「ZQ-40si/ZQ-40sim」「Y-430SQd」ありそうでなかった、WiFiによるリアルタイム監視が可能なユピテル360°ドラレコ

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

今回は目先の変わったユピテルのWiFi/Bluetoothによるリアルタイム監視が可能なドライブレコーダー、「ZQ-40si/ZQ-40sim」についてご紹介します。(遅れて発表されている「Y-430SQd」は「ZQ-40si」の販路違い)

通信型ドラレコの歴史

最近1年位の間に、コムテックやパイオニアなどの日本のドラレコメーカーからクラウド対応の通信型ドラレコの発売が相次いでいますが…

実機レビューと評価「NP1」パイオニアから新発想のドラレコベースの複合ガジェット
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「ZDR059」コムテックからクラウド対応の360°ドラレコ発売
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実は日本国内においてクラウド対応のドライブレコーダーを最も早く展開していたのはユピテルです。

同社では既に2015年の時点でWiFi・クラウド対応の「DRY-WiFiV5c」を販売していましたが、当時はまだドラレコの認知度がそれほど高くなく、その中でもニッチゾーンを狙った製品だった為、あまり売れなかったようで現在ではこの系統の後継機は存在しません。

「DRY-WiFiV5c」のクラウド機能は、WiFiアクセスポイントなどを通して走行中の動画を離れた場所にある別のスマホから再生出来ると言ったものでしたが、これは完全に趣味向けの機能と言えるでしょう。

一方で最近出て来ている通信型ドラレコは、保険会社などで見られる通信機能を活かした運転サポートを主な目的とした製品で、ユピテルの趣味向けの製品とはサービス内容が全く異なります。

因みに通信型ドラレコの中には、韓国メーカーのBlackVueなどのように趣味と駐車監視に特化した製品もありますが、現時点までには日本のメーカーの中にはこのような駐車監視に特化した通信型の製品はありませんでした。

「ZQ-40si/ZQ-40sim」のスペックと特徴

「ZQ-40si/ZQ-40sim」のスペックはこちらの表の通りです。

ZQ-40si/Y-430SQdZQ-40sim
22.08発売
1856×1856/28fps/HDR
1920×1080/28fps/HDR
フロント:500万画素CMOS
LED信号対応
前:180°×240°
後:水平130°
microSD付属32GB/最大128GB
フォーマット不要
GPS内蔵
WiFi/Bluetooth
駐車監視モード
タイムラプス+衝撃検知/自動起動
動体検知+衝撃検知/自動起動
専用ケーブルはOP
OP-VMU01
外部バッテリーセット
OP-MB4000
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「ZQ-40si/ZQ-40sim」では、WiFiとBluetooth通信を使って、SIMカード無しにこれらでカバーできる一定の範囲のリアルタイム駐車監視が可能となっています。

それぞれのカバーエリアの表記が見当たらないのですが、WiFiエリアでは異常の告知とリアルタイム映像の視聴、Bluetoothエリアでは異常の告知のみが可能なようです。

上のイラストではBluetoothの方が広いエリアをカバーしているように描かれていますが、強力なWiFiルーターの中継機能を使えば、10~15mくらいはWiFiのエリアに入れる事も出来そうです。

かつて私がエボへのイタズラに悩まされていた時代に(2014~5年頃)こう言うドラレコがあれば良いなと思ってました。

なお、この機能は斬新ではありますが、当て逃げよりもイタズラ特化型です。(解像度を考えるとナンバー認識はきつそう)

従って当て逃げも対策も考慮する場合には、別途フロントに1カメラドラレコを設置した方が良いでしょう。

ドラレコ画質について

最近はユピテルの360°ドラレコのレビューはやってませんが、2年くらい前のレビューでは夜間の映像が暗いと言う評価でした。

実機レビュー ユピテル2020年モデル360°ドライブレコーダー「Q-20P」の評価
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また、当時のユピテルの2カメラドラレコはリアカメラも暗い印象でしたので、この辺りが2年でどれくらい改善されたがか気になりますね。

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