カーナビと連動するドライブレコーダーのまとめ

※2020年11月27日更新~カーナビ各社2020~2021年モデルの発表に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

最近はドライブレコーダーを前後に付けて当たり前という時代になりました。

相変わらずはドラレコ市場では2カメラモデルが人気ですが、かつてはケンウッドが先行していたカーナビ連動型の2カメラドライブレコーダーのカテゴリーも既に全く珍しいものではなくなり、ほとんどのメーカーがカーナビ連動の2カメラドライブレコーダーを販売しています。

機能的にはどれも似たようなもの?のような気がしなくはないですし、ドラレコ機能やドラレコの連動性よりもカーナビ機能を重視して選んだ方が良いような気がしますが、この記事ではカーナビ各社の連動ドラレコの特徴について解説します。

パイオニア

パイオニアは2019年からようやく本格的に2カメラドラレコの販売に取り組み始めたようですが、カーナビ連動型のドラレコでは他社に後れを取っており、2020年12月にようやく本格的な連動2カメラモデル「VREC-DS800DC」が発売されます。

デザイン的には薄型ボックス状の本体とコンパクトな前後カメラの組み合わせになります。

夜間特化型のSTARVISの対応センサーを搭載し、前後125°と充分な録画視野角でフルハイビジョン録画を行います。

こちらの映像を見る限り暗視能力もそこそこ高そうでな印象です。(結構明る場所で撮影している気もしますが…)

「VREC-DS800DC」~パイオニアからようやく本格的なカーナビ連動2カメラドラレコ登場!
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対応カーナビは意外と幅広く、数年前の楽ナビ・サイバーナビがサポートされていますが、「ドライブレコーダーリンク」(HD100万画素連動のHDMI接続)に対応しているのは最近の楽ナビだけです。

【楽ナビ】
AVIC-RQ911/RL911/RW911/RZ911/RL711/RW711/RZ711/RL511/RW511/RZ511

※「AVIC-RL910/RW910/RZ910/RL710/RW710/RZ710」は、バージョンアップすることにより対応可能です。

こちらの旧楽ナビとサイバーナビの各年度の製品はAUX経由での低画質連動になります。

古い機種でも連動が可能というのが嬉しいところではありますね。

パナソニック

パナソニックは2019年11月から2カメラタイプの自社カーナビ連動ドライブレコーダー「CA-DR03TD」を販売しています。

また、2020年には100万画素カーナビ向けに「CA-DR03TD」の改良版である「CA-DR03HTD」も追加されていますが、両者の違いは連動解像度が100万画素か従前の30万画素であるかと言った点のみになり、その他の基本仕様は同一になります。

イメージセンサーなどのハードウェア情報は公開されていませんが、録画映像を見る限り夜間が非常に明るく映る特性となっているようです。

録画視野角も前後117°ですので、汎用の2カメラドラレコと比べても見劣りする性能ではなく、なかなかハイエンドなモデルとなっている模様です。

【CA-DR03TD対応カーナビ】

CN-F1X10BD、CN-F1X10D、CN-F1D9D、CN-RX06D/WD、CN-RA06D/WD、CN-RE06D/WD

パナソニックカーナビ連動ドライブレコーダー「CA-DR03TD」「CA-DR03D」発表!
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【CA-DR03HTD対応カーナビ】

F1X10BL、F1X10L

パナソニック 10型有機ELナビ連携の2カメラドライブレコーダー「CA-DR03THD」発表」
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ケンウッド

ケンウッドはカーナビメーカーの中では最も早く連動型の2カメラドラレコを販売して来ましたが、最新モデルは2019~2020年に発売されている3ピースのセパレート型「DRV-MN940」「DRV-MN940B」の2モデルとなっています。

ケンウッドのカーナビ連動モデルは従来から「DRV-N530/R530」というモデルが存在しており、これらは前後「2304×1296」の高解像度モデルなのですが、ここ2年位のドラレコ業界のトレンドは、高解像度化よりもダイナミックレンジを広げて明るい場所でも暗い場所でも充分な視野を確保しているモデルが人気となっており、「DRV-MN940/B」もその流れに沿って前後フルハイビジョンの構成となっています。

また、カメラ内部に変更フィルターを内蔵している珍しいタイプで、事故の際の状況証拠に認識に特化したモデルと言って良いでしょう。

ケンウッド 2020年モデルカーナビ連動2カメラドラレコ「DRV-MN940」「DRV-MN940B」
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アルパイン

アルパインの連動モデルは2020年にモデルチェンジを実施しており、2カメラタイプとしては「DVR-C320R」「DVR-C370R」の2機種での展開になっています。

いずれも韓国メーカーのTHINKWAREのOEM製品と見受けられ、「DVR-C320R」がWiFi対応のHDRモデル、「DVR-C370R」は液晶搭載のWDRモデルです。

どちらも基本性能は高い様に見受けられますので、アルパインカーナビ連動前提であれば迷わず購入で良いでしょう。

アルパインカーナビ連動のWiFi対応ドライブレコーダー「DVR-C320R」発売!
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アルパインカーナビ連動のドライブレコーダー2020年モデル「DVR-C370R」発売!
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イクリプス

イクリプスの場合にはカーナビセットモデルとなり、単体での販売ではありません。

特徴としては、別売の同社バックカメラの映像を同時に録画が可能な点が挙げられます。

 

ドライブレコーダーのスペックは以下の通りとなります。

・解像度~記載がないがCMOSセンサーが200万画素の為フルハイビジョン画質と思われる
・水平視野角~117°
・フレームレート~28fps
・駐車監視機能~なし

イクリプスのカーナビ 2023~2024年モデルの特徴をまとめて紹介
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ただし、この製品は2016年から継続販売されており、そろそろイクリプスのカーナビも消滅してしまうのではないか?と懸念されるくらい手が入っていません。

画質も一昔前のドラレコという感じかと思いますので、カーナビ+ドラレコのセットとしておすすめしにく状況です。

カーナビ連動型のドライブレコーダーのまとめ

以上、パイオニア・パナソニック・ケンウッド・アルパイン・イクリプスのカーナビ連動型のドライブレコーダーについて紹介しました。

カーナビのドライブレコーダーの構成についてはかなり選択肢の幅が広くなってはいますが、連動モデルのネックはやはり駐車監視の面だと思います。

従って駐車監視を重視する場合にはドラレコ単体モデル、そうでなければカーナビ買い替えの際に連動モデルを入れてみるの良いのではないかと感じますね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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