アルパインから初のセパレートタイプの2カメラドライブレコーダー「DVR-C02R」が発売されています。
主な仕様については単体モデルの「DVR-C02S」と同様ですが、アルパインのブランド戦略から考えられるユーザー層には2カメラモデルである「DVR-C02R」が本命です。
あくまでもアルパインカーナビと連動させる前提であればですが、2カメラドラレコとして必要最低限の機能は揃っている印象ではあるので、アルパインユーザーは検討してみるべきでしょう。
「DVR-C02R」のスペックと特徴
「DVR-C02R」のスペックは以下の表の通りです。
DVR-C02R |
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19.04発売 |
フロント:1920×1080/27fps リア:1280×720/30fps |
LED信号対応(フロントのみ) |
録画視野角 フロント:水平121° リア:水平106° |
microSD付属32GB |
microSD最大64GB |
microSDフォーマット不要 |
GPS内蔵?またはカーナビ依存? |
駐車監視 |
動体検知+衝撃検知 |
専用ケーブル付属 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
アルパインの2カメラドラレコは2017年に1筐体2レンズで車内撮影向けの「DVR-C01W」が発売されていますが、フロント筐体部分は「DVR-C01W」をベースに録画方式をファイルの断片化を防ぐTATに変更した事でフォーマット不要機能が追加されています。
録画解像度はフロントが200万画素のフルハイビジョン、リアは100万画素のハイビジョンですが、視野角はフロント水平121°、リアが水平106°と概ね一般的な2カメラドラレコの平均値をオーバーしていますので、2カメラドラレコとしての性能面でも悪くはないと思います。
※ただし、白飛び耐性や夜間の明るさは大した事はないと思いますので、性能重視の場合には最新の画質特化モデルを選んだ方が良いと思いますが。
操作系とカーナビ連動機能について
本機は液晶なしの筐体の為、同社のカーナビと連動させない限り設定の変更やカメラの角度調整が出来ません。
カーナビとは映像入力ケーブルとリモコンケーブル(IN/OUT)の3つとなっていますが、カーナビに映像を出力する他は安全運転警報のテロップ表示を行うのみとなっており、操作系はタッチパネルでは行えないようですので付属のリモコンを使用する必要があります。
駐車監視の仕様について
駐車監視については動体検知・衝撃検知での録画になり、エンジンのON/OFFに連動する模様です。(専用の常時ケーブルは付属)
ただし、録画されるのはフロントのみと注意書きがありますので、駐車監視を検討しているユーザーは避けた方が良いかも知れませんね。
まとめ
現時点で判明している情報は少ないものの、本機は録画視野角の面では2カメラドラレコの標準値をクリアしていますし、価格もそれほど高くはなく、microSDカードのフォーマット不要機能も搭載しています。
従ってナンバー認識精度や夜間の明るさにそれほどこだわらず、駐車監視をしないユーザーであればアルパインのカーナビと合わせて設置するのもアリかとは思います。
ただし、絶対的な性能や利便性を追求するのであれば他社の2カメラモデルを検討した方が良いでしょう。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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