【2024年版】ユピテル レーダー探知機 各モデルの違いとおすすめモデル

※2024年3月7日更新~2024年向けに内容を見直しました。

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

この記事では2021年から2024年に掛けての実機テスト結果を踏まえて、2024年向けにユピテルのレーダー探知機のラインナップ、おすすめの製品とその理由について解説します。

レーダー探知機の王道メーカー、ユピテル

ユピテルはレーダー探知機3社の中では最もインターフェイスや細かい機能・性能面が洗練された王道を行くメーカーです。

この王道とは性能やシェアがNo.1であるという事ではなく、変化球を使わずに正攻法でレーダー探知機としてあるべき機能や使い勝手を追求し、ブラッシュアップして来たというニュアンスで使っています。

なぜ「ユピテルのレーダー探知機が一番優れている」と言わずに、このような曖昧な表現を使ってるかというと、本来レーダー探知機求められる最大の要素であろう「取締り回避能力」が他社品に比べて高いとは言えないからです。

「取締り回避能力」が高いとは言えないけれども、私が王道と考えるユピテルのレーダー探知機の具体的な特徴を挙げてみましょう。

なお、この特徴はあくまでも他社と比較の上での相対評価で、一部体感的なものを含みます。

・GPS測位の速さ・精度の高さが安定感している
・ほとんどの機種が静電式タッチパネル採用であり、それを前提にインターフェイスが刷新されている為に操作性に優れる
・過去にポータブルナビも生産していた関係で、フルマップ表示や警報アイコンが非常に見やすい
・警報音声を数種類から選ぶ事が出来る上、他社のように素っ気ないものではなく遊び心が感じられる
・他社製品よりも薄型で液晶のベゼル部分も少なく、コンパクトでスタイリッシュである

これらの特徴を強引にまとめると、快適性と趣味性が高いと言えようかと思います。

ただし、ユピテルのレーダー探知機には他社にはない大きなデメリットがあります。

それは年間5,000円近くのGPSデータ更新費用を要求される点です。

■ ity.クラブ年会費

まず、この点が絶対に許容できない方にはブリッツ、セルスターの製品をおすすめします。

レーダー探知機業界の2024年の情勢

まず初めに2024年のレーダー探知機市場の情勢ですが、昨年各社での対応が実装されたMSSSの調整周波数の受信距離について、ユピテルのみがバージョンアップで2023年モデル比30%アップと謳われています。

ただし、移動オービスであるMSSSの受信距離の比較は難しい為、LaBoon!!では各社製品の探知距離の比較は行っていません。

あくまでも、ユピテルの2023年モデルよりも30%探知距離が伸びたとされているだけで、ブリッツ・セルスター製品に比べて探知距離が長いかどうかは不明です。

2024年モデルはレーザー探知モデルとしては第四世代

2019年春にレーザーを探知出来るレーダー探知機が各社から発売されて以降、概ね年次でレーザー受信部の改善が行われていますが、ユピテルの2022年モデル以降はレーザー探知モデルとしては第四世代に当たり、メーカー基準では順当に探知能力がアップしているとされています。

最新の第四世代では、第三世代と比べて、直線での探知距離は変わらないものの、水平方向の探知範囲が、従来の40°から60°まで広がったとの事です。

なお、第四世代のレーザー式オービスの受信距離は、ブリッツ製品と同等、セルスターの1世代前の製品とりも長いと言う結果でしたので、2024年時点でもユピテル製品が他社に劣る事はないと考えられます。

誤報の多さについて

2024年モデルでは2023年モデルと比較して、MSSSの調整周波数の受信距離が伸びたとの事ですので、それに伴って誤報も増えるのではないか?という懸念がありました。

ところが、実際に都内での誤報チェックの結果は、2023年モデル比60%程度と、大幅に誤報が少ない状況でした。

10キロあたりの誤報回数では

・A1200L:4.2回(2024年モデル)
・LS340:7.2回(2023年モデル)

これにより、Iキャンセル機能(同じ地点で別の日に誤警報を行った場合、自動でキャンセルポイントとして登録)を搭載しているユピテルの2024年モデルは、ブリッツ製品に対するアドバンテージを持つ事になったと言えそうです。

2024年モデルの型番ごとの機能差

ユピテルのレーダー探知機は販路ごとに型番が複雑に分かれていますが、大きくは以下の2パターンに分類されます。

・WiFi対応モデル(無線LANモジュール内蔵)
・WiFi非対応モデル

通販モデルでは以下のような括りです。

・LS1200L/A1200L/A1200a:WiFi対応
・LS350L/A400L/A400a:WiFi非対応

※無線LANカードのOPに対応するグレードは廃止されたようです。

原則としては更新が便利なWiFi対応モデルがおすすめです。

コメント

  1. ラストカー より:

    新車に乗り換えで、レーダー探知機も新しく購入しようと思い、こちらのサイトを拝見して勉強させてもらいました。大変ためになる情報に感銘しております。
    セルスター製品がネット販売で、かなり安くなっており、購入を考えましたが、今ひとつオススメではないようなので、ユピテルかブリッツにしようと思ってます。
    ユピテルの1000シリーズ、もしくはセパレートタイプ。
    それとブリッツのTL311R、TS401Rでかなり迷っております。
    臣さまに背中を押していただきたく思います。
    迷惑でなければヨロシクお願いします。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 より:

      ラストカー様
      ユピテルはKバンドの誤報対策がないのでブリッツが良いですよ。

  2. ラストカー より:

    早速のコメントありがとうございます!
    これで迷わずブリッツ製品を購入しよう思います。
    これからも当サイトをチェックして知識を高めたいと思います。
    ありがとうございました。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 より:

      ラストカー様
      また何かございましたらご相談ください。

  3. teru_qq より:

    YUPITERUから「受信範囲拡大により業界で初めて新レーダー波 移動オービスMSSSに対応した新レーザー&レーダー探知機を発売します。」というアナウンスが出ました。

    https://www.yupiteru.co.jp/corp/news/230320.html

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