※2025年5月19日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
日本国内におけるドライブレコーダーの一般化が始まってからそろそろ9年が経とうとしていますが、ほとんどの方がドラレコを設置する目的として以下の2つを挙げています。
- 事故の際の状況証拠の確保
- 煽り運転などの交通トラブルによる被害に遭った際の状況証拠と加害車両のナンバーの確保
当初は前方のみを撮影する1カメラタイプが主流であったドライブレコーダーですが、2017年以降には以下の2つのタイプが注目を集めています。
- 後方も撮影できる2カメラタイプ
- 全方位が撮影できる360°タイプ
ただし、これらの製品は以下のような弱点を抱えており、どちらも一長一短で当時はこれで完璧だと言えるような製品は存在しませんでした。
- 後方も撮影できる2カメラタイプ:横方向の撮影が出来ない
- 全方位が撮影できる360°タイプ:ナンバー認識が極端に苦手
ところが、これらの問題を克服すべくここ3~4年くらいでドラレコ市場の新しい流れとして次の2つのカテゴリーが出てきています。
・4カメラドライブレコーダー
そこでこの記事では、2025年向けに事故や煽り運転の被害に遭ったの際の状況証拠、ナンバー認識精度のどちらにも優れた万能型のドライブレコーダーを5機種ご紹介します。
4カメラドライブレコーダー
VANTRUE「N5」
VANTRUE「N5」は、総合力では2025年時点でも最強と言える4カメラモデルです。
前後2カメラを装備したフロントカメラと、セパレート型の後方撮影用リアカメラ、そしてリアガラスに前向きに貼り付ける前提のインナーカメラの3カメラ構成により、死角の少ない全方位の録画を実現しつつ、2.5Kの高解像度録画によるナンバー認識精度の高さがセールスポイントとなる製品です。
フロントカメラのイメージセンサーには、SONY製のドラレコ用イメージセンサーとしては最新世代に当たるSTARVIS 2技術に対応した、IMX675/500万画素を採用し、2.5Kの高解像度録画で先行車のナンバーをしっかり押さえます。
また、そのナンバー認識精度の高さ、全体把握能力の高さから、駐車監視においても抜群に高い能力を発揮してくれるでしょう。

3カメラドライブレコーダー
カーメイト ダクション360D「DC4000R」
カーメイトのダクション360Dは、筐体中央の360°カメラに前方を撮影するフロントカメラ、後方を撮影するリアカメラを追加した、360°+2カメラのハイエンドモデルです。
従来の360°ドラレコは、一般的な2カメラドラレコと比べると広範囲の録画が可能な為に事故の際の状況証拠を捉える目的では有利でしたが、ナンバーの認識能力が致命的に低い点が弱点でした。
本製品では筐体下部の400万画素カメラで360°の全方位の録画を行った上で、前後は200万画素のカメラでフルハイビジョン録画を行うという理想的な仕様となっています。
駐車監視モードにはやや癖がありますが、その他は万人向けの特性ですので駐車監視をしないユーザーはまずこの製品を検討すると良いでしょう。

VANTRUE「E360」
VANTRUEの「E360」は、フロントカメラの前後に360°カメラを搭載した全天球+リアカメラの360°モデルです。
従来からフロントカメラが360°カメラとなっているドラレコはコムテック・セルスターなどから販売されていますが、これらの製品は400万画素相当の全天球であったのに対して、「E360」では800万画素相当と解像度がおよそ2倍となっています。
これにより、一般的なフルハイビジョンドラレコと同程度のナンバー認識精度を確保出来るようになり、360°モデルの弱点を克服した製品と言えます。
また、OPのハンドヘルドキットが同梱されたバージョンの「E360 ACE」ではアクションカメラ用途の運用も想定されています。
ドラレコとしての実用性のみを追求する場合には、「N5」をおすすめしますが、多少のオモチャ要素も欲しいと言う方は「E360 ACE」を選ばれても良いと思います。

VANTRUE「N4 Pro」
VANTRUEの「N4 Pro」は、時代を先読みしてヒット商品となった3カメラモデル「N4」の進化上位版モデルです。
本機はフロントカメラに4KのSONYのSTARVIS 2センサーを搭載しており、フロントカメラのナンバー認識精度、ダイナミックレンジの広さ、明るさと言う面では、他の製品に対して大きなアドバンテージを持っています。
従って3カメラ現行の3カメラモデルの中では最もおすすめ出来る製品の一つと言えますが、4カメラの「N5」の方がサイド方向の視野角の広さで勝っていますので、特に条件を設けなければ「N5」、次点で「N4 Pro」のおすすめ順位となります。
NEOTOKYO ミラーカム2「MRC-3023」
NEOTOKYO「ミラーカムPro2 MRC-3023」は、3カメラタイプの日本メーカーのスマートミラーです。

車内側を撮影するインナーカメラが付属している事から、走行中の全方位録画だけでなく、ドアパンチやイタズラ対策にも有効な特性となっています。
まとめ
以上、3カメラ以上のドライブレコーダーについて5機種をご紹介しました。
性能面で選ぶならVANTRUE、品質・保証面を考慮する場合にはカーメイトの「DC4000R」が無難な選択と言えるでしょう。


コメント
女性が扱いやすい。高性能で操作が簡単なのは
オススメはどれになりますか?
おばーん様
高性能で操作が簡単は両立しません。
・性能で選ぶならVANTRUE「N5」
・扱いやすさならTCL「WHSR-1040」
ですね。
VIOFOからA229PlusやProが発売になっていますね。
A139系からの進化はあるのか気になりますが
日本向け販売はVANTRUEに比べると静かですね。
かなりアプリなど改善されたのですが。
VIOFOは個人的には良いものを作っていると思いますが、日本でのプロモーション歴がVANTRUEよりも5~6年短く、ユーザーを絞る、よりこだわりが強い仕様なので売れていないようです。
ZDR048の購入を検討しているのですが、調べてもレビューや口コミが少ないので悩んでいます。
LaBoon様のご意見を聞かせてください。
宜しくお願いします。、
レビューしてないので何とも言えないですね。
https://car-accessory-news.com/zdr048/
今の段階ではケンウッド「DRV-EM4800」の方が良いと予測しています。
https://car-accessory-news.com/drv-em4800/