【2021年版】ユピテル レーダー探知機 各モデルの違いとおすすめモデル

※2021年5月16日更新~2021年モデルのレビューを踏まえて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

この記事では4~5月の実機テスト結果を踏まえて2021年向けにユピテルのレーダー探知機のラインナップ、おすすめの製品とその理由について解説します。

レーダー探知機の王道メーカー、ユピテル

ユピテルはレーダー探知機3社の中では最もインターフェイスや細かい機能・性能面が洗練された王道を行くメーカーです。

この王道とは性能やシェアがNo.1であると言う事ではなく、変化球を使わずに正攻法でレーダー探知機としてあるべき機能や使い勝手を追求し、ブラッシュアップして来たと言うニュアンスで使っています。

なぜ「ユピテルのレーダー探知機が一番優れている」と言わずに、このような曖昧な表現を使ってるかと言うと、本来レーダー探知機求められる最大の要素であろう「取締り回避能力」が他社品に比べて高いとは言えないからです。

「取締り回避能力」が高いとは言えないけれども、私が王道と考えるユピテルのレーダー探知機の具体的な特徴を挙げてみましょう。

なお、この特徴はあくまでも他社と比較の上での相対評価で、一部体感的なものを含みます。

・GPS測位の速さ・精度の高さが安定感している
・ほとんどの機種が静電式タッチパネル採用であり、それを前提にインターフェイスが刷新されている為に操作性に優れる
・ポータブルナビも生産している関係でフルマップ表示や警報アイコンが非常に見やすい
・警報音声を数種類から選ぶ事が出来る上、他社のように素っ気ないものではなく遊び心が感じられる
・他社製品よりも薄型で液晶のベゼル部分も少なく、コンパクトでスタイリッシュこれらの特徴を強引にまとめると、快適性と趣味性が高いと言えようかと思います。

ただし、ユピテルのレーダー探知機には他社にはない大きなデメリットがあります。

それは年間5,000円近くのGPSデータ更新費用を要求される点です。

■ ity.クラブ年会費

まず、この点が絶対に許容できない方にはコムテック、セルスターの製品をおすすめします。

レーダー探知機業界の2021年特有の情勢

まず初めに2021年特有の事情ですが、レーダー探知機市場に大きな影響を及ぼしているトピックが2つあり、この2点を押さえておかないと後で後悔する事になるかも知れません。

・新型レーザー式移動オービス「LSM-310」の台頭と各社の対応
・コムテックによる従来の常識を破ったKバンド誤報対策の実装

新型レーザー式移動オービス「LSM-310」の台頭と各社の対応

2020年2月に従来のレーダー探知機では探知出来ないと話題となった新型レーザー式移動オービス「LSM-310」ですが、この機種への各メーカーの対応はこちらのように割れています。

・ユピテル:自社製品での受信動画をアップロードするも、「LSM-310」の仕様が明確でない事から今後も100%受信できるとは言い切れないとする
・コムテック:自社製品での受信動画をアップロードするも、「LSM-310」の仕様が明確でない事から今後も100%受信できるとは言い切れないとする
・セルスター:5月上旬の時点でも沈黙を守っている

「LSM-310」は取り締まりの際にレーザーの波長や角度を調整できるのではないか?…とも言われていますが、実際のところはどのような仕様で現時点で運用がなされ、今後はどのように運用されて行くのかが分かりせん。

従っておそらく旧製品や2021年モデルでも探知できる事もあるが、今後も継続的に探知が可能であるとは言えません。

コムテックによる従来の常識を破ったKバンド誤報対策の実装

2017年からユピテル・コムテックの2社は、従来とは異なるKバンド24.15GHzのレーダー波で取締りを行う、スウェーデンのセンシス「SSS」「MSSS」と言う小型オービスのでレーダー波の探知に対応する製品の販売を開始しました。

これは一見喜ばしい事に思えましたが、この24.15GHzの周波数は自販機の動体検知レーダー、マツダ車の後方センサーなどに使われているなどの事情から、都心部や市街地では大量の誤報がセットになってついて来る…と言う悩ましい事態に陥りました。

ユピテル・コムテックのレーダー探知機の誤報の傾向と対策のまとめ
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2017~2020年まではKバンド受信に対応した製品を販売していたユピテル・コムテックの2社は、受信感度の調整などで対策を行ってきましたが、使われている周波数が同じと言う事で根本的な解決には至りませんでした。

ところが2021年に突如コムテックがKバンドの誤報を高精度で切り分け出来る「ZERO 709/809LV」と言う2つの製品を発売した事で一気に情勢が変わりました。

実機レビュー「ZERO 709LV」の評価
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従って私は2021年モデルのレーダー探知機はユピテルではなく、コムテックの製品をおすすめします。

既にKバンド24.15GHzに対応したレーダー探知機を所有していて、その誤報が煩わしく感じない、と言う方はユピテルの製品を選んでも良いかと思いますので、ここからはユピテルレーダー探知機2021年モデルの特徴について解説します。

2021年モデルはレーザー探知モデルとしては第三世代

2019年春にレーザーを探知出来るレーダー探知機が各社から発売されて以降、概ね年次でレーザー受信部の改善が行われていますが、ユピテルの2021年モデルはレーザー探知モデルとしては第三世代に当たり、順当に探知距離がアップしているとされています。

こちらで行った2021年モデルのテスト結果はこちらで解説してますが、定量的な比較が可能な定点での計測結果では、コムテックの2021年モデルとほぼ同等の探知距離となっています。

【2021年版】実機レビューの結果に基づくおすすめレーダー探知機
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24.15GHzのKバンドオービスの探知距離

レーザー式の移動オービスと合わせて各都道府県系への導入が進んでいるのが、24.15GHzのレーダー波で取締りを行うスウェーデンのセンシス社の「MSSS」です。

■神出鬼没の可搬式オービス 速度違反どこでも取り締まり(朝日新聞)
可搬式オービスが初めて配備されたのは15年度で、埼玉、岐阜の両県警に計2台だった。その後、16年度計6台(5県警)、17年度計17台(13都県警)、18年度計39台(26都道県警)、19年度計60台(38都道府県警)と増えてきた。今年度は未配備の山形、茨城、新潟、鳥取、山口、徳島、高知、鹿児島、沖縄の9県警に計10台を置く。すでに配備実績がある北海道や埼玉、千葉、岐阜、三重、大阪、兵庫、福岡、佐賀など18都道府県警にも計33台を追加する。費用は1台800万円ほどだ。

こちらに関してもユピテルの2021年モデルの受信距離は他社製品よりも長めの傾向が認められています。

ただし、問題となるのが次の項目で説明する誤報の多さです。

誤報対策はイマイチ

ユピテルのレーダー探知機は、同じポイントで2度誤報を検知すると自動で警報キャンセルポイントとして登録する機能があります。

いつも決まった同じ場所しか走らない、と言う事であればそれでも良いですが、そもそも地元の取締ポイントくらいは把握している方が多いですし、ドライブなどで遠方に出かけた時に狩られるケースが多いようなので、この誤報カット機能は微妙です。

普段は走らない道路を走行した場合の誤報は相当に多く、オオカミ少年化して本物の取締に遭遇した際の反応の遅れが懸念されますので、2021年はコムテックのモデルがおすすめです。

 

実機レビュー「ZERO 709LV」の評価
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2021年モデルのユピテルレーダー探知機のラインナップ

ここからはユピテルレーダー探知機の誤報が気にならない方向けの解説です。

2021年のラインナップはこちらの6つの製品です。

・「LS320」一体型特定カー用品店向け
・「GS303」一体型一般店舗向け
・「A370」ネット通販向け
・「LS710」セパレート一般店舗向け
・「Z210L」セパレート指定店舗向け
・「LS30」追加用レーザー受信部

それぞれセパレート・一体化・レーザー受信部のみ、と言った違いはありますが、基本性能は同等と見て良いでしょう。

セパレートタイプの「LS710」は、先代の2019年モデル「LS700」と比べると誤報が15%程度減っているなどの改善が見られます。

実機レビュー「LS20」「LS710」「Z210L」「A370」「GS303」「LS320」の評価!
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スタンドアローンの「LS20」をベースに考える場合

ユピテルからはレーザー探知非対応のレーダー探知機と合わせて使用する事を前提とした、レーザーだけを探知できるスタンドアローンの「LS20」も販売されていますので、この製品と型落ちでレーザー探知非対応の製品を組み合わせるのも良いと思います。

この製品はスタンドアローンで動作するものですし、ユピテルのレーダー探知機と連動する機能もありませんのでコムテックやセルスターのレーダー探知機と合わせて使う事も可能です。

電源ケーブルはシガータイプが1本、ユピテルのレーダー探知機と合わせて使う際に使用する分岐ケーブルも付属します。

従って取り付けの面を考えるとユピテルのレーダー探知機と合わせて使用する方がスマートかと思います。

レーザーは電波とは異なり貫通力に乏しい為、受信部を設置する位置にこだわりたいところですが、本機に関してはダッシュボード上以外にもミラー裏やルーフパネルに吊り下げるステーが付属しています。(フロントガラスへの取付は保安基準に引っ掛かります)

まとめ

以上、ユピテルのレーダー探知機のおすすめモデルについて解説しました。

誤報が気にならない方はセパレートタイプの「LS710」辺りがアンテナ取り付けの利便性も高くおすすめです。

実機レビュー「LS20」「LS710」「Z210L」「A370」「GS303」「LS320」の評価!
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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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