ユピテルやカーメイトから360度のドライブレコーダーが発売され、徐々に関心が高まっている様ですので、今回は360度ドライブレコーダーを4モデル程度比較しつつ、ドライブレコーダーとして設置する場合のメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

そもそも私自身が360度ドライブレコーダーを使用した事がありませんので、あくまでも仕様上の話であることをご了承ください。

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とりあえず360度ドライブレコーダーを3つ比較

ここではおそらく360度ドライブレコーダーの中で世間の注目度が高いであろう3つのモデルを紹介しつつ、スペック表から見て取れる画質や、駐車監視の仕様などについて説明します。

ユピテル「Q-01」

ユピテルの「Q-01」は他の360度ドライブレコーダーと比べると仕様がちょっと特殊です。

と言うのは、他の360度ドライブレコーダーはレンズが1つで下側半面を中心に魚眼レンズでやや上方までカバーしているのに対して、ユピテルの「Q-01」は2つのレンズで前後を分担している形になります。

 

要は上の方まで見えるという事になりますね。

1カメラタイプの物は近くの信号が映りにくいのでその対策かも知れません。

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視野角の他に、各モデルで大きく変わって来そうなのが駐車監視などの際に重要になるナンバーの読み取り精度です。

ユピテルのスペック表には360度×360度と書いてありますが、要は180度×180度が2つあるという事です。

CMOSセンサーは200万画素、出力解像度は2560×1080となっていますが、これは200万画素のCMOS×2の400万画素で取り込んだものを2560×1080=276万ピクセルに合成圧縮しているという事でしょう。

例えば一般的なフルハイビジョンドライブレコーダーである、ケンウッドの「DRV-320」は録画視野角が水平100度×垂直52度となっていますが、CMOSセンサーは211万画素で出力ピクセル数は207万程度です。

解像度は276万:207万なので大きな差はありませんが、録画されている範囲が全く違います。

「Q-1」の一つのレンズが担当する範囲は、「DRV-320」と比較するとこんなに広くなります。

更にもう1枚レンズがありますので、この2倍になるのですがこの図の面積比だと1枚で6.23倍、2枚だと12.46倍になります。

最終的に出力される解像度を見ると「DRV-320」はフルハイビジョンの207万、「Q-1」は276万で大きなさはありません。

「DRV-320」と同等の精細感を維持したければ207万×12.46=2580万ピクセル~7000×3500以上の解像度が必要です。

スタンダードなフルハイビジョンドライブレコーダーの精細感を維持するのに必要な解像度の10.7%しかありません。

従って見え方としては「580×330」程度の解像度のドライブレコーダーと同じくらいになるかと思います…残念ですが。

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駐車監視の仕様云々の前に「駐車監視は当てにならないと思うので期待しない方が良いです」言う結論です。

現時点ではそうですが、実際に試す機会があれば考えは変わるかも知れません。

カーメイト「d’Action 360」

カーメイトの「d’Action 360」は1カメラタイプでスペック表記では360度×194度となっています。

 

つまりはカメラは1つですが、分かり易く言うと水平180度×垂直97度のカメラが2個あるようなものです。(上半分近くは映りません)

駐車監視の最高解像度は「2880×2880」=829万の4K相当ですが、撮影範囲が「DRV-320」の6.7倍となる為、精細感はフルハイビジョン未満です。

通常の視野角のドライブレコーダーであれば「1500×800」程度の精細となるでしょうか。

HD画質に毛が生えた程度の精細感なので、おそらくフロント側でナンバーを正面から映す事が出来れば読み取りは十分可能ではないかと思います。

駐車監視に関しては衝撃検知にはなりますが、前後を撮影するようですので比較的実用性の高い仕様となっています。

ただし、公式チャンネルの駐車監視動画ではナンバーがしっかり映っていませんので、解像度以外にも何か問題がありそうです。

 

CMOSセンサーも1353万画素、「裏面照射型CMOSイメージセンサー 1/2.3型」と書いてあるのでもう少し鮮明に映っても良さそうですが実際のサンプル動画はよろしくありませんね。

また、上部が映らないので近くの信号が映りにくそうです。

もう少しで及第点になりそうなので惜しいモデルです。

上海問屋「DN-914679

こちらは圧倒的に価格が安いのですが、スペックは以下の通りとなっています。

CMOSセンサー~300万画素、記録解像度1440×1440=207万、視野角は360度としか書いていないのですがレンズは1つなので180度×180度前後でしょうか?

■ 上海問屋

何れにしても記録解像度がフルハイビジョン相当なので駐車監視は難しそうです。

こちらの動画を見る限りナンバーの判別は難しいと思います。

 

また、至近距離の信号を映そうと思うと180度では足りず、カメラを傾けなければならないみたいです。

従って駐車監視以外の面でもちょっと微妙な感じがしますね。

価格が圧倒的に安いので実用面では厳しいですが、360度カメラがどういう物かを知りたい人には良いかも知れません。

360度のドライブレコーダーのまとめ

360度ドライブレコーダーの導入理由にもよりますが、現時点ではどれも駐車監視が微妙ですので、走行中の状況証拠用に考えるのならユピテルの「Q-01」、完全に趣味利用であればカーメイトの「d’Action 360」かなと思います。

何れにしてもドライブレコーダーの代わりにと言うのはまだまだ難しい気がします。

(編集長 Omi)

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