こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
ユピテルからSTARVIS対応の2カメラドライブレコーダー+レーザー探知可能なレーダー探知、居眠り運転防止の安全運転支援ガジェットがセットになった、指定店舗向けの複合ガジェット「Z830DR」が発表されています。
過去のこの手の指定店舗向けセットモデルは、ドラレコ・レーダー探知機の単体モデルの型落ちを組み合わせたものが多かったのですが、今回発表されている「Z830DR」は2019年後半に発売されている最新モデルのレーダー探知機と、2018年モデルの2カメラSTARVISドライブレコーダーの組み合わせとなっています。
「Z830DR」の概要
「Z830DR」は同社の以下の3つのガジェットが組み合わさった複合モデルのようです。
「Z830DR」のドライブレコーダー機能
「Z830DR」のドライブレコーダー部分の仕様は、前後視野角が水平127°+水平127°、前後フルハイビジョンのSTARVIS対応、録画フレームレートは30fps、WiFi対応の円筒型とベースは2018年モデルの「SN-TW80d」と同様になっています。
Z830DR | SN-TW80d | SN-TW79d |
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20.01発売 | 18.07発売 | 19.12発売 |
フロント:1920×1080/30fps/HDR リア:1920×1080/30fps |
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西日本LED信号は同期の恐れあり | LED信号対応 | |
フロント:水平127° リア:水平127° | フロント:水平130° リア:水平122° |
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付属16GB | ||
最大32GB | ||
GPS付属 | GPS内蔵 | |
駐車監視モード | ||
常時録画+衝撃検知 タイムラプス |
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自動起動 | 手動起動 | |
専用ケーブル 付属 | 専用ケーブル OP-VMU01 |
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「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
なお、ドライブレコーダーについては2019年末に最新モデル「SN-TW79d」が発売されており、「SN-TW80d」との違いは以下の通りとなっています。
※型番が古い方が大きく、新しい方が若いのでややこしいですが。
①録画視野角~「SN-TW79d」は水平130°+水平122°、「SN-TW80d」は水平127°+水平127°
②フレームレート~「SN-TW79d」は28fpsで全国LED信号で同期なし、「SN-TW80d」は30fpsで電力周波数が60Hzの西日本エリアでLED信号が同期する
なお、「Z830DR」は駐車監視の部分では仕様が「SN-TW79d」「SN-TW80d」とは異なり、付属の3芯ケーブルを使用する事でACCに連動して自動で1fpsの駐車監視モードに入ります。
また、GPS情報により、自宅などの駐車監視が必要なエリアでの自動での監視解除が出来る点も他のモデルとは異なります。
全体的には市場の現行ハイエンドモデルと比べても遜色のない性能・機能となっていますが、西日本エリアで信号が同期してしまう点は問題ではありますね。
「Z830DR」のレーダー探知機機能
「Z830DR」のレーダー探知機機能は2019年後半に発売されたアンテナセパレートタイプの「LS700」「Z200L」がベースになっています。
※厳密にはアンテナをミラー裏に設置可能なステーが付属しますので「Z200L」がベースです。
2019年後半に発売されたユピテルのレーダー探知機は、レーザーを増幅して早めに警報するエスフェリックレンズ対応となっており、同世代モデルの「LS700」「A360α」のテスト結果については以下記事で解説しています。
居眠り防止警報ガジェットOKITEも付けちゃったのか?
ユピテルの居眠り防止ガジェット「OKITE」はドライバーのよそ見や居眠りを防止する警報装置ですが、個人的にはこれはセットに入れる必要があるほど売れてるものなのか?と疑問に感じています。
私個人的な意見としては、不要なので要りません…。
まぁ、そもそもレーダー探知機、ドライブレコーダーを連動させる必要性の有無についても意見が分かれるところではあると思いますが。
まとめ
以上、「Z830DR」の概要について解説しました。
ドラレコ機能が最新の「SN-TW79d」に準拠、駐車監視機能は自動制御の動体&衝撃検知、OKITEはセットから外す…という条件なら凄く良いと思いますが、今のままでは価格を考えるとどうかな?と感じます。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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