こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
今年の年始にユピテルから2カメラドラレコ+レーダー探知機+居眠り防止ユニットの3つの複合ユニットのガジェット「Z830DR」が発売されていますが、この製品をベースに居眠り防止ユニットを外した指定店専売モデルの「Z828DR」が発表されています。
私は「Z830DR」の居眠り防止ユニットの「OKITE」は余計では?という評価しているのですが、「Z828DR」はOKITEを外してリアカメラをOP扱いとした最小限の構成となっているようです。
※OKITEもOPで対応するようです。
「Z828DR」のスペックと特徴
「Z828DR」は同社の以下の2つのガジェットが組み合わさった複合モデルのようです。
・ドライブレコーダー~2018年モデル「SN-TW80d」がベース
・レーダー探知機~2019年モデル「LS700/Z200L」がベース
レーダー探知機機能は「LS700」「Z200L」と同等ですが、宙吊り用などアンテナのステーが増えている模様です。
ドラレコ機能はこちらの通りです。
Z828DR |
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20.10発売 |
前:1920×1080/30fps/HDR 後:1920×1080/30fps/HDR |
録画視野角 前:水平127° 前:水平127° |
LED信号は西日本では同期する可能性あり |
microSD付属8GB/最大32GB |
GPSサポート |
駐車監視モード |
常時録画+衝撃録画/自動起動 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
※リアカメラはOP扱い
2018年モデル「SN-TW80d」がベースとなっているようで30fpsのフレームレートの為、西日本エリアではLED信号が同期して数秒間消灯する可能性があります。
なお、ユピテルの2020年モデルのSTARVIS2カメラドライブレコーダーは「SN-TW80d」よりもリアカメラが暗く、新しいからと言って必ずしも「SN-TW80d」よりも優れているとは言い切れませんので、西日本LED信号の同期問題はさておき、ドラレコとしての性能が落ちるという訳ではありません。
なのでドラレコ性能は結構良いと思います。
駐車監視は「DRY-ST6000d」のシステムを引き継ぐ
他社も含めて従来のレーダー探知機連動のドライブレコーダーは、駐車監視には対応せず、レーダー探知機とドラレコの通電状況が切り分けられませんでしが、「Z828/830DR」については1fpsのタイムラプスによる駐車監視モードもサポートしています。
また、「DRY-ST6000d」同様に自宅などの駐車監視が不要な場所を登録することで自動で駐車監視をキャンセルする便利機能も搭載されているようです。
※本製品については他社の外部バッテリーと合わせて使用した場合には駐車監視モードは使えず、走行中の常時録画を継続します。(この系統は駐車監視用のケーブルが特殊なので、ユピテルのマルチバッテリーと合わせて使用しなければ駐車監視モードは動作しません。)
まとめ
以上、「Z828DR」の概要について解説しました。
駐車監視はタイムラプスではなく、動体検知が理想ではあるものの、ベースの「SN-TW80d」、「LS700/Z200L」自体はもともと私も高評価の製品なので連動モデルありきで考えるなら他社製品よりも良さそうですね。
セルスターもレーダー探知機連動の2カメラモデルを出していますが、レーダー探知機側の性能が微妙なんですよね…。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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