※2022年3月19日更新:最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
ミラーリングが可能なカーオーディオと言えば、以前は7型のディスプレイにDVD・CDドライブ・地デジチューナーを搭載し、カーナビからナビ機能を外したような2DINのインダッシュタイプが主流でしたが、ここ2年位の間にCarPlayやAndroid Autoに対応したDVD・CDドライブ・地デジチューナーなしのディスプレイオーディオに置き換わりつつあります。
これらの製品ではCarPlayやAndroid Autoに対応している事から、ナビソフトはスマホのナビアプリを使用し、音楽再生はCDではなくApple MusicやAmazon Music、Spotifiなどのスマホアプリで再生する事を前提としています。
一方で動画メディアの再生については、CarPlayやAndroid Autoが安全上の配慮により、動画アプリに対応していない事から、HDMI入力ポートにFire TVやChromecastなどを挿し込んで再生するであるとか、スマホの画面をミラーリング出力するなどの対応が求められます。
このような情勢から、これからネット動画メディアの再生を前提にディスプレイオーディオを購入される事を検討されているのであれば、HDMI入力ポートを搭載してスマホのHDMIミラーリング入力が可能なディスプレイオーディオを選びたいところです。
そこでこの記事では2022年3月時点で各社から販売されている、HDMI入力ポートを搭載したディスプレイオーディオについて、それぞれの製品の特長を解説します。
パイオニア「DMH-SZ700」「DMH-SF700」
パイオニアは日本のメーカーとしては最も早くからディスプレイオーディオの開発を手掛けているメーカーで、同社の「DMH-SZ700」「DMH-SF700」の2機種は、同一機能の筐体サイズ違いの兄弟機です。
これらの2機種とも、USBケーブルによる有線接続でCarPlay、Android Autoに対応している他、HDMI入力ポートも搭載していますので、Fire TVやChromecastなどの使用はもちろん、スマホのミラーリングも可能です。
なお、これらの2機種でCarPlayを使う場合には、iPhoneをCarPlay用のUSBケーブルに有線接続しなければならないので、HDMIによる有線ミラーリングを行う場合にはCarPlayが使えなくなります。
※そもそもCarPlayとミラーリング画面は共存出来ませんが、無線ミラーリングならHDMIメディア再生とCarPlayのナビアプリの音声出力は同時に可能。
アルパイン「DA7Z」「DAF9Z」「DAF11Z」
アルパインはパイオニアに遅れる事数年、2年位前からディスプレイオーディオの展開を開始し、現在販売されている2022年モデルの「DA7Z」「DAF9Z」「DAF11Z」は、同社のディスプレイオーディオとしては第二世代となります。
「DAF11Z」「DAF9Z」「DA7Z」の3機種は、ディスプレのサイズ・形状でで型番が分かれていますが、機能的にはほぼ同等の同じグレードの製品です。
パイオニアの製品と比べると新しいだけあって、こちらは有線によるCarPlay、Android Autoだけでななく、Bluetoohによる無線CarPlayにも対応している他、HDMI OUTポートでリアモニターなどのHDMI映像出力も可能地なっています。
2022年3月時点ではパイオニアの製品よりもこちらの方が使い勝手が良さそうですね。
まとめ
以上、スマホのミラーリングが可能なディスプレイオーディオについてご紹介しました。
iPhoneは有線ミラーリング/無線ミラーリングが可能ですが、Androidは原則として無線ミラーリングのみの対応となります。
それぞれのミラーリング手順については、こちらの記事を参考にして下さい。
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