こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
アサヒリサーチのドライブレコダー、ドライブマンシリーズと言えば、警察車両や官公庁への納入の実績武器に、個人向けのドラレコとしてもマニアに人気のあったシリーズです。
ところが、アサヒリサーチはもともとBtoBを主戦場にしてきたメーカーであった為に、ここ数年はケンウッド・コムテック・ユピテル・セルスターなどのBtoCでの商品展開を基本とした大手メーカーの陰に隠れてしまい、個人向け市場では鳴りを潜めているように見受けられ、新製品の発表もありませんでした。
このような背景から久々に登場したのが、今回ご紹介する4K+OPリアカメラの2カメラモデル、「GP-4K」です。
4Kモデルは2年位前から中国メーカー製品が出回っており、2021年はユピテルからも4Kモデルが発売されています。
このような背景の中で登場した「GP-4K」ですが、一体どのゾーンを狙っているのでしょうか?
「GP-4K」のスペック
「GP-4K」のスペックはこちらの表の通りです。
Driveman GP-4K |
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21.0?発売 |
前:3840×2160/27.5fps 後:1920×1080/27.5fps(OP) |
録画視野角 フロント:水平110° リア:水平?? |
LED信号対応 |
SD付属??GB/最大128GB |
リアカメラケーブル9m |
GPS内蔵 |
駐車監視モード |
タイムラプス 1fps/5fps |
専用ケーブル 付属DCDC23 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
フロントカメラは800万画素のSONYセンサ―で4K録画、リアカメラはOP扱いでフルハイビジョン録画が可能との事ですがこちらの詳細は不明です。
フロントカメラの録画モードは4K/27.5fps、2.5K/27.5fps、FULL HD/55fpsとの事ですので、景色撮影向けの2.5K/60fpsがサポートされていない点が残念に感じられます。
また、本機はアサヒリサーチの製品としては珍しいWiFi対応となっていますが、アプリは専用ではなく汎用のものを使用する模様です。
最近の中国メーカーでスタンダードになっている保存形式のTSファイルの採用と言い、中国生産背景の色が強く出ているように感じました。
駐車監視について
駐車監視については3芯ケーブルを使用した、1fps/5fpsのタイムラプスモードがサポートされており、最大で24時間までの連続監視が可能となっています。
他社製品と比べると5fpsのタイムラプスモードは良いのですが、最大24時間の上限が駐車監視モデルとしては中途半端な気がしますね。
まとめ
以上、アサヒリサーチの「GP-4K」についてご紹介しました。
ざっくりとした印象は、BtoBの匂いが強いデザインに個人向けを狙った4K高解像度、しかしながら景色撮影向けでもく、駐車監視向けモデルとしてはタイマー上限時間が短いという、最近のドラレコ情勢のマーケティングが不十分な企画であると感じてます。
ドラレコ紀元前の売れ筋モデルを単純に4K化しただけのモデルのような気がしますね?
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