こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
ケンウッドはカーナビメーカーしては初のカーナビ連動型のドライブレコーダーを開発したメーカーですが、2022年のカーナビ側のフルモデルチェンジに合わせて、ドライブレコーダーもセパレート3ピース型の「DRV-MN970」に進化を遂げています。
合わせて彩速ナビの全グレードが出揃いましたが、従来通り全てのグレードの彩速ナビとの連動をサポートするようです。
「DRV-MN970」のスペックと特徴
「DRV-MN970」のスペックは以下の表の通りです。
DRV-MN970 |
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22.07発売 |
フロント:1920×1080/?fps リア:1920×1080/?fps |
LED信号対応 |
録画視野角 フロンド:水平128° リア:水平128° |
microSD付属32GB/最大256GB |
microSDフォーマット不要 |
GPSはカーナビ吸出し |
駐車監視モード |
衝撃検知/自動起動 |
専用ケーブル 付属 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
先代の「DRV-MN940」では、彩速ナビのエントリーグレードと、それ以上のグレードに型番が分かれていましたが、2022年モデルの彩速ナビでは全グレードが100万画素ディスプレイ化が完了していますので、「DRV-MN970」1モデルで全グレードとの連動に対応する事になりました。
かつてのケンウッドのドラレコは、高解像度化に走っていましたが、最近では市場のニーズと製品の立ち位置を踏まえて、広角化に方向性を変えています。
「DRV-MN970」についても、その流れに沿って、前後カメラとも録画視野角が水平128°と広角化しています。
画質面では高評価だった「DRV-MR570」とは別系統
歴代のケンウッドのドラレコは、他社の同クラスの製品と比べると画質面で劣る機種が目立ちましたが、直近でテストした「DRV-MR570」ではフルハイビジョンクラスの2カメラドラレコとしては最高画質の評価でした。
ただし、「DRV-MN970」の仕様表を見る限り、イメージセンサーとレンズは別物です。
因みに「DRV-MR570」では、レンズF値が1.8である事に対してこのように表現しています。
一般的なドラレコのレンズF値は1.6~2.2程度ですので、確かに「DRV-MR570」では明るいレンズが使われ、実際の映像も非常に明るいものでしたが、「DRV-MN970」のF値2.8は、ドラレコでは聞いた事がないF値です。
このスペックを見る限り、明るさには期待できなそうです。
※「DRV-MN970」のF値は仕様表には2.8、プロダクトページ内には2.0と書かれているよご報告頂きました。
おそらくこちらが正でしょう。普通に考えたら2.8はあり得ない数値です。
カーナビとの連動機能について
カーナビとの連動機能は、各社で標準化されているナビ画面からの操作、動画の再生、ライブビューの表示などがサポートされていますが、従来機や他社製品と比べてこれと言った特徴のないスタンダードなものとなっています。
駐車監視について
駐車監視についてはよくある衝撃検知による録画で、エンジンオフで自動でスリーブモードに入り、衝撃検知から1~数秒後に録画を開始するやつですね。
当たった瞬間は映らないので駐車監視向けのモデルではないです。
まとめ
以上、「DRV-MN970」の特徴について、予測を含めてご紹介しました。
あとは実際の録画動画がどうかというところですね。
コメント
主な定格のページではF値2.8、製品情報のページでは「高感度CMOSセンサーとF2.0レンズの搭載により、高精細かつ鮮明な映像で撮影が可能です。」とあります。どちらかが誤りだと思います。
Mr.X様
お知らせありがとうございます。
確かにプロダクトページには2.0とありますね。
流石に2.8はあり得ないと思うので、こちらが正だと思います。