ユピテルからドラレコ+レーダー探知機のセットモデル「Z810DR」が発売されています。

このモデルは指定店舗専用モデルなので、Amazonや楽天市場などの通販サイトでは販売されていません。

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取付店舗での受注発注という事になると思います。

■「Z810DR」取扱店舗

「Z810DR」がある程度売れるようなら一般モデルのおそらく「A810DR」?も追加で発売になるかも知れません。

※ユピテルさんに確認したところ、今のところ通販モデル発売の予定はないとの事

「Z810DR」と「A800DR」の違い

「Z810DR」は2015年末に発売された「A800DR」の後継モデルになりますが、基本構造と機能面では「A800DR」とほぼ同じです。

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最近発売されたセパレートタイプのレーダー探知器「A720」のジャンクションユニットにドライブレコーダーを接続するようなイメージでしょうか。

■ セパレートタイプのレーダー探知機

上の図では直接電源ケーブルとなっていますが、もちろんOBDⅡアダプターを接続する事も可能です。

この辺りは「A800DR」と変わらない部分です。

「A800DR」から変更になっている点は、レーダー探知機機能が2017年モデルに準拠して小型移動オービスのレーダー波への対応、ガリレオ衛星補足、ファームウェアの自動チェックといった機能が搭載された点です。

ドライブレコーダー機能については、解像度はフルハイビジョンに下がっていますが、CMOSセンサーは「DRY-ST7000c」と同様の400万画素となっています。

先代のA800DRは2304×1296と400万画素CMOSセンサーだったので、精細感よりも景色の映り方を重視した変更かと思います。(microSDカードの容量対策もあるかも知れません)

※2304×1296の録画モードもありますが、アクティブセーフティには対応していません。

 

また、「Z810DR」では西日本LED信号にも対応しており、ドライブレコーダーのスタンダード機能は全て網羅しています…と言いたいところですが、残念ながら駐車監視機能がありません。

現状のコムテックのレーダー探知器、ドライブレコーダーの人気を見るとこの部分が最重要ポイントだと思うんですが、いかがなものでしょう。

 

価格帯的には明記されていないのですが、おそらく5~7万円くらいになると思いますので車好きの人向けのモデルだと見受けられますが、それだと駐車監視機能がない事によってかなりユーザーを絞る事になりそうです。

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ただし、駐車監視に関してはジャンクションユニットへの入力端子をOBDⅡアダプターから直結ケーブルに挿し変える前提であれば、常時録画の状態を維持する事も可能でしょう。(自己責任で)

その場合、ユピテルの駐車監視ユニット「OP-VMU01」かマルチバッテリーの「OP-MB4000」を使用する事になります。

「Z810DR」に同梱されている直結ケーブルをキボシ処理して上記のユニットと接続すれば動くと思います。(試してません)

モバイルバッテリーでの駆動に関しては結論から言うと可能だと思います。

最近知ったのですが、USBの5Vを12Vに変換するケーブルが発売されていますので、これらのパーツを使えばモバイルバッテリーでの駆動も可能なのではないかと考えています。→普通に駆動が可能でした。

 

 

 

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「Z810DR」の消費電力がどれくらいなのかにもよりますが、一般的なドライブレコーダーが実質的には5Vの0.5Aで2.5W、レーダー探知機は計測した事がないですが5Wくらいでしょうか?→5V換算だと1Aでしたので、やはり5W程度です。

 

4000mAhの「OP-MB4000」であれば4時間程度の駆動が可能かと思います。(試してない)

実蓄電量が12,000mAhのモバイルバッテリーなら12時間くらいになる計算です。

アクティブセーフティ機能は3種類

「Z810DR」の連動機能の一つであるアクティブセーフティの画面出力は次の3種類になります。

  • スタートインフォメーション
  • レーンキープアシスト
  • 前方衝突アラート

ただ、他社も含めて単眼カメラによる距離や速度の計測には限界がありますし、加えて車種によってフロントガラスの角度、ドライブレコーダーの設置位置も異なります。

パイオニアのサイバーナビにも同様の機能がありますし、車種専用モデルではカメラの設置位置と角度を明確に決められていますが、それでも「おや?」と思う時があります。

これは全てのドライブレコーダーに言える事ですが、単眼カメラで全車種対応、取り付け位置、角度はユーザーや設置業者任せで…となってくると高精度は難しいと思いますので、この手の機能はオマケ程度で過度な期待はしない方が良いと思います。

※満足の行く反応精度になるまで設置位置や角度を調整する根気がある人は良いかも知れませんが、普通は一度設置したらあまり調整しませんし、画面を見ながら角度を調整するにもこれは走行中なら一人は出来ません。(これはユピテルだけでなく、全てのメーカー共通の問題)

道路の真ん中に車を止めて調整する訳にも行かないですからね。

従って現実的には走っては路肩に停車→調整→走っては路肩に停車→調整を繰り返す事になる訳です。

なお、ユピテルの「Z810DR」「A800DR」に関しては、OBDⅡアダプターでブレーキとウィンカーの操作信号を吸い出しますので、ブレーキーを踏んだ状態や車線変更時の誤報はカット出来る点では他社のものよりもアドバンテージがあると言えます。

スタートインフォメーションについては説明書に特にそのような記載が見つけられないので、アクセルを踏んでいても警報が出るかも知れません。

他社も含めてこの手の機能でうるさく感じるのは、前の車が動いた状態でこちらも発進していても、前車との距離が開くと警報がなる点ですので、ここもどうにかして欲しいところですね。

ポイントは駐車監視の可否とアクティブセーフティの精度

レーダー探知機としては2017年6月現在、小型移動オービスのレーダー波探知に対応しているのはユピテルとコムテックだけですので、レーダー探知機とドライブレコーダー連動モデルで高機能となるとこの2つのメーカーから選ぶことになります。

コムテックのレーダー探知器・ドライブレコーダーは最近はかなり売れているようですが、コムテックのレーダー探知器は誤報が気になる人もいると思います。

そんな人におすすめになり得るのが「Z810DR」な訳なのですが、やはりポイントは駐車監視の可否(特にモバイルバッテリーを絡めた)とアクティブセーフティの精度かなと思います。

「Z810DR」のレビュー、評価

「Z810DR」をお借りする事が出来たので、まだテスト中ですが気が付いた点を書き留めておきます。

改めて「Z810DR」を使用してみて感じたのは、これほど評価が難しいモデルはないという事です。

評価が難しいと感じる理由は以下の通りです。

私自身が「Z810DR」を検討しているユーザー層を絞り切れていない

「Z810DR」はドライブレコーダーとしてはかなり特殊なものなので、万人におすすめでは全くありません。

おそらく「Z810DR」を検討している人の大半は、初めてドライブレコーダーを購入するのではなく、車の買い替えや現在使用しているドライブレコーダーやレーダー探知機が古くなって買い替えを検討しているのではないかと思います。

ドライブレコーダーとレーダー探知機を個別に購入するよりも、セットや同一メーカーの連動モデルを揃えた方が、見た目の一体感や操作性の面でメリットを感じている…というところまでは概ね間違っていないでしょう。

2017年モデルのレーダー探知器が、小型移動オービスのレーダー波に対応しているのがユピテルとコムテックだけなので、その二択で迷っている感じなのかと思います。(価格で考えるならセルスター一択で良いと思います)

ここ1~2年のコムテックのレーダー探知器は、ドライブレコーダーとの連動モデルから実勢価格がかなり上がっている気がするのですが、レーダー探知機単体の完成度であるとか使い易さは断然ユピテルの方が良いと思います。

GPSデータ更新が有料であるなどのデメリットもありますが、主観以外で比較が可能な、測位の速さや安定性、誤報カットのシステム、地図の完成度、警報音声の質感(合成音声ではない)、カットするGPS警報の選択範囲などの数値化が可能な部分で優れており、完成度は最も高いです。

逆に数値化できる比較項目でもっともポイントが低いのがコムテックな訳です。

しかも、最近は本体の実勢価格がかなり上昇気味なので、ドライブレコーダー連動タイプのレーダー探知器のコスパは高くはありません。(エントリーモデルはかなり安く、ハイエンドは高く売るという普通の事をやっているだけですが)

 

従って、おそらく「Z810DR」を検討しているユーザーを絞り込むと…

  • もともとユピテルが好き
  • 別にユピテルファンではないが、コムテックのレーダー探知器は完成度が低いので避けたい

…という人なのではないかと思います。

 

ただし、「Z810DR」のレーダー探知器機能はともかく、ドライブレコーダーの性能や機能がどの程度なのか、その完成度によっては、コムテックのセットモデル、もしくはユピテルの単体モデルの組み合わせもアリだ!という事にもなるでしょう。

価格帯が全く不明

「Z810DR」はネット通販モデルではないので、価格はおそらく販売店での取付工賃込となると思います。

2015年末に発売された「A800DR」がネット通販価格で6万円台だった記憶があるので、取り付け工賃込だと7~10万円くらいにはなるかも知れません。

とは言え、個別に取付店舗に確認しないと分かりませんので、価格が分からない点が評価が難しいと感じる理由の一つです。

アクティブセーフティの精度の評価が難しい

上記2つの理由から、該当ユーザーは「多少高くても良いから機能や性能面で優れているものが良い」と考えている人になると思いますが、この手の安全運転支援機能は取り付けの精度の問題、テスト環境の再現性などの問題があり、評価の際の判断が非常に難しいと思います。

 

また、この手の安全運転支援機能自体が、車に純正装備されているものに対してもベンチマークとする標準のものがありません。

実際にテスラの自動運転車の事故も起きていますが、延べ駆動時間で何十億時間事故がなければ及第点でしょうか?

因みに100万台販売された車が毎日5時間自動運転を行い、1年経つと18億時間の運転時間になります。

飛行機事故で死ぬ確率を基準すると決めるのなら、目標とする確率は算出可能ではありますが、それが適切だと感じるかどうかは人によりますね。

 

ドライブレコーダーの安全運転支援機能についても同様で、警報のタイミングが速いと感じるか、遅いと感じるかはその人の普段の運転の仕方によって異なります。

また、同じタイミングで前方衝突の警報を出しても、余裕で停まれる人もいれば間に合わない人もいますし、制動距離車種や乗員の人数でも全く変わります。

なので正解の範囲を見極めるのは至難の業と言えます。

 

一方でAmazonなどのレビューの評価は、個人が自分の感覚で感じたままを書いていますので、そこから外れたものはおそらく低評価になるでしょう。

ただし、他の人にとってはベストなタイミングである可能性もあります。

 

従って、最近ではドライブレコーダーに搭載されているこの手の機能については、全てオマケ程度と記載するようにしています。(自分の感覚に100%合っているものはなし、30万円超のサイバーナビですら100%合っている訳ではない)

アクティブセーフティについては単体での評価が難しいので、以下のページで他社モデルと比較しています。

■ ドライブレコーダーの安全運転支援機能の比較

感想としては、警報の発報タイミングは私の感覚には最も近いものの、誤報もそれなりにあるというところです。

「Z810DR」のドライブレコーダーとしての評価

「Z810DR」のレーダー探知器機能は、単体モデルの「GWR303sd」のアンテナセパレートタイプなのでほぼ「GWR303sd」と同等だと思います。

詳しくは「GWR303sd」のレビュー記事を参照して下さい。

■ ユピテル最上位レーダー探知機「GWR303sd/A320」のレビュー、評価

ドライブレコーダーとしての評価のポイントは以下の通りです。

  • デザイン・サイズ・取り付け位置の汎用性
  • 視野角の広さ
  • 文字認識の精度
  • 逆光補正
  • 夜間の明るさ
  • 駐車監視の利便性

このうち、テストが可能な項目を記載します。(他は随時追記)

デザイン・サイズ・取り付け位置の汎用性

カメラは円筒の小型、セパレートタイプの為レーダー探知機の液晶も設置位置の自由度は高いです。

今回は仮設置の為、普通にダッシュボードの上に設置しました。

録画視野角は表記通り水平120°程度

録画視野角についてはスペック表の通り、水平120°はあると思います。

現状発売されているドライブレコーダーの中ではかなり広い方です。

右側の同社2017年モデル「DRY-ST6000d」(水平120°)と同等ですね。

 

文字の認識精度

文字の認識精度は「2304×1296」/「1920×1080」の2つの録画モードでテストしています。

比較している「DRY-ST6000d」はSONYのExmor搭載で、景色も文字認識もフルハイビジョンの中ではかなり高いレベルなのですが、「Z810DR」はコントラストが弱く「2304×1296」の方でも「DRY-ST6000d」より若干分かり易いと感じる程度です。

他の動画を見比べて感じるのは、おそらく基本設計や主要パーツは「DRY-WiFiV5c」辺りの物を流用している感じがします。(確認はしていないが、動画の特徴が「DRY-WiFiV5c」にそっくり)

ユピテルのドライブレコーダーは2017年モデルで全面的に改善が加えられているので、画質面は2017年単体モデルの方が全然良いと思います。

※文字認識に関しては、2017年モデルで最も精度が高い「DRY-ST7000c」とは比較するまでもないので、敢えて試してません。

逆光補正については標準レベル

ちょっと比べるモデルを間違えた気がしなくもないですが、「DRY-ST6000d」はもともとレンズとCMOSセンサーの組み合わせでダイナミックレンジが広いところに弱めのHDR補正を掛けている感じだと思います。

「DRY-ST6000d」よりも白潰れが多いように見えますね。

代わりに暗くなるところはないので、広範囲の状況を把握するという実用性を考えれば「Z810DR」の方が向いていると思います。

ただ、ハードウェアは「DRY-ST6000d」の方が断然高いものを使用していると思いますので、景色は「DRY-ST6000d」の方が断然綺麗に撮れるはずです。

夜間の明るさは標準+α

夜間に関しては「DRY-ST6000d」と見え方は変わらないのですが、対向車のヘッドライトの絞りは「DRY-ST6000d」の方がしっかり効いています。

 

「Z810DR」単体で考えると標準+αの明るさだと思います。

駐車監視の利便性

利便性も何も、「Z810DR」は公式には駐車監視に非対応です。

ただし、上記で説明したモバイルバッテリーやマルチバッテリー、タイマー付きケーブル類を使用すれば駆動は可能です。

その場合、レーダー探知器も通電します。(ドライブレコーダーはレーダー探知機の電源と連動)

まあ、このモデルは通販不可なので取り付けショップでそんな怪しい事が出来るか確認して頂ければと思います。(断わられるかも知れませんが)

ショップが責任を持つのか自己責任になるかは分かりません(笑)

■「Z810DR」取扱店舗

microSDカードは200GBまで録画を確認

「Z810DR」は標準で32GBまでのmicroSDカードを扱える事になっていますが、本体のメニューからのフォーマットで以下のmicroSDカードの1時間以上の正常な録画と再生を確認出来ました。

ユピテルZ810DR 標準32GBまで
64GBTeam 64GB

Team 64GB
TOSHIBA 64GB
(30MB/S)

TOSHIBA 64GB(30MB/S)
Transcend 64GB

Transcend 64GB
SanDisk 64GB

SanDisk 64GB
使用フォーマッター未確認ドラレコ○未確認未確認
128GBTeam 128GB

Team 128GB
TOSHIBA 128GB
(48MB/s)

TOSHIBA 128GB (48MB/s)
Transcend 128GB

Transcend 128GB

SanDisk 128GB

SanDisk 128GB
使用フォーマッタードラレコ○ドラレコ○ドラレコ○ドラレコ○
200GB---SanDisk 200GB

使用フォーマッター---ドラレコ○
〇の物は1時間以上の正常な動作・再生を確認

「Z810DR」の総評

「Z810DR」導入のメリット・デメリットを整理すると以下のようになるかと思います。

メリット

  • 車の純正内装の質感や一体感を極力崩さずにドライブレコーダー、レーダー探知機の設置が可能
  • 操作系はレーダー探知機のタッチパネルからなので分かり易く、操作もし易い
  • アクティブセーフティはまずまず実用的かな?とも思えるレベル(感覚です)

デメリット

  • レーダー探知機は最新モデルだが、ドライブレコーダーの基本設計が2017年の人気モデルと違い古く感じる
  • 駐車監視に対応していない

やはり「Z810DR」自体がターゲットを絞り込んでいる製品だと思いますが、予算があって見た目重視、駐車監視不要なら「Z810DR」もアリだと思いますし、ドライブレコーダーの画質や機能を考え出すとおそらくキリがなくなるでしょう(笑)

ドライブレコーダーの画質や機能面で考えるとやはり2017年モデルの「DRY-ST7000c」「DRY-ST6000d」+2017年モデルセパレートレーダー探知機「A720」も捨て難い部分ですが、「証拠能力」と言う部分に関しては駐車監視や当て逃げを除いては「Z810DR」とほとんど変わらないと思います。

まあ、最終的には感性ですかね(笑)

(編集長 Omi)

■ ドライブレコーダーとレーダー探知機の連動モデル

■ レーダー探知機 メニュー

■ ドライブレコーダー メニュー

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