最近、LaBoon!!読者の方から面白いご質問を頂きました。

それは「SONYからドライブレコーダーは発売されてないの?」と言う内容なのですが、「なるほど!確かにSONYの作ったドライブレコーダーは、それは凄いものになるだろうんな…」と感じるものの、残念ながらSONYはドライブレコーダーを開発してません。

SONYはドラレコを始めあらゆるカメラ類において、最も重要で人間の目でに例えると網膜の役割を果たす基幹パーツである「イメージセンサー」の生産にでは世界のトップシェアを誇っている訳なんですが、このイメージセンサー市場は車の自動運転やその他のAIによる作業の自動化の普及に伴い、2025年までに急激に拡大するそうです。

ドライブレコーダーの仕組みと、画素数・解像度を分かり易く解説!!

ぶっちゃけ、ドラレコの生産は非常に再現性が高い技術のみで可能となっており、どこでも作れるようなものを世界のSONY様は作ったりしませんしイメージセンサーを作った方が断然儲かるのでドラレコは作らない、と言ったところなのでしょう。

因みにパナソニックはイメージセンサーもドラレコも作ってますが、どこでも作れる鉛バッテリーからは手を引いてEV用のリチウムバッテリーの方に注力してますね。

パナソニックのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

ちょいと脱線しましたが、SONY様はドラレコは作ってませんが、SONYが作った高性能なイメージセンサーを搭載したドラレコは星の数ほど流通してますが、その中でも一味違うおすすめのドラレコをご紹介しようと思います。

夜間特化型のSTARVIS対応、Exmor Rを搭載したモデル

SONYイメージセンサーのブランドは「Exmor」と呼ばれていますが、その中でも裏面照射型で受光能力が高いのが「Exmor R」で、星空を撮影したり防犯用途で使用されるSTARVISと言う技術に対応しており、夜間の撮影能力が高いと言う特徴があります。

ユピテル「SN-TW80d」

ユピテルの「SN-TW80d」は2018年8月に発売されたWiFi対応で液晶なしの2カメラドライブレコーダーです。

前後に200万画素のSTARVISセンサーを搭載し、録画視野角も前後とも水平127°と現行の2カメラドラレコの中では最大の広さを誇ります。

イメージセンサーの型番は公表されていませんが、発売時期を考えるとおそらくIMX291が使われていると推察されますが、画質の特徴としては、実用色が強いSTARVISセンサーの中でも比較的色目が強く出るような調整具合となっており、景色もまずまず綺麗に撮影出来ますので、事故の際の幅広い状況認識だけでなく、景色もそこそこ綺麗に、夜間は明るく撮影したい、と考えている方には本機がおすすめです。

ユピテル STARVIS対応2カメラドライブレコーダー「SN-TW80d」のレビュー、評価

BlackVue「DR750S-2CH」

BlackVueはドラレコ先進国の韓国のメーカーですが、主な販売先は北米や欧州となり韓国内でのシェアはほとんどありません。

このメーカーの製品はややニッチなゾーンを狙った特徴的の製品が多い為、ある程度の市場規模がないと売上が確保できませんのでグローバル展開しているものと考えられます。

こちらの「DR750S-2CH」は液晶なしでWiFi対応のSTARVIS対応フルハイビジョンイメージセンサーを搭載した前後2カメラモデルです。

イメージセンサーはおそらくIMX291を搭載しており、ユピテルの「SN-TW80d」に近い画質の特徴ですが、さらに色のコントラストが強めでフロントカメラは60fpsでの録画も可能となっています。

録画視野角は前後ともに水平116°と2カメラドラレコの中では比較的広めで、独自の機能としてクラウトサーバーを活用した遠隔での駐車監視をサポートしてます。

クラウド対応ドライブレコーダー BLACKVUE「DR750S-2CH」のレビュー・評価

セイワの「PDR800FR」

セイワの「PDR800FR」も前述の2モデルと同様の液晶なしのWiFi対応モデルです。

イメージセンサーは前後に200万画素のSTARVIS対応のIMX291を搭載していますが、前述の2モデルよりも実用寄りの調整が施されており、コントラストは弱めになっていますので景色撮影には向きません。

反面、白潰れにはやや強めで夜間の暗視能力に特化しており、特に駐車監視時に切り替わるナイトビジョンモードでの夜間撮影能力は他の追随を許さないレベルとなっています。

録画視野角はそれほど広くはありませんので、夜間の駐車監視を頻繁に行う方向けのモデルと言えるでしょう。

セイワ 前後STARVIS搭載 2カメラドライブレコーダー「PDR800FR」のレビュー、評価

コムテック「ZDR026」

コムテックの「ZDR026」は業界最高の前後「2560×1440」の高解像度録画に対応した、ナンバー認識最強の2カメラモデルです。

本機も400万画素のSTARVSセンサーを搭載しており、本来は夜間特化型の特性となるハードウェア構成ではありますが、STARVISモデルの弱点である逆光時の白飛びや夜間のヘッドライトが反射したナンバーの認識能力を上げる為、強烈なHDR補正と露出を下げる調整が図られています。

録画視野角は前後水平113°と2カメラドラレコとしてはまずまず広め、あらゆるシチュエーションで最高のナンバー読み取り精度を誇り、煽り運転に遭った際には自動で録画ファイルを上書き不能なイベント扱いとする機能も採用されていますので、駐車監視と煽り対策の面においては現行品では最強のモデルと言えますね。

なお、本機は非常に実用色が強い調整となっていますので、景色撮影には全く向いていません。

コムテック STARVIS対応 前後370画素2カメラドライブレコーダー「ZDR026」のレビュー・評価

景色が綺麗に撮れる汎用Exmorを搭載したモデル

ここまでにご紹介した4つのSTARVISモデルは、どちらかと言うと景色撮影向きではありませんが、ここではExmorを搭載した物のうち、景色の撮影能力も高いと感じたドラレコをご紹介します。

THINKWARE「F750」「F770」

THINKWAREの「F750」「F770」はIMX122と言う200万画素のExmorセンサーを搭載した、WiFi対応で液晶なしの2カメラドラレコです。

IMX122も防犯カメラ向けのセンサーではあるものの、私がテストしてきた100台以上のドラレコの中でも景色が最も綺麗に撮影できるモデルであると感じています。

「F750」と「F770」はハードウェア構成は同様ですが、ソフトウェアが若干異なるようで、上位の「F770」については駐車監視中に明るさがアップするナイトビジョンモードを搭載しており、駐車監視の利便性も高いモデルです。

以下の記事で実際の撮影動画を視聴出来ます。

前後2カメラ SUPER NIGHT VISION対応 THINKWARE「F770」のレビュー、評価

ドラレコ向けに開発されたExmorを搭載したモデル

SONYがドライブレコーダー向けのイメージセンサーに本腰を入れ始めたのは実はつい2年位前からなのですが、それまでは防犯カメラ用などのセンサーがドライブレコーダーに使用されていました。

ここでご紹介するドラレコはSONYがドラレコ用に開発した200万画素のIMX323を前後に搭載した2カメラモデルとなります。

IMX323の特徴は、景色は比較的綺麗に撮影できる他、ナンバー認識に関わる精細感が高く、ベースの受光能力がそこそこ高い為、明るさの調整幅が非常に大きいと言ったところかと思います。

言わばドラレコ用にSONYが量産したザク…、ではなくゲルググのような位置付けの廉価な量産型センサーなので、価格も安い為に中国系のメーカーを中心に様々なドラレコに搭載されています。

AUKEY「DR02D」

AUKEY「DR02D」はIMX323に夜間の明るさ特化型に調整した、車内で目立たない板状マウントで平型タイプの2カメラモデルです。

録画視野角は前後108°程度とそれほど広くはありませんが、ナンバー認識能力は高く、夜間もフロントカメラの映像がかなり明るめなのが特徴となります。

価格帯的に他社のモデルよりもかなり安くなっており、2カメラドラレコの中では非常にコスパが高いモデルとなります。

AUKEYドライブレコーダー「DR02/DR02D」の修正モデル発売

YAZACO「YA-660」

YAZACOの「YA-660」も「DR02D」同様に板状マウントを採用した2カメラモデルですが、「DR02D」と比べると液晶サイズが大きくなっています。

録画視野角も前後ともにかなり広めの水平120°、夜間の明るさも前後ともに「DR02D」よりも明るめに調整されており、事故の際などの状況認識の力は非常に高いレベルとなっています。

価格帯的には「DR02D」よりも高くなりますが、GPSと32GBのmicroSDカードやドラレコステッカー付属しますので2カメラモデルの中ではコスパが高いモデルと言えます。

パパゴ「GoSafe S36GS1」

パパゴの「GoSafe S36GS1」はバックカメラ兼用タイプでリアカメラを車内・車外のいずれにも取り付け可能な、ちょっと変わった2カメラドライブレコーダーでです。

実はイメージセンサーについてはSONYのExmorとのみ公表されており、IMX323であるかどうかまでは不明です。

ただし、IMX323を搭載したドラレコは過去に腐るほどテストしてきましたし、画質を見る限りほぼIMX323で間違いないだろうと考えています。

画質面での特徴はそれほど明るさ重視ではありませんが、変に調整を入れていない分、景色は他の2モデルよりも綺麗に撮影出来るかと思います。

また、本機の最大の特徴はフロントが水平119°、リアが業界最高の水平132°の録画視野角を誇っていますので、広い範囲の状況認識が得意です。

リアカメラを車外に設置した場合にはガラスに遮られる事なく、クリアな映像が撮影出来る為、ナンバーの認識能力も非常に高いものとなります。

パパゴ 2カメラドラレコ「GoSafe S36GS1」のレビュー、評価

まとめ

以上、SONYのSTARIVSセンサーを搭載した2カメラのドライブレコーダーをご紹介しました。

私ならどれを選ぶ?と聞かれたら、駐車監視をしないのであればユピテル「SN-TW80d」、駐車監視をするならコムテック「ZDR26」、景色撮影なら60fpsモードがあるBlackVue「DR750S-2CH」を選びます。(コスト度外視なら)

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ 完全版!ドライブレコーダー メニュー入口

■ 初心者必見!ドライブレコーダーを選ぶ上で押さえておきたい7つの重要なポイント

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

この記事が気に入ったらいいね!しよう