ドライブレコーダー用の駐車監視ケーブルは原則としてメーカー固有のモデル専用品を使用するのが基本ですが、出力部分の規格である5V/12V、DCプラグ/カプラー/miniUSB/microUSBなどの種類さえ間違わなければ、他社のケーブルが流用可能であったりする事が多いです。

また、そもそも動体検知モードなどを搭載していても駐車監視用のケーブルを販売していないメーカーもあり、これらのモデルでタイマー管理を行うには他社のケーブルを流用する必要があります。

今回は以前amazonで発見した、汎用性の高いminiUSB端子の駐車監視タイマーケーブル「CAB-DVR03」をMAXWINさんよりご提供頂きましたので、製品の特徴、通常の使用方法、応用方法などについてご説明します。(MAXWINのドラレコ用に販売している側面もありますが、完全な専用の扱いではなさそうです)

「CAB-DVR03」の出力規格

日本のドラレコの入力規格は、韓国系の技術の流れを組むコムテックやセルスターが12VのDCプラグまたはカプラー、それ以外のメーカーは5VのminiUSBやmicroUSBの規格を採用しているモデルがほとんどです。

大手のメーカーだとケンウッドやユピテルが自社のminiUSB規格モデル対応のタイマーケーブルを販売しており、これらのケーブルも他社製品への流用が容易ではあるのですが、価格がそこそこ高かったり、miniUSBのL字コネクタの向きが逆になってしまう可能性もあります。

「CAB-DVR03」はこれらと同様の5V/miniUSBの出力規格で、内部で車両から入力された12Vの電圧を5Vに降圧して出力する仕様で、miniUSBの端子部分は汎用性を重視したストレート構造となっています。

以下、左側がL字のケンウッド「CA-DR150」、右が「CAB-DVR03」です。

「CAB-DVR03」の機能

「CAB-DVR03」の機能は以下の2つとなります。

①駐車中の出力電力のタイマー管理機能

②バッテリー上がり防止の為の指定電圧での電流カットオフ機能

タイマー管理機能

タイマー管理についてはメーカーによって時間の区切りが様々ですが、miniUSBタイプのケーブルではケンウッド・ユピテル・MAXWINの製品ではそれぞれ以下の通りとなります。

ケンウッド「CA-DR150」~(6時間・12時間・24時間)

ユピテル「OP-VMU01」~(30分・1時間・2時間・3時間・4時間・6時間・12時間)

③MAXWIN「CAB-DVR03」~(10秒・1時間・2時間・4時間・6時間・8時間・12時間・無制限)

 

※ユピテルのケーブルはminiUSBの変圧ケーブル部分は別売になります。

ケンウッドは最低で6時間の為、細かい時間指定が出来ず、逆にユピテルは12時間を超える給電が出来ない点が難点となりますが、MAXWINの「CAB-DVR03」については細かい刻みと時間無制限の監視が可能な点が魅力ですね。

なお、カットオフ電圧に関しては、11.6V・11.8V・12.0V・12.2Vとなります。(24V車にも使用可能)

「CAB-DVR03」のデザインとセット内容

「CAB-DVR03」は紙の説明書は付属しませんので、タイマーケーブル単体での梱包になります。

なお、説明書に関しては箱にQRコードがプリントされていますので、そちらから閲覧・ダウンロードする事が可能です。

■ 「CAB-DVR03」取扱説明書

なお、一度設置してしまえば本体表面にもスイッチの設定等が記載されていますので、説明書はほとんど見ないかと思います。

タイマー設定以外の仕様はケンウッドの「CA-DR150」とほとんど同等となっており、①赤・②黄・③黒の3芯ケーブルのうち、①赤・②黄のケーブルは二又に分岐されています。(トータルで12V/2Aまでですので、通常のドラレコであれば2台は余裕で駆動させられます)

なお、「CAB-DVR03」にはディップスイッチ以外の電源スイッチはありませんので、駐車監視をしない場合にはディップスイッチの1番目をオフにする必要がありますが、スイッチが小さいのでドラレコ側で電源オフ操作をした方が良いように思います。

「CAB-DVR03」の取付手順

「CAB-DVR03」の取り付け手順は通常の3芯ケーブルと同様に、①赤をACC系統のヒューズ、②黄色を常時系統のヒューズ、③黒を車体アースに落とします。

ヒューズケーブルの選び方や電源の取り出し方については、こちらの記事で説明してます。

■ 駐車監視に使用する常時電源ケーブルを使用する場合

車両側との接続が完了したら、miniUSB端子をドラレコに挿すだけです。

ドラレコ側の電源ポートが側面ではなく上面にあるものの方が見た目のスッキリ感は出ますね。

「CAB-DVR03」の外部電源との接続

今回は応用編でドラレコ用外部電源の「UPS300」に「CAB-DVR03」を接続して運用してみました。

ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー 「UPS300」の使い方

「CAB-DVR03」と「UPS300」以外に用意するものは以下のエーモンのシガープラグとなります。

キボシ処理が必要になる場合には電工ペンチも必要です。

接続手順は以下の通りです。

①「CAB-DVR03」のクワ型端子を切断して、メスのキボシ端子を取り付ける

キボシ処理の方法は以下のエーモンの動画が分かり易くておすすめです。

②エーモンのシガープラグをキボシ処理する

スイッチ付き「1538」、スイッチなし「1536」の+-ケーブルをキボシ処理します。

黒線が「」でオスのキボシ、白のラインがある方が「+」でメスのキボシを使用します。

③「UPS300」の「パックアップ出力」のポートにスイッチ付きの「1538」を挿し込みます。

④「1538」の白のラインがある「+」線に「CAB-DVR03」の黄色線、「1538」の黒線に「CAB-DVR03」の黒線を接続します。

⑤「UPS300」の「パススルー」のポートにスイッチなしの「1536」を挿し込みます。

⑥「1536」の白のラインがある「+」線に「CAB-DVR03」の赤線を接続します。

⑦「1536」の黒線は使用しませんので、メスのキボシカバーなどで保護しておくと見た目が綺麗になります。(他のケーブルの絶縁が出来ていればそのままでもOK)

⑧以下、完成図です。

この状態で「UPS300」の裏面のバックアップ出力スイッチはON、表の「1538」のスイッチもONであれば、エンジンOFFで「CAB-DVR03」のタイマーのカウントが開始されます。

エンジンオフの際に「UPS300」の裏面のバックアップ出力スイッチがOFFの状態だと「CAB-DVR03」には給電はされません。

また、エンジンのオン・オフに関わらず「1538」のスイッチをOFFにする事で、強制的に「CAB-DVR03」への給電が遮断されます。

 

運用方法は以下の2通りです。

①「UPS300」の裏面スイッチは常にON、駐車監視をしない時だけ「1538」のスイッチをOFFにする→次回車に乗る際には「1538」のスイッチをONにする

②「UPS300」の裏面スイッチは常にOFF、駐車監視をする時だけONにし、自宅に戻ったら再度OFFにする

「CAB-DVR03」のまとめ

以上、「CAB-DVR03」の仕様と接続方法についてご説明しました。

「CAB-DVR03」は価格的に他社のケーブルより2ランクくらい安いですし、スイッチが小さくて操作しにくいと言うデメリットはあるものの、タイマーの刻みが実用的なのが特長です。

miniUSBケーブルのドラレコをタイマー管理したい方は、検討してみては如何でしょうか?

なお、ユピテルのドラレコはminiUSBタイプが多いですが、純正の変圧ケーブル以外を使用すると不具合が出易いので、ユピテル製品には純正のものがおすすめです。

それ以外に関しては、基本は問題なかろうと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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