コムテックのエントリークラスのドライブレコーダー「ZDR-012」は2016年6月の発売から丸一年経過していますが、このモデルも含めて各社の1万円以下モデルが充実してきたので(価格が下がって来た為)おそらくこのクラスで最も売れているであろう「ZDR-012」を試してみました。

「ZDR-012」のスペック

「ZDR-012」のスペックは以下の通りとなっています。

コムテック
ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
ZDR-012

キャンペーン次第でオートバックスが最安値になる場合あり
16.06発売
参考価格 17.07.03
9,980円
Amazon
楽天市場
Yahoo!
AUTOBACS
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×1080
全国LED信号
29fps
水平109°(レンズ)
HDR/WDR
付属8GB
最大32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPSなし
駐車監視モード
常時録画+衝撃センサー
自動
専用ケーブル
HDROP-05
バッテリーあがり
防止機能あり
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

この価格帯のモデルでは、「ZDR-012」を含めて各社ともにGPSは非搭載ですが、「ZDR-012」の最大の特徴は109°(レンズ)というこの価格帯で最大レベルの水平視野角の広さかと思います。

スポンサーリンク

また、専用の常時ケーブルを使用しての長時間録画にも対応しています。

デザインやサイズは標準、マウントは大き目

コムテックのドライブレコーダーは、ここ1~2年で他社がコンパクトな方向に流れている中でいずれのクラスのモデルもサイズ面での見直しは行われておらず、それなりの存在感があります。(笑)

ざっと使用してみた感じでは、「ZDR-012」はエントリークラスのモデルなので、無理に付加価値を追求せずに、限られたコストの中でドライブレコーダーの基本性能の面に重きを置いている印象を受けました。

スポンサーリンク

その基本性能とは、視野角・精細感・逆光補正や夜間の明るさなどです。

水平視野角はレンズ109°だが、録画視野角も同等と思われる

レンズ視野角が〇°とスペック表に表示されている場合、メーカーによっては表記よりも数パーセント、ひどい場合には数十パーセントも実際の録画される視野角が狭い場合があります。

この視野角の表記の仕方に規制がある訳ではないので、虚偽の表記とは言いませんが録画視野角を表記して貰わないとユーザーは正しくその製品の価値を認識出来ません。

「視野角170°の超広角」などど記載されていても、実際には「130°しかない」なんて事はザラにあります。

ケンウッド・ユピテルなどの日本のメーカーはレンズと録画の両方の視野角を併記しているので分かり易いですが、そうではないメーカーもまだまだあります。

まあ、普通のユーザーは購入後に他のドライブレコーダーと見比べて視野角を比較したりなどはしませんので、クレームなどには繋がらないのだと思いますが、視野角の広さはドライブレコーダーを選ぶ上での最重要ポイントですので、そういう事もあると認識しておきましょう。

なお、コムテックの「ZDR-012」は撮影動画をケンウッドの「DRV-320」と比較した結果、ほぼ109°の録画水平視野角を確保できていると確認出来ました。

9°の差ですが、左右の録画範囲がかなり違いますね。

なかなか良いんじゃないでしょうか?

文字認識精度も標準レベルを確保

広角モデルは全体的に映像が小さく映りますので、ナンバーの認識は苦手になりますが、「ZDR-012」については水平100°のケンウッドの「DRV-320」と同等の認識精度ですので、この点に関してもなかなかバランスが取れていて良いと思います。

スポンサーリンク

逆光補正はHDRとWDRの選択式

逆光補正についてはメニューで「HDR」、「WDR」のいずれかを選ぶことが出来ます。

本来であれば「HDR」は「ソフトウェアによる合成手法」を指す言葉、「WDR」は「ハードウェアの性能が高いので逆光などに強い」という状態を指す言葉であるとされていますが、「ZDR-012」の場合は「補正なし」という設定もあるので、両方ともソフトウェアで何らかの処理をしているようです。

この辺りもメーカーによって言葉の使い方が様々です。

■ HDRとWDRの違いは?

また、「HDR」の処理自体もメーカーやモデルによって見え方が全く違いますので、スペック表記は参考程度に捉えて実際の動画を見てみるのが一番です。

なお、「ZDR-012」の「HDR」処理は確かに白潰れには標準以上の効果を発揮していますが、全体的に暗く映り、黒潰れし易くなります。

白潰れも黒潰れもしにくくなるのが「HDR」の筈なので、露出も同時にいじってるのでは?という気がしなくもありません。

昼間なのにやたらと暗く映るんですよね。

※記事の最後に昼・夜のHDR/WDRの撮影動画を掲載します。

「WDR」の方はどちらかと言うと補正なしの見え方に近く、それでも白潰れのレベルは「DRV-320」と同程度ですので、「ZDR-012」では「HDR」ではなく「WDR」を標準で使用しましょう。

「WDR」の方が全体的に明るく綺麗に映ります。

コムテックのドライブレコーダーは「HDR」・「WDR」の選択式なのですが、今までテストしてきた4モデル共に、どちらかが何らかの理由で微妙なモードになっています。

エントリーモデルなので「景色を綺麗に撮影したい」などの目的で購入する人は少ないと思いますが、そういう目的ならもう少し上のグレードのものを選んだ方が良いです。

景色や色目はどちらのモードでもあまり綺麗ではないですね。

夜間はWDRがかなり明るめ

夜間の明るさについてはHDRはかなり暗め、WDRの方は他のドライブレコーダーと比較しても明るめの部類に入ります。

やはり設定はWDRのままで固定する方がよさそうですね。

駐車監視の基本は常時+イベント録画

コムテックのドライブレコーダーの駐車録画の仕様は、年式やモデルによって仕組みや使い勝手が全く違います。

「ZDR-012」には駐車監視モードは存在しませんが、専用のタイマー付きの常時電源ケーブル「HDROP-05」と合わせて使用する事で、タイマー設定・電圧管理による駐車中の録画は可能です。

 

それぞれの駐車監視の仕様がなかなか分かりにくい部分があるのですが

・「ZDR-012」~走行中と同じ状態で録画を継続(衝撃センサーの感度は走行時と同じ)

・「ZDR-013」~駐車監視モードが存在し、走行時とは別に(衝撃センサーの感度を調整可能・本体からタイマー操作などが可能)

・「ZDR-014」~駐車監視モードが存在し、走行時とは別に衝撃センサーの感度を調整可能・本体からタイマー操作などが可能)

・「HDR-351H/352GH/352GHP」~駐車監視モードが存在し、走行時とは別に(衝撃センサーの感度を調整可能)

となっています。

「ZDR-012」の駐車監視の仕様でも特に問題はなく、大きく異なるのは車に戻った際のイベント録画の告知がないという点です。

その他、衝撃センサーの感度をドアの開閉などで動作するようにすると走行中に反応しまりますし、感度を落とすと駐車中に軽く擦られた程度では反応しなくなります。

従って走行中の感度に設定しておくのならば、当て逃げされた時にはその間の常時録画ファイルを全て確認しなければならなくなる「可能性」があります。

まあ、当て逃げの頻度はそうそう多くはないので大きな問題ではないかと思います。

 

駐車監視の運用を少しでも楽にしたいと考えるなら、上位のモデルを検討する事をおすすめします。

■ 駐車監視に特化したおすすめドライブレコーダー8選

大容量のmicroSDカードの使用状況について

「ZDR-012」はmicroSDカードの最大使用容量が32GBまでとなっていますが、本体のメニューからのフォーマットで以下のmicroSDカードで1時間以上の録画・再生を行ったところ、問題は確認できませんでした。(仕様上では対応外ですので、自己責任でお願いします)

コムテックZDR-012 標準32GBまで
64GBTeam 64GB

Team 64GB
TOSHIBA 64GB
(30MB/S)

TOSHIBA 64GB(30MB/S)
Transcend 64GB

Transcend 64GB
SanDisk 64GB

SanDisk 64GB
使用フォーマッター未確認ドラレコ○未確認未確認
128GBTeam 128GB

Team 128GB
TOSHIBA 128GB
(48MB/s)

TOSHIBA 128GB (48MB/s)
Transcend 128GB

Transcend 128GB

SanDisk 128GB

SanDisk 128GB
使用フォーマッタードラレコ○ドラレコ○ドラレコ○ドラレコ○
200GB---SanDisk 200GB

使用フォーマッター---ドラレコ○
〇の物は1時間以上の正常な動作・再生を確認

■ ドライブレコーダーにおすすめのmicroSDカードは?

コムテックのドライブレコーダーはモバイルバッテリーでは駆動不可だが?

「ZDR-012」を含めてコムテックのドライブレコーダーはほどんどのモデルが12V入力です。

従って5V出力であるモバイルバッテリーでの駆動は不可能ですが、5Vから12Vへの電圧変換ケーブルを使用する事でモバイルバッテリーでの駆動が可能になります。

特に「ZDR-012」は最初から駐車監視モードが存在していないので、コムテックの中では唯一モバイルバッテリーでの駆動に向いた仕様と言えるかもしれません。

「ZDR-012」でも試しましたが、以下の方法での駆動が可能でした。

■ コムテックのドライブレコーダーをモバイルバッテリーで駆動させる方法

また、常時ケーブル「HDROP-05」の手前にモバイルバッテリーを挟む事でタイマー機能などを使用する実験にも成功しています。

■ ドラレコのタイマー機能を殺さずに、モバイルバッテリーで駐車監視を行う魔改造

「ZDR-012」の総評

私はコムテックさんからサンプルの供与も貸し出しもして頂いた事はありませんが、コムテックのドライブレコーダーはどれも企画がかなり良いと感じます。

 

ターゲットになるユーザーを細かく分析して、エントリーモデルとしての必要最小限の機能+かなり広めの視野角、そしてこの価格の安さ、と3拍子揃っていますね。

性能や多機能性という点ではこの価格帯でもっと良いものもあります。

ただし、ドライブレコーダー初心者の大部分が欲しいと感じるであろう「基本性能」を上手にまとめてあり、価格も絶妙なので、悔しいですが「ZDR-012」はかなりおすすめですね。あと2千円高かったらおすすめしないかもですが(笑)

 

なお、9月30日までにコムテックのドライブレコーダーを購入したユーザーは、総額100万円の旅行券がもらえるキャンペーンに応募する権利をゲットできます。

コムテックの関係者は応募不可と書いていますが、私は完全に無関係の人なのでこの「ZDR-012」のバーコードを貼って応募しますとも!

■ コムテック「総額100万円」のプレゼントキャンペーン実施

(編集長 Omi)

■ ドライブレコーダーおすすめ43機種をドバっと紹介!!

■「初心者向けのエントリークラス」おすすめドライブレコーダー4選

■「便利なスタンダードクラス」おすすめドライブレコーダー7選

■「高画質なハイエンドクラス」おすすめドライブレコーダー6選

■「駐車監視に特化したハイエンドクラス」おすすめドライブレコーダー7選

■ ドライブレコーダー トップメニュー

この記事が気に入ったらいいね!しよう