iPhoneをカーナビにミラーリングするなら、出来れば画質が劣化しないデジタルミラーリングをしたいところですが、カーナビ側がHDMI入力ポートを搭載していなければこれは無理な相談です。

実際のところ、HDMI入力ポートを搭載しているカーナビはごく一部の機種に限られますし、今後も減る傾向にありますので、現実的にはアナログミラーリングを検討されているユーザーが多いのではないかと思います。

全ての市販のカーナビでアナログミラーリングが可能である訳ではありませんので、今回はHDMI入力ポートはないけれども、アナログ入力ポートを搭載しているカーナビのご紹介と、それらのカーナビにiPhoneをアナログミラーリングする方法について解説します。

アナログ入力ポートを搭載しているカーナビ

市販の現行モデルのカーナビの各社のアナログ入力対応状況は以下の通りとなっています。

パイオニア

サイバーナビはHDMI全対応の為除外、楽ナビについては全グレードでAUX入力ポートを搭載していますので、以下の変換ケーブルを使用する事でアナログでの映像・音声入力が可能です。

■ 楽ナビ 取扱説明書

パナソニック美優ナビ

パナソニックのカーナビは「CN-F1DVD」、「CN-RA/RE系」がアナログ入力に対応しています。(HDMIモデル除外)

同様に別途以下の中継ケーブルが必要です。

■ パナソニックカーナビ取扱説明書

また、この中継ケーブルの映像・音声を受け付ける端子の形状は4極のミニプラグとなっていますので、これ以外にも以下のようなRCAメス→4極オスの変換ケーブルが必要になります。

ケンウッド彩速ナビ

ケンウッドの彩速ナビはここ数年の年次更新で拡張機能はドラレコとの連動性を重視する方向に流れており、2019年モデルでは最上位クラスの「MDV-M906HD」の系統のみがアナログ入力に対応しています。(HDMIはリアモニターへの出力のみ対応)

同様に別途以下の中継ケーブルが必要です。

■ ケンウッドカーナビ取扱説明書

なお、型落ちモデルでは中継ケーブルがカーナビの年式で型番が異なり、適合は以下の通りとなっています。

①2019年モデル~「MDV-M906HD」の系統…「KNA-17AV

②2018年モデル~HDMI入力対応のZ系と「MDV-M805L」「MDV-M705W」「MDV-M705」…「KNA-17AV

③2017年モデル~HDMI入力対応のZ系のみ~「KNA-16AV

④2015年モデル~HDMI入力対応のZ系と「MDV-X702W」「MDV-X702」~「KNA-15AV

イクリプス

イクリプスに関しては数年前からモデル数が実質1系統に絞られていますが、以下のケーブルを使用する事でアナログ入力が可能になります。

このケーブルの適合を見る限り、旧モデルについてはかなり幅広い機種でアナログ入力に対応しているようですね。

AVN-S8W、AVN-S8、AVN-D8W、AVN-D8、AVN-R8W、AVN-R8、AVN-S7W、AVN-S7、AVN-D7W、AVN-D7、AVN-R7W、AVN-R7、AVN-SZX05i、AVN-SZ05iW、AVN-SZ05i、AVN-ZX05i、AVN-Z05iW、AVN-Z05i、AVN-SZX04i、AVN-SZ04iW、AVN-SZ04i、AVN-ZX04i、AVN-Z04iW、AVN-Z04i、AVN-ZX03i、AVN-Z03iW、AVN-Z03i

アルパイン

アルパインについては最近のモデルは全てHDMI入力に対応しています。

アナログミラーリングの接続手順

iPhoneの画面をカーナビにアナログミラーリングするには、以下の2つの工程が必要になります。

①LightningをHDMIに変換

②HDMIをアナログ(RCA)に変換

LightningをHDMIに変換するケーブル

LightningをHDMIに変換する方法としては、以下の2つが考えられます。

①Appleの純正ケーブルを使用する(ミラーリング可能な動画アプリが多いが、価格が高い)

②社外品のケーブルを使用する(ミラーリング可能な動画アプリは少ないが、価格が安い)

対応アプリの詳細に関しては以下の記事をご参照下さい。

LightningをHDMIに変換するケーブルを実機比較

社外品のケーブルはYoutube以外の動画アプリにはほとんど対応していませんので、amazonのPrime VIdeoなど視聴したい場合には純正品のケーブルをおすすめします。

動画アプリではなく、Youtubeやストレージ内のコンテンツを再生したいだけなら社外品のケーブルでも問題ないでしょう。

HDMIをRCAに変換するコンバーター

上記のケーブルでLightningをHDMIに変換した後は、コンバーターを使用してデジタル信号をアナログに変換します。

カーナビ側はどの製品も以下のようにRCAメスに変換されている状態になる筈ですので、コンバーター側のオス端子を接続すればミラーリングが可能になります。

LightningからRCAに一発変換するコンバーター

ここでご紹介するコンバーターは、MAXWINさんからサンプルご提供頂いた製品になります。

もちろん、LightningをHDMIに変換する事も可能なのでHDMI対応のカーナビにも使用できますが、最大のメリットは機能的にオールインワンなので、配線などがコンパクトにまとまる点かと思います。

セット内容は以下の通りとなります。

①コンバーター本体

②microUSB電源ケーブル

③RCAケーブル

④ステレオミニプラグ(使用しません)

入力側はiPhoneと接続するUSB-Aポート、電源用のmicroUSBポートが配置され、Audioポートは使用しません。

※出力側はHDMI、RCAの2系統となっており、同時出力も可

本体も小振りですし、設置場所によっては配線を目立たないように処理するのも簡単な方かと思います。

iPhoneとの接続時には初回のみ以下のようなメッセージが表示され、2回目以降は自動でミラーリングが開始されます。

アナログ接続なのでHDMIに比べるとにじみが出ますが、この辺りは致し方ありませんね。

因みにこのコンバーターはAndroid端末と共用なのではありますが、端末によって相性の問題があるらしく、Huaweiのnovalite 3では映像のみが出力され、音声は出力されませんでした。(HuaweiやXperiaなどは音が出ないそうです)

なお、動画アプリに関してはYoutubeのみがミラーリング可能でした。

①Youtube~〇

②Amazon Video~×

③Netflix~×

④itunes~×

⑤GYAO!~×

⑥hulu~×

⑦AbemaTV~×

⑧楽天TV~×

まとめ

以上、iPhoneでアナログミラーリングが可能なカーナビと、接続方法についてご紹介しました。

カーナビを外す事さえ出来れば後はそれほど難しい作業ではありませんので、チャレンジ精神のある方は是非お試し下さい!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

LightningをHDMIに変換するケーブルを実機比較

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