こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
ドライブレコーダーの駐車監視は数年前から一般化が始まり、こだわる方は3~4カメラ、360°カメラで駐車監視を行っています。
ドアパンチや当て逃げ対策としての証拠能力を重視する場合には、3~4カメラ、360°カメラでの駐車監視がおすすめですが、これらの製品は価格が高くなる上に消費電力も高く、車のバッテリーへの負担が大きくなりますので、コスト重視で考える場合には2カメラドラレコでの駐車監視を検討するのも良いでしょう。
そこでこの記事では、2カメラドラレコでの駐車監視を検討されている方向けに、駐車監視機能が充実した2カメラドライブレコーダーについていくつかご紹介します。
画質の総合力ではNo.1のカーメイト「DC2000R」
カーメイトはドラレコメーカーと言うよりも、カー用品の総合メーカーとしての印象が強いですが、数年前から360°ドラレコを専門的に展開し続けており、最近では360°ではないスタンダード型の2カメラドラレコ「DC2000R」の発売を開始しました。
カーメイトの「DC2000R」は、PCの専用ビュワーで明るさを調整可能な数少ない製品で、フロントカメラの解像度が400画素オーバーである事が影響して、画質の総合評価では前述の「HDR801」を上回ります。
駐車監視に関しては少々仕組みがややこしいのですが、前後カメラでの動体検知+衝撃検知は最大で12時間までしか持続出来ませんので、12時間を超える駐車監視をしたい場合にはコムテック製品、12時間未満の駐車監視で良い場合には「DC2000R」を選びましょう。
駐車監視の使い勝手重視ならコムテック「HDR801」
「HDR801」は2022年に発売された同社2カメラモデルの最上位機種で、最近のドラレコとしては珍しく、SONYのSTARVISセンサーではなく、Ominivison製のセンサーを採用した製品です。
本機も含めて、過去の経験上ではセンサーの性能はSONY>Ominivisonと言う印象を持っていますが、OminivisonのセンサーにもSONYで言うところのSTARVISにあたる「PureCel Plus-S」があります。
「HDR801」では、この「PureCel Plus-S」対応のセンサーと、ドラレコ内部でPCの補正に当たる処理を行う「Recolize」を搭載する事で、トップレベルの明るさを実現しています。
駐車監視に関しては各種タイマー設定がありますが、タイマーを使用せずに長時間の録画も可能な仕様ですので、そう言った部分では「DC2000R」よりも使い勝手が良いと言えます。
長時間の駐車監視を実施したい場合には「HDR801」を選ぶと良いでしょう。
ナンバー認識精度重視ならVANTRUE「X4S」
VANTRUE「X4S」は2021年末に発売された、4K+フルハイビジョンのWiFi対応2カメラドライブレコーダーです。
イメージセンサーは前800万画素/後200万画素で、4K+フルハイビジョンでの2カメラ録画を行いますが、この製品は同社から3年前に発売されている4Kドラレコの先駆けとなった「X4」の後継機となっており、高解像度による精細感の高さだけでなく、明るさが調整出来るPCビュワーによる補正能力が特徴的な機種です。
この画像を見て頂ければ分かる通り、夜間は圧倒的な明るさを実現しています。
2カメラ動体検知による駐車監視モードにも対応しており、夜間のナンバー認識精度も抜群に高めななのも、他社製品との差別化ポイントと言えるでしょう。
駐車監視に関してはタイマー設定がありませんので、長時間の監視が可能です。
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