ナビのまとめ

彩速ナビの2018年モデルは下位グレードは機能面で必要最低限+アルファのものを備えていますので、400/500系が本来の価格に落ち着けば、おそらく他社よりもコスパの高い状態になると思います。

400系はここ数年感では他社の同グレードと比較して最もコスパ的に手堅いモデルとなっています。

ピンチ系などの操作は700/800/900系のみで可能となっていますので、操作性で選ぶなら価格が落ち着いており、ハイレゾにも対応している700系がおすすめとなります。

一方で900系については音響面では700系よりも上位ですが、「Apple CarPlay」「Android Auto™」が死にプロパティになっている気がするので、他社モデルや下位モデルとの価格差次第と言ったところでしょうか。

(編集長 Omi)

■ カーナビおすすめ最新モデルの比較

■ カー用品の持ち込み取り付け店舗の探し方

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