AUKEY さんからドライブレコーダー「DR01」のサンプルを頂きました。
以前からドライブレコーダーの取り扱いがある事は知っていたのですが、同社の商品構成的に片手間でやってる?と感じていたので積極的に調べたりはしなかったのですが、今回ご紹介する「DR01」は見た目は普通ですが、中身のハードウェアはなかなか良さそうなモデルです。
AUKEY「DR01」のスペック
AUKEY「DR01」のスペックは以下の通りです。
DR01 |
---|
17.0?発売 |
1920×1080/30fps |
全国LED信号対応 |
水平106° |
HDR |
付属なし |
最大128GB |
GPSは接続端子はあるがユニット未発売? |
駐車監視モード |
動体検知/タイムラプス |
手動起動 |
専用ケーブルなし |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
まず、特筆すべき点はCMOSセンサーにSONYのExmor、6層のガラスレンズを採用している点です。(なぜか販売ページに記載されていないが、説明書には記載アリ)
F値に関しては2.0ですのでスタンダードではありますが、海外サイトでExmor IMX323は219万画素、1/2.9インチの2016年型のExmorでIMX322の廉価大量生産モデルとの記載を見かけました。
海外メーカーとしての弱点で最も多いのが西日本LED信号に対応していない点ですが、「DR01」については周波数の設定を切り替える事で対応可能との記載があります。
最近のドライブレコーダーランキング記事で、2017年下半期は中国大手電子デバイスメーカーのドライブレコーダー市場での台頭がありそうと予測したのですが、まさにその通りになりそうな勢いですね。
「DR01」はマウント×2など付属品多数
下の写真を見て頂くと分かるように「DR01」には両面テープと吸盤の2種類のマウントが同梱されています。
また、電源ケーブルはminiUSBタイプでチャージャーは2ポートタイプのが付属します。
配線止めや予備の両面テープが2個付属するなど、かなり豪華です。(笑)
サイズ的にはスタンダードコンパクト
AUKEY「DR01」のサイズはケンウッドの「DRV-320/325」とほぼ同等です。
本体がコンパクトなのは良い点ですが、ケーブルの向きが運転席側から配線を這わせる向きになっている為、これは右ハンドルの車のヒューズボックスが大抵助手席側にある事を考えると逆向きに挿さるようにした方が良いと感じました。
※軽自動車は運転席側にヒューズボックスがある事が多いですが、ケンウッド、パイオニア、ユピテルなどの日本メーカーは助手席側に向けています。
ボタンは全面4つとサイドのリセットボタンだけなので、手動での電源のオフが出来ません。(動体検知を搭載しているなら電源ボタンをつけるべきでは?)
起動がやたらと遅い事があるのが気になる
AUKEY「DR01」は通電から電源オン→録画開始まで17秒程度かかる事が多く、他社の平均的なドライブレコーダーが10秒弱であることを考えるとかなり遅めですね。
エンジンオンから10秒以内に発進する事が多い人にはちょっと気になる部分かも知れません。
おそらくこれはソフトウェアの問題なので、ファームアップデートで改善した方が良いと感じます。
駐車監視は動体検知とタイムラプス
駐車監視は動体検知とタイムラプスからどちらかをオンにする形で運用します。(片方をオンにすると自動的にもう一方はオフになる仕様)
動体検知のメニューが4ページ目にあるので、手動で起動を行う事を前提に考えるとちょっと不親切なメニュー配置だと思います。1ページ目の一番上に置くべきですね。
なお、駐車監視用の常時電源ケーブルは販売されていないようなので、駐車中は外部電源で給電する事になるでしょうか?

画質はやはりExmorらしい
画質の面ではやはり色の階調がExmorらしく美麗な感じですね。
水平録画視野角は106°程度あるので、エントリークラスのドライブレコーダーとしてはなかなか広い方です。
ナンバーの認識精度に関しては「DRV-320/325」よりもやや見易いかと言ったところですが、エントリークラスとしては充分過ぎる画質だと思います。
HDR補正も不自然さは感じませんし、白飛びは良く抑えられている印象です。その反面、昼間の屋根付き駐車場では暗く映る傾向があると感じました。
夜間については標準的な明るさ感じますが、クリア感は他のドライブレコーダーよりも高い印象です。
AUKEY「DR01」のまとめ
AUKEY「DR01」はまだ粗削りな部分はありますが、素材の良さは感じるドライブレコーダーです。
画質・視野角の面では価格を考えると文句の付けどころがありませんが、起動に時間が掛かったり(これが一番残念)、動体検知を搭載していながら専用がケーブルもない、またGPSユニット用の端子があるのにオプションのGPSユニットの設定がないなど、残念な点も多いです。
ただ、もともとエントリーゾーンを狙ったドライブレコーダーである事を考えれば、GPSは最初からないものと考えてもコストパフォーマンスはかなり高いと思いますね。
起動時間の問題は使い勝手に直結する場合もあるので、ファームアップデートで是非改善して欲しいところです。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
こんにちは。
60℃30分で映像がが白濁するという実験結果がありますがこちらは日本仕様で対策されているのでしょうか?
かむかむ様、お問い合わせありがとうございます。
その件については存じませんでしたので、ソースをお教え頂ければAUKEYさんに確認します。
はじめまして
こちらの商品を見させて頂きましたら、シガーソケットとケーブルが別々のタイプのようですね。配線をスッキリさせるため、シガーソケットを使わずに愛車のグローブボックスから出てるUSBのサービスケーブルに繋いで電源を取っても良いものなのでしょうか?
おやじさん様
規格上は問題ないと思いますが、相性の問題は発生する事はありますね。
ドライブレコーダー自体が電圧の変化に弱く、ケーブルの抵抗が大きい場合には再起動を繰り返す場合もあります。
結論としては試してみなければ分からないですが、経験上90%以上の確率で問題はないかと思っています。
因みに車種は何でしょうか?
コメントありがとうございます。
車種は2014年登録のN-WGNカスタム「G]です。
おやじさん様
おそらく使用可能ではあると思いますが、相性の問題やアイドリングストップ機構などがあると動作が不安定になる可能性はありますね。(アイドリングストップ車に関してはドライブレコーダーの種類や車種に関わらずそのようなリスクはゼロではありません)
N-WGNカスタムの純正USBソケットからの運用状況や取り付けなどに関してのレビューを写真付きで頂けるようでしたら(動画は不要)、AUKEYさんから頂いたサンプル製品(保証はなし)をプレゼントさせて頂きますが如何でしょう?
先日、ご意見を頂いたのを参考に注文した次第です。
色々ありがとうごさいました。
おやじさん様
ありがとうございます。
疑問点などございましたら遠慮なくご質問ください。