2018~2019年はスマホのナビアプリに需要を喰われ続けているお陰でカーナビ業界では大規模な再編が進行中です。

ここ1~2年は各社ともに市販から発売されているカーナビには目新しい機能を持つものはほとんど無く、業界全体として衰退の一途を辿りそうな雰囲気ですね。

一方でナビ機能を搭載しない液晶付きのカーオーディオ類は以前よりもバリエーションが増えています。

この記事では「車を運転する際のナビ機能はスマホのアプリで充分だ!」と考えている方向けに、カーナビ機能を搭載しない液晶画面付きのカーオーディオのうち、ユーザーがスマホのナビアプリをミラーリングして使用する事を前提として、ミラーリングが可能な機種をいくつかご紹介します。

ミラーリング対応のカーオーディオは2系統に分かれる

スマホの画面を液晶にミラーリングする方法はそれほど難しいものではなく、HDMIやRCA入力ポートなどを背面に搭載していれば可能である事が多いですが、こう言った液晶付きのカーオーディオは以前から普通に存在しており、特に珍しいものではありません。

一方でここ2年くらいで急速に普及しつつあるのが、android OSを搭載したカーオーディオです…、と言うよりandroidタブレットにオーディオポートとラジオや地デジチューナーを追加して箱型にしてみた、という表現の方が近いかも知れません。

こう言ったガジェットは特に中国を中心として海外ではかなり普及が進んでいるようですが、日本ではまだまだ一般的ではありません。

このAndroird OSを搭載したモデルについては非常に種類が多く、モデル更新も不定期になりますので別途以下の記事にてご紹介していますので、この記事では従来から存在するカーナビからカーナビ機能を外した2DINのカーオーディオについてのみご紹介します。

Android OS搭載のカーナビとオーディオのまとめ

アナログミラーリングが可能なタイプ

カーナビやテレビやPCの液晶も含めてスマホのミラーリングはHDMI接続が可能な場合にはデジタル接続、それ以外ではRCAポートなどを使用したアナログ接続となりますが、ここでは比較的価格も安く機種数も多いアナログミラーリングタイプについて先にご説明します。

なお、amazonで販売されている出所不明の製品については信頼性が全く不明である為、ここでは国内主要メーカーのパイオニアとケンウッドの2社の製品に絞ります。

パイオニア

パイオニアのアナログミラーリング対応モデルは3モデルあり、ケンウッドの製品を含めて最も機能的に絞られ価格が安いのが「FH-6200DVD」です。

主なスペックは以下の通りです。

・CD/DVD再生~〇

・USBメディア~〇

・iOS/androidのUSB経由での音楽再生~〇

・Bluetooth~×

・ハイレゾ再生~×

・地デジ~×

本機はBluetoothには非対応ではありますが、ミラーリングでの運用が前提なら問題はないでしょう。

 

「FH-6200DVD」の一つ上の機種が「FH-7400DVD」になります。

違いはBluetoothへの対応の有無です。

・CD/DVD再生~〇・USBメディア~〇

・iOS/androidのUSB経由での音楽再生~〇

・Bluetooth~〇

・ハイレゾ再生~×

・地デジ~×

先程説明した通り、常時ミラーリング運用する前提であればBluetoothは不要かと思います。

 

パイオニアの2DINカーオーディオの最上位機種が次の「FH-9400DVS」です。

こちらはCarPlayやandroid Autoとハイレゾ再生に対応している点が下位モデルとの違いとなります。

・CD/DVD再生~〇・USBメディア~〇

・iOS/androidのUSB経由での音楽再生~〇

・Bluetooth~〇

・ハイレゾ再生~〇

・地デジ~×

・CarPlay/android Auto~〇

本機はCarPlay/android Auto対応ですので、ミラーリングによって受けられる恩恵は限りなく小さくなりますね。従ってパイオニアのモデルの中では「FH-6200DVD」が最もミラーリングに向いている機種と言えそうです。

※動画配信系のアプリが使いたい場合にはミラーリングもアリかと思いますが

 

パイオニアの現行品ではHDMI入力に対応しているモデルはありません。

なお、この3機種のミラーリング時の接続方法は以下の記事にてご説明しています。

「FH-6200DVD」「FH-7400DVD」「FH-9400DVS」でのスマホとミラーリングの可否と方法

ケンウッド

ケンウッドのアナログミラーリング対応モデルは3機種、このうち最も価格が安いエントリーモデルは「DDX4190BT」です。

液晶サイズは6.2型とやや小さめですが、Bluetooth対応ですので機能的にはパイオニアの真ん中のクラスと同等になります。

また、上位の7.0型モデルの「DDX6190BT」との違いは液晶サイズとなり、主なスペックは同等となります。

・CD/DVD再生~〇・USBメディア~〇

・iOS/androidのUSB経由での音楽再生~〇

・Bluetooth~〇

・ハイレゾ再生~×

・地デジ~×

この2モデルは価格帯的にちょっと微妙な感じですので、パイオニアの「FH-6200DVD」を選んだ方が良さそうです。

HDMI接続でミラーリングが可能なタイプ

HDMI入力ポートを搭載してるのは大手のメーカーではケンウッドの「DPV-7000」のみとなります。

「DPV-7000」の主なスペックは以下の通りです。

・CD/DVD再生~〇・USBメディア~〇・iOS/androidのUSB経由での音楽再生~〇

・Bluetooth~〇

・ハイレゾ再生~〇

・地デジ~〇

・CarPlay/android Auto~〇

CarPlay/android Autoに対応している時点でミラーリングによる恩恵も薄まりますが、特定の動画配信アプリはCarPlay/android Autoでは非対応のものも多いですし、HDMI接続により音質の劣化を防ぐ効果も期待できますので、いろいろこだわりたい方は本機でミラーリングするのもアリかとは思います。

iPhoneでの接続方法は以下の通りとなります。

■ 「DPV-7000取扱説明書」

ミラーリングに必要な部品は

となります。

android端末に関しては説明書にミラーリングの解説はありませんが、おそらく通常のHDMI入力ポート搭載のカーナビと同様に以下の接続方法によるミラーリングが可能であると考えられます。

■ カーナビでミラーリングを行う方法は主に2つ

まとめ

以上、国内主要メーカーのカーオーディオでスマホとのミラーリングが可能な機種とその接続方法についてご紹介しました。

興味のある方は是非お試しください。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ LightningをHDMIに変換するケーブルを実機比較

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