※2023年12月15日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
レーダー探知機を選ぶ上で最も重視されるポイントは、ネズミ捕りや移動オービスの取締りの際に発せられるレーダー波、レーザーの受信と警報精度かと思います。
この取締りに対する警報精度については、ここ3年くらいでそれぞれのメーカー、製品間にある程度の優劣がついており、以下のような結果となっています。
■【2023年版】実機レビューの結果に基づくおすすめレーダー探知機
そこでこの記事では、それ以外の便利機能であるフルマップレーダースキャン機能について解説の上、各社の2023年モデルのレーダー探知機のうち、フルマップレーダースキャン機能を搭載したモデルについてご紹介します。
フルマップレーダースキャン機能とは
レーダー探知機は主に音声にて周辺の取締ポイントの警報を行いますが、フルマップレーダースキャンとは、これに加えて取締ポイントを地図上に表示して自車との位置関係を映像でも警報する機能です。
この機能の必要性については個々で見解が割れるところではありますが、レーダー探知機の警報は進行方向の正面だけではなく、その先の交差点を右左折した場合の経路に関しても発報対象となります。
フルマップレーダースキャンスキャンがないモデルの場合には、どのポイントに対しての警報なのかが分かりにくく、自分に関係のないポイントまで必要以上に気を配る必要性が生じますので、あればあるに越した事はない機能ではあると思います。
ユピテル・ブリッツ・セルスターのレーダースキャン機能の違い
2023年モデルではフルマップレーダースキャン機能が搭載されているのはユピテル、セルスターのみとなり、ブリッツについてはフルマップ対応モデルは発売されていません。
ユピテルのフルマップレーダースキャン機能機能
ユピテルのフルマップレーダースキャン機能は、もともと同社がポータブルナビも開発している事もあり、地図デザインが洗練されている為に非常に見易いという特徴があります。
カーナビのように地図がエリアで色分けされているのがポイントです。
また、地図の見易さを重視している為、昼夜別の配色が用意されています。
フルマップ対応モデルについては、同社の2023年モデルの全てのグレードで実装されています。
セルスターのフルマップレーダースキャン機能機能
セルスターのフルマップレーダースキャン機能は、ユピテルのようなエリア別の配色などはなく無機質なものとなっています。
運用上の問題はないですが地図の縮尺を上げるとかなりゴチャゴチャした見え方になり、私はこの見え方が苦手です。(これは好みの問題です)
フルマップ対応モデルはASSURAの「AR」で始まるスタンダードグレード以上となります。
ブリッツのレーダースキャン機能
ブリッツの2023年モデルではフルマップレーダースキャン機能を搭載したモデルは存在せず、レーダースキャンは以下のような表示となります。
地図なしの方角と距離のみの表示となりますので、土地勘がない場所ではどの経路に存在するポイントなのかが分かりにくいというデメリットがあります。
以下のような形で警報リストを表示させる事も可能ですが、これが走行経路上に存在するものなのかどうかが分かりません。
ただ、そもそもフルマップ表示が必要かどうかは好みの問題もありますし、コムテックのレーダー探知機は小型オービスのKバンドの取締にも対応している上、GPSデータの更新費が掛からないというメリットもあります。
ブリッツのレーダー探知機の製品ごとの違いについては以下の記事でご説明していますが、現行品では3.1型液晶の「TL313R」がおすすめです。
フルマップ表示対応のレーダー探知機のまとめ
以上、2023年10月時点での各社のレーダー探知機のフルマップレーダースキャン機能の対応状況と特徴についてご紹介しました。
レーダー探知機を選ぶ上ではそれほど優先されがちな機能でもないですが、あれば便利、見易いとなお良し!と言ったところですね。
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