セルスター STARVIS対応 車内撮影タイプのセパレート2カメラドライブレコーダー「CS-41FH」発表!

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

セルスターからSTARVIS対応の車内撮影向け、セパレートタイプの2カメラドライブレコーダー「CS-41FH」が発表されています。

同社は2019年末にも「CS-91FH」という「IMX327」を搭載したハイエンド2カメラモデルを発売していますが、「CS-41FH」はイメージセンサーを「IMX307」に変更した車内撮影向けの下位バージョンのようです。

「CS-41FH」のスペック

「CS-41FH」のスペックは以下の表の通りです。

CS-41FH
20.0?発売
フロント:1920×1080/30fps/HDR
インナー:1280×720/30fps
LED信号対応不明
録画視野角
フロント:水平119°
リア:水平114°
microSD付属32GB/最大64GB
GPS内蔵
フォーマット不要
駐車監視モード/自動起動
常時録画のみ
常時録画+衝撃検知
動体検知のみ
動体検知+衝撃検知
専用ケーブル
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「CS-41FH」と「CS-91FH」の違い

まず、「CS-41FH」と「CS-91FH」はベースは似たような感じとなっており、前後の録画視野角、フォーマット不要機能、GPS警報、安全運転支援機能、駐車監視機能、タッチパネル液晶操作などの基本仕様は同じです。

異なるのは以下の3つのポイントです。

①「CS-91FH」のリアカメラは後方撮影用、「CS-41FH」は車内撮影用の赤外線LED搭載

②フロントカメラのイメージセンサーは、「CS-91FH」が最新のSTARVISセンサー「IMX327」、「CS-41FH」は廉価STARVISの「IMX307」

③リアカメラのイメージセンサーは、「CS-91FH」が最新のSTARVISセンサー「IMX327」、「CS-41FH」は表記なしの100万画素

因みに「CS-91FH」に使用されている「IMX327」はフルハイビジョンでは最新上位のセンサーなので、こんな風に「業界初!」とか言っちゃっても全く違和感はないのですが…

「CS-41FH」の「IMX307」は2018年頃からドラレコに搭載され始めていますので、2020年初頭としては「業界初!」と表現したら大いに問題あり!だと思います。

そもそも「IMX307」はそれ以前にドラレコに採用されていた「IMX290/291」の廉価バージョンで、パーツ自体は数百円とリーズナブルな上に優秀なので爆発的にドラレコに広まった経緯があります。

※以下SNR1s valueが最低照度

※レンズやチップセット、ソフトウェア次第で「IMX307」の性能を限界まで引き出せれば物凄い力を発揮してくれますので「IMX307」は優秀なセンサーではあります。

いずれにしてもハードウェア的には「CS-91FH」よりも1~2格下という事になります。

赤外線による車内撮影に対応

ドライブレコーダーによる車内撮影が必要かどうかは考え方次第ですが、警察の誤認逮捕や暴力事件に遭った際の証拠としては非常に有効です。

車外については白飛びの問題なども懸念されますが、条件が揃えば上の画像のように横方向もしっかり映るようですので、事故の際の状況証拠能力にもある程度期待できます。

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フォーマット不要機能

最近のセルスターのドラレコには全搭載されていますが、ファイルの断片化を防ぐ録画方式で定期的なmicroSDカードのフォーマットを必要としない、年配の方やガジェットの操作が苦手な方におすすめの機能です。

オービス・事故ポイントアナウンス機能

こちらは従来のセルスターハイエンドドラレコに一律で実装されている機能ですが、GPSに登録されたオービス・事故ポイント・逆走注意ポイントなどを警報してくれます。

レーダー探知機を搭載していない車ならオマケとしてあって損はしない機能かと思います。

3種類の安全運転支援警報

「CS-41FH」の安全運転支援機能は次の3つになります。

①発進遅延

②車線逸脱

③車間距離保持

こちらは警報の精度が気になるところですね。

駐車監視機能について

「CS-41FH」の駐車監視機能を使用する為には他の同社のモデルと同様に以下のケーブルユニットが必要になります。

駐車監視モードの録画方式は以下の4通りからの選択式となります。

①常時録画のみ

②常時録画+衝撃検知

③動体検知のみ

④動体検知+衝撃検知

なかなか多機能なようですが、本機は駐車監視には向いていないドライブレコーダーです。

何故かというとこちらも他の同社のモデルと同様なのですが、駐車監視モードに入ると前後カメラども強制的に30万画素の低画質モードにされるからです。

また、駐車監視のタイマーやカットオフ電圧は本体メニューではなく、タイマーケーブルユニットのスイッチから行うタイプとなっていますので、 駐車監視の運用を検討しているのであれば他社モデルをおすすめします。

まとめ

以上、「CS-41FH」の特徴について概要を解説しました。

セルスターのドラレコは年配者やガジェットが苦手な層にも使い易い簡単操作系となっていますので、性能・機能面ではなく操作性で選ぶのであれば「CS-41FH」もアリかと思いますが、カメラ性能を求めるならもっと安く高性能なモデルはいくらでもあります。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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