こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
先日ユピテルの2カメラドライブレコーダー第五世代の実機レビューを掲載したばかりですが、ここ2~3日の間にいくつかの新製品が発表されています。
現時点では「SN-TW9700d」「SN-TW9700dp」「WDT610c」「Y-110c」「SN-TW70d」「SN-TW97c」の5つの販路違いの型番となっていますが、これらの製品の概要を見る限りどうやら第4世代と第五世代の間の特徴を持った4.5世代モデルと言えそうです。
「Y-110c」「SN-TW9700d」「SN-TW9700dp」「WDT610c」「SN-TW70d」「SN-TW97c」のスペック
これらの製品のスペックはこちらの表の通りです。
SN-TW9700d |
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21.03発売 |
フロント:1920×1080/28fps/HDR リア:1920×1080/28fps/HDR |
録画視野角 フロント:水平135° リア:水平130° |
LED信号対応 |
microSD付属16GB/最大128GB |
リアカメラケーブル9m |
GPS内蔵 |
フォーマット不要 |
駐車監視モード |
常時録画+衝撃検知/自動起動 タイムラプス+衝撃検知/手動起動 |
専用ケーブル OP-VMU01 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
カメラスペックやほとんどの仕様は第4世代の「SN-TW9600d」と同様で、唯一の違いがmicroSDカードのフォーマット不要機能が、第4世代では回数低減であったのに対して、4.5世代では第5世代と同じく完全なる不要、となっている点です。
・「SN-TW9500d」「SN-TW9500dp」「SN-TW79d」:第2世代
・「SN-TW81d」「SN-TW83d」:第3世代
・「SN-TW9600dp」「SN-TW9600d」「Y-200R」「SN-TW78d」「Y-100c」:第4世代
・「Y-110c」「SN-TW9700d」「SN-TW9700dp」「WDT610c」「SN-TW70d」「SN-TW97c」
:4.5世代
・「WDT700c」「SN-TW9900d」「Y-300C」「Y-300R」「Y-210R」:第5世代
ユピテルのドラレコは微々たる違いしかない製品を細かく刻んでモデルチェンジする上に、同じハードウェアでも販路別に最大で4つの型番が割り当てられるので非常に分かりにくいのですが、世代別の差異はこちらの通りとなっています。
1 | 2 | 3 | 4 | 4.5 | 5 | |
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microSD フォーマット | 必要 | 不要 | 回数低減 | 不要 | ||
駐車監視 | タイムラプス | タイムラプス 動体検知 |
||||
駐車監視 衝撃感度の個別設定 | × | 〇 | ||||
PCビュワー | TypeE | TypeN | TypeM | TypeP | ||
安全運転支援 | なし | ほぼあり | ||||
リアカメラケーブル | 極太デジタル | アナログ | 細アナログ |
microSDカードのフォーマット不要機能以外の面では第4世代と変わらず、私は第4世代のレビューの前に第5世代のレビューを実施していますので、今後第4世代のレビューをするつもりはありませんが、画質の面では第3世代に近いものではないかと予測しています。
※第5世代の画質が目に見える形で改善されたのは、韓国系の技術を反映させたからだと私は見ており、通常はこう言った部分に手が入った場合には再生ソフトウェアも合わせて変更されますし、録画ファイルの形式やフォーマット不要の方式を見る限り、第5世代はベースが韓国系の技術になっています。
なので、第5世代とその前までの世代では根幹の部分が完全に別物と言えるでしょう。
従ってユピテルのドラレコをを検討しているなら、最新規格の第5世代がおすすめです。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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