こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
アルパインから7月に2020年モデルの2カメラドライブレコーダーが3機種発売されていますが、今回は2.7型液晶を搭載したカーナビ連動ドライブレコーダー、「DVR-C370R」について解説します。
同時発売されている2機種との違いはこちらの通りです。
DVR-C310R | DVR-C370R | DVR-C320R | |
---|---|---|---|
ナビ連動 | × | ◯ | ◯ |
解像度 | 前後:1920×1080/29fps | ||
視野角 | 前:対角144° 後:対角140° | 前:対角143° 後:対角160° | 前:対角144° 後:対角160° |
補正 | WDR | WDR | HDR |
GPS | 別体付属 | 別体付属 | 内蔵 |
WiFi | ◯ | × | ◯ |
フォーマット不要 | ◯ | ◯ | ◯ |
スーパーナイトビジョン | × | ◯ | ◯ |
駐車監視 | 動体検知+衝撃検知 | 動体検知+衝撃検知 タイムラプス+衝撃検知 | 動体検知+衝撃検知 タイムラプス+衝撃検知 |
「DVR-C370R」のスペック
「DVR-C370R」のスペックはこちらの表の通りです。
DVR-C370R |
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20.07発売 |
フロント:1920×1080/29fps/WDR リア:1920×1080/29fps/WDR |
LED信号対応 |
視野角 フロント:対角143° リア:対角160° |
microSD付属32GB/最大128GB |
フォーマット不要 |
GPS別体付属 |
駐車監視モード |
タイムラプス/自動起動 |
専用ケーブル付属(3芯) |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
スタンドアローン型の「DVR-C310R」と同様にこちらも韓国のドラレコ最大手「THINKWARE」のOEM製品であると考えられますが、カーナビ連動という特殊仕様なのでベースモデルが分かりにくくなっています。
デザインとレンズスペックなどから推察するに、おそらくベースは「X700」という製品ではないかと考えられます。
まぁ、双子の兄弟を見てるようにクリソツですね…。
イメージセンサーの仕様なども「X700」と共通しています。
THINKWAREはイメージセンサーの型番などを積極的に公開しないメーカーですが、上位の「F800 PRO」にはIMX291(STARVIS)と明記されていますので、どうかと思ったのですが、こちらの英語版の説明書にはフロントはIMX291と書かれています。
ただし、リアカメラは画素数がIMX291を含めてSONYの200万画素のどのセンサーとも一致しない2.12Mピクセルとなっている事から、SONY以外のSamsung製のセンサーを使っているものと推察されます。
ハードウェア構成ではTHINKWAREの前後STARVISのF800系(日本ではセイワのPDR800FR)の下位という位置付けですので、こちらもやはり微妙かなぁ~という印象です。
駐車監視について
駐車監視については他のTHINKWARE製品と同様に、安定の動体検知+衝撃検知、タイムラプス+衝撃検知となっており使い勝手の良い仕様です。
カットオフ電圧は11.6~12.3V、タイマーは3/6/12/24/48時間となっています。
まとめ
カーナビと連動する点が本機の最大のセールスポイントですので、スタンドアローン型と比べてどうか?というのは条件が厳しくなり過ぎてしまうかも知れません。
カーナビか側からドラレコを操作、カーナビでドラレコ映像を再生が可能、という部分が本機の最大のセールスポイントで、ドラレコ機能も悪くはなくTHINKWAREの「F770」とセイワの「PDR800FR」の中間の性能となっていますので、アルパインのカーナビ連動ありきで考えるなら悪い選択ではないと思います。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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