こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
ここ6~7年の間に中華製から始まったスマートミラーですが、徐々に国内メーカーにも波及し、これまでにコムテック・セルスター・ケンウッド・パイオニアなどの大手メーカーが自社製品を展開していますが、2025年4月にセルスターから2021年の「CS-1000SM」の後継機として3年振りの新製品「CS-2000SM」が発売されるようです。
前作の「CS-1000SM」では、他社製品と比べてディスプレイの輝度が低く、にじみが強く、夜間の後続車のヘッドライトの防眩能力も低かった為、LaBoon!!では全くおすすめしていませんでしたが、あれから3年以上経過していますので流石にこれらの問題点は改善されているようです。
本製品のレビューは5~6月を予定していますが、取り急ぎ「CS-2000SM」の特徴を見ておきます。
「CS-2000SM」のスペックと特徴
「CS-2000SM」のスペックは以下の表の通りです。
CS-2000SM |
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10.2型液晶 |
25.04発売 |
フロント:1920×1080/30fps リア:1920×1080/30fps |
全国LED信号対応不明 |
録画視野角 フロント:水平114° リア:水平114° |
microSD付属64GB/最大128GB |
GPS外付け付属 |
フォーマット不要 |
駐車監視モード/自動起動 |
常時録画のみ 常時録画+衝撃検知 動体検知+衝撃検知 |
専用ケーブル GDO-41 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
仕様だけを見ると前後カメラとも水平114°の視野角とスタンダードなものとなっていますが、いくつか先代の「CS-1000SM」からの改善ポイントがあるようです。
ディスプレイの明るさが向上
まず一つ目の改善ポイントですが、ディスプレイの輝度が1200カンデラに向上しています。
※「CS-1000SM」ではディスプレイの輝度は公表されていませんでしたが、1200カンデラは明るさ充分のMAXWINの「MDR-A002」と同等です。
以下の画像では「CS-1000SM」と「MDR-A002」の明るさの差が顕著に出ていますが、これが「MDR-A002」と同等になる筈です。
イメージセンサーがOmnivision製に変更
これは単純に改善とは言えないポイントですが、イメージセンサーが前作のSONYのSTARVIS対応の「IMX307」から、Omnivision製に変更となりました。
なお、他社の「IMX307」搭載のスマートミラーでは高画質な製品が多かった為、前作「CS-1000SM」ではでチューニング精度が低かっただけだろうと予測しています。
「CS-2000SM」では、Omnivision製のPureCel® Plus-S対応センサーに変更となっていますが、このセンサーはコムテックの「ZDR048」にも採用されていますので、韓国系の開発メーカー経由でOmnivision製が推奨されているのかも知れません。
※コムテック・セルスター・ユピテルなどは、韓国系の生産背景に関わりを持っています。
いずれにしても、プロモーション動画を見る限り、前作で問題となっていた後続車のヘッドライトの防眩能力は大幅に向上していると考えらえます。
高速道路での死角検知機能
前作と同様に「CS-2000SM」では時速80km以上で動作する死角検知機能が搭載されています。
これは前作「CS-1000SM」でも搭載されていた機能ですが、全く動作しませんでしたので、本作には正常な動作を期待します。
※正常に動作するなら、非常に有用な機能であると考えられる。
※本製品のレビューは5~6月を予定しています。
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