こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
最近のドラレコ市場は、大手メーカーの寡占化が進んで久しく、中小メーカーの多くは撤退してしまいました。
大手メーカーも、業界全体として機能や画質的に成熟期を迎え、他社製品との機能面での差別化が難しくなっている上に、更には円安で生産原価が上がりまくった事が原因で、機能や画質面での進化は停滞期に入っています。
ここ1~2年はドラレコの機能や画質面で停滞しているが故に、世代が1~2つ古くても最新世代の製品と変わらないものもありますので、この記事では2カメラドラレコを検討している方向けに、手短におすすめの製品を4機種だけご紹介します。
価格重視ならケンウッド「DRV-MR570」
2024年年始時点でのケンウッドの2カメラドラレコのラインナップは4機種となっていますが、この中で最も高画質なのが、下から2番目のグレードの「DRV-MR570」です。
LaBoon!!による画質面での総合評価は25.5点で、44機種中6位となっています。
この記事で紹介する機種のうち、価格が最も安いクラスである事が魅力ですが、保証期間が1年と短いと言うデメリットがありますので、その点を気にされる方は次に紹介するコムテックの製品を買いましょう。
2世代前だが、既に完成された画質のコムテック「ZDR035」
コムテックの「ZDR035」は、同社の2カメラドラレコの第3世代の2021年モデルです。
2024年時点では第5世代の「ZDR055」が最新ですので、少し古い製品ではあるのですが、画質面では最新世代よりも夜間の明るさが少しだけ劣る程度です。
3年保証で価格面ではケンウッドの「DRV-MR570」と同程度ですので、総合的なコスパを考えると「ZDR035」の方が上になろうかと思います。
最新のSONYセンサーを搭載した成熟モデル コムテック「ZDR045」
コムテックの「ZDR045」は、同社の2カメラドラレコの第4世代の2022年モデルです。
2024年時点では第5世代の「ZDR055」が最新ですので、少し古い製品ではあるのですが、画質面では最新のSONYセンサーを搭載した「ZDR055」と同等で、価格面では「ZDR055」よりも1割程度安くなっています。
画質にこだわるならコムテック「HDR801」
コムテックの「HDR801」は、2024年2月時点でのコムテック2カメラドラレコの最上位モデルです。
本製品は、ドラレコ内の特殊なソフトウェアで明るさを最適化した上で動画を保存するドーピングのような仕様となっている為、夜間の明るさはトップレベルとなっています。
従って画質にこだわる人にはこの製品をおすすめします。
PCの専用再生ソフトが優秀なカーメイト「DC2000R」
カーメイトの「DC2000R」は、PCの専用ビュワーで明るさを調整可能な数少ない製品で、フロントカメラの解像度が400画素オーバーである事が影響して、画質の総合評価では前述の「HDR801」を上回ります。
駐車監視の継続時間面ではコムテック製品に比べて使い勝手が悪いですが、走行中の画質で選ぶなら「HDR801」よりも「DC2000R」がおすすめです。
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