※2017年10月27日更新~現状に合わせて記述を変更しました。

日本メーカー製のドライブレコーダーについて、このページではざっくりと概要のみ説明しています。

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各メーカーの細かい特徴は機種の一覧については、こちらでご確認下さい。

■ 国内のドライブレコーダーメーカー

なお、日本メーカーであってもほとんどのメーカーは中国・韓国・台湾の工場を使用しており、日本の工場で組み立てているのはおそらくコムテック・セルスター辺りのみではないかと思います。

※ユピテルは「DRY-ST6000d」など一部モデルは日本製です。

組み立てを日本で行っているだけで、パーツは海外製のものが多いでしょう。

日本メーカーが増えたドライブレコーダー市場

3~4年前までの日本国内のドライブレコーダー市場は、アサヒリーチ、ユピテル、セルスターなどの国内メーカーを除いては、台湾や韓国のGPSやオーディオ機器メーカーなど、海外メーカーが主力メーカーとなっていました。

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2014~2015年に掛けてドライブレコーダーの普及率が高まるにつれ、パイオニアやケウンッドなどの大手カーナビメーカーが、その圧倒的なブランド力を駆使してカーナビなどの周辺機器との連動性を売りにしたドライブレコーダーを市場に供給し始めている事で、市場のシェアが大きく入れ替わり掛けている状態です。

台湾や韓国メーカーの製品が国内メーカーの製品と比べて、壊れ易く機能面で劣っていると言うことではありませんが、説明書の分かり易さや保証の面などを考えた場合、やはり日本メーカー製のドライブレコーダーの方が安心して購入出来ると言えるでしょう。

2017年の流れとしてはケンウッドの台頭で一時シェアを落としていたと推察される、コムテック・ユピテルなどの老舗メーカーが復活しています。

特にコムテックの復活ぶりは凄まじく、地道なマーケティングと機能性の追求がユーザーに受け入れられていると見受けられます。

ドライブレコーダー国内メーカー別の特徴

2017年のドライブレコーダー国内注目メーカーは、パイオニア・パナソニック・ケンウッド・ユピテル・コムテック・セルスター・アサヒリサーチ・TA-Creative・TCL・アーキサイト・オウルテック・DENSAN・データシステムの12社程度になろうかと思います。

ここでは各メーカーのドライブレコーダーの特徴とここ1~2年の方向性について説明します。

パイオニアのドライブレコーダー

カーナビを中心としたカーエレクトロニクスの中では、カロッツェリアブランドはおそらく最大の知名度を誇っているかと推察されますが、ドライブレコーダーの分野に関してはケンウッドほど力を入れてきませんでした。

2015~2016年にはケンウッドが人的ソースの大部分をドライブレコーダー部門に注ぎ込んでいた為、「とりあえず3行でおすすめドライブレコーダーとその理由を説明しろ!」と言われた時にネットメディアでも小売店においてもおすすめし易かったのがケンウッドのドライブレコーダー、という情勢が続きました。

当時、ケンウッドのドライブレコーダーはブランド力・機能・使いやすさ・価格の面でのバランスが非常に良く、とりあえず大満足はしないけれども、後悔はしないモデルとして不動の売れ筋1位をキープしていたように記憶しています。

パイオニアは2016年にケンウッドとの差別化を図るために、当時のケンウッドの売れ筋モデルに対して2倍近くの内蔵バッテリーを搭載した「ND-DVR10」と言うモデルを発売しましたが、実勢価格がケンウッドのモデルよりも1~2ランク高めに推移していたこともあり(ネット上ではケンウッドのパクリと揶揄されていた~私はそんなことは書きませんよ?)、カロッツェリアのブランド力を考えると思ったより人気が出ませんでした。

2017年の情勢としては、ケンウッド・コムテック・ユピテルなどの大きなシェアを持つメーカーとの差別化を打ち出したモデル、「ND-DVR20」「ND-DVR30」などを発売しています。

これらのモデルの特徴としては、使い方によっては第三者の運転を客観的に評価出来そうな「危険挙動録画」や、バックカメラの映像を録画する2カメラ対応などが挙げられます。

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パイオニアはトラックなどを中心とした法人向けの安全運航管理サービスの開発に力を入れている為、その発想の一部を個人モデルに落とし込んだ形と見ています。

パイオニアの各モデルは以下の通りです。

■ パイオニアのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

パナソニックのドライブレコーダー

パナソニックもパイオニアと以上にドライブレコーダーの開発にはあまり積極的ではありませんでしたが、2017年現在でも新モデルは2つのみの発表となっています。

内訳は自社カーナビ連動タイプのモデルが1つ、汎用モデルが1つとなっています。

最低限の構成ですが、特に汎用モデルの「CA-XDR72GD」については視野角・画質ともにかなり良いと感じましたので、未発表の駐車監視の仕様が気になるところです。(2017年10月現在)

パナソニックの各モデルは以下の通りです。

■ パナソニックのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

ケンウッドのドライブレコーダー

ケンウッドは2014~2016年前半にかけて、カーナビのモデルチェンジを遅らせながらドライブレコーダーの開発に全力投球してきました。

そのお陰で2014年後半~2016年前半までは不動の人気ドラレコメーカーとして君臨していましたが、ドライブレコーダーに求めるユーザーのニーズの細分化と他社のドラレコ市場の研究などが進んだことで、2016年後半から2017年前半は、おそらくシェアとしてはコムテック・ユピテル辺りに抜かれているのでは?と感じています。

ドラレコ業界としては、スタンダードモデルはAUTO・VOXなどの中国メーカーの台頭による低価格化、ハイエンドモデルは広角・高精細化と駐車監視の利便性の高度化が進んでおり、1年以上新モデルを発売していなかったケンウッドはかなりシェアを落としたと推察されます。

2017年の後半には再度巻き返しを図るために高解像度モデルを3つ発表して来ていますが、私が見る限り中庸であった2015~2016年モデルを少し尖らせた印象はあるものの、機能面ではスポイルされてしまった部分もある為に扱いにくい中途半端さが際立つように感じます。

メーカーから広告費を直接貰っているマスコミや大手メディアはメーカーの受け売りで良いことばかり書きますし、色々なメーカーさんからの話を聞く限り、規模が大きいキュレーションサイトなどは普通に広告料に合わせておすすめランキングを調整しています。

ケンウッドのドライブレコーダーは安全運転支援機能がセールスポイントの一つでありますが、「DRV-610」でのテストの結果は以下のようなものです。

■ ドライブレコーダーの安全運転支援機能の比較

2017年モデルでは改善されている可能性もあり、私はまだ2017年モデルを使用していないので何とも言えませんが、ケンウッドのドライブレコーダーはかつてのような人気を取り戻せないのでは?と予測しています。

ケンウッドの各モデルは以下の通りです。

■ ケンウッドのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

ユピテルのドライブレコーダー

ユピテルはおそらくケンウッドがドライブレコーダー市場に進出するまでは国内ドライブレコーダー市場でNo.1のシェアを持っていたメーカーかと思われます。

ただし、2014年末以降にケンウッドからスタンダードモデルが安価で発売され、更に2015年には西日本LED信号対応、駐車監視対応のモデルが主流になっていった中で、その対応が2016年中盤まで遅れてしまった事でおそらく大きくシェアを落としたであろうと推察されます。

ユピテルと言えばドライブレコーダーのリチウムイオンバッテリーのリコールのニュースが最近話題になりましたが、この問題が発覚して以降はほとんどのモデルがリチウムイオンではなくキャパシタ式に変更になり、その影響で西日本LED信号と駐車監視への対応が遅れたと私は見ています。

本来はユーザーの細かいニーズを拾って小ロット多品種のモデルを展開するメーカーなので2016年後半から始まった西日本LED信号・駐車監視への対応で2017年前半は急激にシェアを回復している印象です。

なお、同社は過去の苦い経験から駐車監視用のマルチバッテリーにはリチウムイオンよりも安全性の高いニッケル水素電池を採用しています。

ユピテルの各モデルは以下の通りです。

■ ユピテルのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

コムテックのドライブレコーダー

コムテックもユピテルと同様に数年前からドライブレコーダーの販売を続けており、2014~2015年前半はケンウッドの台頭によりシェアを落としていた感がありますが、細かいユーザーのニーズを拾い続けてきた事、高精細は捨てて広角モデルに特化してきた事、駐車監視の利便性を極限まで追求してきた事で、おそらく2017年前半では人気No.1のメーカーになったと思います。

ドライブレコーダーとレーダー探知機の連動面では出だしはセルスターに遅れたものの、その後の各デバイスの機能面の改善でレーダー探知機部門においてもかなりのシェアの拡大が達成されたものと推察されます。

■ ドライブレコーダー人気ランキング 2017年10月版

■ レーダー探知機人気ランキング 2017年10月版

解像度はフルハイビジョンなので決して高精細ではありませんが、全体の状況を把握する事に特化したモデルが多く、ドライブレコーダーの目的を考える上で最も重要な部分で他のメーカーの上を行くという印象です。

反面、補正が強いのでドライブ動画の撮影などの趣味的な目的には向いていません。

コムテックの各モデルは以下の通りです。

■ コムテックのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

セルスターのドライブレコーダー

セルスターもユピテル・コムテック同様にドライブレコーダー・レーダー探知機を継続的に販売しているメーカですが、前社とは異なり2015年に独自路線でレーダー探知機とドライブレコーダーの連動モデルを販売しており、このモデルを中心にかなりの人気となりました。

ところが2016年以降はコムテックにレーダー探知機連動機能面で追いつかれ、ドライブレコーダー単体の性能・機能面でも水をあけられてしまった状態なので、かなり苦戦していると思われます。

視野角・解像度ともに中庸なモデルが多く、他社モデルとの差別化が上手く行っていないと見受けられます。

その中でもカメラ分離型のセパレートタイプに関しては、リアウィンドウに設置する場合を想定すると一考の価値はあると感じます。

セルスターの各モデルは以下の通りです。

■ セルスターのドライブレコーダー

アサヒリーチのドライブレコーダー

アサヒリーチは「Drivemanシリーズ」というドライブレコーダーの生産・販売や、ハーレーダビッドソンの部品輸入販売、大手ブランドのビデオライト等のOEM製品の開発設計を行っている日本の会社です。

大手メーカーに先駆けて2010年からドライブレコーダーを販売し続けていることもあり、多くの官公庁にドライブレコーダーを販売している実績を持っています。

特に警察車両、いわゆるパトカーへの装着率が非常に高く信頼性の面ではおそらく業界No.1であろうかと思います。

警察車両モデルをベースにした「GP-1」などは、駐車監視の利便性を追求しており、フレームレートやタイマーなどの各種の細かい設定が可能です。

アサヒリサーチの各モデルは以下の通りです。

■ アサヒリサーチのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

TA-Creativeのドライブレコーダー

TA-Creativeは元フォーミュラレーサーでレース時のオンボードカメラに精通していた笠江友和氏が立ち上げたブランドです。

ケンウッドの市場参入以前はドライブレコーダー市場で中堅クラスの売上を誇っていましたが、生産規模が小さく、売れ筋モデルの追加が遅れがちであったため、2015~2016年は「TA-008c」などの売れ筋モデルを抱えつつもドライブレコーダー市場での存在感は低迷中でした。

2017年には「2560×1440」、水平視野角130°程度の超広角・超高精細のコンパクトドライブレコーダー「TA-010C」を発売し、一時的に人気を取り返したものの、こちらも諸般の事情で速欠品と言う流れとなっていました。

※欧州メーカーとの共同開発品が多く、どうしても欧州向けの製品の出荷が優先されてしまうという事情があった

11月に再入荷の「TA-010C」についてはそこそこの在庫が確保されているとの事ですが、このところ業界全体での売上が3倍程度に伸びており、予約販売分もかなりの受注が入ってるようなので在庫がある時に注文しておいた方が良いかも知れません。

■ 超高精細・超広角のドライブレコーダー「TA-010c」がパワーアップして復活!!

TCLのドライブレコーダー

TCLはスマートレコというブランド名で輸入車ディーラーなどを中心にドライブレコーダーを販売しているメーカーです。

前後2カメラ対応のモデルが多く、取り付けにある程度の知識と技術が必要なためどちらかと言うと通販ではなくショップでの販売がメインのようです。

基本的には高機能で使い勝手が良い反面、価格がかなりアッパーである為、新車購入時などの際に前後にドライブレコーダーを設置しようと考えている人向けのメーカーかと思います。

唯一テストした「WHSR-510」に関してはかなり使い勝手が良いと感じました。

■ スマートレコ「WHSR-510」のレビュー、評価

アーキサイトのドライブレコーダー

アーキサイトはもともとはアキバ系のPCサプライ、パーツ関連のメーカーですが最近ではサーバー関連事業やドライブレコーダーを始めとしてスマホ関連用品など、幅広いカテゴリーの商品を販売しています。

ドライブレコーダーに関しては2017年から販売を開始しているようで、2モデルを展開しています。

ハイエンドクラスの「X RUN M7」は「2560×1440」の高解像度に対応しており、明るさなども含めて非常にバランスが良いドライブレコーダーだと感じています。

■ アーキサイト「X-RUN M7」のレビュー、評価

オウルテックのドライブレコーダー

オウルテックは自作PCユーザーの間では知らない人はいないくらい有名なパソコンパーツメーカーですが、最近では他社同様にスマホ関連用品・カーエレクトロニクスの分野にも進出しています。

ドライブレコーダーについては2016年に発売されたフルハイビジョンモデル「OWL-DR04」が当時としてはかなりコストパフォーマンスに優れ、一時期はトップクラスの人気を誇っていました。

スマホをドラレコ化するタイプのモデルもなかなか面白いと感じました。

オウルテックの各モデルは以下の通りです。

■ オウルテックのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明 

DENSANのドライブレコーダー

DENSAN(旧電産商事)は介護ロボット・電源アダプター・コンバーターなどを生産しているメーカーですが、2016年からドライブレコーダーの販売を開始しています。

現状は1モデルだけですが、「DDR101-NV」は視野角は狭い物の夜間の撮影に特化した自動切り替えのナイトビジョンモード(白黒)を搭載している一風変わったモデルで、夜間の駐車監視をメインに行うユーザーに人気となっています。

■ DENKOM(電産商事)のドライブレコーダー Dorarecot「DDR101-NV」

データシステムのドライブレコーダー

データシステムはテレビキットやカーセキュリティ関連などのカーアクセサリーでもニッチなマーケットを得意としているメーカーですが、2017年9月におそらく同社としては初であろうドライブレコーダー「DVR3000」を発売しています。

データシステムはドライブレコーダーとしては後発メーカーなだけに、「DVR3000」は市場に埋もれるようなスタンダードスペックではなく、「2560×1080」の高解像度に対応し、3.0型の大型液晶を搭載していますので、高精細かつ大型液晶で車内で動画を確認したいという方におすすめのモデルかと思います。

■ データシステム 高解像度ドライブレコーダー「DVR3000」発売

(編集長 Omi)

■ ドライブレコーダーおすすめモデルをまとめて紹介!!

■「1万円程度で買えるドライブレコーダー」おすすめ6選

■「便利なスタンダードクラス」おすすめドライブレコーダー7選

■「高画質なハイエンドクラス」おすすめドライブレコーダー6選

■「駐車監視に特化したハイエンドクラス」おすすめドライブレコーダー7選

■ ドライブレコーダー トップメニュー

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