※2018年3月5日更新~コムテック2018年モデルのドライブレコーダー、レーダー探知機について追記しました。

新しく車を買い替える際に「ドライブレコーダーとレーダー探知機のセットでの取り付けを考えていますが、どの組み合わせがおすすめでしょう?」というようなご相談を受ける事がありますが、確かに両方とも種類が多すぎて迷ってしまいますね。

個別に選ぶだけでも大変ですが、最近ではレーダー探知機とドライブレコーダー、カーナビとドライブレコーダー、カーナビとレーダー探知機の一部の機能を組み合わせたものなど、色々なパターンが存在し、実際に私も車を買い替える時にこのような連動機能を搭載しているモデルを調べた事があります。

当時はドライブレコーダーも今ほど話題になっていませんでしたし、連動性自体が中途半端でしたのでそれぞれ個別に購入するに至っています。

最近では各デバイスの連動性も向上していますので、改めてドライブレコーダー、レーダー探知機のセットでの購入について考えてみたいと思います。

ドライブレコーダー機能で注目しておきたいポイント

最近は様々なモデルが発売されているドライブレコーダーですが、単体の性能や機能面を考えた場合には以下の3つがドライブレコーダーを選ぶ上で注目しておきたいポイントとなります。

  • 精細感~ナンバーなどの文字の認識精度(当て逃げ対策)
  • 視野角の広さと夜間の明るさ(状況証拠)
  • 駐車監視の利便性(運用の簡単さ)

画質はスペック表記は当てにならない

ドライブレコーダーの精細感が高い方が良いと言う理由は、当て逃げされた時にナンバーが解読出来なければ警察が動いてくれず、相手を特定する事が困難になるからです。

まこれは解像度だけでなくレンズやチップセット、CMOSセンサー、ソフトウェアのバランスで良くも悪くもなりますので、スペック表記上の解像度はあまり当てにならないのが実情です。

実際にYoutubeなどで公開されている動画を見比べるのが一番だと思いますが、Youtubeに動画を投稿する際には少なからずデータが圧縮されますので、元の画質よりも劣化したものになってしまうのが難しいところだと思います。

視野角についてもメーカーの自主判断に任されている

次に視野角の広さについてですが、視野角が広い方が広範囲の状況を捉える事が出来ますので、証拠能力を求める上では視野角の広さは重要なポイントになります。

ところが、この視野角の広さのスペック表記に至っても、レンズの視野角・CMOSセンサーで処理が可能な録画の視野角が異なりますので、メーカーの提示する「視野角」がそのまま録画に反映されないのがややこしいところです。

このような問題点がある為、当サイトでは実機の動画を並べて比較し易いような動画を作成しているのですが、全ての機種を試せる訳ではありませんので、動画が上がっていないドライブレコーダーについては確認のしようがありません。

また、視野角が広がると精細感を維持する為にはCPUやCMOSセンサー、レンズなどのハードウェアにより高い性能が求められますので、精細感と視野角の両立はなかなか難しいのも悩ましいところです。

駐車監視の利便性は一概にどれが良いとは言えない

駐車監視を目的としてドライブレコーダーを購入するユーザーも少なくないと思いますが、この駐車監視機能の仕様がメーカーや機種によって様々で分かりにくいのがまた困った部分です。

主な違いは次の5つのポイントになります。

  • 電源の供給方法
  • 駐車監視の起動方法
  • 駐車監視の録画方式
  • 駐車中の衝撃検知に対する告知の有無
  • 降車・乗車時の衝撃検知の告知のキャンセル設定の有無

電源の供給方法

電源の供給方式については、内蔵バッテリータイプと車のバッテリーの常時電源を使用する2タイプあり、後者の方が長時間の駐車監視に対応しています。

また、最近ではこれに加えてドライブレコーダー用の外部バッテリーが発売されています。

■ ユピテル マルチバッテリー「OP-MB4000」の取り付け、使い方

■ ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー ベセトジャパン「UPS300」が便利過ぎて泣けた

汎用品のモバイルバッテリーも視野に入れるなら、1⃣内蔵バッテリー、2⃣外付けバッテリー、3⃣モバイルバッテリー、4⃣車のバッテリーの4種類にもなってしまいます。

■ モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー

駐車監視の起動方法

駐車監視の起動方法には、手動でオンオフが必要なものとエンジンのオンオフに連動するタイプのものがあります。

エンジンのオンオフに連動するものの方が運用上は楽ですが、自宅駐車場などでの作動は不要である場合には自宅に戻った時に手動でオフにする必要があります。(その場合には自宅を出る際にもオンにする必要あり)

また、最近ではユピテルからGPSを利用して自宅駐車場などの決まった場所では駐車監視を行わずに自動で電源を落とすドライブレコーダーも発売されています。

■ ユピテル「DRY-ST6000d」のレビュー、評価

駐車監視の録画方式

駐車監視の録画の方式は次の5つのパターンがあります。

1⃣駐車中も常時録画を行いながら、衝撃があった時にはイベント録画を行う(感度は走行時と同じ)

2⃣駐車中も常時録画を行いながら、衝撃があった時にはイベント録画を行う(感度は別途設定)

3⃣モーションセンサーで動きを検知して録画を行う(衝撃検知によるイベント録画なし)

4⃣モーションセンサーで動きを検知して録画を行い、衝撃があった時にはイベント録画を行う(感度は別途設定)

5⃣衝撃センサーで衝撃を検知して録画を行う(感度は別途設定)

この中では1⃣の常時録画を行うタイプがもっともお手軽で当て逃げの際のナンバーを抑える確実性は高いのですが、駐車監視の感度が走行時と同じである為、軽く擦られた程度ではイベント録画が実行されません。

この為、常時録画ファイルの保存量が重要となります。

従って長時間の駐車監視となるとmicroSDの容量の問題でなかなか運用が難しくなってしまいます。

 

 

その点を解決しているのが3⃣のモーションセンサーによる動きを検知した時だけの録画方式ですが、この方式も問題がない訳ではありません。

それは録画ファイルがあまりにも多くなってしまい、「モーションセンサーによる録画があります」と告知されても、一つ一つ確認するのは現実的ではないからです。(モーションセンサーによる録画の物は告知がないものが多い)

5⃣の衝撃センサーによる駐車監視は、モーションセンサーでのファイル数が多くなる問題を解決しているのですが、衝撃が加わる前から衝撃を検知してドライブレコーダーが起動するまでの時間は録画されませんので、ゴツンとやられて走り去られると証拠の動画が残らない可能があります。

これらの問題を解決しているのが、2⃣の「常時録画を行いながら、衝撃があった時にはイベント録画を行う方式」、4⃣の「モーションセンサーで動きを検知して録画を行い、衝撃があった時にはイベント録画を行う」方式です。

常時録画、もしくはモーションセンサー録画を行いながら、衝撃があった時だけ別途イベントファイルを作成します。

ただし、この方式もmicroSDカードの容量を食いまくりますので、解像度を下げるかフレームレートを下げる方式が主流となっています。

駐車監視中のイベント録画に対する告知の有無

既に他社のドライブレコーダーの使用経験があり、駐車監視を運用した事がある人なら感じていると思いますが、駐車監視中に衝撃検知によるイベント録画が行われていても、車に乗り込んで駐車監視モードを終了させる際に告知がない場合には毎回車に傷がないかを目視で確認しなければなりません。

確認作業自体はそれとなくやっているものかも知れませんが、イベント告知があるタイプのドライブレコーダーは、ドライバーによる車の傷の見落としがあった場合にも「イベント録画があります」と告知してくれます。

ただ、車のドアの開閉の衝撃でもイベント録画は発生しますので、告知があったらあったで鬱陶しく感じる事もあります。

降車・乗車時のイベントキャンセル機能

上記の問題を解決するのが乗車・降車時のイベント録画の告知をキャンセルする機能です。

1~3分などのキャンセルタイマーを設定する事で、本当に当て逃げなどの衝撃が加わった際のイベント録画にのみ告知を行うように設定できます。(モデルによっては土砂降りや強風の際は感度を調整しないとガンガン反応します)

レーダー探知機と連動するドライブレコーダーの性能はどれくらい?

では、次に2018年3月現在で市販されている「レーダー探知機連動タイプ」のドライブレコーダーは、ドライブレコーダー全体から見てどれくらいの性能なのかを説明します。

ユピテルの連動モデル

ユピテルのレーダー探知機連動モデルは「A800DR」というレーダー探知機とドライブレコーダーのセットモデルです。

 

「A800DR」はユピテルの2015年モデルのハイエンドレーダー探知機+「2304×1296」の高解像度、水平視野角120°の広視野角を誇るモデルです。

ただし、西日本LED信号には非対応で駐車監視機能はありません。(駐車監視なしで高解像度だと趣味には使えるが実用性が低い)

また、ユピテルのレーダー探知機は2017年以降のモデルで小型移動オービスのレーダー波に対応していますので、今の段階では「A800DR」は避けた方が良いと思います。

ドライブレコーダーも2017年以降のモデルでは結構良いものが発売されていますので、ユピテルなら連動モデルではなく、別々に組んだ方が良いと言う話です。

■ ユピテル「DRY-ST3000c」のレビュー、評価

■ ユピテル「DRY-ST7000c」のレビュー、評価

■ ユピテル「DRY-ST6000d」のレビュー、評価

■ ユピテル 水平141° WiFi対応コンパクトドラレコ「SN-SV70c」発表

なお、5~6月にかけて「A800DR」の後継機らしき「Z810DR」(指定店舗専用モデル)が発売されています。(このタイプのネットモデルに関してはあまり積極的には開発しない模様)

■ ユピテル ドラレコ+レーダー探知機2017年セットモデル「Z810DR」

コムテックの連動モデル

コムテックの連動モデルではドライブレコーダー側は2016年~2018年モデルの「ZDR-013」、「HDR-351/352系」、「HDR-751G」の三択になります。

この3つのモデルの共通点と相違点は以下の表の通りとなります。

コムテック
型番ZDR-013
HDR-351/352系
HDR-751G
液晶なしあり
解像度1920×1080
録画視野角水平120°程度水平130~131°程度
精細感標準良い
逆光補正標準鬼レベル
夜間の明るさ標準+α非常に明るい
駐車監視の録画方式常時+衝撃(感度別途)
駐車監視の設定操作ドラレコメニューディップスイッチドラレコメニュー
イベント告知ありなしあり
キャンセルタイマー乗車/降車時降車時乗車/降車時
ウィンカー
--ビュワー表示
ハンドル舵角--ビュワー表示
ブレーキ--ビュワー表示
レーダー探知ポイント--ビュワー表示
オービスポイント--ビュワー表示

まとめると「ZDR-013」の方が駐車監視の利便性に優れていますが、画質の面では「HDR-351/352系」の方が断然良く、2018年モデルの「HDR-751G」は駐車監視の利便性は「ZDR-013」と同様、画質は「HDR-351/352系」と同様、追加でビューワーに各種OBDⅡ情報の表示が可能となっています。

特に「HDR-351/352系」「HDR-751G」は、ドライブレコーダー市場全体から見てもかなり良く出来た良いモデルだと思います。

弱点を挙げるとすれば、解像度が他社の「2560×1440」モデルよりも低い為、ナンバー認識については最高レベルではないという点です。

■ コムテック「ZDR-013」の評価、レビュー

■ コムテック「HDR-351H/HDR-352GH/HDR-352GHP」の評価、レビュー

■ コムテック 2018年モデルドライブレコーダー「HDR-751G」のレビュー、評価

一方で連動するレーダー探知機の方ですが、コムテックの2017年モデルは「ZERO 903VS」以外のハイエンドモデル、「ZERO704V」「ZERO703V」「ZERO803V」、および2018年モデルの「ZERO705V」は小型移動オービスのレーダー波探知に対応しています。

また、2017年からはコムテックもWiFiでの自動更新と取締情報の共有も復活させていますので(700、800系はOPの無線LANカードが必要)、連動モデルをコスト度外視で考えるならコムテックの「ZERO705V」「ZERO704V」「ZERO703V」「ZERO803V」+「HDR-751G」の組み合わせが本命かなと思います。

コムテック
ZERO703V

ZERO704V
ZERO704VR

ZERO705V
無線LANカード
無線LANカード
無線LANカード
HDR-751G
相互通信ケーブル
駐車監視用常時ケーブル

 

コスパ重視で考えていくと、2017年春モデルのレーダー探知機「ZERO703V」+2016年モデルのドライブレコーダー「ZDR-013」の組み合わせが良さそうです。(703V/704V/705Vについては、価格差ほどの機能差はない~2018年3月時点)

コムテック
ZERO703V

ZERO704V
ZERO704VR

ZERO705V
無線LANカード
無線LANカード
無線LANカード
ZDR-013
ドライブレコーダー200万画素FullHD 高速起動 衝撃録画対応 レーダー相互通信対応 ZDR-013
相互通信ケーブル
駐車監視用ケーブル

■ コムテックから2017年レーダー探知機 第二弾「ZERO 704V」発売!

■ コムテックレーダー探知機2018年モデル「ZERO 705V」発表

 

ただし、コムテックのレーダー探知機はフルマップはないですし測位精度と誤報の多さが他社のモデルよりも劣っていると感じます。

また、WiFi機能に関しても環境差はあるかも知れませんが、通信の安定性がない気がします。

ドライブレコーダーとレーダー探知機に完璧を求めるなら連動モデルは避けた方が良いかも知れません。

■ レーダー探知機 レーダー探知機 メーカー別の性能の比較実験

セットモデルも発売された

コムテックからは「レーダー探知機+ドライブレコーダー」のセットモデル「ZDR-703」も発売されています。

型番的にはドライブレコーダーの新モデルかと思ったのですが、これはそうではなく同社のレーダー探知機人気No.1モデル「ZERO703V」とレーダー探知機連動のコンパクトドライブレコーダー「ZDR-013」をセットにしたモデルとなっています。

「ZDR-703」のセット内容

「ZDR-703」のセット内容は「ZERO703V」、「ZDR-013」、相互通信ケーブルの「ZR-13」の3点で駐車監視用の常時電源ケーブルは含まれていません。

セルスターの連動モデル

セルスターの場合にはレーダー探知機の2017~2018年モデルが小型移動オービスのレーダー波に対応しておらず、ドライブレコーダーとしての性能・機能面でもかなりコムテックに劣ると感じています。

ただし、小型移動オービスのレーダー波への対応を外して考えるなら、2016年モデルのレーダー探知機と2015年モデルのドライブレコーダーがかなり価格が下がっていますのでコストパフォーマンスの面では最強と言えるかも知れません。

また、レーダー探知器の方はフルマップ搭載で誤報も少ないので、コムテックよりも使いやすいと思います。

従ってコストパフォーマンス重視でドライブレコーダーとレーダー探知機の連動モデルを考えるなら、セルスターの2015~2016年モデルの組み合わせがおすすめです。

WiFiなしなら「AR-303GA」+「CSD-500FHR」の組み合わせて3万円くらいですね。

 

 

 

(編集長 Omi)

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