※2020年1月9日更新~2020年向けに全面的に内容を見直しました。

こんんちは!Omiです。

ドライブレコーダーの一般化が始まってからそろそろ4年くらい経ちますが、ドライブレコーダーは証拠を記録してナンボのガジェットですから、最近も高画質なドライブレコーダーを教えてくれと言う要望を多く頂いています。

そこでこの記事では2020年向けにこれは高画質!と感じたモデル、または高画質であると予測されるモデルについていくつかご紹介します。

そもそも高画質の基準は?

ドライブレコーダーは事故や運転がらみのトラブル・事件の際に、出来るだけ有効な証拠を残す為の実用品と考えている方が圧倒的に多い事から、趣味的利用がメインとなる一眼レフやアクションカメラなどとは求められる能力が異なります。

一眼レフであればボケ効果や色彩豊かで明るくキメの細かい写真が高画質と言えますし、アクションカメラの場合にはそれに手振れ補正や動画の滑らかさが加わります。

では、ドライブレコーダーに求められる「高画質」とはどんな基準で考えるべきなのでしょうか?

ドライブレコーダーに期待される能力は「事故や事件の際に出来るだけ有効な証拠を残せる」と言う事ですが、交通事故や煽り運転、または当て逃げなどのトラブルの解決の際に重要なのが以下の3つのポイントであると考えられます。

①幅広い範囲が認識できる

②逆光下や夜間の暗い場所でも周囲の状況がしっかり認識できる

③なるべく遠い距離から相手の車のナンバーが認識できる

このような理由からLaBoon!!では各モデルの個別レビューの際には以下のポイントに沿って評価を実施しています。

①録画視野角の広さ

②ナンバーの認識精度の高さ

③逆光補正の精度と夜間のナンバー認識

④夜間の明るさ

⑤暗視能力

なお、暗視能力については、夜間のイタズラなどの防犯を意識した駐車監視を行う場合に有効になる項目となります。

また、ここではドライブレコーダーに求められるべき5つの能力について挙げていますが、全ての能力がNo.1であるものはありません。

と言うのは、例えば録画視野角が広いと言う事は限られた画素数の中に広い範囲の映像を記録する事になりますので、同じ200万画素のイメージセンサーを使用する前提であれば、視野角が狭い方がナンバー認識精度が高くなり、視野角が広がるにつれてナンバー認識能力は低下します。

①録画視野角が広い~ナンバー認識精度が低い

②録画視野角が狭い~ナンバー認識精度が高い

逆光補正能力と夜間の明るさについても同様にトレードオフの関係にあり、一般的には以下のような関係が成り立ちます。

①逆光補正能力が高い~夜間が暗く映る

②逆光補正能力が低い~夜間が明るく映る

もちろん、録画視野角が広い割にナンバー認識精度が高いであるとか、逆光補正能力が高い割に夜間が明るいなどのバランスの良い特性を持ったドライブレーダーも存在しますので、ここでは総合的なバランスに優れた「高画質」ドライブレコーダーについて、1カメラ・2カメラモデルに分けていくつかご紹介します。

1カメラモデル

録画視野角が広いドライブレコーダー

録画視野角の広さは横方向から相手車両が飛び出してきた場合や、2車線以上の道路を走行していて幅寄せされた場合などの証拠を捉える能力に大きく影響します。

このような観点から考えると360°モデルが最も状況証拠を捉える能力は高いと言えますが、その反面でナンバーの読み取り精度が一部を除いて絶望的に低くなります。

720°の全天球でもナンバー認識精度は高いカーメイトの「d’Action360S」

唯一、360°系のドライブレコーダーの中で全天球+フロントフルハイビジョンのダブル録画を行う、カーメイトの「d’Action360S」のみが高バランスの360°モデルと言えるでしょう。

「d’Action360S」は再生ソフトが多機能で、昼間の逆光補正能力、夜間の暗視能力も非常に高いものがあり、シングルドラレコとしては現行最強の画質と言えそうです。

カーメイト全天球ドライブレコーダー+アクションカメラ「ダクション360S」のレビュー、評価

コムテック「HDR-751G」「HDR752G」「HDR-352GH」

コムテックの「HDR-751G」「HDR752G」「HDR-352GH」は画質は全く同等のデザイン違いのモデルになります。(「HDR-752Gは未テストですが、スペックだけで判断すると同系統と予測)

これらの3モデルは基本設計が2017年とやや古くなりつつあるモデルではあるものの、200万画素のイメージセンサーに水平132°の録画視野角・逆光補正・ナンバー認識・夜間の明るさのどれも標準以上と、ドラレコの実用面だけを考えると非常にバランスの良い仕上がりとなっています。

コムテックの他の系統のモデルは景色の綺麗さを求める方向に進化していますが、この系統はドラレコの実用性を極限まで追求した高画質モデルと言えるでしょう。

コムテック 超広角2019年モデルドライブレコーダー「HDR752G」発売!

ユピテル「SN-SV70c」

ユピテルの「SN-SV70c」は2018年に発売された日本メーカーとしては初の200万画素のSONYの夜間特化型STARIVS技術に対応したイメージセンサーを搭載するドライブレコーダーです。

録画視野角は水平132°の超広角ですが、他のモデルと比較すると夜間の明るさに激振りした特性になっており、ナンバー認識と逆光補正を苦手としています。

従って、事故の際の状況の把握と、夜間の防犯目的の駐車監視に適したモデルと言えるでしょう。

ユピテル WiFi対応 スーパーナイトビジョンドラレコ「SN-SV70c」のレビュー、評価

ケンウッド「DRV-830」

ケンウッドの「DRV-830」は2018年に発売された水平132°の録画視野角を誇るバランスタイプの広角・高解像度モデルです。

特性的にはコムテックの「HDR-751G」に似たものとなっており、録画解像度が「2560×1440」の高解像度ですのでナンバーの認識精度では「HDR-751G」を上回りますが、夜間の明るさや逆光補正能力では「HDR-751G」に劣ります。

従って通常であれば「HDR-751G」をおすすめしているところですが、インターフェイスの分かり易さや操作性の面では「DRV-830」の方が初心者や年配者に優しい作りになっていますので、画質以外の面も考慮する場合には本機も選択肢に入って来るでしょう。

ケンウッド 水平視野角132°の超広角ドライブレコーダー「DRV-830」のレビュー、評価

ナンバーの認識精度が高いドライブレコーダー

ドライブレコーダーを選ぶ上で始めに考えておきたいのは録画視野角ですが、当て逃げや事件に巻き込まれた時にはナンバーの認識精度の高さも重要になって来ます。

ここでは通常の「1920×1080」を超える解像度である2.5K(2560×1440)以上の高解像度を誇るドライブレコーダーを3つご紹介します。

①ユピテル「DRY-ST7000c」~2560×1440

②VIOFO「A119V3」~2560×1660

③VANTRUE「X4」~3840×2160

ユピテル「DRY-ST7000c」

ユピテルの「DRY-ST7000c」は2017年に発売された「2560×1440」の高解像度モデルで、水平120°台の比較的広めの録画視野角とナンバーの認識精度のバランスに優れています。

最近のモデルと比べると逆光補正や夜間の明るさの面では物足りなく感じるところもありますが、2.5Kの解像度のモデルの中では高いナンバーの認識精度を誇っています。

ユピテル「DRY-ST7000c」のレビュー、評価

VIOFOの「A119V3」

VIOFOの「A119V3」は500万画素のSONYの夜間特化型STARVISセンサーを搭載した、ナンバー認識と夜間の撮影能力を両立した高バランスのモデルです。

録画視野角は水平95°とやや狭い部類に入るのですが、その分500万画素のイメージセンサーと「2560×1600」の解像度の組み合わせによるナンバー認識精度と夜間の撮影能力は圧倒的で、STARVISセンサーモデルとしては逆光補正にも強いとと言う高バランスの特性となっています。

400万画素STARVISドラレコ VIOFO「A119V3」の実機レビューと評価

VANTRUE「X4」

VANTRUE「X4」は2019年に発売された正真正銘「3840×2160」の4Kの出力に対応した、SONYの800万画素のイメージセンサーを搭載する超高解像度モデルです。

録画視野角はスタンダードな水平105°程度となっていますが、ナンバーの認識は4Kらしく抜群の精度を誇ります。

ナンバー読み取り能力抜群!VANTRUE リアル4Kドライブレコーダー「X4」のレビュー、評価

夜間が明るいドライブレコーダー

2018年以降、SONYのSTARVIS技術を採用した夜間特化型のドラレコが増え続けて言います。

かなりモデル数が多いので、このカテゴリーについては別途以下の記事でおすすめモデルをご紹介しています。

夜間が明るいドライブレコーダー6選

2カメラモデル

録画視野角が広いドライブレコーダー

2カメラもモデルで視野角が広いドライブレコーダーについては現時点ではユピテルが独占しており、どれも前後に夜間特化型のSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載した、広角+暗視特化の特性となります。

「SN-TW80d」~2018年モデルWiFi対応の液晶なしモデル(水平録画視野角:前127°+後127°)

「SN-TW79d」~2019年モデルWiFi対応の液晶なしモデル(水平録画視野角:前130°+後122°)

「SN-TW9500d」~2019年モデルスタンダードな液晶モデル(水平録画視野角:前136°+後122°)

全て200万画素モデルですのでナンバー認識精度はそれほど高くなく、駐車監視もタイムラプスですので、走行時の状況証拠を記録するのに特化したモデルと言えそうです。

ナンバーの認識精度が高いドライブレコーダー

最近の2カメラドライブレコーダーは夜間の撮影能力に優れたSTARVIS対応センサーを搭載したモデルが主流ですが、ここでは前後のいずれかにSTARVISセンサーを搭載した2カメラドラレコのうち、ナンバー認識精度が高い製品をいくつかご紹介します。

コムテック「ZDR026」

コムテックの「ZDR026」は前後に400万画素のSTARVISセンサーを搭載した高解像度の2カメラモデルです。

夜間特化型のSTARVISセンサーを搭載してはいるものの、明るさを絞って逆光補正能力を上げている為、夜間動画は明るくありませんが、ナンバー認識精度は非常に高く、特に駐車監視や煽り運転対策としては高い証拠能力が期待出来ます。

コムテック STARVIS対応 前後370画素2カメラドライブレコーダー「ZDR026」のレビュー・評価

セイワ「PDR800FR」

セイワの「PDR800FR」は録画視野角はそれほど広くはありませんが、前後に200万画素のSTARVISセンサーを搭載した液晶なしのWiFi対応モデルです。

全体のバランス優れており、高いナンバー認識精度、夜間の明るさと、逆光補正能力が高い上、夜間の駐車監視ナイトビジョンの暗視能力は他の追随を許さない明るさとなっています。

セイワ 前後STARVIS搭載 2カメラドライブレコーダー「PDR800FR」のレビュー、評価

VIOFO「A129 Duo」

VIOFOの「A129 Duo」は前後に200万画素のSTARVISセンサーを搭載した夜間特化モデルです。

録画視野角はそれほど広くありませんが、夜間の明るさとナンバー認識精度ではいずれもユピテルのSTARVISモデルを上回る結果を出しており、逆光補正能力もSTARVISセンサーの中では非常に高いものとなっている事から、全体のバランスに優れた高バランスモデルと言えます。

※OPの偏向フィルターでSTARVISの弱点である車内の映り込みも改善

暗視能力は軽くユピテルを超えた!?前後STARVIS2カメラドラレコ VIOFO「A129 Duo」のレビュー、評価

VIOFO「A129 Pro Duo」

「A129 Pro Duo」はフロントカメラに800万画素のSONY「IMX317」、リアカメラにSTARVIS対応の200万画素「IMX291」イメージセンサーを搭載した、WiFi対応で4K録画が可能な夜間特化型の超高解像度モデルです。

フロントカメラはSTARVISセンサーではありませんが、夜間の実用域ではかなり明るく映るような調整が施されており、ナンバー認識精度は「2560×1440」の「ZDR026」を大きく上回ります。

WiFi対応の4Kの2カメラドラレコ VIOFO「A129 PRO DUO」の実機レビューと評価

3カメラモデル

3カメラモデルのドライブレコーダーはまだほとんど普及が進んでいませんが、MAXWINから「DVR-D022」と言うフロント+リアカメラと赤外線LEDを搭載したインナーカメラが付帯する高解像度のSTARVISモデルが発売されています。

前後のナンバー認識が非常に高く、車内と横方向の撮影能力にも優れていますので、特に煽り運転対策や駐車監視向けにおすすめの特性となっています。

実機レビュー、煽り運転対策に最強の3カメラドラレコ MAXWIN「DVR-D022」の評価

まとめ

以上、高画質と思しきドライブレコーダーについていくつかご紹介しました。

最近のドラレコはSTARVISセンサー搭載が標準化しつつありますので、プラスアルファで視野角とナンバー認識精度のどちらを取るか?と言った感じになると思います。

事故の状況証拠重視なら視野角、煽り運転や駐車監視の際のナンバー認識であればナンバー認識精度となりますね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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