※2021年11月時点で「T3」は終売との事。
こんにちは!VANTRUEアンバサダーのOmiです。
VANTRUEからマイクロ波で駐車監視の主電源を管理するドライブレコーダー「T3」が発売されています。
本製品は同じくマイクロ波で動体検知を行なう同社「T2」の後継モデルのようですが、ざっくりと特徴を解説します。
「T3」のスペック
「T3」のスペックはこちらの表の通りです。
T3 |
---|
20.??発売 |
2592×1520/27fps 2560×1440/27fps |
LED信号対応不明 |
レンズ:対角160°/F1.4 |
microSD付属なし |
最大256GB |
OPのGPSの吸盤マウント |
OPのGPSの両面テープマウント |
駐車監視モード |
動体検知+衝撃検知/自動起動 |
専用OBDケーブル付属 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
本体デザインは3カメラモデルの「N4」からインナーレンズを外したようなものとなっており、イメージセンサーも「N4」フロントと同様のSONYの500万画素の夜間特化型STARVISセンサー「IMX335」と書かれています。
また、PCの専用ビュワーは明るさ調整が可能な最新のアップグレード版となっていますので、夜間の暗視能力は同社「N4」と同様に非常に高いものであると期待しています。
付属品とデザインについて
「T3」のレビュー概要は以下の動画でも視聴出来ます。
セット内容は至ってシンプルで以下の通りとなります。
②吸盤式マウント(GPSなし)
③USB TYPE-Cシガー電源ケーブル
④USB TYPE-Cシガー OBD2電源ケーブル
⑤屋内用USB TYPE-Cケーブル
⑥取扱説明書
本体のデザイン
本体デザインのベースは3カメラの「N4」からインナーカメラを外した円筒形です。
液晶は「N4」と同じくドラレコとしては標準的な2.45型、「N4」のインナーレンズ部分が手動イベント録画ボタンに置き換わっています。
その他5つの操作ボタンは筐体上側面に配置。
筐体左側にはmicroSDカードスロット、Type-C電源端子、microHDMI出力端子が配置されています。
吸盤マウント
吸盤マウントは従来からVANTRUE「N」シリーズで使用されているものと同じデザインですが、電源端子はUSB TypeCとなっています。
この吸盤は細かい振動に弱いので、足まわりの固い車に乗っている方は両面テープマウントのOPを選んでも良いと思います。
シガー電源ケーブル
シガー電源ケーブルはUSB Type-Cで、根元にはUSBポートが1つ装備されていますのでスマホなどの充電が可能です。
また、端子から10cmくらいのところにフェライトコアが付いていますので、取り付けの際に注意が必要になるケースがあります。
OBD常時電源ケーブル
本機には駐車監視用にOBDの常時電源ケーブルが付属しますので、駐車監視を行う際には基本はこのケーブルを使用します。
※このケーブルは+-の2芯構造ですので、シガーケーブルでも外部バッテリーなどで常時給電が出来れば駐車監視は可、コネクタ部分を切断して加工も容易でした。
「T3」の取付について
今回はアクアに「T3」の取り付けを行いました。
両面テープマウントの場合には日除けのドットのエリアに貼り付けても脱落はしませんので、取り付けの汎用性の面でも吸盤タイプよりも優れています。
フェライトコアの位置が微妙ですが…。
なお、付属のOBD2ケーブルを使用する場合には、降圧モジュールがヘンテコな位置についているのでこのモジュール部分をフロントガラスに貼り付ける事になります。
一般的な2カメラドライブレコーダーの取り付け手順はこちらの記事で解説しています。
「T3」のインターフェイスについて
本機のテストは2021年2月25日時点では最新バージョンの「VTT31A.V3_JP」にFW更新後に実施しました。
起動時間は1カメラドラレコとしては速めのの4秒程度ですが、駐車監視モードを使用する場合には常時通電状態になりますので、この起動画面にはお目に掛かれません。
インターフェイスはこちらのトップツリーからの選択式になっていますので、比較的使いやすい方かと思います。
ただし、一度メニューを開いてしまえばボタンの位置が画面に表示されますが、メニューを呼び出すまではボタン配置が分からないので上からのぞき込む必要があるのが難点です。
画質について
「T3」の画質については、こちらの2つの製品と合わせて3台で比較しました。
②VANTRUE「N4」/2592×1520モード/400万画素
③KENWOOD「DRV-350」/1920×1080モード/200万画素
主な比較ポイントはこちらの通りです。
②ナンバー認識精度
③逆光補正能力
④夜間のナンバー認識精度
⑤夜間の明るさ
なお、VANTRUEのドラレコは専用のPCビュワーによる明るさ調整具合で見え方が大きく変わりますので、「T3」と「N4」の夜間の動画に関してはビュワーで調整したものをキャプチャリングした映像も比較しています。
録画視野角について
「T3」の録画視野角は「N4」と同様のドライブレコーダーとしては標準的な水平108°です
最近の日本のドラレコメーカーの製品は、水平120°を超えるものも増えていますので水平108°はハイエンドな機種の中ではやや狭い部類に入りますので、この辺りは日本向けのローカライズという面では微妙ですし、折角の余裕ある400万画素の高解像度の特性を活かしきれていない印象を受けます。
逆光補正能力について
「T3」に使われているSTARVISセンサーは全般的に逆光補正能力が低めですが、本機は「N4」と同様に露出を抑えていますのでトンネル内での白飛びには比較的強めです。
また、このように昼間でも周囲が暗いと感じる場合には…
専用ビューワーで明るさを調整する事でここまで明るくなります。
従ってこのビュワーありきで考えた場合には「N4」と同じく、逆光補正能力は最高評価になります。
ナンバー認識精度について
ナンバーの読み取り精度については「T3」「N4」は400万画素、ケンウッド製品はフルハイビジョンですのでVANTRUEの400万画素の2機種の方が読み取り精度が高くなっています。
夜間のナンバー認識精度について
「T3」は「N4」よりも更に明るさの絞りを強くしていますので、ヘッドライトが反射したナンバーもそれなりに読み取りが可能となっています。
STARVIS系でここまで白飛びに強い製品は他にほとんどありません。
夜間の明るさについて
「T3」は「N4」と同様にPCのビュワーで明るさを調整する事が前提になっていますので、素の映像はやや暗めです。
ただし…ビュワーで調整を入れるとこれだけ明るくなり、現行のドラレコの明るさ最大値を余裕で振り切ります。
街灯が少ない暗い場所でも素の見え方はこのような感じですが…
ビュワーで補正を入れるとこのように見えます。
ただし、暗視能力ではより暗視に振っている「N4」には及ばない明るさとなります。
西日本LED信号の見え方について
「T3」のフレームレートはメニュー上では30fpsとなっていますが、実際に出力されたファイルは27fpsでした。
従って東日本・西日本のいずれにおいても、LED信号が高速点滅して映るでしょう。
動画ファイルの再生方法について
動画の再生についてはこちらの3つの方法をテストしました。
②PC専用ビュワーでの再生
③PC汎用ビュワーでの再生
④スマホでの再生
ドラレコ液晶での再生について
「T3」は液晶サイズが2.45型とドラレコとしては標準的な大きさですので、動画の視認性は悪くはありません。
PC専用ビュワーでの再生について
PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード出来ます。
機能的には非常に充実しており、以下の操作と表示が可能です。
・再生速度の変更(1/4~4倍速)
・明るさ・コントラスト・ガンマ値の調整
・地図への走行軌跡の表示
・速度の表示
・Gセンサーグラフの表示
特筆すべきはやはり明るさ調整機能です。
このように明るさ・コントラスト・ガンマ値を調整する事で確認したい部分に合わせて明るさを調整する事が出来ます。
PC汎用ビュワーでの再生について
PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤーや、OSにデフォルトで搭載されているソフトでの再生も可能でした。
スマホでの再生について
スマホでの再生については、iPhone SEでは「Tube Reader」、Androidスマホではカードリーダー経由でVLCでの再生が可能でした。
スマホで再生するとカード内に余分なフォルダが作成されますが、そのままカードを戻してもフォーマットなどは要求されず、通常通りに録画が開始されました。
「T3」の駐車監視について
「T3」にはシガーケーブルとOBDケーブルの2種類が付属しますが、駐車監視をする場合には基本はOBDケーブルの方を使います。
※このケーブルは+-の2芯構造ですので、シガーケーブルでも外部バッテリーなどで常時給電が出来れば駐車監視は可、コネクタ部分を切断して加工も容易でした。
駐車監視の録画モード
メニューから選べる駐車監視はこちらの自動で切り替わる2種類と、手動で切り替えるタイムラプスモードの3種類となります。
・衝撃検知
・タイムラプス(1fps/5fps)
※タイムラプスの設定をONにするとマイクロ波による動体検知をONにしても動体検知は行われません。
メニューではタイプラプスとマイクロ波による動体検知は同時に使用できるように受け取れる構成ですが、こちらで試したところタイプラプスが優先されます。ややこしいですがこのような制御になっているようです。
タイプラプスの設定 | 走行時録画 | 駐車監視を動体検知+衝撃検知に設定 | 駐車監視を衝撃検知のみに設定 |
---|---|---|---|
タイプラプスOFF | 27.5fpsの常時録画 | 27.5fpsの動体検知+衝撃検知 | 27.5fpsの衝撃検知 |
タイプラプス1fps | 1fpsの常時録画 | 1fpsの衝撃検知 | |
タイプラプス5fps | 5fpsの常時録画 | 5fpsの衝撃検知 |
動体検知の感度はこちらのように3段階で調整が出来ます。
なお、衝撃検知のみの駐車監視については、今回テストしたファームウェアでは「走行中にも自動で起動してしまう」という不具合が確認されましたので使わないようにしましょう。(この製品のセールスポイントはマイクロ波なので要らない機能だと思いますが)
マイクロ波による動体検知の消費電力
マイクロ波による動体検知は通常のドラレコの動体検知とは異なり、センサー部分のみをアクティブな状態にしておく事で省電力での待機が可能になります。
待機中の消費電力は正確に測れませんが、数mA程度かと思います。
一般的なカーセキュリティが数mA~20mAくらいなので、常時監視を行うガジェットとしてはまずまず消費電力は少ない方かと思います。
・0.06W×24h=1.44Wh(電力量)
・一般的なカーバッテリーの容量:300~700Wh
一般的な車の暗電流は20~50mA程度ですので、暗電流が1~2割増えるくらいだと思います。
ただし、マイクロ波で動体を検知した後は最低10秒間の録画を行い、録画中に再検知を行うと録画が延長されます。
その際には2.2W程度まで消費電力が上がりますので、動きの多い場所ではバッテリーへの負荷が大きくなるでしょう。
一日に30分の録画を行った場合には、1.1Whの消費電力量が加算されますので、待機分と合わせると2.5Whの消費電力量になります。(このくらいならバッテリーへの負荷の面でも許容範囲だと思います)
※降圧ケーブルには11.5Vでのカットオフ機能があります。
※タイムラプスは5V×0.34=1.7Wでした。
マイクロ波による動体検知の運用手順
本機の駐車監視モードは、同社の他の製品と比べても少し変わった部分があり、仕様なのか不具合なのか分かりにくいと感じる方がいるかも知れません。
マイクロ波監視の設定をONにした状態では、エンジンのON/OFFに関わらず5分間の振動を検知しない事を以ってマイクロ波による待機モードに切り替わり、液晶ディスプレイがOFFになります。
※電源ボタンの長押しでも駐車監視モードに切り替わりました。(従って本体の操作では電源はOFFに出来ません)
マイクロ波により動体を検知すると、左側の赤いLEDが点灯し、その4秒後に録画状態を示す青いLEDが点滅します。
※どうやら、マイクロ波検知から録画開始まではmicroSDカードの容量の大きさに依存するようで、こちらで後日改めて計測した結果はこちらの通りです。
・64GB:5秒程度
・128GB:6秒程度
・256/512GB:
※2021年6月3日のファームウェアアップデートで大容量カードでの起動時間が6秒程度に短縮されています。
録画時間は最短で10秒ですが、録画中に再度動体を検知すると延長され、監視中に衝撃検知を行った際には1分の録画を行います。
駐車監視の終了の際の挙動については次の通りです。
エンジンONや移動などの継続した振動を検知すると、自動でマイクロ波による駐車監視を終了し、常時録画モードに戻りますが、車が動いても即時に検知をする訳ではありません。
従って駐車監視モードから常時録画開始までに、数秒から数十秒の録画されない時間帯が発生する事があります。
この空白の時間帯を避ける為には、OKボタンを長押しし、駐車監視モードを強制終了させる必要がああります。
VANTRUE製品は全般的にACC信号を拾わない2芯ケーブルなので、この辺りはやや面倒な手順だと感じます。
また、駐車監視中にケーブルを抜いて電源を遮断すると駐車監視は終了しますが、ケーブルを挿し直しても常時録画モードは起動せず、液晶が点灯しない駐車監視モードで復帰します。
マイクロ波による動体検知の精度
マイクロ波による動体検知は、検知から録画開始までは4秒程度の時間が掛かっているように見受けらます。
おそらく…ですが、左側の赤LEDが検知状態を示しているものと考えられ、このLEDが点灯してから4秒後に青のLEDが点滅しています。
概ねこのような挙動ですが、連続検知をしていても場合によっては録画が途中で途切れてしまう事もあるようです。(動画見て下さい)
なお、駐車監視中の衝撃検知の感度調整項目は見当たりませんが、ドアを閉めた際に検知を行いました。
マイクロ波による動体検知のまとめ
マイクロ波による動体検知は、大抵の場合には衝突前後の状況が映りそうですが、一般的な動体検知と比べると左右の駐車スペースに出入りする車のナンバーが映りにくいという結果でした。
ただし、同じく省電力性がセールスポイントであるコムテックのクイック衝撃録画や、ケンウッド・パイオニアの衝撃録画モデルと比べると、やや消費電力は増えるものの、衝突前の状況が映り易いというメリットもありますので、このような評価となります。
・通常の動体検知モデル~証拠能力:★★★★/省電力性:★★
・T3のマイクロ波動体検知~証拠能力:★★★/省電力性:★★★★
・衝撃検知のみモデル~証拠能力:★/省電力性:★★★★★
検知からドラレコの起動が1秒以内だと評価が変わりそうですが、今のところは最速のドラレコでも2~3秒は掛かっています。
証拠能力と省電力性のバランスで考えると、マイクロ波による動体検知もなかなか良いと思います。
大容量microSDでの録画・再生状況
「T3」は256GBまでのmicroSDカードがサポート範囲となっていますが、以下の512GBのカードは1時間の録画、再生で問題は出ませんでした。
※1時間当たりのデータ使用量は5GB程度です。
※どうやら、マイクロ波検知から録画開始まではmicroSDカードの容量の大きさに依存するようで、こちらで後日改めて計測した結果はこちらの通りです。
・64GB:5秒程度
・128GB:6秒程度
・256/512GB:10秒以上
この結果を見るとmicroSDカードは32GBまでとした方が良い様に思います。
地デジ・ラジオへノイズの影響について
「T3」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。(車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事があります)
「T3」の総評
最後に「T3」の総評ですが、画質面では本機はSTARVISセンサーと明るさが調整出来るビュワーによって他社の製品に対して大きなアドバンテージを持っています。
点数 | 視野角 | ナンバー昼 | ナンバー夜 | 逆光 | 夜明るさ | 暗視 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
T3 | 25.0点 | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
MINIEYE | 23.0点 | ★★☆ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★☆ |
HDR752G | 21.5点 | ★★★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★☆ | ★★ |
WD260S | 21.0点 | ★★★★★ | ★★ | ★ | ★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
A129 | 21.0点 | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
HDR852G | 20.0点 | ★★★★★ | ★★☆ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★☆ | ★ |
DRV-830 | 20.0点 | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
SN-ST3200P | 19.5点 | ★★★★★★ | ☆ | ☆ | ★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
DRV-350 | 19.0点 | ★★★☆ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★☆ | ★★★ | ★ |
HDR203G | 18.5点 | ★★★★★ | ★★☆ | ★★★★★ | ★★★★ | ★ | ★ |
A119V3 | 18.0点 | ★ | ★★★★ | ★★☆ | ★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆ |
SN-SV40c | 18.0点 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★☆ | ★★★★☆ |
A129Pro | 17.5点 | ★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★☆ |
SN-SV70c | 17.5点 | ★★★★★ | ★ | ★ | ★★ | ★★★★☆ | ★★★★ |
WD250S | 15.5点 | ★★★★★ | ★★ | ★ | ★★ | ★☆ | ★★★★ |
ZDR022 | 15.0点 | ★★★ | ★★☆ | ★★ | ★★★☆ | ★★☆ | ★☆ |
DRY-ST1700c | 15.0点 | ★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
DRV-650/W650 | 14.0点 | ★★★ | ★☆ | ★★★ | ★★★ | ★★☆ | ★ |
HDR001C | 14.0点 | ★★☆ | ★★★ | ★★★★★ | ★★ | ☆ | ★ |
DRV-340 | 12.5点 | ★☆ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
ただし、本機のセールスポイントはあくまでもドップラーセンサーによる省電力の動体検知であり、この機能自体は非常に優れているものですが、問題はこの製品が1カメラモデルであるという点に尽きます。
現状では1カメラモデル自体がライトユーザー向けのエントリーと言った括りに入る事が多く、こだわりの強い方は1カメラモデルを選ばない傾向が強いので、この機能と完成度が心に突き刺さるターゲットが少ない気がします。
1カメラ限定では非常に良い製品なので、ガチガチに駐車監視はしなくても良いが、画質が良く気軽にそこそこの証拠能力で駐車監視がしたい方におすすめの製品と言えそうです。
ガチガチに駐車監視したい方には、3カメラの「N4」がおすすめです。
割引コードについて
VANTRUEさんから公式通販サイトで使用可能な20%割引コードを頂きました。
割引コード:FPTIC01
途中でコード入力の画面が出ます。
※支払いはクレジットカード、PayPalに対応しています。クレジットの方はレジへ進を選択します。
なお、発送は国内のデリバリーセンターにある分は国内発送、ない場合には中国からの発送になるそうです。
現段階では購入時に出荷元がどちらか分からないので、日本語化・クレジットカード対応と合わせて先方に提案しています。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
AmazonでVANTRUE N2Sという新製品?も発売されたようですが、こちらもテストレビューしていただけると大変助かります。
happy様
先日概要のみ解説していますが、前が詰まっているのでレビューは1~2月になると思います。
https://car-accessory-news.com/n2s/
omi様、記載ありましたね。私が完全に見逃しており失礼しました。レビュー楽しみにしてます。よろしくお願い致します。
happy様
レビューまでしばらくお待ちください!
T3のマイクロ波駐車監視に使用できる外部電源をご存知であれば教えていただきたいです。人通りの多い駐車場だと常時撮影するので車のバッテリーが心配です。
車のシガーソケットから外部電源に常時繋いだままにして、運転中は常時充電できるようにしたいと考えております。また、外部電源とドライブレコーダーをUSB出力で繋げて、運転中はパススルーによる起動、駐車中は外部電源の電力で監視できるようにしたいと考えております。
モバイルバッテリーで試そうとしたのですが、ほとんどのスマホ用モバイルバッテリーですと微電流だとオートパワーオフ機能が作動してしまい、1分ぐらいで給電をストップしてしまい困っております。
よろしくお願い致します。
西本様
UPS300だと自動で給電カットされないですよ。
容量もこれくらいで充分じゃないですかね。
https://amzn.to/3bQZ5xZ
ご回答いただき、ありがとうございます!
とても助かります!
恐縮ですが、他に教えていただきたいことがございまして…
現在、T3にSamsungのmicroSDXC 256GBを使用しているのですが、マイクロ波検知してから録画開始まで10秒ほどかっかってしまいます。サポートに問い合わせた所、SDカードの問題では…と言われ、家にあったTOSHIBAのmicroSDHC 4GBを試してみたところ4秒ぐらいでした。しかし、こちらは容量不足で使い物になりません。
メモリー容量が多いと録画開始が遅くなってしまうのか、SDカードの不良なのか、どちらの問題か分かりません。検証されていたSamsungの512GBのSDカードでも4秒で録画開始されておりましたでしょうか?
もし、256GBのSDカードもお持ちでしたら検証していただけないでしょうか?
お忙しい中、大変申し訳ございませんが、よろしくお願いします。
西本様
撮影のテストは32GBを使用していると思います。
256GB/512GBは通常の録画テストのみ行っていますが、改めて動体検知の開始時間を確認してみましたが、10秒以上掛かりました。
128GBでは6秒程度、64GBで5秒程度かと32GBで3~4秒程度と言った感じです。
カードの容量で検知から録画開始までのラグが変わるとは想定外でしたが、そう言う仕様なのかVANTRUEに問い合わせてみます。
早急なご対応に感謝します!
10秒だと、決定的瞬間を逃しそうですね…残念な結果ですが、検証してくださりありがとうございます!
とても、参考になります!
1週間ぐらい駐車することもあるので32GBだと容量が…VANTRUEの方で早く対策して欲しいですね(^^;
西本様
VANTRUEのサポートに問題点の指摘と対策を要望しました。
—————————————————–
お世話になります。
VANTRUEアンバサダーの鈴木です。
https://www.facebook.com/Vantrue.Ambassador.Japan
T3のマイクロ波検知から録画開始までのタイムラグについて問い合わせがありました。
256GBのmicroSDだと、検知から録画開始まで10秒以上掛かると言う内容です。
こちらで確認したところこのような結果となりました。
・32GB:4秒程度
・64GB:5秒程度
・128GB:6秒程度
・256GB:10秒以上
このT3と言う製品の最大のセールスポイントは、マイクロ波検知による動体検知です。この機能を使わない方はこの製品を選びません。
仕様上は256GBのmicroSDカードまでサポートと表記されていますが、検知から10秒後の録画開始では衝突の瞬間、車のナンバーが映らない可能性が高くなります。
※この状態で256GBまで使用可能と表記するのは問題があると思います。
FWの修正などで256GBのmicroSDカードでも、4秒程度で録画が開始されるように希望します。
VANTUEサポートからの返信です。
鈴木朝臣様
お世話になっております。
承知いたしました。
本件、こちらの技術者に伝えました。
点検の結果、またはその解決策がありましたら、お知らせいたします。
よろしくお願いいたします。
ご対応いただきありがとうございます!
早く対策されることを願ってます!
Omi様
いつも楽しく拝見しています。
一つご意見をお伺いしたく、投稿させていただきます。
私は週末のみの運転で、且つ自宅ではなく近所の駐車場に保管しなければならないため、どうにか駐車監視(動態・衝撃検知)を一週間以上できないものかと考えています。
一番の目的はいたずら防止です。
LaBoon!!さんで色々と勉強させていただきましたが、一週間以上となると、マイクロ波を使ったタイプで、BANTRUE T2・3、ユピテルS10・S20ぐらいしか選択肢がないのかなと思っていますが、何か他に選択肢があるでしょうか・・・?
また比較的人通りが多い場所ですので、マイクロ波の機能があっても外部バッテリーはつけようかなと思っております。
記事を拝見する中で、VIOFOのA119V3+iCELLで、fpsを1とかにすれば、ギリギリ一週間行ける感じも致しますが。
てら様
一週間以上の連続監視となるとマイクロ波タイプが良いと思います。
>VANTRUE T2・3、ユピテルS10・S20
選択肢はこれくらいですね。ベンツ純正でもマイクロ波のモデルありましたけど(笑)
コスパならT3×2で外部電源なしが一番良いと思います。
VIOFOのA119V3+iCELLならギリギリ1時間持ちそうですが、コスパが悪いですね。
早速の返答、ありがとうございます!
やはり、マイクロ波ぐらいしかないのですね。
記事にもあるように、起動時間の遅さが少し気になりますが、T3にしようと思います。
二台使いですか、これはフロントとバックにということでしょうか?
まったくその発想がなかったです。
ちなみに、高架下の駐車場で、日中は結構人が通ります。
仮に1日8時間ぐらい録画が動いたら、バッテリー大丈夫ですかね?
そもそもSDカードの容量がNGになりそうな気もしますが・・・。
と書きながら、起動時間の指定とかもできると、いいなとも思いました。
てら様
>二台使いですか、これはフロントとバックにということでしょうか?
そうですね。後方は心配ないと言う事なら1台で大丈夫だと思います。
この製品はOBD給電も可能なので、とりあえずテストで1日設置して録画時間を見ると良いと思います。
でも、そこまでひっきりなしに人が通る、と言う事ならタイムラプスの方が良いかも知れないですね。
録画時間が1日8時間だとバッテリーもしんどいと思います。
起動時間は良くも悪くも、microSDの容量で変わると言う結果が出ています(笑)
・32GB:4秒程度
・64GB:5秒程度
・128GB:6秒程度
・256/512GB:10秒以上
Omi様
色々と、ありがとうございます!
Omi様の検証された情報を元に計算してみました。
以下のような計算になるのかなと思っていますが、合っていますでしょうか?
合っているとすると、ギリギリなんとかという感じがしてきました・・。
仮にMax8日間だとすると(土曜に乗って、翌週は日曜とすると)
動体・衝撃監視モード
◆消費電力
2.4W×8h×8日(撮影)+0.6W×24h×8日(暗電流+監視電力)=268.8Wh
◆利用記憶容量
4Kだと、7.8GB/h(N4の検証を元に半分と想定)
7.8GB/h×8h×8日=499.2GB
タイムプラスモード
◆消費電力
2.4W×24h×8日(撮影)+0.5W×24h×8日(暗電流)=556.8Wh
タイムプラスですと、消費電力は通常と同じになりますでしょうか?
◆利用記憶容量
T3のマニュアルを見ますと30fps(実際には27fpsと検証されていますが)を1fpsにとありますので、
7.8GB/h÷27×24h×8日=55.5GB
タイムプラスモードでiCELLを使えばなんとか、という感じになりますね。
動体・衝撃監視モードですと、せめて一日4~6時間程度でないと厳しそうですね。
起動が遅くなりますが・・・。
電源・SDカード容量を気にせず常時監視できる時代が早く来てほしいですね・・・。
てら様
車の暗電流は考えずにT3のマイクロ波待機電力が、12V×(5A/1000)=0.06Wくらいだとすると
動体・衝撃監視モード
◆消費電力
2.2W×8h×8日(撮影)+0.06W×24h×8日(マイクロ波待機電力)=152Wh
◆利用記憶容量
5GB/1Hくらいです。
5GB/h×8h×8日=320GB
タイムプラスモードは良く見たら1fps/5fpsの選択式でした。
1fpsだと消費電力は少し下がり1.7W程度です。
5fpsだと2W程度です。
明るさや動きの変化の多少で消費電力は変動します。
◆消費電力
1fps:1.7W×24h×8日(撮影)=326.4Wh
5fps:2W×24h×8日(撮影)=384Wh
◆利用記憶容量
1fpsの場合:5GB/h÷27×24h×8日=55.5GB
5fpsの場合:55.5×5=277.5GB
512GBのmicroSDを突っ込んでおけば5fpsでも大丈夫そうですね。
Omi様
詳細に計算までしていただき、ありがとうございました!
プロフェッショナルな方に、ここまで詳細にやっていただけるとは、感動です。
てら様
最終的にはやってみないと分からない部分もありますけどね(笑)
Omi様、はじめまして。
近所の空き地に、車からペットボトルを時折捨てられてるようで、
ドラレコを、夜間の防犯カメラとして利用できたらと思ってる者です。
ドラレコに関する配線等、まったく素人なのでご教授お願いいたします。
電灯もない暗い場所なので、夜のナンバー読み取り・逆光・夜の明るさ・暗視の条件で考えると、T3辺りが良いのかなとか、
録画は常時録画で、5時間ほど連続録画できればいいので、UPS400を利用すればいいのかなと思っています。
この場合、T3とUPS400を購入して、HPで紹介されてるUPS400の接続の仕方をすれば、常時録画が開始されるのでしょうか?
またACアダプターが使えるような状況だったら、T3とACアダプターを繋げば、常時録画が開始されるのでしょうか?
井上様
>録画は常時録画で、5時間ほど連続録画できればいい
T3は常時録画による駐車監視は出来ないです。駐車監視のOFF設定がないので一定時間経過すると「マイクロ波による動体検知+衝撃検知」に入ります。
これを回避するためにタイムラプスモードの設定をONにして5fpsでのタイムラプス撮影をおすすめします。
T3とUPS400を組み合わせる場合にはOBDケーブルを切断して、+をBATT、-をGNDに接続する方法がおすすめです。
>またACアダプターが使えるような状況だったら、T3とACアダプターを繋げば、常時録画が開始されるのでしょうか?
ACアダプターは家庭のコンセントからUPS400を充電する為のものなのでT3には繋がりません。
早速のお返事、ありがとうございます。
5fpsでのタイムラプス撮影だと、かなりカクカクしますか?
ACアダプターは、MEDIK 12V用シガーソケット用ACアダプターを使いまして、
これからシガー電源ケーブルを通してT3に通電すれば、
T3はエンジンONの状態だと認識して、常時録画状態になると思っていますが、これは間違いないですか?
井上様
タイムラプスは5fps(1秒5コマ)で撮影したものを30fpsの動画として保存しますので、カクカクではなく5倍速の早送りに見えます。
1秒5コマあれば証拠としては充分です。
>ACアダプターは、MEDIK 12V用シガーソケット用ACアダプターを使いまして、
>これからシガー電源ケーブルを通してT3に通電
ACアダプターってこれですよね?
https://car-accessory-news.com/wp-content/uploads/2021/04/2021y04m10d_150551126.jpg
これはDCシガーケーブルです。
https://car-accessory-news.com/wp-content/uploads/2021/04/2021y04m10d_151028193.jpg
AC=交流(家庭用のコンセント)
DC=直流(車載シガーソケット)
一般的な電子デバイスはDCで動きますので、ACアダプターとは家庭用のコンセントから出てくるAC(交流)をDC(直流)に変換するものです。
返信ありがとうございます。
既に記事に載っていたのですね、自分の読解力がないためにお手数をおかけしてすみませんでした。
熊様
また何かありましたらご質問下さい。
いつも楽しく読まさせていただいています。
教えていただきたいのですが、T3の消費電力はどれくらいになりますか?
あと説明書に駐車監視をタイムラプスに設定すると運転中もタイムラプスでの撮影になるとあるのですが本当ですか?
お忙しいと思いますがよろしくお願いします。
熊様
>T3の消費電力
マイクロ波による動体検知、タイムラプス時の消費電力はこちらの通りです。
https://car-accessory-news.com/vantrue-t3/#i-15
>駐車監視をタイムラプスに設定すると運転中もタイムラプスでの撮影になるとあるのですが本当ですか?
その通りです。
詳しくはこちらの表の動作となります。
https://car-accessory-news.com/vantrue-t3/#i-14
初めて書き込みさせていただきます。
T3を2021/3から使用していますが、フリーズして録画ができないことが頻発しています。
大抵の場合は、駐車監視モードから通常モードに復帰できず、通常走行中もP付きのファイル名で10秒程度のファイルがたくさんでき、途中でフリーズします。フリーズするときは、赤のLED点灯、液晶のバックライトが点灯していますが、ボタン操作を受け付けません。電源を抜いてしばらく待つとLEDが消灯するので電源を繋ぐと正常起動します。
また動体検知しても10秒録画で、さらに目標物が動き続けていても録画は停止してしまいます。
本件はVantrue.jpに問い合わせ中ですが、解決するまでは5FPSのタイムラプス運用にしています。こちらなら問題ないようです。
ただタイムラプスにすると通常時もタイムラプスになってしまうこと、せっかくのマイクロ波の省電力が使えないことでメリットがなくなってしまうので、同じ台座を使用できて3カメのN4に買い替えを考え始めましたが、T3の買い替え先としてN4はありでしょうか?
おさむ様
T3のセールスポイントはドップラーセンサーによる省電力での動体検知で、N4とは特性が全く異なりますが、タイムラプスでの運用を前提としているのであれば買い替えはアリだと思います。
残念ながらT3は終売だそうなので、狙ったゾーンがニッチ過ぎてあまりうれなかったのでしょうね。
omi様
返信ありがとうございます。
マイクロ波監視による省電力が魅力で導入しましたが録画が切れるのでは本末転倒なのでタイムラプスに切り替えました。バッテリーはblackvueのB-112で、2時間タイマーで切れるようにしています。B-112は3年以上使っていてヘタリ気味ではありますが2時間なら余裕です。izoneが購入可能になったら是非試してみたいアイテムです。
話がそれましたが、後方も記録したくなってきたのでN4導入を検討します。
おさむ様
iZONEは現行の改良版とiZONEⅡに派生予定で、少し時間が掛かるかも知れませんが是非ご検討下さい。