こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
2020年は2カメラタイプの360°ドラレコの発売が相次いでいますが、9月にはセイワからスマートミラー型の2カメラドラレコが発売されています。
この製品に関してご質問を頂いていますので、ざっくりと特徴を解説します。
「PSR2360G」のスペック
「PSR2360G」のスペックはこちらの表の通りです。
PSR2360G |
---|
2020.09発売 |
9.66型液晶 |
フロント:1440×1440/24.5fps リア:1280×720/19fps |
LED信号対応 |
レンズ視野角 フロント180°×240° リア:水平100° |
リアカメラケーブル8m |
microSD付属32GB/最大32GB |
GPSは外付け付属 |
駐車監視モードなし |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
スマートミラーとしてはスタンダードな9.66型タッチパネル液晶を採用し、フロントカメラの録画解像度は「1440×1440/24.5fps」で有効解像度は200万画素、リアカメラは「1280×720/19fps」の有効画素数100万画素となっています。
…申し訳ないですが見るからに塩スペックで、2~3年前のハードウェア構成の360°ドラレコにリアカメラを付けちゃった系のような印象です。
ハードウェアのスペックが足りないのでフロント、リアのフレームレートを下げている用に見えますね。
これで実売価格が3万円程度というのはかなりのボッタクリな気がします。
5月に発売された「AKY-V360S」の超下位互換
因みに5月のAKEEYOの「AKY-V360S」という、360°ドラレコ+リアカメラのスマートミラーをテストしてますが、この製品はかなりの高評価でした。
両製品の仕様を比較するとこちらの通りとなります。
比較項目 | PSR2360G | AKY-V360S | |
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液晶サイズ | 9.66型 | 11.88型 | |
フロントカメラ | 解像度 | 1440×1440 | 1920×1920 |
有効画素数 | 207万画素 | 368万画素 | |
フレームレート | 24.5fps | 27.5fps | |
レンズ視野角 | 水平180°×垂直240° | 水平180°×垂直240° | |
補正 | WDR | WDR | |
リアカメラ | 解像度 | 1280×960 | 1920×1080 |
有効画素数 | 122万画素 | 207万画素 | |
フレームレート | 19fps | 25fps | |
レンズ視野角 | 水平100° | 水平107° | |
補正 | - | HDR |
AKEEYOの「AKY-V360S」の旧モデルでこれに近いようなスペックの製品がありましたが、性能が低いので私はテストも紹介もしていませんし、この製品は「AKY-V360S」の発売に合わせて廃盤となっています。
なので、かなりの塩スペックな「PSR2360G」をこの価格で売ろうというのにはビックリ!ですし、スマートミラー型の360°ドラレコならAKEEYOの「AKY-V360S」の方をおすすめします。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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