VANTRUEさんから最新ドライブレコーダーの「X1 PRO」のついてのレビュー投稿依頼を頂きました。

実機はまだ手元にないので、まずは簡単にブランドやスペックについてご紹介します。

VANTRUEというブランドについて

VANTRUEさんの製品については昨年「N2」というドライブレコーダーをご紹介させて頂きましたので、ブランド詳細に関しては以下のページにて説明しています。

■ VANTRUE 前後2カメラドライブレコーダー「N2」のレビュー、評価

VANTUREは中国の深センエリアの会社が持つカメラ関係のブランドネームです。(他にもカー用品や電子機器類の商標も取っている模様)

深センはエレクトロニクス関係の会社や工場が多いですが、有名どころではスマホやタブレットの「HUAWEI」(ファーウェイ )や、最近モバイルバッテリーのレビューを書いた「AUKEY」などのブランドが挙げられます。

アマゾンでは結構人気があるブランドのようですが、今のところドライブレコーダーやスマホホルダーなど車関係のアクセサリーの販売が多いようです。

VANTRUEさんに詳しく会社の説明は聞いていないですが、ここ1~2年のドライブレコーダーやその他の電子デバイスの流れを見ているとおそらく…ですが他社のOEM製品を作っていた工場が直接立ち上げたブランドではないかと思います。

もしくはその工場とガッツリ提携している感じです。

これは確証はありませんが、色々な製品を見てきてそう感じました。

最近は中国の工場で物を作って、生産者が直接日本のAmazonなどに出品するケースが増えているように思いますが、VANTRUEはおそらくその形態だと思います。(日本で一番モノを安く販売できるパターン)

現状の流通のやITのグローバル化を考えると各国のAmazonのマーケットプレイスを利用して中国の工場か、そこに近いポジションの会社がグローバルに直販を展開するパターンはかなり増えていきそうです。

もともと海外向けのOEMをやっている工場なら品質は問題ない場合が多いですが、あとはローカライズをどうするかと言う部分はありますね。

メールでやり取りしている限りは、対応もかなりレスポンスが良さそうと言う印象を受けました。

最近ではAmazonで続々と中国の新興メーカーが日本向けにドライブレコーダーを販売しており、価格面で考えると「VANTRUE」はそこまで安いメーカーではなくなって来ていますが、ほぼドラレコ専業のメーカーという事もありますので、これらのメーカーの中でも信頼性の部分に関してはトップクラスに位置しているかと思います。

「X1 PRO」のスペック

「X1 PRO」のスペックは以下の表の通りです。

VANTRUE
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
X1 PRO
参考価格 18.01.31
12,990円
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
2560×1440
西日本LED信号対応状況不明
30fps
録画視野角 水平112°
HDR
付属なし
最大64GB(64GBはPCでフォーマット)
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPSは別売OP(マウント内蔵)
駐車監視モード
動体検知(手動起動)
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

大きな特徴としては「2560×1440」の解像度と対角170°(レンズ)の広視野角の2点になりますね。

レンズ視野角170°と謳われている製品でも、実際の録画視野角はモデルによって水平115~130°程度までの幅がありますので何とも言えない部分もありますが、120°を超えているようであればユピテルの「DRY-ST7000c」と同程度になりますのでなかなか高コスパのモデルであると言えそうです。

GPSについては別売オプションだが

VANTRUEのドライブレコーダーはマウントにGPSを内蔵したものが別売OPになっているものが多いですが、このマウントはモデルによって2つのアイテムから選ぶ必要があります。

「X1 PRO」についてはこちらが対応品となりますね。

 

 駐車監視は内蔵バッテリーによる短時間の動体検知

「X1 PRO」には動体検知モードが搭載されていますが、専用の常時電源ケーブルは販売されていないようです。

バッテリーは3.7V 130mAhと僅かな容量となりますが、電源端子はminiUSB形状となっているようですので、モバイルバッテリーからの給電は可能であると思われます。

HDR暗視機能について

「X1 PRO」にはHDR暗視機能搭載と謳われていますが、おそらくハードウェア構成を見る限り、STARVISのような画期的な明るさではなく、通常のドライブレコーダープラスα程度の明るさになるかと思われます。

実機を未テストの状態ではありますが、中国メーカーの製品には「暗視機能」と謳われているものも多いです。

ただ、実際にテストしてみると意外と普通の明るさである事が多いので、この部分はあまり期待しない方が良さそうです。

「X1 PRO」のレビュー

「X1 PRO」について一通り動作をテストしましたのでレビューを追記します。(GPSなし)

デザインと付属品

「X1 PRO」は横長の本体に電源端子付きのマウント、家庭駆動・PC接続用のminiUSBケーブル、USBポートが1つ付属したminiUSBケーブルがセットになっています。

サイズに関してはコンパクトモデルを横に伸ばしたような形ですので、特に大きくも小さくもない普通の大きさです。

本体下部には家庭駆動用のminiUSBポート×1、動画出力用のminiHDMIポート×1が搭載されています。(HDMIケーブルは付属せず)

コペンに設置した感じでは以下の画像のようにルームミラーから液晶が若干はみ出します。

ただし、コペンの場合にはフロントガラスのかなり上の方にミラーが装着されている為、普通の車だと何とか全て隠せる位置に装着出来るかも知れません。

因みにAUTO・VOXのミラー型ドラレコ「M6」を被せると完全に隠れます。

インターフェイスについて

インターフェイスは良くあるグローバルモデルに近いと言った印象ですが、他社の汎用ファームウェアと比べるとメニューボタンで各項目のツリーが呼び出せる為、他のグローバルモデルに比べると若干使い易さはアップしています。(最近はグローバルモデルもこう言った流れにあるように感じます)

なお、トップの録画画面では各種アイコンなどの情報が表示されますので状態は把握しやすいですが、この状態から°のボタンでメニューに入るのかを覚えておかないと操作に手間取るかも知れません。

それぞれのメニューツリー直下は下部にボタン位置のアイコンが表示されていますので、同社の以前のモデルと比べるとインターフェイス部分は徐々にではありますが、確実に改善されているとも感じます。

まだ日本メーカーの製品に比べるとインターフェイスの面では取っ付きにくい部分はあるのですが、確実にその差は縮まって来ていると言えるでしょう。

徐々に日本メーカーならではの差別化ポイントの幅が狭くなってきていますし、日本のメーカーでも未だにこの製品よりもインターフェイスがユーザー志向ではない製品も見受けられます。

録画視野角と画質について

録画視野角については「2560×1440」水平120°のユピテルの「DRY-ST7000c」と比較した結果、水平112°程度と見受けられました。(赤枠)

精細感については録画視野角がやや狭い分、有利にはなるかと思いますが「DRY-ST7000c」とほぼ同等です。

「X1 PRO」はチップセットがNOVATEK「NT96660」、CMOSセンサーがOmnivison「OV4689」400万画素となっていますので、それらしい動画の特徴となっています。

 

明るさに関しては光の当たり方によってはやや暗く映る事がありますが、全体的には明るめ、逆光補正についてはHDR処理がされているとの事ですが、白つぶれは強めに出ます。(レンズのF値は1.8でドラレコとしては夜間も含めて明るめですが、もう少しHDR補正を強めた方が良いと感じました)

 

 

 

まあ、ドラレコ全体のバランスとしては変な補正の入れ方で暗くなるよりは(特に夜間)、多少白つぶれしても明るめの方が良いとが思いますが…。

トータルでは画質の面ではかなり良い方であると言う評価になります。

駐車監視の運用について

駐車監視については専用の常時電源ケーブルがないようなので、モバイルバッテリーなどの外部電源を使用する事になります。

■ モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー

■ ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー ベセトジャパン「UPS300」が便利過ぎて泣けた

モバイルバッテリーでの駆動に関しては、電圧の微変動で動作が不安定になるなどの不具合は特に確認出来ませんでした。

駐車監視の運用手順は良くあるパターンで、開始時に「手動で動体検知オン」→終了時に「手動で動体検知オフ」と言う流れになります。

この手のモデルは走行時に動体検知を使用すると、動画の切れ目が発生する可能性があります。

従って発進前に必ず動体検知のオフの操作が必要です。

64GBのmicroSDカードはパソコンでのフォーマットが必要

「X1 PRO」は64GBまでのmicroSDカードが使用可能ですが、「64GBに関してはパソコンでのFAT32形式へのフォーマットが必要である」と説明書に記載があります。

ただし、以下の東芝の128GBのmicroSDカードをドライブレコーダーでフォーマットしたところ、数時間の動作で特に問題は確認出来ませんでした。

「X1 PRO」の総評

「X1 PRO」は録画視野角が水平112°程度と国内メーカーの広角モデルと比べると控え目ですので、LaBoon!!ではハイエンドの括りでは扱いませんが、ハードウェアの性能はかなり高めですし、インターフェイスに関しても他のグローバルモデルより使い易いと感じました。

価格帯的には「DRY-ST7000c」よりもかなり下になりますので、コスパを考えるとなかなか良いと感じますね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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