ユピテルの2014年モデルで「DRY-WiFiV5c」という、ちょっと変わったコンセプトのドライブレコーダーがあったのをご存知でしょうか?

まあ、今でも販売は継続されているようですので「あった」と言う表現は正確ではないかも知れませんが、正式なメーカーのラインナップから消えて2年くらい経つかと記憶しています。

このモデルは現在では個人ユーザー向けのドラレコとしてはほぼ絶滅してしまったクラウド対応のモデルで、車内のスマホから録画中の動画をクラウドサーバーに飛ばし、離れた場所にいる別のスマホアプリからほぼリアルタイムに録画映像を視聴できると言う、なかなか斬新な機能を搭載したモデルでありました。(100%趣味利用です)

まあ、おそらく思ったより売れなかったのとクラウドサーバーの管理などの手間や経費などの面で生産を打ち切っているのかと思いますが、法人向けのモデルであればクラウド対応のドライブレコーダーは拡大傾向にあるようですね。

なお、「DRY-WiFiV5c」についてはsimを搭載している訳ではないので通信はスマホのデザリングを利用する仕様でしたが、法人向けのモデルはsim搭載でリアルタイムで管理センターで各車両の位置や運行状況などを確認するような仕組みとなっています。

個人向けモデルではセキュリティ対策でクラウド対応モデルが欲しいところ

個人向けのモデルではsim搭載のモデルが100%ない訳では無く、パイオニアのサイバーナビなどは(厳密にはsimを搭載していると言えるかどうかは分かりませんが)、単体で通信機能を持つモジュールが付属していますので、そのモジュールが車両の異常を検知してリアルタイムにメールで静止画をドライバーに送信する機能を搭載しています。

市販のドラレコにもこう言った機能があれば便利であると思うのですが、サイバーナビに関しては別途通信料が掛かりますし、ドラレコにsimを搭載する事でユーザーの負担も増える割にそれほど高解像度な動画は送れないというデメリットもあり、なかなか個人向けにはこう言ったクラウド対応モデルは発売されないようです。

ただ、ユピテルの「DRY-WiFiV5c」がそれほど売れなかった要因は次の通りだと考えています。

このモデルは動体検知で異常を検知した場合にユーザーにデータを送信する仕様ではなく、100%趣味向けの用途で任意のタイミングで手動で通信を行うモデルだった為、実用性は全くなかった点。

一方でカーセキュリティの分野での市場規模はそこそこある筈であり、プロによる車両盗難や車両荒らしに関しては、現状のドライブレコーダーでの駐車監視や、セキュリティシステムでは100%防衛出来ない事から、このようなクラウド経由の警報システムは非常に有効であると考えてます。

リアルタイム送信のアクションカメラやセキュリティIPカメラは存在している

現時点ではこのようにリアルタイムで動画データを送信するアクションカメラやセキュリティIPカメラは存在しており、simを搭載せずにスマホやルーターなどを経由してデータや警報を送信するシステムとなっています。

■ やはり最強のイタズラ対策は本物の赤外線IPカメラ

似たようなカメラ類にこう言ったシステムが搭載されていますので、売れるかどうかは別として技術的にはそれほど難しい事ではないかと思います。

まあ、通信面に関しては別途WiFiルーターなどの契約が必要となりますし、ドライブレコーダーと合わせてルーターにも電力を供給しなければならないので、電源の確保の面でのハードルは高いのですが、それでもそう言ったものがあれば欲しいという方は少なくともいるのではないかと思いますね。

因みに過去に私が単身赴任していた際に、夜間にランエボ10にカラーコーンを乗せられていたり、醤油を掛けられるというイタズラに悩まされていたことがありました。

こんな感じのイメージで(笑)

こう言ったイタズラに対してはLED付きのドラレコなども有効ではありますが、当時はそんなモデルが見つかりませんでしたし、普通にサラリーマンをしていたのでじっくり対策を練る事も出来ませんでしたが、このようなケースではクラウド対応のドラレコが非常に有効であると思いますね。

どこかのメーカーから販売されるようなら熱烈におすすめします。

(編集長 Omi)

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