こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
このところ、日本メーカーの2カメラドライブレコーダーは各社ともこなれた価格でそこそこ高画質な製品に集約されているように見受けられ、モデル更新のスパンも長くなっています。
2024年12月に発売されたパイオニアの「VREC-DZ810D」については、この流れの中では珍しく、フロントカメラの録画解像度を4Kとしてナンバー認識精度を向上させたハイエンドな高解像度モデルとなっているようです。
「VREC-DZ810D」のスペックと特徴
「VREC-DZ810D」のスペックは以下の表の通りです。
VREC-DZ810D |
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24.12発売 |
フロント:3840×2160/27.5fps リア:1920×1080/27.5fps |
LED信号対応 |
フロント録画視野角:水平115° リア録画視野角:水平125° |
microSD付属32GB/最大128GB |
microSDカードフォーマット不要 |
リアカメラケーブル9m |
GPS内蔵 |
駐車監視モード |
衝撃検知の前後20秒/自動起動 |
専用ケーブル別売 RD-DR002 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
フロントカメラは日本メーカーとしては珍しく、4Kの録画解像度に対応しています。
イメージセンサーはSONYのSTARVIS対応モデルとの事ですが、センサーサイズが1/2.8となっている事から、VANTRUEなどの中華系のメーカーで採用されている1/1.8サイズのSTARVIS2対応のIMX678ではなく、前の世代のIMX415辺りかも知れません。
なお、ドラレコの画質はレンズ・イメージセンサー・ソフトウェアによるチューニングで決まります。
ドラレコでのチューニング技術が確率されていない新しいセンサーを採用したドラレコが、こなれた古いセンサーよりも画質が悪くなるケースもよく見られます。
日本のメーカーの製品でも海外の開発会社に開発を委託する製品も多いようですが、開発会社のエンジニアがどこまで画質にこだわるか?販売されるエリアのユーザー目線に近いのか?も大きく影響するように思います。
「VREC-DZ810D」については、パイオニア独自の技術と謳われている「AI-ISP」によるチューニングにより、高画質を実現しているとの事。
上のプロモーション動画を見ると、明るさは充分ではあるものの、対向車のヘッドライトの白飛びが大きいようにも見えます。
以下の暗所では充分な明るさを確保出来ているようにも見えますが、この辺りは周囲の環境が不明ですので他社製品と比較した上で評価します。
※実機レビューは4~5月の予定
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