ここ半年くらいでAUTO VOXが使っている工場によるODMモデルであるスマートミラー型の2カメラドラレコが日本のあらゆるブランドネームで販売されています。
このODMモデルというのはいわゆる工場企画&生産のモデルに別のブランドを付けて販売されている形態で、ドラレコであればコムテック・ユピテル・ケンウッド・セルスター・パナソニックなどの大手以外のメーカーの製品はほぼ全てがODMモデルとなります。
イエローハットで販売されているオリジナルっぽいドラレコも、間に日本のメーカーが入ってはいるものの、生産形態はほぼ全てがODM品かと思われ、今回ご紹介する「SRM-001」「DRX-SMG01HR」も然りです。
「SRM-001」「DRX-SMG01HR」のスペック
「SRM-001」「DRX-SMG01HR」のスペックは仕様表では同一となっていますので、同じ製品の発売時期違い、または直営店仕入・FC店仕入などの違いがあるものと推察されます。
SRM-001/DRX-SMG01HR |
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液晶解像度 IPS 400×1600(64万画素) |
フロント:2304×1296/27.5fps リア:1280×720/25fps |
LED信号対応 |
視野角 フロント:水平118°(録画) リア:水平90°(レンズ) |
リアカメラケーブル6m |
microSD付属16GB |
microSD最大128GB |
GPS付属(外付け) |
駐車監視モード |
動体検知/自動起動 衝撃検知/自動起動 |
専用ケーブル ジョイフル 駐車監視ケーブル R-1 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
何れにしても基本仕様の面ではAUTO VOXの「X1」「X2」辺りと良く似たものとなっており、リアカメラが車内用となっているのが唯一の違いです。
「SRM-001」「DRX-SMG01HR」の画質と視野角
フロントカメラ&筐体については、他社も含めてこのシリーズは同一品となっており、視野角も画質も「X1/X2」と同等かと思います。
リアカメラはメーカーの仕様表では水平レンズ視野角が水平90°と表記されていますので、85°の「X1/X2」と近いものとなりそうです。
※スマートミラーモデルとしては狭い方ですので、距離感は掴み易くなりますが、広範囲の状況認識と録画には向きません。
なお、動画についてはメーカーから公開されています。
気になるリアカメラの映像ですが、どうもスマートミラー型モデル用のカメラではなく、通常のドラレコ用のカメラを使用しているっぽく、明るさと防眩能力のどちらも普通です。(笑)
「X1/X2」は暗視に特化しており防眩は弱いのですが、これらのモデルよりは防眩能力は高そうです。
ただし、リアカメラのグレード的にはおそらく「X1/X2」と同等で、「X1 Pro」未満かと思いますし、MAXINの「MDR-C002」などと比べるとカメラ性能は明らかに劣る印象ですね。
駐車監視の仕様について
説明書の方が「DRX-SMG01HR」の分しか見当たらないのですが、他のこの手の製品と同様に内蔵バッテリーによる衝撃検知録画と、常時電源を使用した動体検知となっています。
駐車監視の設定をONにした状態でエンジンOFFで自動的に駐車監視モードに入ります。
①衝撃検知は即時
②動体検知は専用ケーブルを使用し、エンジンOFFから5分経過後
衝撃検知はエンジンONで即時解除、動体検知は車を動かしてから一定の振動が連続すると解除され、通常の走行時の録画モードに戻ります。(または手動で即時解除)
まとめ
以上、イエローハットで販売されているスマートミラー型2かメラドラレコ、azur「SRM-001」「DRX-SMG01HR」についてご紹介しました。
生産や流通の仕組みの問題でネット専売モデルと比べると割高ですので、取り付けまでイエローハットで一発でやりたい!と言った方以外は他のモデルも検討されてみる事をおすすめします。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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