※2019年8月10日更新~最新の情勢に合わせて全面的に内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

今回はドライブレコーダーで全方位を録画する2つの方法と、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。

1年くらい前と比べると随分と選択肢が増えつつありますので、駐車監視中のドアパンチ対策なども含めて全方位録画を検討している方には参考になるかと思います。

ドラレコ全方位録画のメリット

ここ2年くらいで前後が録画できる2カメラドライブレコーダーの普及率が急激に高まっているようです。

ただし、2カメラドライブレコーダーを搭載していたにも関わらず事故の際に相手との証言が食い違い、揉めた…と言う事例もあります。

横方向からの衝突はつらい

それは例えばこんな場合…

自分が渋滞中の道路に左折で出て行くタイミングで、相手が被せるように右折してきた際に、お互いが徐行や一時停止状態となり、相手のフロントコーナーが自分の横っ腹にぶつかったケース、またはその逆に自分が右折で相手が左折の場合。

自分が動いていたかどうかは前後のドラレコで分かりますので、動いてなければ相手の過失になりますが、問題は自分は徐行していが相手の車が映っていない場合です。

お互いに動いていた場合には、相手の過失割合が大きくなる可能性もありますが、相手側が動いていないと言い張った場合、相手側の過失を証明しなければ、10:0でこちらに全過失が付く可能性があります。

 

また、以下の様に自分の車が一時停止状態から左折で本線に出る際に、右から来る車が左にウィンカーを出していた場合に…

相手の左折を見越して本線に出たら追突された!

しかも相手はウィンカーのしまい忘れを認識すらしていない。

この場合には相手の速度が低ければリアカメラでウィンカーの点灯状況を確認する事も出来ますが、速度によっては映りませんし、横っ腹にぶつけられる可能性もあります。

因みに意識して走ってると、ウィンカーのしまい忘れの事例は結構多いですよ。

また、更に運が悪いとこの状態から…

まさかの追い越し追突(笑)

まぁ、このパターンは目撃者の情報などがあればそこまで揉めないかも知れませんが、周りの車が走り去ってしまった場合にはどうなるか分かりません。

 

私が以前死に掛けた事例はこの逆のパターンで…

追い越し禁止の道路に左折の車に被せて右折で出ようとした際に、追い越しを掛けてきた車と正面衝突しそうになりました。

こちらは徐行でしたのですぐに止まりましたが、相手が急ブレーキでぶつかる直前に停止。

場合によってはこういうよけ方をせざるを得ないケースでしたが…自分が全く想像していなかった事も起こり得ると再認識させられました。

最後の事例はフロントカメラだけでも充分証拠を確保出来そうな気はしますが、その他のケースでは横方向を撮影可能なドラレコでなければ相手の過失を証明する事は難しくなります。

全方位を撮影しておけばこのようなケースでも相手の過失を証明し、自分の過失割合を減らせる可能性が高くなるでしょう。

駐車監視中のドアパンチ対策として

また、駐車監視中のドアパンチ対策を考えた場合、2カメラドライブレコーダーの有効性も充分に認められてはいるものの、衝撃が小さい場合にはパンチの瞬間は記録できません。

前後の状況証拠から加害車両を特定可能なケースもあろう事かとは思いますが、相手が認めなければ泣き寝入りになる可能性もあります。

駐車中にも全方位を撮影する事が出来れば、相手にドアパンチの事実を認めさせる為の強烈な証拠を確保する事が可能になります。

ドラレコで全方位録画を行う方法

ドラレコで全方位の録画を行う方法は、大きく分けると以下の2つになります。

①360°の半天球、720°の全天球ドラレコを使用する

②3台以上のドラレコを組み合わせる

いきなりハイコストな最強構成を紹介するのも気が引けますので、それぞれのカテゴリーの中で手間とコストが掛からないものからご紹介します。

360°の半天球、720°の全天球ドラレコを使用する

個人向けのドライブレコーダーで全方位型の中では、2~3年位前から出回り始めた半天球の360°ドラレコが最も簡単で安く導入する事が可能です。

360°や720°タイプのドラレコは通常だとナンバーの認識はほぼ不可能ですので、走行中や駐車中のナンバー読み取りは必要ないと考えている方向けとなりますし、色々と問題点も多いのが実情です。

360°の半天球タイプ

半天球の360°タイプのものであれば、1万円台後半から導入が可能となっています。

液晶王国サンコードスパラ
QD-DVR360S

CARDVRSP
DN-914679

発売日不明
4.5インチ液晶5.0インチミラー型液晶4.0インチ液晶
1440×1440/30fps
1440×1440/24fps
1440×1440/24fps
西日本LED信号対応状況は不明LED信号対応LED信号対応
180°×180°180°×180°180°×180°
付属16GB付属32GB付属不明
最大128GB最大32GB最大不明
GPS非対応
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

ただし、このタイプの安いモデルは横方向は360°の視野が確保できるものの、上下方向には180°の視野しかありませんので、前方・後方の何れも上の部分が見えなくなり、前方は信号機、後方は全く何も見えない…と言うケースが多くなります。

このタイプの特徴をまとめると以下の通りとなります。

①価格が安い

②前の信号が見えない

③後方が全く見えない

④走行中のナンバーは読めない

⑤駐車監視中のナンバーは読めない

⑥夜が暗い

⑦車内で動画の確認はし易い

⑦取り付けは割と簡単

上下に視野を広げた360°の半天球 コムテック「HDR352G」

コムテックの「HDR360G」は上下方向の視野角を240°まで拡大する事で、上記の問題を克服しています。

価格帯にはやや高めの3万円程度になりますが、前方の信号や後方までしっかり撮影出来ますので、解像度はともかく単体カメラで360°を全て撮影範囲に収めようと考えるのであれば、このモデルが最低クラスになります。

ただし、専用のパソコンビュワーでの再生なら問題ないものの、本体液晶ではこんな感じの再生画面になりますので、事故現場での動画の確認はちょっと厳しい感じになります。

また、夜間の撮影能力はそれほど高くはなく、街灯が少ない場所では車内・車外ともに真っ暗になります。

駐車監視モードもあるにはありますが、解像度の問題でナンバー読み取り能力は絶望的なレベルですので、当て逃げやドアパンチ対策としてはあまり当てにならないかも知れません。

このタイプの特徴をまとめると以下の通りとなります。

①価格はそこそこ高い

②前の信号は映る

③後方は見えるが小さく、ナンバーは読めない

④走行中のナンバーは読めない

⑤駐車監視中のナンバーは読めない

⑥夜が暗い

⑦車内で動画の確認はしにくい

⑧取り付けは割と簡単

コムテック 360°ドライブレコーダー「HDR360G」のレビュー、評価

720°の全天球+夜間特化のSTARVIS ユピテル「Q-02c」

コムテックの360°+αモデルの「HDR360G」に対して、視野角を全方位に広げて夜間を明るく撮影出来るようにしたのがユピテルの全天球モデル「Q-02c」です。

本機はこのように前後に360°×180°のレンズが付いた全方位型ですので、床から天井も含めて全てが映ります。

夜間特化型のSONYのSTARVIS対応センサーを使用している為、ほぼ真っ暗に近い場所でもほんの少しの光源である程度の視界は確保出来ます。

…と、ここまでは良いところですが、ナンバーを読み取るには解像度が全く足りませんので、走行中・駐車中を問わずナンバー認識には期待出来ません。

また、操作性も難があり液晶を搭載しない上にWiFiにも対応していないので、動画の確認が車内で不可能なのが痛いところです。そして他のモデル同様に後方の視認性も良くありません。

価格が7万円弱と一気に跳ね上がるのも辛いですね。

従ってこのタイプの特徴をまとめると以下の通りとなります。

①価格は非常に高い

②前の信号は映る

③後方は見えるが小さく、ナンバーは読めない

④走行中のナンバーは読めない

⑤駐車監視中のナンバーは読めない

⑥夜は明るい

車内で動画の確認が出来ない

⑧取り付けは割と簡単

ユピテル「360°+360°」ドライブレコーダー2018年モデル「Q-02c」のレビュー、評価

720°の全天球+フロントダブル録画 カーメイト「d’Action 360S」

こちらは全天球系のドラレコで現行では最上位機種となります。

録画モードは4K全天球と、フロントフルハイビジョン+3K全天球の2種類があり、ダブル録画を行っている際にはフロント方向のナンバー認識能力は充分と言えます。

夜間の動画についても「Q-02c」並みに車内外を明るく映す事が出来ますので、撮影能力については「Q-02c」に前方のナンバー認識精度をプラスしたような出来となっており、前方と横方向の備えは万全です。

なお、本機はWiFi対応ですのでスマホがあれば車内での動画の確認の利便性も高まり、「Q-02c」の抱えていた多くの問題点を解決していますが、一方で駐車監視時にはダブル録画が出来るのは最初の30分だけで、その後は全天球モードに切り替わりますので、ナンバー認識は困難になります。

また、後方映像については他の360°モデルと同様に視認性は良くありませんし、価格もかなりハイエンドです。

従ってこのタイプの特徴をまとめると以下の通りとなります。

①価格は非常に高い

②前の信号は映る

③後方は見えるが小さく、ナンバーは読めない

④走行中の前方車両のナンバーは読める

⑤駐車監視中のナンバーは読めない

⑥夜は明るい

⑦車内で動画の確認がし易い

⑧取り付けは割と簡単

カーメイト全天球ドライブレコーダー+アクションカメラ「ダクション360S」のレビュー、評価

「Q-02c」と比べると随分良いですが、この価格で後方車両のナンバー認識、駐車監視中のナンバー認識が苦手と言うのは如何なものかと思います。(オモチャとしては面白いかも…でも一式揃えると高過ぎ!)

と言う訳で全天球系のモデルの場合、後方の認識能力と駐車監視能力が問題になります。高い金を払ってもここまでか…と言ったところです。

3台以上のドラレコを組み合わせる

全天球系は全体認識は得意だが、解像度の問題でナンバーと後方認識が苦手と言う問題点を抱えていますが、ならばナンバー認識が得意な2カメラドラレコにカメラを追加して視野を広げてしまえば、全天球モデルの録画能力を凌駕するのでは無いか?と言う話なんですが…。

この企画自体は2018年の春にテストを行ってます。

全天球と同等以上であれば3台以上のドライブレコーダーが必要

全天球ドラレコに対抗するマルチカメラ方式の設置方法としては、1台目をフロントガラスに前向きに設置、2台目はリアウィンドウに後ろ向きに設置する方法が最もスタンダードですが、この設置方法だと真横が全く映らないので、全天球ドラレコには対抗出来ないと言う事になります。

という訳で…プラス1台をフロントガラスに内向きに設置する方法が一番最初に思いつきますね。

ただ、実は内向きドライブレコーダーを設置した場合、昼間は強烈な逆光に晒され、夜間は暗くて外がほとんど映らない言う問題にぶつかりますので、全天球ドラレコに対抗するには何でも良いと言う訳には行きません。

良くあるWDRのドライブレコーダーだと、こんな感じに昼間は白つぶれが発生します。

夜間も暗いところだとサイドがあまり良く見えません。

「Q-02c」の場合にはこんな感じで白つぶれはしません。

車内側はやや暗めに映るのですが、PCビュワーのナイトビジョン機能をオンにすると以下のように補正されて明るくなります。

夜間に関しても同じような場所で通常モードで再生すると若干明るめに出力され、ナイトビジョン機能をオンにするとノイズは出ますが、全体が明るく表示されるようになります。

また、録画視野角の問題もあり、100°程度のモデルではフロントガラスの前側2/3程度が死角になってしまいますので、車内向けに設置するドライブレコーダーは①視野角が広く、②逆光補正が強く、③夜間が明るいという3つ能力に特化している事が求められます。(あくまでも全天球ドラレコを超える為にはという話です)

車内向きのドライブレコーダーで全天球ドラレコを超えられる可能性があるもの

このところハイエンドなドライブレコーダーが続々と発売されており、録画視野角が広く夜間が明るいモデルとしてはユピテル「SN-SV70c」、コムテック「HDR-751G」「HDR-352系」、ケンウッド「DRV-830」が挙げられますが、この用途で考えると「SN-SV70c」は逆光補正が弱いので昼間が苦手、「HDR-751G」はレンズの向きの調整幅が狭く内側は撮影出来ない、「DRV-830」は夜間は少しこれらに劣るが、良い線を行くかも知れなしと予測しています。

おそらく…、ここで挙げたモデル以外では昼夜のバランスで全天球ドラレコを超えられるものは今のところないかと思われます。

当て逃げ対策を重視する駐車監視を考慮するなら全天球ドラレコは厳しいと思いますし、駐車監視もしっかりやって走行中は全天球ドラレコ以上の状況証拠の確保を目標としたいと考えるのであれば、コスト面でも運用面でも、取り付けの面でも物凄くハードルは高くなってしまいます。

フロントは「SN-SV70c」「HDR-751G」、車内向きには「HDR-352系」、リアは「SN-SV70c」「HDR-751G」という組み合わせになるかなぁ…と予測しています。

まあ、3台のドラレコで駐車監視をするとなると5V1A以上の電流が流れますので、電源の確保がなかなか厳しくなってくるかと思いますね。

コスト的にも全天球ドラレコと変わらなくなるので、まぁどうなんでしょう…と感じてはいますが、多分興味がある方もいると思うので、「HDR-751G」を前向き、「SN-SV70c」をリアウィンドウ、「HDR-352GH」を車内向きに設置して、全天球ドラレコの「Q-02c」との動画の比較をやってみました。

「HDR-751G」+「HDR-352GH」+「SN-SV70c」の構成でのテスト

表題通りですが、「HDR-751G」を前向き、「HDR-352GH」を車内向き、「SN-SV70c」をリアウィンドウに後ろ向きに設置したパターンでのテストを行いました。

 

 

最も気になったポイントが「HDR-352GH」を車内向けに設置した際の視野角と、逆光の補正状況ですが、これは車種によって異なるかとも思いますが、概ねフロントガラスの前側1/3が映らない感じです。

【HDR-352GH】

設置位置が真ん中からかなりズレているのと、画面が裏側になる為、日光で反射して良く見えず、向きの調整がイマイチな感じではありますのが、大体フロントガラスの前側1/3が映らないと捉えて良いと思います。

なお、ほぼ同じシーン「Q-02c」で撮影し、映ってる視野の範囲を合わせるとこのようになります。(ナイトビジョン補正あり)

【Q-02c】

当たり前ですが、映っている範囲内の映像であれば「HDR-352GH」の方が状況と細部の認識はし易いです。

なお、普通のドライブレコーダーとの比較の為、ケンウッドの水平100°の「DRV-320」HDRモデルでも撮影していますが、やはり視野角と逆光補正の強度の問題で「HDR-352GH」ほどの認識能力はありませんでした。

【DRV-320】

リアに関しては最も「Q-02c」の映像が認識しにくい部分でありますが、「SN-SV70c」と比較するとこのようになります。

【Q-02c】

【SN-SV70c】

フロントは「HDR-751G」との比較になりますが、状況の把握の面では他の部分に比べると最も差は小さいと感じますね。

【Q-02c】

【HDR-751G】

映っている範囲内の認識精度はマルチカメラが有利だが、全天球ドラレコは真横に強い

あくまでも映っている部分に関してはマルチカメラの方が認識力は高いのですが、真横方向の認識力は全天球ドラレコの方が高いという点です。

車両同士の事故で追突に次いで多いのが、構成比28.3%の出会い頭の衝突になるのですが、出会い頭に正面衝突は含まれていない為、大概のケースではフロントバンパーやフロントタイヤ辺りに突っ込まれるパターンかと思います。

視野角が狭いドライブレコーダーだと、こちらから相手の車両が見えたのか見えなかったのか、相手の車両に過失があったかどうかも分からない事もありますし、フロントのドライブレコーダー録画視野角は広ければ広いほど良いと考えられます。

例えば以下のように細道から優先道路に出る場合にはこちらが一時停止や安全確認を怠らなければほとんど事故になる可能性はありませんが、左から来た車が左折のウィンカーを誤って出しており、これを確認してこちらが左折を開始した場合には横に突っ込まれる可能性があります。

上の写真は水平132°の「HDR-751G」の物ですが、右から来た車のウィンカーの状態は映らない可能性があります。

以下は「Q-02c」の物ですが、録画視野角が広い為、ピラーで隠れない範囲においては最高の認識能力を誇ります。

また、細い路地などでお互いに一時停止が必要なケースでも肝心部分が映らない可能性はゼロとは言えません。

 

車種によってフロントガラスの奥行きやピラーの角度、幅が変わるので一概には言えませんが、単体ドライブレコーダーを使用して、ピラーで隠れない範囲を全て撮影するには水平150~160°程度の録画視野角は必要になるのではないかと感じます。

従って以下のような3カメラ構成の場合には、結構ありがちな出会い頭の衝突のケースにおいては全天球ドラレコにかなわないという事が言えるかと思います。

なお、サイドガラスからの左右の視野角の拡大を期待して、車内向きのカメラをリアガラスに設置したテストも行いましたが、斜め前方の視野はフロントのドラレコと大して変わらなかった為、車内向きのカメラはフロントガラスに設置した方が良いかも知れませんね。

4カメラの構成でのテスト

3カメラ体制だと横方向の認識能力で全天球ドラレコに劣りますので、今回は読者の方にお教え頂いた以下の4カメラ設置方法を試してみました。

フロント「HDR-751G」水平132°、リア「SN-SV70c」水平132°、左クオーターガラス「DRV-320」100°、右クオーターガラス「CSD-670FH」の組み合わせとなります。

【フロントガラス分を真ん中に】

【リアガラス分を真ん中に】

左側の「DRV-320」100°の方は、ギリギリ死角が出来ないかどうかと言ったところで、仮に「DRV-320」を左右に設置した場合、132°+132°+100°+100°=464°となります。

以前、読者の方にご提示頂いたケースだとフロント120°+リア132°+サイド107°×2=466°でした。

車種にや設置位置、角度によって若干必要視野角の合計が変わって来るような気もしますが、今回取り付けを行ったのはセダンタイプのランエボ10です。

 

 

3カメラ設定だと斜め前方の状況把握に弱かったのですが、この構成だとバッチリな感じですね。

ドラレコと言うより、移動監視カメラのようです…あんまり並走されたくないですね(笑)

因みにランエボ10はクオーターガラスがドアと一体型なので、ケーブルの取り回しが面倒です。(今回はちゃんとセッティングしていません)

参考までに、ランエボ10の室内長は2030mmですが、室内長が長くなればなるほど、4台合計の必要視野角は広くなるものと思ってよいかと思います。(後日3210mmのアルファードでもテストします)

設置事例は以下の通りとなります。

ちゃんと配線をこていするなら…こんな感じで這わせる事になろうかと思います。

なお、「CSD-670FH」はマウントの形状が垂直面への取り付けにも対応していますが、「DRV-320」は可動範囲が狭い上、奥行きがあるマウントなのでガラス面との距離が空き易くなり、車内の映り込みが強くなる傾向です。

録画視野角は466°を基準に

水平100°の「DRV-320」を左右に設置した場合、合計視野角は464°でギリギリ全方位が録画できる状態となり、116°の「CSD-670FH」であればそこそこ余裕がありました。

夜間に関しては「DRV-320」と「CSD-670FH」では明るさにかなりの差が出ましたので、予算度外視で考えるならサイドにはSTARVIS対応モデルが理想です。

今のところ、首振りマウントでSTARVIS対応モデルとなると「CSD-660/670FH」しか思いつきませんので、サイドはこの2モデルを軸として考えます。

サイドを「CSD-660/670FH」に固定した場合、フロント+リアの必要録画視野角は、464°-(116°×2)=232°となります。

偶然にも「CSD-660/670FH」×4でピッタリ達成できてしまいますね(笑)

■ セルスターフォーマットフリードライブレコーダー「CSD-660FH/670FH」のレビュー、評価

仮にGPS内蔵の「CSD-670FH」×4だと、コストは8.5~9.0万円くらいとなります。(「Q-02c」を余裕で超える)

また、取り付けも真面目にやると結構面倒くさいかも知れませんし、見た目もどうかと言うのもありますので、最終的には何をどこまで妥協するか…という事になるでしょうか。

因みに「CSD-670FH」をサイドに設置した場合、並走する車のナンバーも結構な精度で読み取れます。

駐車監視の事を考えるとほぼ確実に前後左右のナンバー認識は可能になりますが、セルスターのモデルは駐車監視モードになると自動的に30万画素に画質が落とされてしまいますので、外部電源を使用して常時録画状態を継続させた方が良さそうです。

【フルハイビジョンの走行時録画モード】

【30万画素の駐車監視モード】

30万画素の駐車監視モードでも、至近距離になるのでどうにか読み取れなくもないですが、安定感はないかと。

何れにしても、マルチカメラ構成でドアパンチなどの軽度な当て逃げも含めて走行中・駐車監視中の証拠能力を最大に持って行こうと考えるなら、「CSD-660/670FH」が鉄板になるかも知れません。

お手軽に4カメラ構成が組める日も近いかも知れない

最近ガーミンから発売されているWiFi対応のドラレコのシリーズですが、2カメラ+1カメラ+1カメラの4カメラのネットワークが組めるようで、サブカメラはまるでサイドカメラ用途を意識したようなコンパクトさです。

GARMIN 1+1の2カメラドライブレコーダーセット「46Z」発売!

視野価格的に全方位をカバー出来るかどうかはやってみなければ分かりませんが、音声操作などもあるようなのでマルチカメラ構成を考える上では是非検討したいモデルですね。

スマートミラー型なら既に4カメラの全方位モデルもあります

2019年7月にMAXWINから4カメラ録画のスマートミラー型ドラレコ「SMDR-B001」と言うモデルが発売されています。

こちらは本来は全方位型の4カメラドラレコではなく、補助ミラー的にサイドカメラの映像をミラーに出力し、ついでに前後カメラと合わせて4カメラ分の録画もやってしまおうと言うモデルです。

なので、本来のサイドカメラの設定位置はこんな感じになる訳ですが…

これをどうにかしてこの向きに設置する事で全方位録画が可能となります。

駐車監視につては衝撃検知後からの録画になりますので、ドアパンチの瞬間を映すには何か工夫が必要ですが、今後の可能性を大いに感じさせるモデルではありますね。

4カメラスマートミラー型ドラレコ MAXWIN「SMDR-B001」発売!

まとめ

以上、ドライブレコーダーで全方位を録画する方法をいくつかご紹介しましたが、おそらく720°モデルのナンバー認識能力を上げる為に、解像度やイメージセンサーの画素数を上げるであるとか、フロント+リア+全天球のようなトリプル録画を実装するよりも、4カメラ化に適したモデルの方がハードウェアのスペック的な負担は少ないように思いますので、今後は安価でコンパクトな4カメラ構成を狙ったモデルが注目を集めそうです。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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